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11/22/63
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【この小説が収録されている参考書籍】
11/22/63の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 21~40 2/4ページ
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「シャイニング」以来、スティーヴン・キング原作の映画は数多く観てきましたが、彼の小説を読んだのは本作が初めてです。 2016年、米国でテレビドラマ化された事をきっかけに、小説と並行してドラマも鑑賞しました。 ドラマも良い出来だと評価出来ますが、やはり、小説と比較するとダイジェストの感が拭えません。 上中下の3巻を一気に読破しました。 私が50代のおっさんだからかもしれませんが、日本人の私たちですら、JFKは歴代の米国大統領の中で別格の印象があると思います。 ましてや、暗殺当時の記憶を持つ米国人である著者にとっては、言わずもがなでしょうね。 【以下は、ストーリーに係る記述を含んでいます。ご了承ください】 志半ばで凶弾に倒れた若き大統領。 その暗殺者の正体を巡っては、当時から今に至るまで様々な推理・推測が示されています。 CIA、軍産複合体、旧ソ連。 この小説はオズワルド単独犯行説に基づいて描かれていますが、陰謀説を前提にしてしまったら、それこそ幾らページがあっても足りないでしょう。 ゆえに、この展開で良かったのではないでしょうか。 本作が素晴らしいのは、JFKに係る壮大な物語であると同時に、主人公がめぐり合う運命の女性との物語である点です。 著者は「当初、わたしはこの作品を今は亡きジャック・フィニイに捧げるつもりだった」とあとがきに記しています。 フィニイは、小説の王様と言われるキングが「真に偉大な時間旅行ものの小説」と賞賛する名作「ふりだしに戻る」の作者ですね。 この下巻で描かれる秀逸なエンディングから私が想起したのは、リチャード・マシスン原作、1980年公開の映画「ある日どこかで」でした。 「時をかける」ラブストーリーとして、今も熱烈な多数のファンを持つこの映画にも匹敵する、本作のラストシーンには敬服します。 文庫本ベースで合計1300頁超を読破した甲斐があったと感じました。 やはり、タイムトラベル・ミステリーには「切ない恋」が似合いますね お勧めします! | ||||
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huluでドラマを毎週観つつ、本も読み進めていました。 ドラマを見終わる方が先でしたが、原作とドラマと違う部分が多々ありましたので、(というより、ドラマはもう別物ですね)どちらも楽しめました。 過去に戻り過去を修正する事を目的として過ごしてきた【僕】が、1人の女性を愛し、目的が揺らぐシーンはとても人間味があり感情移入しやすかったです。 その一方で、ケネディ暗殺後の世界がどうなるのかが気になり、終盤はページが止まりませんでした。 詳しい内容は割愛しますが、ドラマのエンディングも、本のラストも涙無しではみれませんでした。 私は歴史背景などにとても疎いのですが、知識があれば更に楽しめたと思います。 (もっと勉学に励むべきでした…) | ||||
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表現が、暗く、異臭のする、ホラーぽいキングの作品にあって上中下と一気に読めました。タイムスリップものは非現実感がつよいと途中で飽き飽きしますが、この作品は情景も当時のアメリカにいるようで最後までよめました。泥臭い人間関係と時を交錯させる中でキング氏が追い求めていあたものが1本の糸になってつながっていきます。 | ||||
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1963年11月23日当日、241頁から再び物語は疾走し、やがてセイディーの物語とオズワルドの物語はシンクロ(陰謀説ではなかったのは意外)、そして・・・・・・今度はグリーン・カード・マンの登場(370頁)へと続き、なんとxx沈没(399頁) などなど・・・・・・。吹っ飛んで、そして「青い鳥」は果たして・・・・・・。 (イエロー・カード・マンについて)「あいつはぼくを殺せない、ぼくがここに属していないからだ、と話してた」(175頁) 「「<イエロー・カード・マン>は、強情な過去を擬人化した存在だ」アルはいった。」(179頁)。 「あの笑顔も。ユーモアのセンス、不条理のセンス。教科書倉庫の六階にいた男は、そのどちらもそなえていなかった。オズワルドはそのことをくりかえし実証していた。そんな男に世界の歴史の流れを変える資格はない。」(217頁) 「あと三時間と少しで、大統領専用機がラブフィールド空港に着陸する。そしてだれかがジャッキー・ケネディに薔薇を贈る。テキサスのほかの立ち寄り先では黄色い薔薇ばかりをもらってきたが、ダラスで手わたされるのは赤い薔薇の花束だ。」(243頁) 「黒人がハンドルを引こうとしても、ハンドルはまったく動かなかった。「引っかかって動かないぞ!」それはちがう、とぼくは思った。過去がドアを押さえこんであかないようにしているのだ。」(266頁) 「これから未来にもどったら、きみは二度とここへ来てはいけない。万事順調であれば、きみはダイナーに帰りつく。ダイナーはまもなく撤去されるはずだし、あそこが撤去されれば、これだけの狂気の事態をつくりだす原因になったこの泡は弾けて消える。そもそも、この泡がこれほど長くもったこと自体が奇跡だよ。きみはこの円環を閉じなくてはならないんだ。」(416頁) (黄土色の)「<オーカー・カード・マン>は<ケネベク・フルーツ商会>の裏を通る路地の入口に立ちつくしていた。どうやらこの方向ではそこが活動限界で、先へは進めないらしい。」(418頁) 「ジョニー・クレイトンがセイディーを殺すことになっているのに殺さなければ、歴史が改変されてしまう・・・・・・そしてきみもその目で見たとおり、改変がいい方向に作用することはぜったいにない。どれほどの善意からのことであってもだ」(430頁) なお、作者のJFK暗殺事件に関する見解や参考文献を記した「著者あとがき」(451~460頁)も非常に興味深かったですね。 | ||||
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いよいよLHOとその一家、そしてJDMが登場する中巻。結局のところ本作は、主人公の人生やラブ・ロマンスとJFK暗殺をめぐるストーリーが綾をなしながら進行する物語であるので、前者の描写が長くなるのはやむを得ない。寧ろ、前者が深くなればなるほど、後者が印象づけられ、ふくよかな味わいを醸し出す構成とされているように感ずる。60年代初頭のアメリカの姿もよく描かれていると思われ、読者としては話の流れに身を預け、たうたうように脳内想念を任せればよいのではなかろうか。 過去の強靭さ過去と未来の共鳴、「ジムラ」など、謎めいた趣向が頭にこびりつく中巻でした。また、ジョージ・デ・モーレンシルトの正体も・・・ | ||||
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ネタバレは避けるとして、正直云って前半はかったるいの一語でした。特に249頁までは・・・ でも、それから物語は大きく動き始め、あとは・・・もう堪能しましたね。『IT』風の、そして『呪われた町』風の味付けもあり、人々の所作にゆとりと輝きのあった古き良き時代のなんだか懐かしいアメリカの風情。中巻・下巻を楽しみにさせてくれる上巻でした。 「いいか、歴史を変えられるんだぞ。わかっているのか? ジョン・ケネディは死なずにすむんだ」(103頁) 「過去を変えられることを望まないなにかが存在してるんだ - そのことにはかなりの確信がある。しかし、変えられないことはない。抵抗されることを最初から勘定に入れておけば、変えられないことはないんだ」(131頁、同旨225頁、264頁、301頁、306頁、336~7頁、380頁、474頁) 「過去がどれだけ強く変化に抵抗するかは、その特定の行動によって未来がどれだけ変化するかという要素に比例して決まるんじゃないか」(425頁、同旨410頁、448~9頁) 「この建物を見ていると、デリーのキッチナー鉄工所が思い出された。教科書倉庫は廃墟ではなかったが、なにやら知性をもつ驚異の気配をうかがわせる点で共通していた。・・・ その闇の奥になにかがいる気配を感じたことも思い出した。生きているもの。ぼくが煙突にはいることを望んでいるもの。ぼくが訪ねていけるように。たぶん、じっくりと長い長い時間をかけて」(476頁)。 なお、本巻で最も印象に残った美しい場面は、マーニー・カラムが主人公に「夫をなにから救ってくれたんです?」(451頁)と言ったシーンですね。それにしても、「イエロー・カード・マン」(いやオレンジ・カード・マン、しかしてブラック・カード・マン)とは一体全体何者であったのか・・・・・・ | ||||
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Can't get enough of Stephen King - by far the best modern American writer. No ones a close second. | ||||
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読み始めたら止まらない。始めから読みやすい。怖い内容ではなく切ない想いが残ります。少し物足りない感じがするので4つ。 | ||||
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キングの長編初めて読むけど、後半はもう一気読みだね。クライマックスのあとも感動のフィニッシュで最後まで気持ちよかった | ||||
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女友達にすすめられました かしてくれました がんばってよみたいとおもいます | ||||
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不幸の結節点を除去しても,さらなる不幸につながるだけ・・。 オリバーストーンのJFKに完全に感化されている私は,単独犯行説はどうしても受け入れがたいですが,それはそれとして,ラストシーンはほろっときました。 冗長な感否めませんが,読んで良かったです。 人生には良いことも悪いことも起こりますが,起こったことを受け入れることが人生を豊かにできるということを教えてくれます。 | ||||
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一気に読み進められ面白かった。 しかしラストの盛り上がる部分だけ想像が勝ってしまい、予想通りの結末になったのがらなんとも残念。 話は面白いのに、何故私の頭はゴールを先に描いてしまったのかと悔やまれるところ。 しかし面白い作品なのでオススメです。 | ||||
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腰巻がネタばらし気味なので、読む前から少々興ざめ気味だったけど・・・・・読めば納得!アラ、うれし!最初の数ページでで阿鼻叫喚、疾風怒濤で魑魅魍魎な異次元世界へとどっぷらこんと入り込めること請け合い。 読み進めれば、あれ?これってあの"Back To The Future Part1"の焼き直しじゃない?って感じいるシーンがふんだんに出てくる。 The Rolling Stones の "Honky Tonk Woman" は、当時の世相からすれば、相当ぶっ飛んでいる内容だったらしく、このあたりも似通ってる・・・・・ (上)では、まだまだオズワルドは出てこない。むしろ、スタート点1958年から、着地点1963年までの5年間、何してた? なんて無駄な時間を潰してた?って、さっさと、ダラスへ行かんかい!って気がしないでもないが・・・・ | ||||
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多少なりとも、うんざりとするかも知れなかった(上)巻だったけど、さあ、ついに来たこの(下)巻。ここではいよいよ・・・・・って、その気に読者を追い込むシーンが、これまたふんだんに。 オッカムの剃刀、Kマートのオリジナルヴァージョン、バタフライ効果、過去は共鳴する等々のエピソードが、読者に摩訶面白い情報を提供し、追体験気味に経験させるのが、(上)(下)通じてのもう一つのお楽しみ・・・・ さあ、愛する人に嘆き節を歌わせることはもうないのか?JFKはどうなるのか?ジャッキーは? 大地震で日本列島は沈没しちまうのか・・・・なかなかに興味深く、お楽しみは、まだまだこれからだって感じで、チョー興奮気味にエンディングを迎えるが、ここは読者へのお楽しみということで黙っておく読書人のエチケット! 身近に兎の穴があってもそう簡単に飛び込まないように・・・・・・ | ||||
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本文中には1958年9月9日午前11時58分にタイムスリップすると書いてあるが、カバーや帯Amazonの紹介文には1958年9月19日となっていることが気になった。 | ||||
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Kindleをプレゼントされたので、あの重くて持ち運びの時点で挫折していたキングの新作を早速購入してみました。 もう最初の数ページで傑作の予感がして30分位読んだら止まらなくなりました。 とにかくキングにしては無駄?に細かい描写が少なくなくストーリー進行が速いのであっと言う間に上巻を読みきりました。 | ||||
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キングすばらしいですね。今回も楽しませていただきました。ハードカバーの上下2段組は読むのきついので電子書籍が正解かもです。 | ||||
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想いは同じなので、重複は避けます。付け加えるとすれば、文庫と異なり保管スペースを割くのが唯一の欠点かな? | ||||
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条件反射で購入しています。それにしても、文庫化を待つのが慣わしでしたが、単行本では初の暴挙に出てしまいました、高いのに…。まっ、いいか。未読です、愉悦に浸るのは後回し。 | ||||
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ん〜、とりあえずオズワルドを1回殺して、現実に帰ってきて、ケネディが暗殺されたかどうか確かめれば早いような気がするのは、僕だけ?それを言っちゃあおしめぇよ!ですよねー(笑) アメリカ小説ならではの、なんでかわからんがタイムスリップできたは置いといて、1960年代のアメリカが抱えていた問題や風景、人々の想いなどを感じれたのは、なかなか良かったです。特に、広島長崎に落とされた原爆の事を心から悔やんで、その報いを受ける日が来たとアメリカ国民が本気で考えた、キューバ危機のくだりは少々胸のすく想いがしました。 まぁ、久しぶりにアメリカ小説読みましたけど、最高とは言わないまでも、おもしろかったです。 | ||||
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