ドロレス・クレイボーン
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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本書は前作の『ジェラルドのゲーム』と同じく皆既日食の時に起きた事件の話だ。 | ||||
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ドロレス・クレイボーンの語り口調が良い。言葉が汚いがとても読みやすかった。かいつまんで言うと親の心子知らず。とても強い女性だが、情に厚く心優しい何処にでもいそうなお母さん像。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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これだけ口汚く罵っても聡明さを感じられる。まるで音楽のように小気味よい文章。ちびっこピートのフレーズに和む。翻訳も良いのだろうな。そして主人公の生きた軌跡がちょっとだけ眩しかった。 | ||||
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読書には何ら差し支えのない状態で、概ね満足です。 販売時の説明文コピーが同封されていて、それを読みながら現物を確認できたのが良かったです。 | ||||
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覚えてない位に読み倒してる。 で、飽きる事がない。その時の自分の歳や状況によって思う所は違うけど、何より切ないのがドロレスがいうトコロの「女の仕事」部分。シーツを干すシーンなんか、「洗濯なんかやった事が無いって男全員読め!」と叫びたくなるwここまで過酷ではないけど、冬場なんか多かれ少なかれ、毎日当たり前の様に「お母さん」達はいまだにやってますから…。乾燥機?ありますよ。でも日常的には「電気代勿体なくて」使えません。ま、これは本筋には関係ないですが、この手の綿密な描写がドロレスの言葉に説得力を持たせます。で、ドロレスの選択は正しかったんだとすんなり思ってしまうんです。 彼女の言葉は洗練されていない。いないが故に、鮮明にそのシーンが目に見える様に浮かんでくるんだと思います。 ちなみに脳内映画化完了作品だったんで映画化された「黙秘」を観た時には心底がっかりしました。何で素直に作らんかったんだ!と。 | ||||
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キングの作品はこれを含めたら まだ2作品しか読んでいませんが、 それでもこの作品の巧妙さには驚かされる ばかりでした。 まず、一見すると介護する人と介護される人の 駆け引きの様に序盤は見えますが、 だんだんと過去へとさかのぼっていくと、 それぞれの人間の心の闇が見えてくること。 特にドロレスと娘のセリーナの闇は 本当にドス黒いものです。 特に娘の方。 そしてドロレスは大事なものを守るために、 鬼となります。 それを完全な悪とはいえないと思います。 最後に出てくる嘲笑。 でも、いつ自分に降りかかるかは分からないものです。 フィクションのホラーではなくて、 ありそうな感じのホラーというところが 恐さを増幅させます。 好きな作品です。 | ||||
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キングのマスターピースの一冊である。 この本はホラーではない。一人の女性が 人生の困難に立ち向かい 子供を守っていく感動的な話である。彼女が夫を殺害する場面だけが 一種のサスペンスだが それ以外は 老女が淡々と語る自分の人生だ。 キングはホラー作家であるわけだが その小説は時として 非常に感動的である。本書を含めて 幾つかの作品は読んでいて泣いてしまうこともある。その高い文学性こそが キングを読む魅力だ。キングは ホラーという舞台装置を借りながら 実際に語っているのは「人間」である。その意味で ホラーではない本作も 正しくキングの本流の一冊だ。 | ||||
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