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学寮祭の夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
学寮祭の夜 (創元推理文庫)

学寮祭の夜の評価: 4.64/5点 レビュー 11件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

神対応とはこのこと

ひと言添えていただき、嬉しかったです。商品も中古とは思えないほど状態がよく、とても満足してます。大切にします。
学寮祭の夜 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:学寮祭の夜 (創元推理文庫)より
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No.9:
(5pt)

すぐに届きました

上部と背にシミがあるだけで十分綺麗です。古い本であることを思えば『良』でもいいくらいかと。本屋に置いていないので、手に入れられて良かったです。
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No.8:
(5pt)

色褪せない面白さ

舞台は1935年のオックスフォード。とはいえ、今オックスフォードを訪れても、作中のカレッジや景色がそのまま残っています。モードリン橋でピーター卿とハリエットがパンティングをしたり、セント・ジョージがクライストチャーチから駆け出してきたり。謎解きと一緒にオックスフォードの雰囲気を楽しめます。主に捜査にあたるのはハリエットですが、ピーター卿も相変わらずの活躍ぶりです。
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4488183115
No.7:
(4pt)

殺人事件は起きません

この作品は怒涛のボリュームとなっています。
ページ数はなんと700ページを超えますが
著者がきちんと工夫をしているのでさほど苦痛には感じないと思います。
ただし、人によっては冗長さを覚えてしまうと思います。

ある大学を卒業した女性が
再びこの大学に舞い戻ってきたとき(作家活動の下で)
事件は起きます。
奇怪な文章、挑発的な事件…
そして主人公であるハリエットにもついに恐怖の牙はむかれます。

しかしながら、犯人はあまり隠されているとはいいがたいです。
そもそも周りの人物にそんなことをやってのけるような
強い動機を持った人は限られてくるので。
なので真相が出てきてもあまり意外性は感じないでしょう。

長い文を読みこなせれば面白いと思います。
学寮祭の夜 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:学寮祭の夜 (創元推理文庫)より
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No.6:
(5pt)

Meet the nephew

My first encounter with Dorothy L. Sayers was the Mobile Mystery Theater series showing on PBS. Unfortunately, I did not realize that my video player was also a recorder until the "Gaudy Night" was on Mystery Theater. In that sense, I was lucky to copy the complete three hour "Gaudy Night." I now own the DVD that came out in 2002.

Naturally, the TV media cannot fill in all the details that you would pick up from reading the book, so I read the book. This added more depth and characters to the story. Dorothy not only fleshes her characters out but her side trips into philosophy and psychology make the story that much more interesting. Just when you ask what is the relevance to this conversation it is wrapped up in the final solution.

It is too bad they do not make the unabridged recording of this book anymore, as the reader is Ian Carmichael the first TV Lord Peter Wimsey.
This is the third of a fourth book series. Enough background information is given however to make this a stand-alone story.

The notorious Harriet Vane is invited to a class reunion. She is looking forward to a quiet time with a better part of her history. Once there, she starts getting notes that carry negative connotations. The notes are pasted together from cut out newspaper words. Soon others are receiving the notes. The School authorities request Harriet to help get quietly to the bottom of this. Circumstances eventually force her once more to go to Lord Peter Wimsey for help. I am over simplifying the plot but it is better to discover it for your self. This is a five star book.
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No.5:
(5pt)

てっきり現代作家の本と思った。解説を読んで30年代に書かれたと知り驚愕。

恋愛についての本としても読める。余りにも面白い。当初は、いわゆる時代物小説なのかと思った。良く出来ていると。読後、解説を読んでひっくりかえった。なんと、戦前に書かれた本なのだった!とはいえ、恋愛観、女性の社会進出、学歴と結婚など、今読んでも全く古びていない。なんだこりゃ、というのが実感。

私の興味としては、オクスフォードの戦前のカレッジ(学寮と訳されている)の生活ぶりにあるのだが、今も昔もあんまり変わっていないことにびっくりした。違いは、カレッジ内にパブがあるから学生の飲酒は自由であること、共学のカレッジがほとんどであること(女子のみのカレッジもあるのだろうが)、門限は今ではないことだろうか。恐らくオクスフォードではディナー(学餐と訳されている)にガウン(学衣?)着用は今も規則なのだろうし。流石に、召使い付きの学生は(アラブの王族でもない限り)いないと思うが。

カレッジを学寮と訳すべきなのかどうかは微妙だ。寮ではなく、本来は学校なので。学校だから、校内に図書館、食堂があり、校内に学生と教師が住んでいるので共用の風呂もある。授業(というか少人数の生徒相手の指導)も教師の部屋で行われる。守衛がいて、門がある。校長がいる。訳はとても正確なのだけれど、あの変てこな仕組みが分からないと、何が何だか分からない、ということになりそうだ。例えば、教師は、Senior Common Room(共用の談話室、TVや雑誌なんかが置いてある)と食堂のハイテーブルを使えるが、undergraduate studentはJunior Common Roomしか使えない。身分差が学校内にもあるのだけれど、そしてこうしたことが分からなくても本書は楽しめるが、カレッジ=寮と思ってしまうと少々誤解が生じるように思う。

解説にあるとおり、推理小説であるとともに心理小説でもある、主人公の性格が生き生きと描かれないと(プロットが巧みなだけでは)現代では本格的な推理小説とは言えない、ということが実感できる不思議な希有な小説。
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No.4:
(5pt)

シリーズのクライマックス

文庫としては掟やぶりの部類にはいる厚さですが、推理小説好きの女性で、特にお仕事をしている人にオススメ。ハリエットとピーター卿が模索する関係性は、現代の女性にも十二分にビビッドだと思う。 セイヤーズは社会の風俗や時代を写し取って小説に奥行きを持たせるのがとてもうまいけれど、本書では特に著者の敬愛のこもったOxford の街や風景の描写がとてもよい。礼賛するのではなく風刺の効いた部分もあり、また大量の大学関係者、それも主に女性という希有な脇役陣も興味深い。 原書では次作巻頭にあった伯父上(?)の手記も、創現推理さんの好判断でこちらに納められ、この本をより理解しやすくしていると思います。 他の方が書かれている通り、純粋に推理を楽しまれたい向きにはお勧めできないかも・・・。
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No.3:
(5pt)

謎解きのその先の、人生のその謎

ミステリ小説ではしばしば「人間が描けていない」という紋切り型の批判が聞かれます。「学寮祭の夜」という作品はこの対極で、「ひたすら人間を描きつづけた小説であってもミステリとして成立しうる」ことを証明している稀有な作品だと言えるでしょう。ここ数年で私が読んだミステリ小説の中で、もっとも感動した1冊でした。ただし感動したのは、いわゆるミステリとしての謎に対してではありません。タイトルからも窺えるように、この小説の舞台は大学です。それもイギリスの大学。すなわち、学生も教師も学内に住み、学内で生活する、由緒正しい大学。よって登場人物の大多数は教師と学生です。何に感動するかといって・・・・・・卒業してから母校に帰った時の気分、仕事に追われる現在の自分!!と学問に専念する人々の対比、研究者として生活する人々、学校という閉ざされた空間、情熱的な若い人々・・・・そんな歴史と伝統の世界である母校に滞在し、進歩的で個性的だと普段思っている自分がどう見えているかを考えたり、女学校の先生たちと日々過ごしながら、ずっとプロポーズを断りつつけている相手であるピーター卿のことを考えたりするヒロイン、ハリエット・・・・・。そうです。この小説では、いわゆるミステリ小説の枠組みの外側に、ある意味もう一つ大きな謎解きがあるのです。これほど小説を堪能出来たのは本当にまれでした。そういう本なので、おすすめは30歳以上の方でしょうか。大学生以下の方はおそらく読んでも全然面白くはないのでは。
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No.2:
(5pt)

傑作です

「黄金時代有数の大長編」と本の帯にあるように、文庫版で約700ページ、質・量ともに読み応え十分のミステリ。学園内でおきる中傷の手紙や壁へのいたずら書きなどの陰湿な事件、卒業生である探偵小説家ハリエット・ヴェインは恩師に頼まれて事件の調査をはじめる。学園内での複雑な教師どうし、生徒どうしの人間関係、それを少しずつ解きほぐそうとするハリエットの調査活動の合間に、ハリエット自身の人間関係への考察(おもにピーター卿との)がはさまれる。と言うよりも、人間関係を考えている合間に捜査活動をしていると言ってもいいくらいに何度も何度も繰り返される。「ミステリを読みたい!」という人にはこれが邪魔に思え、さっさと話しを進めろ! と怒りたくなるかもしれませんが、シリーズをとおして読んでいる人には、これがとても感慨深い。ピーター卿に命を助けられ、感謝はしているがそれを負い目に感じてしまい、いまひとつ素直になれずにプロポーズも断ってしまうハリエット。思い出深い学び舎に帰ってきたことで、自分を見つめなおし居場所を見つけ出そうとする姿に、声をかけて応援してあげたくなります。本作で一大転機をむかえたピーター卿とハリエットの関係、この先どうなるのかとても楽しみです。
学寮祭の夜 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:学寮祭の夜 (創元推理文庫)より
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No.1:
(4pt)

本格推理+ロマンス

ハリエットの母校に横行する悪戯の主は誰なのか?フーダニットが楽しめる本格推理だが、ロマンスも本格的。ハリエットはピーター卿との関係を自問し、事件の経過とともに二人の距離は・・・。ピーター卿はどんどん人間くさくなっていくようで気になるが、ハリエットの人生観は今読んでも抵抗がないところに作者のすごさを感じる。
学寮祭の夜 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:学寮祭の夜 (創元推理文庫)より
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