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代償
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代償の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全150件 1~20 1/8ページ
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さすが伊岡瞬 安定のクオリティ もう10年くらい前に出た本ですが、面白いものは面白い 対照的な2人が主人公で、正直どちらに対してもイラッとする感じがずっと続いて、最後にはスカッとするんだろうなと読み続けさせられます いくつかのなぞを引っ張りながら、それはなになに?と思わされ次は次へと読まされます 最後はそれなりの結末を迎えますが、思ったほどスカッとはしませんでしたが、面白かったです | ||||
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読み始めてすぐに「これは面白いぞ!」と感じ、前半は興奮して読み進めた。 敵役をどのように追い詰めて「代償」を支払わせるのかと楽しみにしていたが後半はダラダラとした展開が続き、肝心の「代償」もイマイチ物足りないと感じた。 前半☆5 後半☆1.5 総合☆3 | ||||
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面白すぎる。 エログロシーンの直接的な描写がないのもよかった。 そういうシーンをやたら高い解像度で描きたがる作家さん少なくないですからね。 恐怖や憎しみはもちろんですが、切なさやときめきや感動(?)などすべての感情を味わえた気がします。 美香さんが亡くなってしまったのはショックでしたが... | ||||
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達也のサイコパスさや道子のグロテスクさが秀抜で恐ろしい世界にぐんぐん引き込まれました。圭輔があまりにも小心者でヘタレでちょっとイライラします が、それがこれだけ悲惨な目に遭った人のリアルな人格形成なのでしょう。 こんな悪そのもののような人間が本当にいるのであれば、できるだけ関わりにならずに生きていけることを祈るしかありません。 | ||||
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何回読んでも凄くストーリーです。 | ||||
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とても奥深い内容でしたがすんなりと読破出来ました。お勧めの一冊です。 | ||||
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二部構成になっている本書、一部での不幸な子供時代の描写はだいぶ悲惨なもの で目を背けたくなる程です。そんな過酷な経験をした少年がこの先どうなってし まうのか?という興味により正に読むのを止められないくらい没頭しました。 現実世界で起きた凶悪事件の例を見てもわかる通り、物語の中心となる達也の造 形も今ではテンプレ的なものではありますが、世の中にはこのような人間がいく らでもいて、身近に潜んでいるのかもしれないと考えるとやはりゾっとします。 ただ二部の法廷劇になると温度差を感じました。色々あって、過去の事件の証拠 を集めたり推理をしたりするのですが、そんな取って付けたような謎解き要素は いらなかったし、終盤の展開も駆け足での辻褄合わせに見えてしまいました。 主人公が弁護士になった理由もよくわからず、何事に対してもあまりに受け身で 感情に乏しいため魅力が感じられません。一部であれだけの過去が描かれた主人 公が、強い意思で物語を引っ張っていかないとダメなのではないかと思います。 とはいえテンポ良く一気読みさせる勢いと、興味を惹かれる設定は捨て難い所で もあります。貴志祐介「黒い家」や高田侑「汚れた檻」のような、関わってはい けない人間と関わってしまった事による恐怖や絶望を求める方にはお薦めです。 | ||||
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久々にサスペンスミステリーを読んでみることにした。タイトルに「代償」とある通り、「代償」を払わされるべきと思われる人物が、早速、登場するのである。達也である。達也の継母の道子も悪だが、達也のサイコパス度とは次元が違う小者感を拭おうとしても拭い切れないのである。達也みたいな狡猾で、自分の手は決して汚さないタイプの人間が、如何に「代償」を払わされるのか?ハラハラしてページを捲る手が止まらない。終盤に、「達也は、人間が味わう最も激しい苦痛のひとつとさえ言われる、急性パラコート中毒で数日間生死の境をさまよった。」とサラリと書いてある。達也は、人間が味わう最も激しい苦痛のひとつとさえ言われる「代償」を払わされたのである。これで読者の溜飲が下がる筈もなく、唯々、暗澹たる気持ちが、読後に残っただけだった。この作品も、後味の悪い嫌なミステリー、通称「嫌ミス」の典型なのだろうか。 | ||||
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読後感が良いとは言えないが、全体を通して文章が読みやすく、文字を脳内で映像化しやすい。この小説でインパクトを与える人物がたつやであるのは間違いない。 憎むべき相手ではあるが、たつやなくして、この話は成立しないし、面白いものにはならない。 井岡作品には必ず1人は物凄いキャラクターが登場する。サトウミサキしかり、オリオリカコしかり。 だが、やはりこの作品のたつやがダントツでインパクトがあると思う。 もちろん賛否両論ありまくる作品であることはわかってはいる。それでもやはり面白い作品だと自分は思います。 | ||||
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読んでる最中は終始嫌な気持ちになりましたが、きっとでかい代償を払わせられるのだと思って最後までよみました。しかし・・・。でかい代償であることには違いないのですが、その描写はめちゃくちゃあっさりしててつまらなかったです。ざまあ系を期待していた自分としてはクソですね。 | ||||
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イライラや胸糞描写も後々の復讐劇に爽快感を味わえるから嫌いではないけど、この設定にしては肝心の部分が欠けている気がする。 主人公のいつか這い上がってみせる、という強い信念や原動力となるような怒り。それを暴力ではなく弁護士という主人公のやり方で代償を払わせる。そういうストーリーを期待した。 たまたま達也が強盗の容疑で捕まっていて向こうから弁護人に指名され、特に大した理由もなく、成り行きで弁護を引き受ける。 代償と名のつく本なのだからそれなりの復讐劇を期待するのに、2部の始まりがこんなかんじで少しがっかり。 もっと主人公にはギラギラとした、でも心の奥深くでだけ静かに燃やす復讐心を宿らせて欲しかった。(なぜかこの人から全く怒りを感じないのです) 本を読むときは主人公と自分を重ねて感情移入するものだけど、最後まで自分とこの主人公が噛み合わなかった。 長い間自尊心を持たせてもらえず感情を殺して生きてきたからこういう感じ方や性格になる。というのは分からなくもないけど、そんな人が弁護士になんてなれるのだろうか。どこかのタイミングでそんな部分は克服して生まれ変わっているべきだったんじゃないだろうか。2部でも同じ性格で、「頑張って這い上がったんだね」という思いが湧いてこないし時の流れも感じさせない。 あと、自分の人生の代償を払わせる、ということなはずなのに、体を張って主体で行動を起こしてるのは友人だっていうのもどうなんでしょう。その友人すらいなければまたどうせ諦めてうじうじして終わったのかと思うとただただ情けない。主体性のない復讐劇なんてないですよね。 ここまで酷評しましたが、設定が面白いだけに惜しすぎて悔しかったのが大きいです。 達也と道子のクズっぷりが巧みに描かれていたり、殺された両親の人の良さなどがリアルで、前半は感情が揺さぶられながらも読む手が止まらず寝不足になったほどです。 この作家の他の作品も買っているのでもう少し探究してみようとおもいます・・・ | ||||
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読後感が最悪だし、主人公も優柔不断で魅力ゼロ。こんな駄作を書いていたら遠からず文壇から消える。実際どんどん発表作品が減っている。 | ||||
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他の方も多く書かれているがとにかく胸糞が悪い。 その割には結末のスッキリ度も今一つで、ほんと読まなければ良かった。 この作者の作品は他にも読んでいるが、この作者の筆力であればもっと『良い作品』に出来たのでは? 何故これが1番の代表作なのか? 他の作品に手をつける気を失くす作品だと思った。 少なくとも自分が読んだ伊岡作品の1冊目がこれだったら他の作品は読まない。 | ||||
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帯や惹句であまりに大げさな高評価の小説に裏切られたことは多々あり、今回 はそれが気になった。 「同じ家で育った二人の少年。一人は弁護士に、一人は犯罪者となった。間違い なく、伊岡さんの代表作。心を揺さぶられるストーリーとクライマックスの爽快 感。主人公の姿に打たれました」。 「読んでいる自分が過呼吸を起こしそうなくらい素晴らしい。まあ、興奮さめや らぬ。今年のベストミステリです」。 何ともすごい賛辞だが、このような大仰な表現で、帯を読んだ時はもしかして …駄作かな。と思ったのは事実。 と思いつつページをめくって言ったが、上記の不安は一気になくなった。スト ーリーの大まかな筋は自体は結構あるかなという感じ。いつの間にか、自分の大 切なもの、大切な人、を誰かに奪われあるいは殺されてしまうという筋はよくあ るだろう。しかし、(ありきたりとも思える)その筋の細かな点はよく錬られて いると思う。文章自体が持つ力があり、それによって物語の中に引き込まれる。 文体は軽く読みやすいが、内容はスカスカではない。軽さがこの小説の味となり、 小説の魅力ともなっている。スピード感もあり、次々とページをめくってしまっ た。「こうなるだろう」との予測が裏切られることも多く、飽きさせない小説。 主人公が次第に「浸食されて」いく様子、主人公を食いものにする人、その人 達の冷酷な犯罪。中には読むに堪えないような悪趣味とも思える話もある。これ はいくらなんでも書きすぎか。 こう書いていても、どうにも本書の良さがなかなか伝わらないが、読み始めて 読み終わるまで、(私は速読の方だが)ほんの2時間ほどだった。ページ数が少 なめ(300ページを超えているが、決して内容に対して短くはない)であるこ とを差し引いても、一気に読み通せた。 ただ、最後は「詰め」が甘すぎる。これだけの過去はもっと語るべきであると 思う。終盤までの内容に比較して、「謎解き」が淡泊すぎる。最後は拍子抜けし てしまった。この終わり方は好みではなかった。 つらつらと悪口めいたことも書いたが、この作者の本をまた読んでみたい。 | ||||
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Audibleで聴きました。前半はとにかく悪意のある親子の所業と主人公の弱さにウンザリします。聴いていて苦痛で途中でやめようと思いましたが、後半にスカッとさせてくれるものと思い我慢しました。が、後半のスカッと感が弱い。もちろん悪人は代償を払うことになるのだが、悪意の対象となった被害者に比べて、悪人の代償があまりにも軽すぎる。現実ならこんなことは当たり前だが小説なのだからもっと悪人にしっかりと代償を払わせるようにして欲しい。正直言って人のおすすめしたいとは思わない。加えて主人公がアホ過ぎてとても弁護士になれたと思えない。本来なら主人公に同情したいところなのだが、あまりにもアホなのでそれも感じなかった。正直・実直なのはいいのだが、あまりにアホだと同情心が湧かない。 | ||||
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1部は読み進めるのが気持ち悪くなるようなしょうせつだ。2部になって一気に読み進めている自分がいる。結果的にはよくできた小説ということか | ||||
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読んで損はないかと思います。 途中から一気読みしました。 主人公が優柔不断でイライラしますが、そういう性格でないと物語が成り立たないから、ですかね。 非常に面白かった。 売れるのも納得の作品です。 | ||||
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両親を失った悲しみを感じる事すら許されない様な過酷な環境の中に置かれ、あまりにも傷付き惨めな思いをし過ぎた故に、人生を諦め感情を押し殺して生きようとする圭輔。 彼を救った親友の存在。 最後に歩道橋を歩きながら、辛く苦しい毎日にほんの僅かな光が差す様に、親友と過ごした楽しかった頃を思い出す場面が素晴らしくて、救われた気持ちになりました。 | ||||
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適役が姦計を用いて主人公や他の登場人物を動かすんだけど、まあ、それこそ全員マインドコントロールしたようにきれいに動かされてありえない。例えばAしろみたいな単純な命令を一人にさせるならまだしも、いろんな人に細々した命令をして思うように動かすんだからリアリティがない。 あと、こういう悪人に人生を狂わされる系の話のパターンだけど、バカみたいに主人公が適役の話を聞いて陥れられていく。悪人だってわかってるのに断らない。作者は理由付けしようとしてるけど、お話の都合としかいいようがない。主人公がバカ過ぎて読んでていらいらする。 正直、時間かけて読む価値はない。 | ||||
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新聞の広告で興味を持ち、購入。他の方もレビューされているように本当に胸糞悪い部分が多く、通勤の電車内で読むと朝から気分が悪かった…。しかし「これからどうなるの?」というドキドキと、「どうにか出来ないの?!」というイライラと、「誰の何が代償なの?そして真相は?!」という疑問で、どんどん読んでしまった。 | ||||
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