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代償
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代償の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全150件 61~80 4/8ページ
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他の人が言っている通り、1部は特に胸糞が悪い内容で、読んでいて陰鬱な気分になった。 しかし2部で、1部でさりげなく張り巡らされた伏線を回収していく様は痛快だった。 ストーリー展開は、徐々に謎が深まり最後にそれが解明されて、読んでいて飽きない。 しかし、主人公の行動に謎が多く、共感もできずイライラしてしまい物語に入り込めなかった。 主人公の不可解な行動に対しての説明が足りない。 また、心理描写が弱すぎるため感情移入できなかった。 ジェットコースターのような展開で、娯楽として楽しむとしてはいいと思うが、じっくりと考えさせられるような深い作品ではないと思った。 | ||||
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伊岡さんは他に3作読みまして、3作品とも星4の名作でしたが、 内容が異なる今作品は文句なしの星5の神作品でした! 達也の怪物振りが凄まじく、他者を操って様々な犯罪を繰り返し人を破滅させる様は、ホラー作品並みの恐ろしさがありました。 怪物的な犯罪者としては最近読んだ『脳男2』にも出てきましたが、あちらは良い意味で非現実性を持つ怪物だったものの、達也は現実的に有り得る怪物であり、故に際立つ恐ろしさでした。 Amazonレビューだと達也の悪魔振りに『読んでて苦しかった』『ダメージを受けた』等の感想があるので読む際には注意が必要ですが、 そんな悪魔に如何に主人公たちがトラウマを乗り越え立ち向かい、未来を勝ち取る過程が、個人的にはホラー作品のように楽しめました。 悪魔犯罪者に立ち向かうサスペンスが読みたい時にオススメな作品です(^-^*)/ | ||||
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達也のサイコパスっぷりは胸糞悪く感じた。 でも、結末が気になって一気に読みきってしまった。 個人的には達也の代償があれだけ?って思ってしまった。 | ||||
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誰がだれを陥れようとするのか、人の嫌がることをさせたがる性悪人格がいろんな人間を巻き込んで貶めていく。とはいえ、そういう人格だから、というだけではちょっと、動機が弱い気が。。法律の専門家が読んだら、云々の専門性をおちょくるような表現はまあ、小説だから、というかんじで、どこぞの巨匠でもよくやっていることだから、まあいいとして。ネット時代の作家というのは家にいながら、言語にかぎらず視覚情報も大量にはいるし、とはいってもやっぱりノンフィクションぎりぎりの世界、ひょっとしてそうだよね、感が乏しいのは否めない。それと弁護を引き受ける理由をもうちょっと書き込んでほしかった。最初の方は小学生の主人公という設定だし、文章がつたない感じがしたが、「大人化」してからはそれなりにこじゃれた感じになり、、とはいえそれちょっとという表現もいくつかあって、どれくらいかかったのかわからんが、ひとまず押して押して書き終えた、という印象が拭えなかった。宮部みゆきの「理由」や吉田修一の「怒り」よりはずっとおもしろいです。そこまでは売れてませんけど。 | ||||
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新聞の書評欄に、「伊岡瞬はこの作品から作風が変わった」とか「読むのが厭になるくらいの悪人が出て来る」と書かれてあった。しかし「読むのが厭になった」のは登場する悪人のせいではなく、主人公の呆れるほど弱く、豆腐のように芯のない人格の方だった。そしてその主人公が弁護士なのだ。あり得ない設定だ。所詮作り物の小説を「あり得ない」と評価するのは無意味だが、それにしてもこの作家のセンスを疑う。 確かに鬼畜と呼ぶに相応しい悪人が登場するが、こういう人間もいるかもしれないし、小説に登場する人物として違和感はない。「読むのが厭になるくらいの悪人」 なんて、「よく言うよ」と言いたい。この悪人は自分の手を汚さずに、他人に犯罪を犯させるという点で頭はきれる。この悪辣ぶりを書き込むことが小説のクォリティを上げると思うが、通り一遍の書き方しかしていない。作者の主眼がそこになはいということか? しかしタイトルの「代償」を考えると、全く描き方が足りないとしか言いようがない。伊岡瞬のセンスの悪さ、物書きとしての才能と筆力の欠如と言うべきだ。 終盤に来ても「代償」がタイトルとしてふさわしいとは思えず、むしろ「代償」を払うのがもしかして主人公なのではないかと疑ってしまうほどだ。余りの意気地のなさの代償を主人公が払うのかと ・・・ それならそれで作り物としては面白い。 この文庫、一昨年出版されて26刷、売れている・・・ 面白いのと評価できるのは違うが・・・ 確かに着想とプロットはいいと言える。しかいこんな酷い文章力、展開力、物語の建付け ・・・ 「うわぁー 怖ーい」くらいの軽い読み方がちょうどいい。 | ||||
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胸糞レビューが散見で、ガッカリですね。ともかくこのような思いをしている人間がいるということを理解してほしいと思います。確かに続きを読まないといられない不安感で辛かったのは、自分の現実のせいでもあるんですが。 名も無く貧しく変な薬打たれレイプされ臓器を略奪され殺されて喰われちゃうような子供たちが大勢いるって事は、少し別の話ですが、似たようなもんだと思います。 なんか死後も魂は使い道があるようなよく分かんないけど。だから本当は喧嘩してる場合でも無いんだけど、でも実際こういう胸糞な奴らって本当にいるし。本当に嫌い。だからファンになったよ。 困った人にお金をあげた経験が無いのかな? 親戚となると、普通にあり得ますが。他人でも、お金を貸してくれって言って住宅を回る人がいるって人から聞いた事あるし。お金が多少なくなっても可哀想とか思うし、疑ったら可哀想とか。特に強く言えなかったりするんです。「金取ったのお前だろ!」なんて怒鳴りつけたりはしません。親にお年玉盗まれた時はさすがに怒ったけど。佐和子って誰だっけ?親戚の叔母さんだっけ。圭ちゃんと同じで気が弱いの。薄々勘付いていても怖いし言えない。ご都合主義って言われても、私がバカでもなんか友達は最高に善いんだから仕方ないじゃん。 | ||||
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まだ小学校5年生ながら、狡猾で残忍なワルの達也。彼は母親同士が遠縁という理由で、同学年の圭輔の家に入り込むこと になる。圭輔の家庭は達也一家とは真逆の幸福そのものの家庭。だが、達也が入って来た圭輔の家庭は、音を立てるよう に崩壊の道を辿る。達也の巧みな計画で自宅が焼失、両親も焼死した後、圭輔は逆に達也一家に引き取られる。達也の義 母も文字通りの悪女、圭輔は悲惨な子供時代を送ることになる。この作品のほぼ3分の1にあたる第一部では、圭輔がこれ でもかと虐待される様が描かれていく。正直、読むのが辛くなるが、一方、この達也と義母の道子がどのようにしてまさ に彼らの悪事の「代償」を払うのかということが見たくて、ページはどんどん進んで行く。 第二部では、圭輔が若手弁護士になっているとこらから始まる。そして、達也の依頼で強盗殺人の容疑で捕まっている彼 の弁護を引き受けることになる。ここからの巧みなプロットの設定と筋運びは非常に面白い。中学校時代に自分を助けてく れた同級生寿人の手伝いで、事件の真相に迫り、圭輔がやがて達也と道子に鉄槌を下していく展開は、そう無理もなく痛快である。後書きの解説で、伊岡瞬はこの作品で「化けた」という高い評価を与えているが、本当に面白い作品になったと甚く同意する。 | ||||
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嫌悪感しか残らない駄作。読んだことを後悔した。全くおすすめできない。 | ||||
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ものすごくもやもやする話。 いろんな設定を拾いきれていない印象。 殺人の門に設定が少し似てるけど、あちらの方がうまい。まあ話自体は全然違うものなので比べるのもおかしいのかもしれないが、最初に読んで殺人の門が浮かんだので。こちらは達也の狡猾さ、人を丸め込むうまさが伝わらないが、殺人の門の修のそれはものすごくよくわかる。 ↓自分の気になったところ 達也の異常さを表現するエピソードが性的なものばかり。それ以外に書けないのか?発想が貧困。 p131-132の中学生の会話が浮いているのが気になる。 佐和子の存在が肩透かし。なにか彼女に関して語られると思っていた。 なぜ主人公の母親は道子に金を渡したのか?佐和子と同じで、後々何かわかるのだと思っていた。 金やら下着やらを盗んだ奴をなぜ家に普通に置くのか?牛島家の善意はなんなの?等矛盾やおかしな展開が結構ある。故に話に入り込めない。 現在形と過去形が混在していて文章がよくわからないところがある。 マイクロカセットの中身を引っ張るけど、内容は想像通り。引っ張る意味がわからない。他も大体予想通り。びっくりするような事実やハラハラすることは一つもなかった。 前半は達也が不気味でこれからどうなるのか展開が気になったが、後半の達也たちの犯罪を暴く部分はいまいち。首謀者が達也だということはそこまで読んだ読者ならわかるのだから、なにか捻りがないとつまらない。 他の方がおっしゃる通り御都合主義が過ぎる。理由づけや背景をもっと描いて欲しい。 文章があまりうまくない。話の展開もおもしろくない。 全体的に惜しい感じ。文も設定も詰めが甘いというか。 ただ、他の作品も一応読んでみようとは思えた。この本は多分もう読まないけど。 あと、とにかく帯がひどい。 | ||||
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特段内面を描くこともなく えろグロなストーリーを作って、筆力で引っ張ったものの 最後はあまりに都合の良い証拠が存在し、しかも都合よく手に入り 完結。 ちょっと読者を馬鹿にしてませんか。 | ||||
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あまりにもムカつきすぎて読む価値なしと判断してやめた。 とにかく主人公一家、特に父親がマヌケすぎる。 お人好しのマヌケ=善じゃないんだよなぁ。 お前らにも非があるだろっていう、防御力ゼロ家族では 勧善懲悪は成立しないよ。 | ||||
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しかし読み始めから胸糞悪い 最終的に悪を罰しようが何だろうが被害者の事を考えれば気分が悪くなるだけの描写が多い 読後感は最悪だ | ||||
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正直、第一部は読んでるだけで絶望的になるほどの『邪悪』の気に当てられ、眩暈を覚えそうだった。 もし、作者が描きたいテーマが、残念ながらこの世にはどうしようもない、そしてなんの裁きも受けることのない理不尽が存在すること、だったらどうしようと不安になりながら第二部を読み進めました。 そして、もしや真琴まで邪悪の牙の犠牲に?との心配が頂点に達した時、到着した電車に気がつかず、5分ほど遅刻してしまいました。 | ||||
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面白くて一気に読んだ。冒頭を読み進めながら、「俺はこの話が勧善懲悪的に終わらなかったら作者を死ぬほど恨むだろうな」と思った。鮮やかなまでの悪とどう立ち向かうのか、これ以上不幸が起きないで欲しい、とラストまでスリリングに読んだ。ラストはページが足りないんじゃないか?と不安になったけど、直接対決を経て、もう少しスカッとするかと期待してたんだけどな、と言うくらい綺麗に終わった。もっとバタバタやどんでん返しがあるかと最後まで油断できなかったし、その筆力は素晴らしい。終わってみれば本当に、猿蟹合戦に匹敵するようなド勧善懲悪的な物語だった。しかし久々に見るくらいな気持ちいい悪役だった。 | ||||
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天童荒太の作品みたい。暗くて酷い話だけど、エンターテイメントとしては傑出している。最後まで飽きずに読んだ。 話の展開が複雑かつ予想外過ぎて、これどうやって終わらせるんだろうと楽しみにしていたら・・・。他のレビューにもあるように、最後の30ページ位の展開速度が半端じゃない。 続編、或いはシリーズ化を目論んでるような終わり方。次回作も期待大。 | ||||
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オーディブルで聴きました。 確かに前半は聞くに堪えない不幸な小学生時代の想い出。 想像を絶する悪童の達也。 圭輔にとって唯一無二の存在、寿人。 嫌だけどこの前半の描写が各キャラクターを際立たせている。 それが、後半の捻りの効いた公判ミステリーの中で活きている。 人間の人格形成は遺伝の影響は大きいと思うが、 この小説で描かれているように同じ学校に通っていても、 生活環境が大きく異なる達也、圭輔、寿人…、 確かにそうなるのかも知れないと思った。 父親の暴力的虐待で自己肯定することのできない達也は、人生に幸福など求めない。 達也にとって他者は、自分がサバイバルするために利用するだけのもの。 何不自由なく、生きるリアリティすら得ていない小学生の圭輔に襲う、突然の悲惨な現実。 現実を直視できず、只管下を向いて生きる。 環境により、誰もがどんな人間にもなりうるなと感じずにはいられない。 虐待された者全員が犯罪者になるわけではないとは思う。 しかし、人生への影響が大きい幼少期の生育環境を本人は選択できない。 | ||||
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ドラマを見て分かりにくい部分があったので、原作を読んでみた。 しかし、原作とドラマでは相当に違う部分があり、原作のほうがはるかに穏やかで読みやすいし受け止めやすい。(そもそも「代償」という言葉の意味合いからしてドラマと原作で違うし・・・) 特に達也は、ドラマでは外見も含めて耐えがたい不快感を覚えたが、原作の達也はそこそこ格好いいワルという感じで、これなら洗脳される人もいるかもと思えた。 とにかく全体にドラマのほうがはるかにえげつないので、原作を読んでも不快感はまったく覚えなかった。ドラマは「イヤミス」だが、原作は普通のミステリーとして非常に面白く一気に読めた。 | ||||
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帯にもあるように一気読みしました。ストーリーの展開のために、途中で嫌な気持ちになりましたが、とてもおもしろかったです。 | ||||
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悪人役の人物がとことん嫌な奴として描かれていて、対する主人公は色々なことを経ても真っ直ぐ生きていて屈することがない。勧善懲悪ストーリーなので読後感は悪くない。 | ||||
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前半の子供時代の不幸がこれでもかというくらい続き、面白くてというよりは早く幸福になってほしいという意味で、読むのが止められませんでした。大人になり、弁護士というステータスを手にいれながらもまだ続く心理的な支配にもどかしく思いながらも、少人数ながらも味方はいて、一緒に戦う姿は面白く、読み応えがありました。 ただ、前半があまりにも不幸過ぎたにもかかわらず、後半の巻き返しが結構あっけなかったので、もう少し最後の方のボリュームを多くとってくれればなお面白く読めたかなとは思います。 | ||||
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