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ペテロの葬列
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ペテロの葬列の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全207件 1~20 1/11ページ
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さすがの宮部さんの作品だと思いました。 これは、自分では書けない。 バスジャックと、マルチ商法の詐欺事件。 それらが複雑に絡み合う。 関わった人たちの人生は、それぞれ大きく違う。しかし、それぞれが必然となる理由を持っている。 最後には驚きました。 彼女の言動には違和感を感じていたんですが、それにも必然となる理由があった。 気をつけようと思いました。 | ||||
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さすがの宮部さんの作品だと思いました。 これは、自分では書けない。 バスジャックと、マルチ商法の詐欺事件。 それらが複雑に絡み合う。 関わった人たちの人生は、それぞれ大きく違う。しかし、それぞれが必然となる理由を持っている。 最後には驚きました。 彼女の言動には違和感を感じていたんですが、それにも必然となる理由があった。 気をつけようと思いました。 | ||||
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読みたくない部分が多かった。残念。 | ||||
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1ミリの共感も持てない 他の登場人物も作者の設計図通りに動いてるだけという感じがする | ||||
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タイトルに「使徒ペテロ」と、名前を拝借しているのだから、もう少し聖書を学んで欲しいかった。 作家である以上、ある程度の調べをしていると、期待していたけれど、お粗末。 特にヨハネの福音書21章にある、復活のキリストとの対話と、後に教会へ宛てて記されたペテロの手紙第1は、背景などを含めて、調べて欲しかった。気をひく為に名前を使ったと、考察されても | ||||
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大ファンです。この作品は読み応えがありました。入院中の退屈凌ぎ用にと買ったのですが、一揆に読んでしまいました。 | ||||
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サスペンス調と精緻な人間描写が良い。が、大きな財閥の妾の子のお嬢様育ちの妻のキャラクターが、体が弱く、頭もお花畑で個人的に、こんな人が身近にいたらやだなと嫌悪感でなんとも言えない。彼女と桃子の場面は内容にほぼ関係なく、飛ばして読んだ。次からは杉村のみの設定でほっとしている。彼女らのところで一つ引いて、星四つ。 | ||||
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楽しく、またハラハラしながら読ませていただきました。さすがただでは終わらない宮部作品です。今回もマルチ商法といった別の作品での自転車事故、カード破産や占有家などの社会問題に踏み込んでおり非常に面白いです。 ただ、菜穂子にはがっかり。夫を解放してあげる、と言いながら自分が独立した大人になりたいがための口実に思えました。またその手段の一つが解せない(これから読まれる方のために伏せておきますね!)。彼女は相変わらず父親や兄の庇護のもと生活し独立などできない性格なんじゃないでしょうかね。 | ||||
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宮部みゆきさんは、良識派のエンタメ作家だと思っていた。極悪非道の犯人は出て来るが、良識ある人達の手で解決され、勧善懲悪で読後感が良い。このシリーズでは、探偵役の杉村三郎が、良識ある人物で、資産家の娘だが病弱な妻と、幼い娘とのエピソードでほっこりさせる、そんなキャラ設定だと、個人的には信じて疑わなかった。 バスジャックから始まるストーリーは面白く、詐欺事件と絡めて非常に興味深く読む事が出来た。犯人像の設定や動機もまずまず納得のいくもので、無事解決で終わる筈が。 ここから杉村に訪れる災難は、正に驚愕の展開。途中で、伏線らしきものを貼ってあったが、まさか本当に、宮部みゆきさんがこれを書くなんて、信じられない、と言うのが、正直な感想である。あえて言えば、シリーズの前作品を伏線に使ったトリックで、レーン4部作を想起した。宮部ファンとしては裏切られて、読後感は当然悪かった。 | ||||
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このシリーズでも最長で、文庫二分冊。宮部みゆきさんは長編作 家で、とても「らしい」作品だ。冒頭にバスジャック事件が発生するのだが、その前説が入り、事件が起こっても簡単には進まず、ここで読み終えとくか、と言う箇所までなかなか行かなかった。 とにかく心理描写を含めて、情報量が多く、余分と思われる内容まで、丁寧に書き込んでる感じ。恐らく人によっては「くどい」と感じ、展開が遅くてイライラするのではないか。が、これこそ宮部節で、不要(と思われる)箇所を削ってしまったら、作者の味が消えてしまう。そして、長い文章を飽きさせず、興味を持たせて読ませるのが、宮部みゆきさんの筆力である。 恐らく宮部さんは、書きたい内容を全部、文字にしてしまう作家なんだろう。そして抜群の筆力が、それを可能にしてしまう。この上巻だけでも、豊田商事詐欺事件と言う実話や、洗脳によるセミナー商法など、興味深い内容が盛り沢山。個人的には全く長さを感じなかった。 この作品が自分に向いているかどうかは、立ち読みすると良い。初めの区切りまで面白く読めたら、購入を勧めるが、駄目な人もいるだろう。特に「杉村三郎シリーズ」は、万人向けではないと思う。 | ||||
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ペテロの葬列までの杉村三郎3部作には、全てに「破滅的な人格異常者」が登場する。しかも彼らは節目節目で物語の方向性を支配し決定していく。3部作はこれらの人格異常者と常軌を逸した正義感および行動力を持った杉村との対決である。 ペテロの葬列では異常者の狂気が勢いを増し、終盤ではついに杉村のごく身近に最強の異常者が現れる。しかし猛威を奮う異常者の前で杉村は対決の土俵にも上がれず、ただ破壊されていくしかない運命に翻弄される。 人格異常者の言動には理解や共感はもちろん、哀れみや怒りすらも感じる余地は全くなく、ただ嫌悪感を感じるのみである。そして凡人である私は、彼らに決定的な懲罰が与えられないことにも嫌悪感を感じる。それは宮部氏の狙いなのかもしれないが、大多数の読者は不愉快な読後感を期待して本を読むのではない。 これらの3部作は、あたかもその後に「探偵杉村三郎」を登場させるために逆算して構想されたシナリオであろう。しかし探偵編では杉村と新たに遭遇する人格異常者たちとの間に直接の利害関係はない。したがって探偵編は緊迫感に欠け、異常者たちの脅威も薄れて小者となり、それゆえか短編ばかりとなってしまっている。 宮部氏をストーリーテラーという人もいるが、狂気の異常者を暴れ狂わせないと長編は書けないという程度の力量なのだろうか。 ペテロの葬列に登場した人格異常者の悲劇的な末路を知って溜飲を下げたいために、やむなく探偵杉村三郎編を読んでいる。 現時点ではまだ彼らの再登場はない。 最後に、今多家の一員となった杉村が親族の中で疎まれる場面がある。しかし所詮一代で築いた成り上がりの企業である。彼らの上から目線やあたかも貴族や皇室のようなプライドは理解できない。 美智子様をはじめとして、一般人も婚姻により皇室の一員となる時代である。ごく最近ではK氏の例もあるが、杉村の方が比較にならないほど善良な一市民であろう。 ここには宮部氏の時代錯誤を感じた。 | ||||
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宮部みゆきさんの初刊からずっと好きで何度も読み返していつの間にか手放してしまい、再度の購入。 久しぶりに読むと初版で読んだ感想とは違う思いがして何度も読み返しています。 | ||||
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帯も破れてるし表示も折れ曲がってるし最悪。 読むには問題ないが丁寧に扱って欲しい。 | ||||
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予想以上の出来栄えに満足 | ||||
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満族です | ||||
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宮部みゆきさんは、天才だと思います。 特に、模倣犯は凄かっです。 この、作品も面白いです。 宮部みゆきさんは、時代物もたくさんありますが、私は時代物は好きではなくて、現代物ばかり読んでいます。 | ||||
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購入した文庫版には2018年11月新刊の告知がのっていたので、2018年に作られたものだ。2016年初版に2018年になって新しい帯をつけたんだろう。 ペテロの葬列の最後の最後で主人公の杉村に訪れるある出来事を、帯にのっている希望荘のあらすじ冒頭でネタバレされていた。うっかり読んでしまって脱力して、読む楽しみが失われてしまった。本当に出版社はこれでいいと思っているのか?? 文藝春秋なのに?? | ||||
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宮部さんの作品は大好きです。ただ杉村三郎シリーズは全然知らず最近になり「希望荘」を手に取りました。まさかシリーズものとも知らず「途中から読み」をしてしまった次第です。ですから今作の衝撃的結末を知ったうえで読みました。リアルタイムでそのうえ以降続刊の予定を知らずに読んでいれば他の方のレビューにもある通り低評価だったかも知れませんし知っていてラストを迎えてもかなり精神的ショックがありました。今までの氏の作品でこういう類の後味の悪い結末は記憶にありません。 ただ、氏曰く「探偵杉村三郎」を作るにあたりどうしても先の三部作が必要(ペテロの葬列が上下巻の長編になってしまったことは氏も苦笑していたようですが...)だったとコメントしておりました。 ここからは私の希望的観測改め希望的妄想でしかないのですが、これら四作品(この時点で私は「昨日がなければ明日もない」はまだ未読です。)降りかかってきた依頼や事件、その真相に辿り着くまでをあれだけ丁寧に書き綴られてきたのに「菜穂子の不倫」だけはあまりに唐突でそれでいて扱いがあっさりし過ぎている。結果的に彼女にお咎めといったお咎めも読み取れず、相手の橋本氏は会長付き秘書から格下げの一社員に。離婚が決まった後、会長は三郎と会話を交わすも娘のやらかした事に激昂するでもなく何処か淡々とした姿勢。これって「菜穂子の不倫」自体が三郎を自由にする為の苦肉の演技だったのでは?と思ってしまってなりません(そうであって欲しいという妄想ですが...)。 問題が露呈するきっかけとなった井出氏の写真も先の彼の問題行動を鑑みたら秘書室の誰かが井出自身の行動を常にマークしていてもおかしくない。そこに杉村の嫁がこれ見よがしに他の男と腕を組んでマンションから出て来れば意地汚い性格の井出なら必ず何かしらのアクションを起こす事は明白。これを不倫劇に利用したのでは? そして杉村が会社を去る際の「睡蓮」のマスターの言動と今後の予定そして氷の女王との別れ際のタイミング。「打ちひしがれること間違いない杉村三郎をよろしくお願いします。と会長が仰っておりました。」くらいのやりとりがマスターと氷の女王との間であったのでは?(実はこの二人元夫婦?ってのは妄想膨らませ過ぎですね、失礼致しました。) いろいろと妄想を膨らませてしまいましたが、三郎と菜穂子の縁も今後この作品の一つのバックボーンになっていくのではないかと思えてなりませんしそうであってほしいと強く思います。 氏の描きたかった「探偵杉村三郎」はまだ始まったばかりという事なのでしょう。これからも末永く楽しませていただければ幸いに思います。 長文駄文失礼致しました。 追伸、ドラマ版の杉村が小泉Jr.なのは些か納得いかなかったなぁ。 | ||||
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意外とレビューの星が分かれました。意外でもないか。 僕は杉村さんが嫁さんと別れようが別れまいがそれ程気にしていないのでそのあたりは全く無頓着に「へー別れさせたのか?」という感じで終わってしまいました。 個人的に昔々マルチ商法の社長さんがお客さんだったこともあって業界の中身をある程度知っているものとしては宮部さんよく調べたなあと感心。でもこの人、いつも思いますが題材を徹底的に調べますね。 マルチ商法って、頂点に立つものがいつも裁かれますが、その下の幹部って意外と次々と渡り歩いていい暮らししているんですよね。そのあたりを裁こうっていう趣向が今までにないマルチ糾弾のアイデア(小説の上の話ですが)かなと思う。 それとバスに乗り合わせた被害者にお金が届く、それをもらった人間の葛藤がよく書かれてます。最近の宮部さんはこういう部分が実に含蓄が深く、単純なミステリーでないところが素晴らしい。時代時代の世相の市民の喜び・苦悩等々がすらっと会話の中に表れて、僕はその部分を読むことが最近は気に入ってます。 マルチのトレーナーって、やっぱり特殊才能なんですが、洗脳されたいという人種がいることも確かです。実体はひと山儲けたい人間とそれに乗っかろうとする人間との集まりが商材を次々と替え普通の庶民を巻き込んでいく。この巻き込まれた普通の庶民がやけどをするという構図ですね。 それと企業の研修ね。あれも一種の企業の暴力ですね。昔、富士山のふもとで大声で叫ぶ訓練が流行りました。あれで会社やめた人間も見てきたけど、ものは考えようで企業にとっては将来役に立たん人間を早く発見できてよかった云々となる。 宮部さんは、世相の語り部役をミステリーを交えて語ってくださっていると考えるのは僕だけでしょうか。 僕は大変楽しく読ませていただきました。いつも徹夜になる。 | ||||
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下巻に入ったら、とまらなくなり、 掃除せず、料理せず、一気に読んでしまいました。夢中になれる小説。豊田商事の事件が、コアにあるのも興味深い。 | ||||
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