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ペテロの葬列
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ペテロの葬列の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全207件 161~180 9/11ページ
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バスジャックの間何を考えていたのか義父に問われて 「赤い自転車を見ていた」と答えたという冒頭に出て来る何気ない小さなエピソードが、 終盤巨大な謎となってのしかかって来る(杉村にも読者にも)ところが圧巻でした。 そこには自転車などなかったのだ…、ではいつの光景と記憶違いしたのだろう…、 バスに乗る機会があったのは…、なぜその記憶を隠蔽したのか…、 なぜそれが(解放を待ち望んでいた)バスジャック時の記憶と錯誤されたのか…。 というメインストーリーとは別のもう一つの(心理的錯誤をめぐる)謎解きが、 「驚愕」の結末が実は「驚愕」でも何でもない必然だったのだということを教えてくれます。 「ラストでの杉村の振る舞いがおとなしすぎて納得がいかない」とお考えの向きもあるようですが、 「自分こそ」が走り出したかったのだ、 ずっと「ここ」から逃げたかったのだということを 杉村自身がこの謎解きを通して暴いてしまった後なのだから、 それも当然なのではないでしょうか。 | ||||
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読み進むうちに疑問に思ってもスルーされてるいろんなことに納得できる描写がでてくるんだろうと思いながら読んでたら残量が少なくなってきてあれって思ってる間に終りまで読んでしまってて、結局それぞれの登場人物の気持ちがどうしてそうなったのかっていうのがどれもよくわからないままにおわった話でした。 でも杉村さんの家族の結末は「名もなき毒」の最後の方でもなんとなく伏線の匂いがしましたから、ここのレビューで大騒ぎになるほどには驚かなかったです。 それよりもそれぞれの登場人物の行動の所以の心情とか状況の描写ががこれだけの長さなのにまだ足りないと思うのは私だけでしょうか? あっちもこっちもといくつもエピソードを広げすぎてそれぞれの話での人物の行動感情が丁寧に描けてなく、唐突に動きすぎてる印象があります。 あと、語られる人物の比重とストーリーへの関わりとのバランスの悪さも目につきました。 森さんと奥様のエピソードが結構多かったので事件に関わりがあるのかと思えばそうでもなかったり、あれだけ苦労して追求した悪質商法の核心と思われた人物がどんどん枝葉になり、それまでの文章によって向けられた読み手の注視してる方向を急に外されたようで肩すかしを食らいました。 そしてその核心人物の行方がよくわからないまま終わるのかと思ったら最後のほうで、杉村氏が「見当がついてた」って急にきて・・・そこでもう読み続けてきた私の心はドーンと音をたてて折れてしまいました。 起こった事件や出来事とかに対しては「しょうがなかった」「やむにやまれず」「急に態度が変わった」とか「???」そうなった理由を聞きたいってことは全部スルーされてひたすらエピソードとその結果、それをつなぐ簡単な都合のようなものだけさらっとありました。 杉村探偵のシリーズの真骨頂は警察では手の届かない地味で丁寧な事件の掘り起こし、それを通じての人々との優しいやりとりだったんですが、今回は事件は派手だし、杉村さんの動きもなんだか雑だし、今多コンツェルン全然関係ないのに無理やりくっつけるからOB話と編集長が違和感ありまくりだし、義父から脈絡なく特命だし、読後は愚痴ばっかり出てきます。 ちょっと変わった結婚をした優しい視点をもつマスオさんって結構好きな設定だったんですけどね、義父も波平みたいに威厳があって面白いと思えたし。 富豪刑事みたいにギャグではなく、裕福で暖かな家庭をもってるからこそ変にひねることなく、人の痛みに損得なしに真摯に寄り添える繊細な杉村探偵像がお気に入りだったのにな。 この終わり方からいって今後、杉村さんのキャラも激変しそうで残念です。 | ||||
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バスジャックから始まる、推理の過程はさすがだな、と思いました。ですが、ほかの方も書かれているように杉村さん、あんまりでしょう。これだけの、理由で過ちをおかす奥さんの気持ちには、共感できません。杉村さん、気の毒。 | ||||
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ネタバレを含みます 誰か、名もなき毒と読んできましたが、男女関係が話に絡む機会が多かったようには思います 今回のペテロの葬列のラストも読んでいて胸が苦しい、不快感を正直感じました ただ、単純な悪意、金や女、出世欲などの人間のどうしても嫌な部分をこのシリーズは効果的に見せてくれたと思います それだけに他の方のレビューに見られるように主人公の杉村が読み進めていくうちに遠いような存在になってしまったことは残念です 本編の話は引き込まれ面白かったですし、杉村のほうもまた新たな展開が見れそうな終わり方でした 探偵に本当になるかどうかはわかりませんが、北見母子同様私もそうなることを期待します | ||||
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宮部みゆきさん作とは思えない終盤に、がっかり。 まあ、杉村さんが探偵業に生業を変えたいとしても、あれはないかなあ。 導入から、中盤はおもしろかった。 暮木老人の死に至る選択は少々説明つかないというか、おじいさんその選択は安易すぎるだろうと思った。 もう少し練り上げて、暮木老人に厚みを持たせてくれたらもっとよかった。 | ||||
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TVドラマにもなった杉村三郎シリーズの3作目であり、同時に豊田商事事件等のマルチ商法をモチーフにした社会派作品です。 宮部みゆき作品は好きなので読みました(ボツコニアンとソロモンの偽証以外の単行本はほぼ読んでます)。 主人公が同一の現代ものシリーズで、社会派モチーフを扱ったのは初めてか珍しいではないでしょうか。火車や理由は読み切りでしたし、新たな境地がひとつできたようです。杉村三郎シリーズとしても、本作で大きな動きがありますので、シリーズとして気になっている方はぜひ。 未読のソロモンの偽証を除き、近年の宮部作品に社会派ものが足りないと感じていましたので、本作はとても嬉しかったです。 社会派宮部みゆきの代表作とされる「火車」や「理由」がお好きな方はぜひ読んでください。(前者はカード破産などの多重債務と自己破産、後者は土地の競売と占有屋が重要なモチーフです) 宮部作品は、人の心情を正負どちらも深みにまで至って描かれるのがベースの特徴です。その上に、江戸風俗や社会問題など様々なモチーフが実に上手く織り込まれて各作品・シリーズができています。「模倣犯」や「楽園」では、理不尽で共感できない存在が目立ち、それに違和感を感じていました。それらの流れから、本作のような社会派に戻って来たのであれば、個人的にはとても良い流れだと思います。 ただ…ソロモンの偽証(ハードカバー全3巻)に比べれば短いんですが、それでもやっぱりハード650ページ近い長編。良い描写も盛りだくさん、話の展開も二転三転し読んでいて退屈は全くしませんが、文庫本300ページ程度の「火車」くらいの長さだと、もっと読みやすいのにとも思ってしまいます。 本筋と直接関係ありませんが、後半の場面に怖いと感じたシーンがありました。 ー<世の中には、こんなにも悪意が満ち溢れているんですね> 彼女から来たメールの文面が泣いているように、私には見えた。 正にネットの現実を見ている思いがしてぞくっとしました。安全地帯から自分は正義だという顔をして、自分の満足のために人を叩くことの怖さ。それは佐々木俊尚の「マイノリティ憑依」などいろいろな分析はなされています。 が、事実を分析するノンフィクションの書き方ではできない、小説の物語としての力によって、この場面に入り込むことで、その怖さを再認識しました。 詐欺・マルチ商法という現実にある「嘘」を取り込んでいるだけに、その分重みが増している本作。 それなりに読み通すのに時間が必要ですが、それに見合った読書体験になると思います。 | ||||
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以外な結末。続きをよまなければ納得できないです。いろいろコメントするより、読んでみることをおすすめします。 | ||||
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ネタバレあり> アマゾンで意外と評判が良くないけど、おもしろいな、と思ってたら、ラストだった。全クール「名も無き毒」が連ドラ化されたこともあり、杉村にも、菜穂子にも、桃子にも、今多会長にも、すんなり馴染めたし、顔が浮かんでくるようだった。それだけ感情移入してるからこそ、杉村のファミリーにはひとつでいて欲しかった。杉村は北見の後を継ぐのか、そして、菜穂子と桃子と一緒に暮らす日はまた来るのか? | ||||
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宮部さんの作品は初めて。書評に釣られて購入したけど、平凡な作品ですね。 話の構成がばらばらですね。バスジャックから始まって、平凡なサラリーマンが事件に深入りして、 どうも独りよがりな筋の展開で。後半の話は必要なの。バスジャックと。女房が不倫して別れる、別れないのと言う話は内包がいいんでは?何が主題なのか全く不明です。人間の心は不可解と言う前に、小説の筋を判りやすく展開してもらいたい。 宮部さんてもっと迫力ある小説書く人かとおもっていた。 | ||||
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バスジャック後の展開も見え見えの流れで よくま~~ここまで文字を埋められた愚作 バスの中の描写は流石と思って読み進めたが 単調な文字の行列・内容に辟易していたが 辛うじて読み終えた結末が何!どうでもいいわ! このあと探偵業の続編が出ても読みたくない | ||||
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途中まではぐいぐい読者を引き込む展開で、作者の手腕の確かさを感じました。 実際におきた事件からここまで話を展開するのもうまいと思いましたし、今回は主人公と一緒にバスジャックに巻き込まれた面々が精神的に色々未熟だったため、杉村の頼もしさも光りました。まぁ光りすぎたといっていいかも。 が、他のレビューにもあるとおり、ラストがこれじゃ杉村が報われなさすぎでしょう。 現代ミステリーとしては完成度は高いことに間違いないですが、爽やかな読後感を期待した読者は手痛い裏切りにあってしまいましたね・・・。 レベル7のような、思わずこれなんだ?と読者を引き込む謎もちょっといまいちでしたし、クロスファイアのような余韻にひたれる最後でもなかったし、作者の意図がなんだったのか気になります。 | ||||
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宮部みゆきさんの本は初めて読みました。ストーリーは面白かったと思います。ただ、セリフのカギカッコに囲まれた部分が連なって、言葉遣いでも誰のセリフかわかりにくい箇所がけっこうたくさんあって、頭の中で人物を読み間違ったことに後で気づいて読み直すことが何度かありました。最初から映像化を想定して書かれてるからそうなってるのかもしれませんが。ところで、みなさんのレビューでは結末云々書かれてますが、そこは作者にお任せする部分じゃないでしょうか(例えば重要人物が死ぬと助命嘆願したいためにココでの評価を下げるのは筋違いだと私は思います)。 | ||||
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杉村三郎は、ある日バスジャックに遭遇する。犯人は拳銃を持った老人だったが、事件はすぐに解決 した。だが、被害に遭った乗客たちに意外なことが起こった。老人の謎、乗客に広がる事件の波紋とは? 杉村三郎シリーズ第3弾。 バスジャック犯の老人とバスの乗客たちのやり取りは緊迫感があり、読みごたえのあるものだった。 事件解決後の、老人が事件を起こした動機を調べるところも面白かった。一方、杉村とともに事件に 遭遇した杉村の上司の園田の過去も明かされ、衝撃を受けた。人は心の中にさまざまなものを抱え ながら生きているのだと、改めて感じた。 善と悪は、表裏一体だと思う。人は、気づかぬままに悪に染まることもある。悪いことだと分かっていても、 自分を守るためにやむを得ず行動してしまうこともある。ほんのちょっとの心のすき間に入り込む悪。 いつかは自分自身に起こるかもしれない・・・。絶対にないとは言い切れないだけに、たまらなく不安になる。 700ページ近くの大作だが、惹き込まれ一気に読んでしまった。面白い作品だと思うが、ラストはとても 驚いた。どんな理由があるにせよ、やってはいけないことだと思う。また、こんな理由はとても納得できない。 意外なラストだったが、後味が悪すぎる。読後に嫌な思いだけが残ってしまったのは、残念だった。 | ||||
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序盤のアイドリングから一気に読ませる筆力には相変わらず脱帽ですね。 「誰か」、「名もなき毒」の杉村三郎シリーズです。 帯にも記載はありましたが、拳銃を持った老人によるバスジャックが伏線 となり、加害者が被害者に、被害者が加害者に・・となんともメビウスの輪のように 表裏が入れ替わる構図もとても楽しめました。 しかし、ラストはちょっと・・。 いや、これは男目線での感想ですので皆さんから共感は得られないとは思いますが。 映画館で痴漢にあっていたあの美人な体の弱い妻が・・ねぇ・・ 娘はどうなるのだろうか・・と。 細かい話は抜きとして、消化不良というかこのラストは生理的にちょっと納得いかないですね。 そしてこのエンディングを迎えて再度読み返してみると随所に伏線が張り巡っていることに気が付きましたが。 ただ今後、杉村が探偵を生業として行く筋道は出来ましたね。 | ||||
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期待通りの作品でした。 しかしこの終わり方は、少しさびし過ぎます。 今執筆中なのかどうかわかりませんが、 是非続編を切望します。 | ||||
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またお金の話かと、いつもながらの読み易い文体で展開する宮部ワールド。無事に大団円を迎えるのかと思いきや、ラストは切ない大恋愛小説の仕立てで、これはこれでいいんじゃないでしょうか。杉村を無理やり探偵にすることはないはいように思われますが、シリーズとして続けていくには、こうするしかないのでしょう。次回作が待たれます。 | ||||
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巨悪を叩くと、雲の子が散るように小悪が飛び散る。 豊田商事事件のような大掛かりな詐欺事件の全容を掴むために、検察は司法取引(日本では認められていたっけ…)をするらしい。つまり本来なら公訴対象の幹部に吐かせるだけ吐かせて、その見返りに野に放つというわけだ。この場合、小悪とは詐欺のノウハウだろう。宮部氏によれば、豊田商事事件後、規模は小さくても似たような悪徳商法が摘発されると、逮捕者の中に元幹部の名があるケースが多かったという。 催眠をかけられたように、被害者から加害者に転じるマルチ商法―そうした社会悪がこの作品の核にある。 バスジャック犯の老人の要求は、三人の人物をマスコミのスポットライトに当てることだった。たまたまバスに乗り合わせた乗客も(杉村氏も含まれます)、事件中に犯人が一方的にした約束のために、解放後も事件と深くかかわりづつけることになる…。 作者は、これから先は読者の想像に委ねよう、というスタイルをとらない作家である。 だから人物描写が懇切丁寧で、物語もながーくなる。それでも飽きず一気読みさせてしまうのはさすが。 この作品の評価が分かれるのは、意外な結末のせいだろう。 2度あることは3度あるというけれど、いくらなんでも4度はないだろうから、 会社報の編集に携わる社員がこれからもずっと事件に関わるとすれば、こういう終わり方しかなかったんじゃないのかな。つまり、シリーズを続けるための結末じゃないの? しかし、こういう場合、親として娘の不始末を詫びる言葉を一言でも口にするのが普通だと思うんだけど。父娘ともども常識ないなぁ。(最後まで読んだらわかります) 私はシリーズ第一作から、この「身分違いの結婚」の作者の描き方に首をかしげてしまう部分があった。若い二人が惹かれあい愛し合って結婚し、子供までもうけたのに、かたくなに親子絶縁を貫き通すって、ちょっと変じゃない? まさか我が子を、金目当てで結婚するような人間だと思ってるわけじゃないでしょう。身分の差を如何ともしがたいものとして規定しているのは、菜穂子側の一部の親族ばかりでなくて、杉村側だって同じじゃない。 それに菜穂子を天から舞い降りてきたようなお嬢様のように(実はなかなか嫉妬深いということが本作でわかる)描いているけれど、十五歳まで本家に入れてもらえなかった妾の子でしょう。小学校、中学校でも母子家庭を意識せざるを得ない場面はあったと思うのに、 本人に心の屈折や暗さがまるでないんだよね。 ま、いろいろ突っ込みを入れたくなりますが、杉村シリーズ続けてください。杉村君に素敵な恋人を見つけてあげてください。本作にも、ふたりばかし、候補にしてもいい女性がいるんだけどな。 | ||||
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「誰か」と「名もなき毒」は1年に1回ぐらいは読み返していました。ストーリーもおもしろかったけれど、 杉村三郎と菜穂子、桃子の家族がよかったから。 ラスト前までは本当によかった。いつもながらたいしたもんだなと思って読んでいました。 いくら次回作の伏線のためだといってもあれはないですね。唖然呆然。 あり得ません。あり得ないから小説なんだろと言われればそれまでだけれど。 読み終わって数時間経ちますが、まだ不愉快。 | ||||
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読む前に、この本の評価が低い事は知っていました。 宮部みゆきファンの私には、そんな低い評価を信じる事は出来ず、 絶対に面白いはずだと信じて読みました。 最後まで読んで、みなさんが低い評価をするのが理解出来ます。 私もこの終わり方は嫌いです。 残念ながら、この本を人に勧める事は出来ません。 次回作で、主人公の杉村が幸せになれるように期待しています。 | ||||
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宮部みゆきさん大好きなんですが、このシリーズの菜穂子は最初から嫌いでした。 主人公の自分に対するペシズムやそこまで我慢している?というところも不思議でしたし、 2作目の丹誠込めた家をぽいっと捨てられる菜穂子が既に何か象徴しているようではありましたね。 愛がないなと申しましょうか。 最後まで嫌な女でしたがこの方が主人公の今後の為によろしいのではないでしょうか? 菜穂子と桃子も決して良い親子関係にならないだろうなと予感させますね。 う〜ん、宮部みゆきさんの本で、これほど読み終わって’ひどい話し’と思ったのは初めてかも。 | ||||
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