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秘密



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秘密の評価: 3.92/5点 レビュー 12件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

ロマンス家庭小説

題名から予想して、サラ・ウォーターズやミネット・ウォルターズのようにサスペンスフルなものだったらいやだなあと思いながら購入しましたが、全く怖い要素はありませんでした。安心して読めます。
死期近い母が若いころに犯した殺人の目撃者として、現在は女優として成功している長女が、末の、これも天文学者として成功している弟の力を借りて、母親の殺人の動機を解明していく物語です。
好みとしか言いようがありませんが、この小説を「推理文庫」にいれるかなあ?似たような登場人物の家庭の詳細が過去と現在にわたって延々と語られます。はっきり言って途中で投げ出したくなりました。これは出版社にお願いするしかないようなことですが、「逃げ出したプリンセス」とか、「雪の夜はちいさなホテルで謎解きを」とか、「秘密」などは、ロマンス小説の分野をつくって分けてほしいです。これらがお好きな方にはお薦めです。
秘密<上>Amazon書評・レビュー:秘密<上>より
4488010083
No.2:
(2pt)

毎回おんなじ

面白いというので三作まとめて買ったのだが…。母親や祖母の謎めいた過去話を時代を行ったり来たりして解き明かしてゆくという構想が全く同じで驚いた。この書き方しかできないのだろうかと。
これでもかというような英国の森や湖や庭やコテージの描写が続き、主人公の家族構成もほぼ同じで女性に関しては必要あるのかと思うほど丹念に書き込まれている割には美人というのが、女優というのが伝わってこない。男性のほうはもっと浅く薄いのも全く同じ。
ミステリーではなくロマンス小説とかハーレクインと評されているのもうなずけるし、ネタバレはマナー違反だからしないが、今回ミステリーとしてというよりも秘密や謎ときとしても成り立っていないミスも散見され、残念至極。
秘密<上>Amazon書評・レビュー:秘密<上>より
4488010083
No.1:
(2pt)

ミステリと言うよりはロマンス小説の香りが色濃い作品で、好みは別れるかと......

題名からミステリだと思って手に採ったので、読んで非常にガッカリした。ヒロインは女優。ヒロインが子供の頃に目撃した、自宅に訪れて来た謎を男を母親が殺す、というシーンをキッカケに、ヒロインが母親の「秘密」を探求して行くという物語。現在と母親の娘時代(第二次世界大戦中で、ロンドン空爆が激しい時代)とがカットバックで木目細かく描かれる。このため、大部の作品になっているのだが、これだけ長い物語なのに「オチがこれかよ」という程にミステリ的興趣が乏しい。ミステリと言うよりはロマンス小説の香りを色濃く感じた。

上で「木目細かく」と書いたが、実際は「モタモタした」といった形容が相応しく(このため頁数が増えている)、ヒロインの捜査法に才気煥発な点がある訳でもなく、空爆下の母親達の描写にミステリに不可欠な迫真性やサスペンス性がある訳でもない。読んでいて退屈感を覚えた。更に、本題の母親の「秘密」が物語の進行に伴い、自然に分かってしまう点もミステリとしてはお粗末。謎解きの快感を味わえないのだ。

唯一の見所は、不遇の少女時代を過ごした一人の女性が、自らの意志と才気を持って、子供の頃に夢見た自由な一生を手に入れる過程であろうか(「ピーターパン」が本作のモチーフの1つとなっている)。ロマンス小説を好む方にお薦めの作品であろうか。
秘密<上>Amazon書評・レビュー:秘密<上>より
4488010083

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