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鉄鼠の檻



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鉄鼠の檻の評価: 4.32/5点 レビュー 94件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 61~80 4/4ページ
No.20:
(4pt)

確かに傑作

 山奥の寺だということで、嫌な予感はしていたんだけどやっぱり、という感じでした。 まぁ、そこはいいんだけど、禅や魔境など、様々な宗教的概念が飛び交うんだけど、それが奥深くて読み応え抜群。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
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No.19:
(5pt)

言葉にすると逃げていく

私はこの作品を「禅」を分かりやすく説明してくれる本だと評価したいです。
「言葉にすると逃げていく」... 
禅は「ゲーデル・エッシャー・バッハ」でも出てきます。
あの本を読んだ時は何でこんな「公案」を紹介せねばいけないのだろう?
と不思議に思っていました。
京極夏彦←→ゲーデルの不完全性定理の、「不思議な環」を私は感じずにはいられません。
#その後、「日本の弓術」を読みました。
#まだ読んでいない「タオは笑っている」「十牛図」も読まなきゃ。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
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No.18:
(5pt)

「姑獲鳥の夏」以来の衝撃の再来

間違いなくこのシリーズ最高傑作といっても過言ではないだろう。
いつの間にか読み手である自分もまた『檻』に囚われている不思議な感覚を覚えた。
最初はページ数と謎かけのような導入部に圧倒されるかもしれないが、読み進めるうちに本の厚さはは次第に気にならなくなる。
そしてこの一連の事件の結末(というより顛末)を見届けるまでは頁を繰ることを止められなくなるはずだ。
京極堂のあざやかな憑き物落としも勿論健在だが、やはり見るべきは最大のテーマである『禅』の世界観であろう。
この作品と同様、頭で『理解』しようとすると魔境に陥ってしまうあたりも非常に興味深いものだ。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
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No.17:
(5pt)

墨色の結界

 出だしで思い切り取り憑かれます。 前作の「狂骨の夢」あたりから京極氏の筆がますます冴えて、特にオープニングのつかみが実にうまくなっている。また、繊細で豊潤な表現力が、この広大な伽藍の如き(曼荼羅のような、と言うべきか?)世界を見事に現実の中に描き出している。 この物語は、箱根山中の隠された大寺院が舞台となる。結界の中で次々と殺されてゆく仏弟子たち、そしてその他の登場人物もやはり僧侶が多い。ために、交わされる会話も禅(仏教)の色の濃いものにならざるをえない。 禅の考案(いわゆる禅問答)が続々出てくるので、読み飛ばしてしまう人も多いかと思うが、殺人事件の謎はすべて考案の中に明らかにされていると言ってよい。 いわば、京極氏は「謎の殺人事件」の現場に回答を置いていったとも言える。 であるから、考案については「わからん」と言わずに、じっくり読むことをお勧めする。考案自体が理解できなくても、後にこの事件がどの考案に示されていたのかがわかるだけでよい。また、鈴の歌や奥の院の描写について、仏教の各宗派についての知識があればピンとくる部分があるが、これも誰もがそれを理解できるとは思わない。 要は「この小説は推理小説ではない」、ということを納得して読むべきかと思う。 なお、この作品は後に榎木津の下僕兼探偵助手として、京極堂一味、というか薔薇十字団の一員として活躍することになる益田が、刑事として舞台に初登場する作品でもある。 若干軽いが真面目で仕事熱心な若い刑事が、京極堂一味に出会ったばかりに道を踏み外すことになるのだが、外伝のあのキャラの崩れ方があまりにひどいので、外伝から先に読まれた読者は「この刑事があの益田」と、分からないかもしれない。 そう、もともとはこういう人間だったんです。かわいそうに・・・。
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No.16:
(5pt)

科学と宗教の関係を「対立」ではなく「補完」と見る、か。

 科学と宗教の関係を「対立」ではなく「補完」と見る、か。「宗教に走る」のを、「人間が弱いから宗教にすがる(=科学から宗教に逃げる)」のだという見方ではなく、「科学で解決できない部分を宗教で解決する」という見方ね。災害で親族・知人が被害にあった時、病気になった時などに、科学や論理性、道徳だけでは自分を納得させられるものではなく、そこを強引に何らかの「軸」を用いて「合理的に」解決しようとした時に、「宗教」の出番になるのだと。人の言葉じゃ慰められなくても、「神の意志」ならば納得せざるを得なくなってしまうんじゃないかと。そうかぁ、補完かぁ。いいなぁその考え方。要はみな答えが欲しいんだね、その答えの出所を科学に求めるか宗教に求めるかって事で。 シリーズ中一番好きなお話。一回読んだだけで大筋を理解できた話だから(笑) だから再読時は確認の意味合いが強くて、「それでもおもしろい」と認識できたのは収穫かも。京極堂の語りも充分にあるし、キリスト教よりはなじみの良い仏教・禅のお話なので入りも良く、話の筋が比較的簡単だし。木場修が出ないのが残念だけど、鳥口と久遠寺が木場修不在をカバーしている。 しかし、1,350ページを4日で読もうという試みは二度とすまい(笑)。つかれる。
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No.15:
(5pt)

木場、不参加。

今回の主題は「禅」。
ならば相手する上で、言霊使いの陰陽師たる京極堂にとっては甚だ分が悪い訳で。
何しろ「不立文字」ですからね。
はい。
前作が、矢鱈と観念的というか、衒学的な文章が多かったのに対して、今作は語り口が非常に明快で、ユーモアもあります。
ストーリーも起伏に富んでいて、「物語」の愉しさを腹いっぱい(厚いですし)堪能できると思います。
完成度の高さはシリーズ中屈指(多分)。時間を忘れます。
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No.14:
(5pt)

完成度はこれまでで一番

京極夏彦の京極堂第4作。前半は静的(スタティック)な展開で、辛気くさい印象である。ここは彼の小説の面白さを知っているからこその、我慢のしどころである。そして、後半一気に動きが速くなってからは、それまでの伏線が見事に生きて、読むのを止められなくなる。京極堂は実に格好いいし、榎木津のキャラクターもしっかりしてきた。いくつかの重要な点が未解決のまま小説が終わってしまうのは相変わらずであるが、推理小説としての論理的整合性は前作までよりもさらに高まり、読後の「すわりの悪さ」はあまり気にならなくなった。これまでよりも一層長い小説であるし、前作までの展開を知っていた方が有利な内容なので、京極夏彦入門用の作品ではない。しかし、読書の楽しみを満喫させてくれる一級娯楽小説である。
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No.13:
(5pt)

指の短い私には辛かった。次作は更に辛そう。

量の割には読み易くテンポも良い。前作までは、ある程度先が読め最後にヤッパリと読後に納得する事で愉しめ満足をしていたが、本作でも先を読める部分もあったが、最終章は予測外の事が多く特に・・・は意外としか言いようもありませんでした。(ミステリーのレビューで余り内容に触れるのはタブーだと思い、中途半端な文になってしまったが)良い意味で裏切られました。京極道の今回の薀蓄(?)講義は解り易く勉強になりました。この部分をきちんと読んでおく事で禅僧との問答が活きてくるし思わず頷きながら読んでしまいます。今回は「あとがき」も非常に良かった。但し、「薔薇の名前」を引き合いに出すのは良いが、人物名に言及するのであれば、予め「未読の方は・」と前フリを入れて欲しかった。
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No.12:
(5pt)

雪の中の密室

 京極堂シリーズの中で好きな話のひとつです。なんと言っても完成度が高い。 犯人も真相も全く分からない雪の中の禅寺での惨劇の数々。 禅に基づいた薀蓄がたくさん出てきますが、それすらなかなか理解できない難しいものであるうえ、その思想、宗教観、言葉、振る舞いを常とする事件関係者禅僧達はほとんど理解不能です。その中で起こる殺人事件を常人の理解できる範囲で追求しようと思ってもほぼ不可能。 なぜ殺されるのか、なぜこのような形で置かれるのか、もう何もかも全く分からない状況。 たまたま取材に訪れただけなのに巻き込まれてゆく鳥口と中善寺敦子。 そして、箱根での仕事ついでに変な夫をもった哀れな妻達にせめてもの恩返しをしよう、と旅行に来ただけだったのに巻き込まれてゆく関口と京極堂。 雪山の禅寺とその近くの旅館というたった二つの場所、全く同じ人々の中で繰り広げられる理解不能な殺人は、ある意味雪山の檻という感じです。 檻に閉じ込められた人々。 不気味な歌を歌う振袖の少女。 京極堂でさえ知らない禅寺。 下界よりも清浄なはずの世界の不気味さと最後まで分からない事件の真相に、普通という価値観はもろくも崩れ去ります。禅にも異常に詳しくなれますので、禅に興味のある人は必見です。
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No.11:
(5pt)

しんしんしんしん雪ふりつもる

 小生も他の方に同意見にて 本作が京極の最高傑作であると考えている。 話の筋は相変わらずで こんがらがっている毛糸球を目をつぶってほぐしているかのような 疲労感を覚えるが 「目をつぶっているとしんしんと冷えてくる」というような 皮膚にじんわりくる冷気が本作の身上である。この作品を読んでいると 家の外は雪が降りしきっているかのような感じがしてくるところが凄いと思う。京極の作品は下手に読むと 屁理屈の応酬にもなりかねないが それでも作品の底辺に通常低音のように流れる不思議な詩情が好きであるが その「詩情」の中でも 本作のそれが もっとも感覚に訴えてくるものがある。 その意味で本作は 「異様に長い一編の散文詩である」といったら ちょっと贔屓しすぎか? 
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No.10:
(5pt)

これが一番!?

 京極作品中一押しの一冊。  映画「薔薇の名前」と同じ世界観じゃん、などと文句はなし。「薔薇の名前」を連想しようとも、それは仕方のないこと。本好きに、「貴重な本の眠る書庫」なるアイテムを持ち出せば、「何かある!」と興味を示さざるをえない。 犯人探しも魅力的だが、この「寺に秘められた謎」の方に気持ちがそそられる。 知らず知らずに禅宗の薀蓄を読まされ、「ふ~ん、そうなのかあ?」と感心するも京極作品の楽しみ。 この一冊を読む人は、きっとシリーズの前作を読んでいるはずなので、よくわかっていると思うけど。 やはり、本作品が一番いいよね。
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
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No.9:
(4pt)

「鉄鼠の檻」を読んでみた。

全1,359ページ完読。福岡地区西部版のタウンページよりも分厚い。いろんな居酒屋でこの本を読んでいるのを店員に見かけられるにつけ「スゴいの読んでますね」「難しそうな本読んでますね」と云われるのはもう慣れました。という余談は置いといて。このブログにも度々登場する京極堂シリーズ第4弾。第2作目の「魍魎の匣」では新興宗教、3作目の「狂骨の夢」では密教を中心に展開していたこのシリーズは4作目にして禅(禅宗?)を中心に展開していく。どうも妖怪小説という感があった京極堂シリーズは宗教小説になっているようだ。ま、こちらの方がオモシロい。前に読んだダ・ヴィンチ・コードでも思ったが、実際の蘊蓄が織り込まれている物語は格段にオモシロい。シリーズを読み進めるにつれ、第1作が一番オモシロかったなぁと思っていた最近でありましたが、その1作目に登場していた爺ぃ(久遠寺の爺ぃ)が出てくると、やはり気分的に盛り上がる。今後も登場人物のリサイクルは是非続けてほしいものだ。
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No.8:
(5pt)

禅と脳科学のひとつの接点

所要時間の目安。寝食忘れてはまった人なら3日、そうでもない人は1週間。膨大なトリビアの中に、実にたくみに禅の歴史と、現代脳科学の知見とが織り合わされて、最終ページに達するころには、世界観が少し変わっている。それを、洗脳と恐怖する人も居れば、快感とする人も居るのではないか。脳の中にわれわれが、とらわれていることについてこれほどうまく書かれた読み物を私は知らない。脳科学者の書いたものや科学ジャーナリストの書いたもので、似た視点からかかれたものがいくつもあるが、私の実感にぴったりとしたのはこれである。脳研究を志す中学生や高校生のみならず、宗教家や心理学を学ぼうとする人たちにも有用であると思われる。副読本として学校図書にも推薦したい。
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No.7:
(4pt)

難しいのか易しいのか。

すでに言及されてる方もいらっしゃいますが、他の作品に比べて犯人はわかりやすいかと。一つの場所に登場人物たちが様々な理由で集まってきて、事件が起こる・・・という、展開は好きなのですが。「禅」。難しいです。恐らく、他の書物よりは解り易く説明されてはいるのでしょう(て言っても比べたことないです)が、「う~~~~ん」です。私が莫迦なのかなぁ?ここ解らなくても話を楽しめましたが、解った方が面白いんだろうなぁ・・・。多分。あと、僧の名前がごっちゃごちゃになりますので、メモしながら読んだほうがいいかもです。(役職とか)登場人物の整理苦手な方は特に。個人的にこの話での拝み屋の登場シーンはベスト3に入ります。
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No.6:
(5pt)

傑作:「陰陽師」対「禅問答」

京極堂の「陰陽師」の「言霊」に対抗する、シリーズ最大の敵「禅宗」の「禅問答」。果たして、京極堂は「憑き物」を落とせるのか?言葉の奔流によって、読むことの面白さが堪能できる「京極堂シリーズ」は、この本でひとつの頂点を迎えます。骨董屋「待古庵」と、1作目で登場した老医師「久遠寺」が、重要な役割を果たします。1作目のインパクトがあまりにも強かったので、2~3作目は内容にかかわらず私にとっては刺激が足らなかったのですが・・・本作で払拭しました。でも・・・またもや本が厚くなった・・・!。でも、厚さと面白さの比でいくと、本作が最高傑作かもしれません。
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No.5:
(5pt)

おもしろかった!

現実世界と切り離された、いわくつきの山寺が舞台。山寺でおきる殺人やら、奇妙な登場人物やら、普段考えたこともなかった山寺での生活やら、とても興味深く、(残念ながら、犯人はすぐにわかってしまいましたが、)ストーリーもドキドキです。シリーズ全部読みましたが、とても気に入っています。
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No.4:
(5pt)

シリーズ中一番の完成度

 京極夏彦の作品中で一番の完成度だと思う。 登場人物たちが一箇所に集められるいわゆる館物のためか、一作目の登場人物の行方が伏線とされて深みを加えているためか。 京極夏彦の作品はミステリーになるのだろうか。ジャンル分けはよくわからないが、焦点はトリックではない。 この作品の面白みは、巧妙に張り巡らされた伏線にある。注意と知識さえあれば、かなり早い段階で犯人が特定できる。それは伏線が確りしている証拠。それが楽しいと思うか、予想通りすぎてつまらないと思うかは読むひと次第だが。「拙僧が殺めたのだ」という最初の一行のインパクトもすごい。閉ざされた山の中で修行する僧たちの超然とした姿が崩れていくさまも面白い。  
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No.3:
(5pt)

宗教とミステリーの完全なる融合

「拙僧が殺めたのだ」犯人が冒頭にこのように告白し、戦後間もない頃の雪深い箱根を舞台に、被害者は全て禅僧という連続殺人事件は幕を開けます。今や定番となった黒衣の男、京極堂の憑き物落しは何を語るのか?宗教とは?常識とは?人間とは?生きるとは?この本を読めば、京極堂の世界観に圧倒されることは間違いなし。あせらず、ゆっくりとお読み下さい。あなたも憑かれてみませんか?
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No.2:
(5pt)

読まないと・・・

京極堂シリーズの最高傑作。宗教に翻弄され、悩み傷つき、それでも逃れることのできない人間たち。人間の内に棲む妖怪を表現させたら世界一の作者の稀代の一冊。これを読まないと・・・
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No.1:
(4pt)

ボリュームに見合った満足感が味わえます

非常にボリュームのある本です.多くの人がこの本を手に取るのに躊躇してしまうと思います.それでもページを開いて見られた方の多くは、風変わりな文体と非常に珍しい漢字の使い方に驚いて本を閉じてしまうのではないでしょうか.この本はまるで読者を拒否しているかのように見えます.しかし読みきられた方の全てが、内容の濃密さに驚かれると思います.この本はそういう本だと思います.
鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)より
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