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11/22/63
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【この小説が収録されている参考書籍】
11/22/63の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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長いですが、最後まで読めました。 ただ、下巻後半あたりの畳み掛けが悪い意味でええ!?でした。 あれなら、普通に過去に残ってヒロインに再アタックかけても良いような。 暗殺とかは無視して。 なんか結局この人恋愛以外はなんもやってない扱いになってるように思えて残念。 | ||||
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上巻は最高ですね。 10年に一度の面白小説に出会ったのかと思いました。 一気に面白く読みました。 そこで期待しすぎたかな。 中巻~下巻のエピソードがとにかくダラダラ長いので失速です。 結局、まあまあという面白さランクに格下げされました。 最後のハッピーエンド?も、タイムトラベルものでありがちな枠内で、 もうひとつ新鮮味が無かったです。 守護天使のエピソードみたいなくっきりした痕跡があったほうがスッキリしますよね。 ケネディ暗殺は失敗しても、セイディを2011年に連れて帰ってくる。 というパラレルワールドも書いてくれないかな。 | ||||
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書評にキング初のタイムトラベルものと書いてあるのを多くみかけますが、間違い。以前佳作と言われた中編「ランゴリアーズ」がある。ランゴリアーズも飛行機の搭乗中時間の裂け目に迷い込むオーロラに入り込み、過去にとばされ、最後は同じ裂け目から未来に出てくる話だ。そこで「我々は教科書倉庫に忍び込んで、ケネディ暗殺をもくろむオズワルドをとめることなどできない」というセリフがある。つまり、その頃(1990年)からこのタイムトラベルのアイデアを持っていたのではないだろうか。 時間の出入りの方法、日本の映像作品「JIN」に似ている。いつもは日本人をつり目だの、カメラをもってお金をやみくもに出す人々と表現し、人種差別的発言の多いキングだが、東北を襲った津波は瞬時に映像となって全世界を駆け巡った。あまりに恐ろしく悲しい映像に心えぐられたのか、津波に言及する箇所もあった。キングは自身の事故後、あまりにまわりくどい表現で活字離れの激しい昨今、重刷が見込めなくなったが、彼のB級パルプフィクションの世界を腕利きの映画監督による映像作品はよく売れて、若い人々に一応名前だけは知られている。これも映像はなかなかよかった。問題はラストだ。いつものことだが。。 | ||||
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ケネディ大統領が暗殺されなかったら、この世界はどうなっていただろう… そんな過去改変SFとして登場した本作品は、日本では2013年末の各種ミステリランキングで、上位にランキングされ、高評価を受けているものです。 私は、これまでスティーヴン・キング作品は読んだことがありませんでしたが(映画作品は鑑賞していますが)、ここまで評価されているのを知ってしまうと、読まないではいられず、手に取ってみることにしました。 主人公のジェイク・エピングは、ハイスクールで英語を教える、30代半ばの男性。 彼は、行きつけのハンバーガーレストラン<アルズ・ダイナー>の店主、アルから、不思議な事象を教えられる。 それは、食品庫内の階段を進むと、1958年9月9日にタイムスリップできるという、通称、兎の穴の存在だった。 その過去で、どれくらいの時間を過ごそうと、現代に戻ってくると2分しか経過していないのであった。 アルは、やがて訪れる1963年11月22日のケネディ暗殺を阻止しようと、5年の歳月を過去で過ごしていたが、体調不全で戻ってきたという。 ジェイクはアルの代わりにその使命を果たすべく、1958年の過去に向かったが…。 本作品は、文庫本で、上中下巻の3分冊で、合計1400ページほどの大長編。 当時の文化や風俗が丹念に描かれ、アメリカ本国の人なら、ちょうど日本人が昭和のことを描いた作品でノスタルジーを感じるように、懐かしさを楽しむことができるかもしれません。 でも、日本人である私には、今ひとつそのノスタルジックな感覚が乏しかったのが残念。 ストーリーからして、この半分くらいのページ数でまとまっていると良かったように思います。 また、訳文に、英語表現のルビがふられている箇所が散見され、これも原文である英語で読めると、韻を踏んだ洒落のきいた文章になっていて、楽しめる部分なのではないか、と感じました。 ここも日本人である私には十分に伝わってこないところで、ある種のもどかしさがありました。 なお、ストーリー的には、ケネディ暗殺という真相のかなりの部分に不明な点の多い事件を扱っているということで、その謎を究明する物語かと思っていました。 ところが、主人公ジェイクが時間旅行先である過去で、魅力的な女性と知り合い、その彼女とのラブロマンスに重点が移ってしまったのも、通俗的な印象を受けてしまい、十分に楽しむことができませんでした。 このため、世評とは違い、私の中では平均的な出来栄えの作品と感じました。 キングを未読であれば、もっと短めの作品に挑戦してからでも遅くはないと思います。 | ||||
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キングが初めて手掛けた(らしい)タイムトラベルものだ。J.F.ケネディ暗殺を阻止すべく、一人の教師がその時代に戻って必死に「過去」と戦う 姿を文庫にして約1400ページの超長編で描かれる。作品の評価は、頗る高く「このミス」や「週刊文春」のランキングでも一位を獲得し、過去の キングの作品である、「ミザリー」、「グリーンマイル」、「IT」、などの中でも最高評価を得ていることになる。私も、読むのを楽しみにしていた作品の 一つであり、今回文庫化に伴い、読んでみた。キングは、ケネディ暗殺において、いろいろと出てくる「陰謀説」を自分なりの調査によって、 それを否定し、あくまでもリー・オズワルドの単独犯説が正しいという前提で、物語を進める。今でも多くのアメリカ人や世界中の人々が、もし ケンディがあの時暗殺されなかったら、という「IF」を語ろうとする。その「IF」に対するキングなりの考え方や、彼独特の諧謔と皮肉の世界も 最後に語られる。だが、この作品でより多くのページが割かれるのは、主人公の教師ジェイクと、60年代に彼がタイムトラベルすることで知り あった図書館の司書セイディーとの淡い恋物語であり、50年代後半から60年代初めの米国の独特の雰囲気と人々の生活である。 キングはこの時代を絶賛することはしないが、やはり「古き良きアメリカ」を体現する時代の一つとして位置づけている気がする。このような タイムトラベルものは、過去を変えるという行為が描かれるために、都度「お約束ごと」が必要になる。「過去」を変える際に、「過去」は 変えられることを激しく抵抗したり、過去に戻る度に、過去はリセットされるというのが今回の決まりごとだ。シチュエーション上致し方ないのだが、 ご都合主義でちょっと読むのがしんどくなることもある。自分としては、キングの力作という点では評価するも、作品自身の総合点としては、 過去の「グリーンマイル」や、「刑務所のリタ・ヘイワース(「ショーシャンクの空に」原作)の方が好きというのが、私の偽らざるところだ。 | ||||
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内容は他の方が色々書かれているので、そちらを参考にして下さい。 どーですかね?… 瀕死の重傷を負って以降のキングの作品は、正直、それ以前の作品に比べて、『もの凄く』面白い、とは言えなくなってます(あくまでも私見です)。 他の作品は割愛しますが、今作、場面によっては展開が若干強引?と言いますか、繋がり切ってない印象があります。 “それ以前”の作品の物語の“繋がり具合”は、さすがキング!みたいに半端なかったです。 当方、【デッドゾーン】【IT】【ペットセマタリー】(他にもありますが)が、キングの真骨頂だと思っています。 よって今作、決してつまらないわけではありませんし、近年のキングの作としては面白い方に分類してイイと思います。 ただ、オールドなキングファンが喝采する作品かは分かりません。 | ||||
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内容は他のレビュアーさんにお任せします。 原文に頼りすぎず、かと言ってひねりすぎずスラングや英語独特の表現を日本人に伝える技術に感服しました。 小説の舞台は60年台アメリカが中心となりますが、その時代を経験しておらず、全く他の文化で育った人間をも小説の世界の中にグイグイ連れて行ってくれる文章がすばらしい。60年代に活き活きと動く人物は、実は戦前の価値観や思想を色濃く反映しているわけで、アメリカ文化・歴史への深い造詣なしには翻訳できない世界でしょう。 近年のキング作品には欠かせない翻訳者の白石朗氏のなせる技です。 | ||||
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キャロライン・ケネディー駐日大使就任と「共鳴」するかのような本書の登場は、キングファンならずとも読書家なら捨て置くわけにはいかないはず。あの日を、キングがどう捌いてくれるのか、誰だってそう思うはず。その関心でいささか冗長な上巻を読み進めているうちに、物語は、いつしかうっとりするような恋愛小説となって下巻は怒濤の展開。本筋であるべき63年11月22日の教科書ビルに向かう事柄すべてが、かえって煩わしく邪魔にさえ思えてしまうほど。キングの筆力と文学臭に改めて感服しながら、読了してみると、ケネディーについてあれこれ思いめぐらすより、あぁセイディー、と誰もがきっと、そう思う仕上がり。訳も上質。読み応えあり。ただ、本作が、このミス1位、というのはどうなのかなぁ、ということで☆は三つ。 | ||||
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これは、それが読書の時間を長くしてくれて面白いか、それとも長くかかりすぎと思うかにもよりますが、とりあえずひとつのことをつたえるのに表現を割くというかページを使います。さっさと先進んで(((^^;)。面白いかどうかは最初に書いたことによります。上巻だけでも二段組で500ページ強!なので読まれる方は、気をつけて読まれて下さい。 | ||||
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