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悔恨の日
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悔恨の日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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とてもきれいな状態の本が届いて満足です。 ドラマを見ていて、読みたくなって購入。あらすじは既に見ているので、本での展開を楽しみたいです。 | ||||
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これ、TV版を先に見てしまっていたので、読む楽しみがないか、と思っていたが、やはり面白かった。 TV版では泣かなかったが、翻訳本は、何度も泣いてしまった。 たとえば、 あの女優さんが亡くなりました、とか、大好きなギタリストが逝ってしまった、とか。 そんなんで泣いたけど、結末は知っているんだよね前から、でも、泣いてしまう。 酒やめなきゃ、あの娘のこと諦めなきゃ、そう何度も思いつつ、また夜の巷へ。 みたいな。 | ||||
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これなら死はわが隣人かカインの娘たちがラストでも良かった気がする。最後のオチはモースの名誉は守られたけど、○○○○○がこれまで散々偉そうなこと言ってきたのにただのクズで、しかもたいして反省してなさそうな態度なのがなあ。 追記 ドラマの悔恨の日も見たけど、モースとルイスの別れの話としては小説の方が演出の仕方が数段上やったなと思う。ドラマ版のモースはやっぱりオリジナルの話が面白いし、ドラマと小説って根本的に違う分野なんやと再認識 | ||||
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主任警部モースの大ファンです。オクスフォードの景色はみられませんが、コリンデクスターさんが見えます。 | ||||
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じんわり感動的です。 くれぐれもシリーズの最後に読んでほしい。 | ||||
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イギリス、オックスフォード警察のモース主任警部が主人公の13作目、シリーズ最終巻です。ルイス刑事の友情の行方は?「悔恨」とは何を意味するのか?一人の殺人に関わる多くの人々の関係は?さまざまな疑問がありますが、なるべく少しづつ読み進みましょう。すべてが解き明かされてからの感動が倍増します。余談ですがイギリスの糖尿病患者は自宅で、空腹時血糖ではなく、HbA1cを計ってるんですよ。2002年発行なのにすでに絶版のため古書を入手しましたが、安価でも非常にきれいな本でした。なお2011年はCS放送のチャンネル銀河で「主任警部モース」全30話を放送中です。 | ||||
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オクスフォードのテムズ・バレイ警察署のモース主任警部シリーズは私の大好きな小説です。 第1作の「ウッドストック行き最終バス」がとても印象深くて13作目になる本作品まで全て読んでしまいました。 全作品で登場する人物の一人一人の描写がきめ細かくてすぐにでもお友達になれそうです。 主人公のモース主任警部は全作品をとおして独身中年のモースは女性にひかれてしまうことが多く、それが犯罪者だったりして・・・。 彼の書斎机の引き出しからスウ・ウィドウスン(Sue Widdowson)と一緒に撮ったスナップ写真が出てきました。 裏には彼女の手書きのメッセージ「・・・いつまでも愛してます-W」が書かれていました。 亡きモースの依頼で探し物をしていたルイス部長刑事には関心がありませんでしたが実は彼女は第1作「ウッドストック行き最終バス」に登場した中年のモースに恋をした看護師でした。 確かあのときはモースの髪はまだ黒かったように思います。 第1作の彼女の思い出の品が引き出しの中から出てくるなんて心に深く感じるものがありました。 なんて最終回に相応しいのだろうと思いました。 最終回の「悔恨の日」はルイス部長刑事の恐れていた以上の真実が隠されていますのでぜひ読んでみてください。 「ウッドストック行き最終バス」や「オクスフォード運河の殺人」、「死はわが隣人」などを読んだあとのほうがモース達の世界に溶け込みやすいかもしれません。 どの作品の事件も地図上でほとんど追体験できるのでオクスフォードの街も楽しまれてはいかがでしょう。 私は「A-Z Map Company社 のOXFORD」で事件のあった場所、パブ、モースのフラット、女友達の家、事情聴取した場所や車のコースなど見つけましたよ。 | ||||
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モース警部シリーズ最後の作品。 二転三転するアクロバティックな推理は本作品でも健在だが、 シリーズ初期の傑作群ほどの複雑さはない。 初めに全裸で殺された看護婦は、モースが入院した時に只ならぬ関係になっており、 モース自身も事件に何らかの形で関わっている様であり、 捜査に対して消極的だったり、モースが看護婦に宛てた手紙が一部消失していたりと、 モースに対して疑惑が深まっていく。 このモースに対する疑惑については、最終話に相応しい驚きの真相が用意されている。 モース警部は個人的には最も気に入っているシリーズだが、 なぜか日本での人気はいま一つの様に思われ、ちょっと残念に感じている。 | ||||
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一応本格推理として開幕したモース警部シリーズであるから、 その最終巻は「カーテン」ネタかと、本格マニアは期待するのは間違いないので、 もちろん、モースが殺人犯人であるという疑惑を読者に抱かせて物語は進む。 が、シリーズ全てを読んで来たまともな読者にとって、 モースが殺人など出来る人物ではないのは、明白な事実である。 モースが殺人犯で終わったら、読者への裏切りである。 確かに驚くかもしれないが、推理小説は読者との喧嘩ではない。 アッ、と驚く真犯人でもあっても、そりゃないだろ!と読者が怒り狂うような結末は、小説として失敗作である。 殺人犯人の嫌疑が自分に被ることを承知で、 モースが守ろうとしたのは何か? モースが恥と考え、罪悪感を感じて教会に行ってしまった原因の行為とは何か? モース死後に明かされる物語の真相に感動して下さい。 自分が殺人犯にされる危険を冒してまで、モースが守りたかったのは、自分の権利ではありません。 他人の権利ですが、他人が信じれば権利の侵害にもならない権利です。 明確な事実ではなくて、単なる他人同士の紛争の元になりそうな疑惑です。 他人の殺人の罪を被るというパターンは過去にも色々あるが、 こんなつまらないことを心配して、殺人犯の罪を被ろうとしたモースは、 世界一心の優しい名探偵である。 エピグラフもいっぱいあるシリーズだが、今までは紹介してこなかったな。 最後に一つ書くか。 神聖なる芸術よ、あらゆる望みが絶ち切られ、 荒れ狂う嵐にまきこまれたとき、 よりよき世界に生まれ変わったように、 汝はわが心に暖かい愛を蘇らせる | ||||
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モース主任警部シリーズの第13作。とうとうこれを読むことになった。所謂ミステリものでほとんど唯一再読に耐えるのがコリン・デクスターのこのシリーズである。ワーグナーとブルックナーを愛し酒ばかりのみ、ラテン語の名句を諳んじる論理と吝嗇の人モースの死に方は、予想以上に心に重く、数日間ほとんどものが読めなくなるくらいだった。モースの推理は論理学であり、弁証法的である。その一見アクロバティックな推理は再読時に腑に落ちる。しかし最初の推理は必ず間違っているのだ。二転三転、そして弁証法的に答えが導かれる。 悔恨の日。そう、事件は解決しても、人生はいつも悔恨を日を迎える。少なくとも芸術を愛し、書を読むものならば。 | ||||
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本国ではホームズよりも大人気、ドラマの視聴率も驚異的という「モース警部シリーズ」、ついに終了。惜しんでも惜しみきれないお別れ!!(だから絶対にこの作品から読み始めず、作者の処女作でもある第一作『ウッドストック行き最終バス』から読むこと!)口は悪いわ部下はこき使うわ、そもそも大酒呑みで大食漢できわめつけは女性にちょっとだらしない。捜査だって思い込みで失敗を繰り返す。そんな彼でも何故かモテてしまうのがこのシリーズの不思議なところ(同じ英国ミステリで同じ性格でも、フロスト警部とダルジール警視はモテないんだけど・・・)。趣味が高じて一流なのはクロスワードパズル作り。全裸でベッドにつながれて死んだ看護婦。その事件を聞いた時からどうもモース警部がおかしいと、捜査上に浮かび上がってきた容疑者は・・・訳者あとがきでも惜しまれていますが、作者もまだ働き盛りだけに、このシリーズと同じかこれ以上に面白い新シリーズを期待するしかないようです。寂しいです。(逆に、この作品で終わるとわかっているので、これから読み始める人も「いつ終わるんだ」と悩まずに済む、ということもありますが。)なお、作者は引用や言葉遊びが得意で、これがシリーズを通じての特徴。この最終作の原題Remorseful Dayも、ポケットブック版あとがきにもこの文庫版あとがきにもありませんが、ちゃんと「モース」という言葉が入っている。 | ||||
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カーテンコールは一度だけ。作者がそう念を押しているような最終作だった。なにしろ前作の「死は我が隣人」を読んで、これでこのシリーズは最後だと勝手に思っていたらこの本が出たのだから。モース主任警部はある殺人事件に個人的なかかわりがあるらしく、ルイス部長刑事はかなりの不審を抱くが最後になって全てが氷解する。この一連のエピソードは、モースがルイスのことをどう思っていたかの伏線だ。もうこの二人に会えないかと思うと寂しい。 | ||||
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