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旋舞の千年都市
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旋舞の千年都市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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上巻からのトーンが続く。私の読解力がないのか、期待以上の大きな盛り上がりもなく、結末を迎えた。近未来のトルコを舞台にしているので、エキゾチックなSFとして読める。二段組の長編作品であり、登場人物が多いので下巻も読むのに苦労した。苦戦したことが悔しいが、自分との相性が悪かったのだろう。 | ||||
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自爆テロ、蜜人、人体のコンピュータ化、天然ガス・・・。他にもキーワードになるものがあった気がするが、まあ様々なアイテムが登場する。物語の舞台は未来のトルコ。ヨーロッパとアジアが出会う場所で、様々な人々が物語を展開する。上巻ではそれぞれ独立したアイテムのような感じだが、下巻では気持ちよくまとまるのだろうか。登場人物が多く、場面切り替えも多いので、気を付けないと自分はどの場所にいるのか迷子になるが、上巻では我慢するしかなさそうだ。下巻の盛り上がりに期待。 | ||||
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やはり登場人物の関係で乗りきれないまま読了。主要人物は三人でもよかったのでは?都市の魅力は伝わるが、チャイナ・ミエヴェルのほうが都市小説はうまいと思う。なんだか自分がバカになったような気分がする。同じ気分にさせられた酉島伝法があとがき書いているので、俺には合わない小説だったのだと開き直りました。 | ||||
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せっかくの近未来のイスタンブールの情景が、登場人物を追うのに気がいってしまい、乗りきれないまま前半終了。出版社は分冊にしたってことは、後半面白くなる自信があるからか?ちょっとくじけそう。 | ||||
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アジアとヨーロッパの狭間のトルコのそうは遠くない近未来のちゃんこ鍋のお話。 ということなのかな? 現代でさえ混沌状態のトルコが政治、経済、学問、文化、歴史、風俗、宗教、最先端技術、 謀略犯罪、老若男女、をごっちゃごっちゃに混ぜあわせて1週間ぐらい煮込んでみました。 さて何味になったのでしょうか?美味しいの不味いの?答えは読者によって全然違うはず。 登場人物が多くて訳が判らん言葉も出てくるし、節は突拍子もなく飛んでいくし こりゃあ読了できませんよ、あなた。数ページ読んで挫折しましたねえ、あたしは。 違う!混沌の中に深い洞察と精緻な知識、様々な目的を持ってうごめく登場人物達の 境遇は現代社会へのしっかりとした問題定義が根底にある。 じっくり時間をかけて集中して何度も読むべきですよ! とこんな感じに別れるでしょうねえ。私は後者側でした。 歴史に残る魔書「皆勤の徒」を書きあげた酉島伝法の解説の通り、こりゃあトルコに行かないと 実感が湧かないんじゃないの?という感じも否めないのですが、1回読んだだけではこの世界は 到底理解できません。だって状況、場面を頭の中で想像できないんですから。 通勤途中にペラペラ読む作品ではなくて、休日に時間をかけてゆっくり読まないといけません。 何度も何度もね。で、いびつながらも自分なりの空想世界を作っていく。 そして自分が登場人物になり変わってその世界を駆け回ってみる。 そうするごとに新たな発見や意義が見つかって、稀に見る才能の作者の実力に 感服することになる。そんな作品ですねえ。 アンダーワールドUSAに続き本書、そしてお次は「ペルディード・ストリート・ステーション」、 「百年の孤独」あたりに触手を伸ばそうとする私なのでした。 | ||||
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いまいちストーリーに統一感とメリハリが乏しく、上下巻がんばって読んだのにこれだけという期待を満たされなかった恨めしさが残った。 主人公はイスタンブール?。いや違うでしょう、これはSFだよね。SFとしての感動が希薄でした。 | ||||
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自爆テロが起こり、そこにいた6人の人生が微妙に変わり・・・というお話。 冒頭のテロに遭遇した各登場人物がそれぞれ自ら抱える問題を解決しようという群像劇風に展開するSF小説。各登場人物の抱える問題も奇抜でエキセントリックで面白いし、その過程で右往左往する登場人物とその関係者の人間模様も面白く、また、近未来のトルコの首都イスタンブールの雑踏も活気に満ちていて読み応えがあり、文句なく楽しめました。 が、(とここからは私個人の読後感なので読まないでもいいですが)このアジアやヨーロッパやアメリカや中東の混淆する近未来的イメージや、そこに投入されるサイバーパンク以降のナノテク用語の奔流、「ブレードランナー」や「ニューロマンサー」のイメージから脱却できていないで安定して安心して読める所が、常に未来を見据えて進化し続ける文学のSFというジャンルとしては問題なのではないかと思ったのも事実です。そろそろ22世紀を見つめた摩擦や刺激の多い問題作が書かれてもいいのではないかと思いましたがどうでしょうか・・・(私が知らないだけで書かれているかもしれませんが)。 上記は私の私見なので無視して結構で近未来SFとしたは十分良く出来て面白い作品でした。☆は4・5くらい(四捨五入で)。機会があったら是非。 | ||||
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今より一部の科学技術が発展した近未来のイスタンブールが舞台。街中で起きたテロを契機に六人の主人公が辿る5日間の物語。 テロを目撃した直後からジンが見える様に成り宗教心に目覚める男、心臓が弱く大きな音を聞いただけで危険と云うハンデを持つ反面、優れた頭脳を持ち蛇などの動物の形をしたロボットを操り事件を追う少年、少年と顔見知りでとある事情から世を捨てたものの街の安全に係る事に成る老経済学者、ビジネス界の裏に暗躍する四人の大物のうちの一人、その妻で美術品の探索に辣腕を振るう美術商、経済界で一旗上げようとする若き女性トレーダー。それぞれが僅かずつ接点を持ちながら並行して六つの物語が進む。 イスタンブールを舞台にしながらファンタスティック・フォーの話が出て来るのに想わずニヤリとさせられた。 | ||||
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六つの話は幾つかが少しずつ交じり合いながら進む。青年の見るジンの正体も明らかに成り、全ては収まるべき所に収まる。それぞれの主人公が迎えるハッピーエンド。作者は事件を描くのではなく未来のイスタンブールを描きたかったのだろう。テロ組織については一応軸とは成っているもののこの物語の中ではさほど重要では無いのだろう。 最後に・・・ハンナバーベラの「大魔王シャザーン」のくだりは嬉しかった。多分アメリカでも多くの読者は此処で手を叩いたのでは無いだろうか。 | ||||
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