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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 181~200 10/14ページ
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| 2つの話が収録されているが、どちらも人間と人間でない者が出会う場所について書かれている。人間のずるい部分を感じるが、読後はそれでも人間が好きだと思った。ヒャー!という怖さはなく、初期のゲゲゲの鬼太郎のような世界観の物語である。 | ||||
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| この人が書くことについてどのような修練を積んできたのかは知らない。 ただ、書く(妄想をつづる)ということについて 天賦の才があることは間違いないと思う。 説教節における物語の展開的なものについての知識があるのかどうかは知らないが、 もし知らずに書いていたとすると語り部としての才能には正直驚くべきものがある。 しかし、これってホラーなの? 私自身は表題作より「風の古道」の世界に浸った。書き下ろしということにびっくりしたが、いくらなんでも書きためていた作品と思う。 もし、いきなり「風の古道」を書き下ろしていたとするなら、 それは恐るべきことだ。 この後、「雷の季節の終わりに」「秋の牢獄」と一気に読んだ。 この人の作品は、“世界”の中に浸ることが心地いい読み物だと思う。 すばらしい作家になると思う。 ここから、彼の作品を発表順に読んでいっている。 | ||||
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| 大きく評価が分かれるポイントは、ここでしょうね。 短編でデビュー作ということもあり、 後半の駆け足感、少々起伏に欠ける点を除いては 大多数の方に支持されるであろう、夜市と風の古道の2編。 自分は、ファンタジー色の濃いお話は割りと苦手にちかいタイプなんですが この話では、文章に目を通すと、自然と頭の中で場面場面が構成されるんですね。 誰にでもわかり易い言葉の選び方と、さして努力せずとも無意識的に浮かんでくる シーンの数々。 映画館のスクリーンで鑑賞しているかのような、気持ちいい感じがしました。 プラス、雰囲気作りも合格で、ほんとうにあるかも?と思わせる技量に驚嘆です。 それと、夜市と風の古道に共通する点で ご都合主義で物語を締めくくらず、「その世界にはその世界のルールがあるんだぞ」という 設定がしっかり生かされることでエンディングの何とも切ない余韻が 心をキッチリ掴んで離しません。 そよ風のように静けさ漂う本でした。 次の長編では、どんな異世界に誘ってくれるのか、ドキドキします。 | ||||
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| 「夜市」、「風の古道」の2つの中編を収めた作品。 「夜市」は、異界の「何でも市」に迷い込んだ兄弟の運命を、幻想的な雰囲気と巧緻な構成で描いた傑作。この市では不治の病用の薬のような実用品の他、夢、才能、教養、希望、絶望、信頼、裏切り、悔恨、復讐、愛憎、責任、諦観と何でも扱っている。作品の意匠とは別に、自分にとって大切な物とは何かを考えさせる作品でもある。また、不思議な郷愁を覚えさせる作品でもある。 「風の古道」は、死霊の道に入り込んだ少年とその古道で産まれた青年の道行きを描きながら、ある因果譚と世界観を綴ったもの。さりげない話から入り、次第に緊迫感を増して絵解きされて行く構成が巧み。人生とは、迷路を永遠に歩いて行くようなもの、と言った印象を受ける。 何れの作品も独特の世界観と巧緻な構成力が光る。異能の作家の登場と言うべきで、これからの活躍が楽しみである。 | ||||
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| たぶん、普通に本屋に並んでいても、きっと見過ごしてしまうだろう 地味目な表紙とタイトル。 評判が良いので、手が伸びた。 …というより、探して購入した。 結果、読んで正解。 とにかく、文体が読み易い。 そして、導入が上手い。 蝙蝠が夜市?ここで、いきなり引きこまれる。 導入に反して、奇をてらうようでもなく、静かに淡々と進む。 そして、いつのまにかこの不思議な異次元世界へハマってるのだ。 皆さんのレビューにあるように、ファンタジーの世界。 ホラー文庫だから、ダーク・ファンタジーになるのかな? タイトルの「夜市」は、オチが半分わかったような気になって読んでたら 全然思いもよらない展開になり 先が読めた気がした自分が恥ずかしくさえ思えた。 「風の古道」という、もう1篇。 これも夜市と系統は似ているけど、また違った意味で楽しめた。 子供の頃に、道に迷った記憶が蘇り、懐かしいような不思議な気持ちに させてくれた。 この哀しくて、綺麗で、面白い本に出合えて 素直に嬉しいと思える。 読み終えて、しばし余韻に浸れるホラーなんて そうそうあるもんじゃない。 | ||||
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| 発想と設定が素晴らし過ぎる。俺の頭をいくら捻ってもこんなん出て来ない。 これがまたデビュー作と言うのだから末恐ろしい。 独特で幻想的な雰囲気に引き込まれます。 夜市も良いが、風の古道の方が個人的には好みです。終わり方が美し過ぎる。 二作目も良かったし、素晴らしい作家が出て来てくれて嬉しい限りですね。 | ||||
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| 日本ホラー小説大賞受賞作ですが怖くありません。それが個人的によかったです。怖いの苦手なので(汗) 自分もそうなのですが読書慣れしていない人でも気軽に読めると思います。わかりやすく短くまとめている文章だと思いました。 逆に活字中毒な方とかですと作中の文章量が少し物足りなく感じるかもしれません。 この作品は『夜市』と『風の古道』という中編小説が2遍つづられています。感想としましては、小説としては夜市のほうが完成度が高く、好感をもてたのは風の古道といった感じでした。どちらも甲乙つけがたい出来栄えです。 興味がある方は一度手にとってみても損はないと思います。 | ||||
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| タイトルの【夜市】も良いのですが、所収されている【風の古道】もなかなか。むしろこちらの方がレベルが上のものに思えます。どちらもモロにホラーと言う感じではなく、幽玄や寂寥といった独特の雰囲気をかもし出しています。 どちらも共通しているのは、現実の世界と隔てられた知る人ぞ知る異形の世界に足を踏み入れる。と言う事です。ま、簡単に言ってしまうと【千と千尋の神隠し】の様な感じです。あんなにコミカルではありませんが、あくまでもスタンスが似ているという感じです。しかもこの二作品は異形の世界の何処かでシンクロしているらしい表現がありました。 【夜市】は夜市を中心にして複数の世界と繋がっているという構造でした。そして、それ無しには後半のストーリー展開はありあえないとも思えました。 【風の古道】は現実世界のど真ん中に平行して網の目のように膨大に広がっていく道という構造でした。こちらの物語は複数の伏線が絡み合って一つの物語を形成しています。 本当に以前から気に成っていた作品だったので、偶然手に入れてから食い入るように読み、あっという間でした。何故、以前から気になり欲していたのか私にもよく分かりませんが、上手い事まとめられた商品説明と、この本に対する評価、そしていかにも幽玄そうな表紙。それらの組み合わせが作用して、私をこの本に巡り合わせたのだと思います。とても良い本でした。この作家の本を他にも読んでみたいと思いました。 なお表題作は 【第12回(2005年)日本ホラー小説大賞】受賞作。 | ||||
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| どこか世界のすみっこで行われる夜市。そのときは様々な世界が重なりあい、商人たちがあやしい笑みを浮かべながら買い手を待っている。 夜市が行われるのを知ることができるのは限られた人間だけ。 そこに迷いこめば買い物をしなくては帰ることができない。 まるで光を絞られた世界をみているよう。いろんなものが鮮明に見えて、手触りまで感じられそうな。 でも、異界。だから触れてはいけない。かかわってはいけない。 そこにあるのに見つけられない。とても心がざわつく。 表題の夜市は悲しい。ずっと苦しかったんだろうなと思ったり。つないだ手を離したときのさみしさが伝わってくるような。 とても惹かれた本です。 自分の想像する世界を人に伝えるのがすごく上手いと思いました。 文章を読んでいるのに映像を見ているようでした。 | ||||
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| 背景は、見たこともない夢の中。しかし、どこか通ったことのある懐かしい風景画の途中。 誰かと「本気で」何かを交換したことがあるだろうか? 仮面ライダー・カードだったり虫キングだったり。目に見える・所有するモノばかり。 この物語の背景は、まさしくノンジャンル。 ノスタルジーに汚れた大人を空しく重ねてみたければそっとふれてみるといい。 この本の2作目にある「風の古道」も、世田谷だったり田園調布本町だったり想起するシーンは、 ともかく身震いがするほど10代。 少年で、果てしないイマジネーション。 もしもこの作家に巡り合うことができても、無言の称賛がすべて。 しょうもない「つくった」ストーリーにミステリーなどお感じの皆様。 この作品のあとこうして「何か」書くことができれば、それもよし。 それほど「すごく」残ります。 | ||||
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| 私自身、現実と幻想の間を駆ける作品は大好きなので、この作品に出会えたこと、恒川光太郎さんを知ったことを幸せに思います。 自分もこんな世界に一度でいいから行ってみたい!と思わせる作品だと思います。(夜市には行きたくないけど笑) 休日なんかのゆっくりした時に読むのに最適です。是非! | ||||
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| 残虐な描写や読後感の悪さはありません。 不思議+ホラー+懐かしさ+和風 漫画の「虫(虫が3つ並んだ字)師」あたりが好きな方におすすめ。 | ||||
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| 多数小説を読んできましたが、ホラー小説は初めてでした。 読む前は一つ目小僧やロクロ首が出てくるような事をイメージし あまり期待せず冷やかし半分で読み始めたのですが・・・ 読み出したら止まらず、悲しさと美しさを併せ持つ 凡人では考えられないストーリー展開でした。 ズバリ!切なくて美しい読み応えのある傑作です。 | ||||
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| 夏の気配を色濃く感じるお話でした。 忘れてしまった秘密めいた過去や、夏休み。 後戻りの出来ない世界であったとしても、連れて行かれたいと思うのはどうしてでしょう。 夜市に迷い込んでしまったら何を願うだろう、そして失ってしまうのだろう。 風の古道に入り込んでしまうことがあれば、元の世界に戻って来たいと願うだろうか。 本を読み終えた後も、ずっと「もしも」の時のことを考えてしまう意味で怖く恐ろしい本です。 | ||||
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| 美しく、幻想的でかつ残酷な物語です。 語られない細部を想像すると闇がさらに濃く感じられるようでした。 理想郷と異世界をこれだけ見事に描き切って最後にあっと言わせてくれる。 この筆者だけの世界にずっと怖いけれど浸っていたいと思いました。 | ||||
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| これはホラーだろうか? 読み終わったあとに残るのは恐怖よりも清涼感に近いものだった。 「夜市には3度しか行くことができない」 これは強烈だ。 人はこのチャンスを生かすことができるのか? 夜市は,余市で開かれているのかもしれない。そこには良い血が流れているのかもしれない。 でも,できることなら行かなくてすむように生きていきたいのだ。 | ||||
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| 著者が繰り広げる不思議な世界での 出来事や、そこで登場人物が感じる 恐怖感や罪悪感は、そんな経験は したはずがないのに、どこか 「根っこ」のほうで身に覚えが あるような気がしてしまう。 だから・・・・怖くて、面白い。 | ||||
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| 著者が繰り広げる不思議な世界での 出来事や、そこで登場人物が感じる 恐怖感や罪悪感は、そんな経験は したはずがないのに、どこか 「根っこ」のほうで身に覚えが あるような気がしてしまう。 だから・・・・怖くて、面白い。 | ||||
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| 2005年、第12回ホラー小説大賞を受賞した「夜市(よいち)」と、「風の古道(こどう)」、二つの中篇を収めた一冊。 両作品とも、普段は見えないし行くこともかなわないけれど、この世界と隣り合わせに存在している場所を舞台に、話が進んでいきます。幽明のあわいのエアポケット的空間に引っ張り込まれて、ふと気がついたら、ゆらゆらとたゆたう蜃気楼の世界を旅していた、みたいな・・・。作品のそんな空気感を感じましたね。 この世ならぬ妖しい売り買いがそこでは行われている夜市と、ドラえもんのどこでもドアをつないでいる目に見えない通路みたいな古道。長いこと離れていた故郷に久しぶりに帰った感じ、とでも言ったらいいかな。不思議になつかしい気持ちに誘われました。 殊に、その世界独自のルール設定が、作品世界の魅力をいや増している表題作「夜市」が面白かった。百鬼夜行の化け物が跳梁し、店主を務めたりしている夜市の雰囲気は、昔読んだ諸星大二郎の怪奇コミック『諸怪志異(三) 鬼市』の「鬼市(きし)」に通じるものがありました。 表紙カバーの中で泳ぐ三匹の金魚が、本書の風情に錦上花を添えているのもいいですね。印象的なこの装丁は、片岡忠彦。 | ||||
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| ホワホワいいよ、これは不思議なホラー小説だと思います。 ホラー小説でありながら、幻想的で、ほんわりした不思議さを感じる本である。 もう一つの話である、風の古道は確かに千と千尋のような物語でもある。しかし、千と千尋のように主人公の少年が物語を通して成長していったとはいえなく、頑張ったのに報われない不条理さがある。 話の構成も無駄がなく、この幻想的な感じを保てたのはすごいと思います。 | ||||
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