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第三の銃弾
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第三の銃弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本書はカー名義の『火刑法廷』と同じ1937年の作品、とくれば当然傑作のはずと思われるのだが、本書は長らく正当な評価がされなかった作品である。それはエラリー・クイーンの片割れフレデリック・ダネイが埋もれていた本作品を『エラリー・クイーンズ・ミステリマガジン』に掲載した際、2割ほど縮めてしまったためで、本書に〔完全版〕とあるのはその短縮を元に戻したためである。部屋には2発の銃声とともに射殺された元判事の死体と、殺したと思われる青年の手には38口径のリヴォルヴァー、花瓶の底にはブローニング32口径。弾丸はそれぞれから1発ずつ発射されているが、死体から発見された弾丸は22口径の空気銃のものだった。犯人はどうやって判事を射殺し、そして空気銃とそれを撃った犯人はどこへ消えたのか?これらに対して合理的な解決が待ち受けてはいるが、カーの他の多くの作品同様、真相に至る手がかりがほとんど与えられていない点が不満である。 | ||||
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