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暗闇へのワルツ
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【この小説が収録されている参考書籍】
暗闇へのワルツの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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何のしがらみもなければ、とことん恋に狂い罪に手を染め、美しき悪女に破滅させられ終わるのが男の理想的終焉かもしれない。 | ||||
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本作品は2回映画化されている。カトリーヌ・ドヌーヴ主演版と、アンジェリーナ・ジョリー版。まっとうに生きてきた男が、悪い女と生活を共にしているうちに、悪に染まってしまう話。男が愚かなのだが、一途に女を思う愛の美しさに胸うたれる。エンディングは映画とは違っているがより悲愴である。映像表現では伝わらないものを美しい文章で味わえるのは読書の醍醐味である。 | ||||
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彼の長編作品の中でも屈指といっていい名作。しかしながら初めて読んだアイリッシュの作品がこれだとしたら運がいいとは言えない。奇想天外なストーリー展開、登場人物の性格の極端さ、そうしたものに納得いかないかも知れないからである。この作品を読む前にまず彼の代表作に触れてみることをお勧めする。そしてアイリッシュの描く強烈な個性をもった女たちの生き様、独特のストーリー展開を味わってほしい。その上でこの作品に挑めば必ず拍手喝采を送るはずである。この作品をミステリだとか恋愛小説だとか型にはめてよまない方がよい。あえて言うならばサスペンスに基調をおきながらも、登場人物の心理を徹底的に描写しつくした「アイリッシュ」というひとつのジャンルである。 余談だが現代サスペンスの巨匠シドニィシェルダンは彼の影響を強く受けているに違いない。この作品を読んでそう確信した。その意味ではシェルダンファンも必読の書である。 | ||||
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※削除申請(1件)
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彼の長編作品の中でも屈指といっていい名作。しかしながら初めて読んだアイリッシュの作品がこれだとしたら運がいいとは言えない。奇想天外なストーリー展開、登場人物の性格の極端さ、そうしたものに納得いかないかも知れないからである。この作品を読む前にまず彼の代表作に触れてみることをお勧めする。そしてアイリッシュの描く強烈な個性をもった女たちの生き様、独特のストーリー展開を味わってほしい。その上でこの作品に挑めば必ず拍手喝采を送るはずである。この作品をミステリだとか恋愛小説だとか型にはめてよまない方がよい。あえて言うならばサスペンスに基調をおきながらも、登場人物の心理を徹底的に描写しつくした「アイリッシュ」というひとつのジャンルである。 余談だが現代サスペンスの巨匠シドニィシェルダンは彼の影響を強く受けているに違いない。この作品を読んでそう確信した。その意味ではシェルダンファンも必読の書である。 | ||||
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これぞアイリッシュ節全開といった趣きの作品です。はっきり言って推理小説としては全然良くありません。真相は最初からバレバレです。純愛小説としても大甘。リアリティのかけらもありません。しかし、それでも私はこの本を読むと涙が出そうになってしまいます。この、冷静に考えると凡作なのに読者を引き込んでしまう詩情こそがアイリッシュの魅力なのでしょう。『喪服のランデブー』とこちらのどちらが最高傑作か、思わず悩んでしまいます。 文通をきっかけに一度も会っていないにもかかわらず結婚することになった男と女。男が港に出迎えに行くと、船から下りてきたのは写真とは似ても似つかない絶世の美女でした。彼女は恥ずかしいので姉の写真を送ったのだと言います。しかし、真相は本物の婚約者を殺してなりすましているのでした。次に狙われるのは主人公の男性です。しかし、彼は彼女を信じようとします。そこのところが甘ちゃんです。犯行がバレた後に彼女は改心を誓うのですが、それを簡単に信じてしまう男は常識的には大馬鹿でしょう。だけど、私には彼の気持ちがよくわかります。アイリッシュもまた、人の心を信じたくて仕方なかったのでしょう。 | ||||
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これぞアイリッシュ節全開といった趣きの作品です。はっきり言って推理小説としては全然良くありません。真相は最初からバレバレです。純愛小説としても大甘。リアリティのかけらもありません。しかし、それでも私はこの本を読むと涙が出そうになってしまいます。この、冷静に考えると凡作なのに読者を引き込んでしまう詩情こそがアイリッシュの魅力なのでしょう。『喪服のランデブー』とこちらのどちらが最高傑作か、思わず悩んでしまいます。 文通をきっかけに一度も会っていないにもかかわらず結婚することになった男と女。男が港に出迎えに行くと、船から下りてきたのは写真とは似ても似つかない絶世の美女でした。彼女は恥ずかしいので姉の写真を送ったのだと言います。しかし、真相は本物の婚約者を殺してなりすましているのでした。次に狙われるのは主人公の男性です。しかし、彼は彼女を信じようとします。そこのところが甘ちゃんです。犯行がバレた後に彼女は改心を誓うのですが、それを簡単に信じてしまう男は常識的には大馬鹿でしょう。だけど、私には彼の気持ちがよくわかります。アイリッシュもまた、人の心を信じたくて仕方なかったのでしょう。 | ||||
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最近の映画『ポワゾン』の原作ではなく、フランソワ・トリフォー監督作品『暗くなるまでこの恋を』の原作と言ったほうが、雰囲気は近い。 巻頭に置かれた詩句が小説全体を象徴している。 ピクチャー・プライドの相手の写真と手紙だけで、深い愛情を抱くに至った純情な男は、宿命の女が希代の悪女であっても愛し続ける。 一つの恋に人生を賭ける事が出来た時代の物語だと思って読んでいただきたい。 | ||||
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最近の映画『ポワゾン』の原作ではなく、フランソワ・トリフォー監督作品『暗くなるまでこの恋を』の原作と言ったほうが、雰囲気は近い。巻頭に置かれた詩句が小説全体を象徴している。ピクチャー・プライドの相手の写真と手紙だけで、深い愛情を抱くに至った純情な男は、宿命の女が希代の悪女であっても愛し続ける。一つの恋に人生を賭ける事が出来た時代の物語だと思って読んでいただきたい。 | ||||
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昔、名画座でジャンポール・ベルモンドの映画を観た時、犯罪映画とも言い切れない不思議な感想をもった。原作を読んだ時ようやく納得することができた。これは、究極の恋愛の話なのだと。アイリッシュは夜の闇や漠然とした不安感を描写させたら天下一品なのだが、この作品でも一人の女性に目が眩んで落ちていく男を素晴らしいタッチで表現してみせる。 クライムノベルでありながら究極の恋愛を描いた小説として「郵便配達は2度ベルを鳴らす」とともに忘れがたい名作である。 | ||||
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昔、名画座でジャンポール・ベルモンドの映画を観た時、犯罪映画とも言い切れない不思議な感想をもった。原作を読んだ時ようやく納得することができた。これは、究極の恋愛の話なのだと。アイリッシュは夜の闇や漠然とした不安感を描写させたら天下一品なのだが、この作品でも一人の女性に目が眩んで落ちていく男を素晴らしいタッチで表現してみせる。クライムノベルでありながら究極の恋愛を描いた小説として「郵便配達は2度ベルを鳴らす」とともに忘れがたい名作である。 | ||||
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話題の映画の原作という事で読んでみましたが、期待していた程の感動はありませんでした。 主人公が若い女性に溺れていく姿、ここまで夢中になるのか?!最後までだまされ、結末は・・・・ う~ん、イマイチでした。 | ||||
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話題の映画の原作という事で読んでみましたが、期待していた程の感動はありませんでした。主人公が若い女性に溺れていく姿、ここまで夢中になるのか?!最後までだまされ、結末は・・・・う~ん、イマイチでした。 | ||||
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