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能面殺人事件
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能面殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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二組の男女の恋愛が悲恋に終わる。片思いの恋に殉じた女性もいた。胸を締め付けられるような切ないエンディング。 | ||||
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二組の男女の恋愛が悲恋に終わる。そして片思いに殉じた一人の女性もいた。謎解きよりも余韻たっぷりのエンディングが心に残る。高木彬光は理知的な作家という印象だったが、感情も決しておろそかにしていないことがわかった。 | ||||
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どうしてみんな、この作品をトリック云々だけで採点するのかな? 僕は強烈な抒情性と、ラストのほの哀しさが好きで、それだけで何度も読めてしまえるんだけどなあ。 | ||||
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満足しています | ||||
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素封家で発生した連続殺人事件の謎を、名探偵の推理が解き明かす本格ミステリ。 ドロドロの人間関係、狂気に取りつかれた家人、密室殺人、曰く因縁ありの不吉な能面、探偵と探偵助手という如何にもな設定だ。担当検事の過去の悲恋話や、探偵戦意喪失の途中交代など、横道にそれたかに見せてきっちり最後は収束させてくれる。真犯人は意外や意外だけれども、アンフェアぎりぎりのところで踏みとどまった感があるね。 昭和二十年代の作品なので、科学捜査の観点では隔世の感が否めない。 どんでん返し、さらにもう一度の返しは好み。【推協賞】 | ||||
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もっと評価されても良い作品なんじゃないかな。何といっても日本推理作家協会賞作品なんだし。当時は功労賞的なものではなく、純粋に良い作品が受賞していたんだから。 他の作品との類似が指摘されている。それはね。このての設定にしたら、みんな似てるわけだよ。大事なところは、あのミスディレクションだ。初読のときはすっかり騙されたよ。でも、心地よい騙されかただったね。 ストーリーについては、あまり詳しいことが言えない。でも、典型的な本格ミステリだし、デビュー間もない著者がこれをやろうとした、そのチャレンジ精神は尊敬に値する。普通はもう少し様子を見てから、自らの評価が定まってから、というものなのにね。 これだけでも、ネタばらしになってるかもしれない。何も考えずに、とにかく作品世界に浸ってほしい。そして昭和20年代のテイストにも、 | ||||
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前年、作者はデビュー作の「刺青殺人事件」で協会賞を坂口安吾氏の「不連続殺人事件」と争い、惜しくも賞を逃している。それだけに本作に賭ける意気込みは大きかったであろう。2つの大きなトリックを用意している。1つ目は殺人の跡無き殺人方法である。現代の鑑識では識別可能だと思うが、当時としては果断な挑戦である。「ジャスミンの香り」がそれを象徴している。 もう一つのトリックは詳細には書けないのだが、日本ミステリとしては初の試みだと思う。ここにも作者の意欲が窺がえる。このトリックの影響もあってか、作者自身が作品に顔を出したり、展開に不自然な点があるのだが、まあ良しとしなければならないだろう。ただし、本作中で海外有名作品のネタを割っている部分があるので注意しないといけない(何故こんな事をするのだろう ?)。それを除けば、作者の意欲が溢れ出ている快作。 | ||||
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高木彬光の2作目にして、第3回日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)の受賞作です。前作で登場した神津恭介は登場せず、作者の高木彬光とその友人が探偵役となっています。いくつかの殺人が起きるのですが、中でも密室殺人の現場に能面が残されていたという事件がもっとも印象的。だから『能面殺人事件』というタイトルというわけ。この能面という小道具の使い方もなかなか見事ですが、それだけには終わりません。作中でヴァン・ダインやクリスティのいくつかの作品が盛んに引き合いに出されます(いくつかについてはトリックや犯人を明かしているので、英米の黄金時代の諸作品を十分に読んでいない人は要注意!)。事件のトリックもそうした名作群のアイディアの寄せ集めなのかと思わせておいて、ラストにアッと言わせるところはさすがです。 | ||||
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この本は推理、内容、トリックは実に良く出来ていると思います。それに犯人の独白シーンにはアットさせられてしまう点や、今まで犯人だと思っていた人が犯人でなく意外な人物が名探偵に変身するという。新しい試みがされています。タダ難点を言いますと海外の古典推理小説のトリックや犯人の名前が事細かに出てきますのでこの本を読んでしまいますと三冊のミステリー小説の犯人やトリックがわかってしまいます。是非読みたいと考える人がいるならそういった海外小説を読んでからこの本を読むといっそう楽しめるかもしれません。また海外小説の古典を読んでいる方は是非そちらを読まれてからこの本をお読みになることをおすすめします。 | ||||
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本書を一言で云うと「古典的名作」しかし古典的なのは舞台設定がそう感じるだけであって、物語の「構成」は現代でも通用する巧さです。伏線のはり方も上手く、その数も多く、感嘆しきり。そしてラスト、或る人物の独白にジーンときます。 | ||||
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