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第三の銃弾



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【この小説が収録されている参考書籍】
第三の銃弾 完全版 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

第三の銃弾の評価: 4.14/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

長らく正当に評価されなかった作品

本書はカー名義の『火刑法廷』と同じ1937年の作品、とくれば当然傑作のはずと思われるのだが、本書は長らく正当な評価がされなかった作品である。それはエラリー・クイーンの片割れフレデリック・ダネイが埋もれていた本作品を『エラリー・クイーンズ・ミステリマガジン』に掲載した際、2割ほど縮めてしまったためで、本書に〔完全版〕とあるのはその短縮を元に戻したためである。部屋には2発の銃声とともに射殺された元判事の死体と、殺したと思われる青年の手には38口径のリヴォルヴァー、花瓶の底にはブローニング32口径。弾丸はそれぞれから1発ずつ発射されているが、死体から発見された弾丸は22口径の空気銃のものだった。犯人はどうやって判事を射殺し、そして空気銃とそれを撃った犯人はどこへ消えたのか?これらに対して合理的な解決が待ち受けてはいるが、カーの他の多くの作品同様、真相に至る手がかりがほとんど与えられていない点が不満である。
第三の銃弾 完全版 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:第三の銃弾 完全版 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704112

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