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鉄鼠の檻
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【この小説が収録されている参考書籍】
鉄鼠の檻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 1~20 1/4ページ
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4冊に分けていただきたかった。 いつも思うのですが出版社は、登場人物とか、紙のしおりに印刷して付けて欲しいくらいです。 これから読みます。 | ||||
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とても面白かったです。 | ||||
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京極堂と榎木津の登場シーンのみならず、泰全老師と面々との対話、貫主の登場シーンと山下警部補のやり取りなど、この1シーンだけでその辺の小説すべてと同等、もしくは凌駕するほどの作り込みが成されており、そのページ数を苦とも思わせずひたすらに楽しく面白い。 なによりもこれを「禅」という馴染みが浅いテーマのミステリー小説として描くのだから恐れ入ってしまう。 どこを切り取っても☆5つの超大作である。 | ||||
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この京極夏彦氏の鉄鼠の檻は、最高だ | ||||
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新書版の本を持っていましたが、処分してしまっていたので、再度の購入です。 シリーズ物の中の一冊としても面白いですが、禅宗の歴史や公案についての考察など、知的興味や好奇心を物凄く刺激してくれる本です。 物語としても人の心を扱っていて、とても面白いです。 | ||||
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なんだかんだこれだけ長い話を読破させてしまうのはさすがという面白さながら、さすがに長いと感じたのも正直なところ。 不思議な雰囲気や禅の歴史など随所に面白い要素はあった。 | ||||
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決め台詞”拙僧は頓悟した”がなんとも言えず面白く、またモノ悲しい。箱根の寺を背景にして仏教の理論闘争が行われる。全体の雰囲気も良い、閉ざされた環境の中で繰り広げられる惨劇。新刊で読んだときは、ホントに徹夜で一気読み(2日かかったかもしれない、遠い昔)。 | ||||
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数十年振りに再読。 気に入った点 ・一人一人のキャラが際立っている。 ・山に翻弄される山下。哲童こわい。 ・禅に詳しくなった気になれた。 気になった点 ・今川の顔。 | ||||
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京極堂では一位か二位かな | ||||
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面白いけど、文章が難しいです。すぐ眠くなってしまいます。 かなり厚みのある本なので寝ながら読むとうでが疲れます。 | ||||
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分冊版の四巻だけがどこの書店にも売ってなかったので、購入しました。 汚れもなく、綺麗な状態で届いたので満足です。 | ||||
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作品は読み応えがあり大変面白いのですが商品の状態が新品とは思えない傷み具合でした。丁寧な保管、梱包を心がけて欲しいです。 | ||||
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仙石原あたりの旅館に、冬の1週間ほど滞在して読んでごらんなさい。この小説の真価が良く分かるから。 | ||||
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シリーズで1番好きかも、氏の作品中でも情景描写が他よりし易く舞台が目に浮かぶ様です | ||||
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いまさらなんでしょうが、とても面白い作品です。 禅を小説という文字で、端的にでも表現しようとした暴挙にも思えることを、説明じゃなく感じさせることに成功した作品。これは、すごいです。 巻末にある、某宗教者で作家の先生のあとがきにも納得です。 難しい状況も、しっかりと感じさせ、それをいっこの面白い作品として結実させていることに感服します。 京極さんの作品は、煉瓦呼ばわりされるぐらい厚いのですが、読んでみれば厚さを感じず、ひたすら引き込まれます。 もし京極堂シリーズを読んでないかたは、ぜひ読んでみてください。 分冊版ですが、一冊が薄くなったため、軽くて読みやすい。オススメですよ | ||||
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「姑獲鳥の夏」「魍魎の箱」もおもしろかったが(「狂骨の夢」は数ページで断念してしまったが)、この「鉄鼠の檻」は、毎回シリーズを通して、魑魅魍魎に取りつかれた人間を拝み屋が憑き物落としをするというパターンで進行し、しかも今回は一休さんなどでおなじみの「禅」をテーマにしているのだから、これはもう、おもしろくないわけがない! ただ、常信和尚とのやり取りが100ページ越えなど、いくらなんでも長すぎる。 そのマイナスポイントを差し引いても、心情的には4.9点くらいの作品である。 | ||||
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非常に楽しく読んだ。文章、風景の美しさは流れるようで、登場人物の醜さと美しさには愛おしさを感じる。とても長い作品だが、謎を小出しにして、少しずつ解決することで中弛みを防ぎ、時には知的好奇心をくすぐる禅トークが入り、現実には存在しない寺、現在しない教義まで説得力を持って魅力的に描き、作品の説得力を与えている。 だが、敢えて言えば、一読して理解できない内容があまりなかった。すべて解決されたことによる爽快感と同時に、解決されたことに対する違和感も感じた。つまり、私も動機に納得できない読者だったのである。 おそらく読者の全てが「動機は宗教的な物だろう」と読み進める中で、先制パンチ的に泰全が「動機が宗教的なものではありえない」と断言する。そんなものかと読んでいれば、結果は宗教的でありつつ、酷く下世話な動機でもある。犯人の宗派の特殊性があるため、泰全の発言と一致しなくてもしょうがないのだが、犯人からも宗派ゆえの動機ではないと明言されている(悟後が大事であるがゆえ)。自分の生き方を否定されたような気がしたのかもしれないが、これと同じ状況になって人を殺すということがありうるか?と実際のお坊さんに聞いたら、まずありえないだろうとみんな言うのではないか。 そして、みんな急にポンポン大悟しだすのもちょっと意味がわからない。しかも多くは殺人事件が契機になっておらず、一般人と少し会話するだけで大悟しているので、これを見ていると普通に下界に降りていればさっさとみんな大悟していたのではないかと思われる。了然なんて京極堂に勘違いと言われた方法で結果的には悟っているし。こんなものなのだろうか? 結局「ある坊主」によって作られた檻は、真犯人にとっては動機とほぼ関係がない所に位置しており、真犯人と、動機と、檻と、頼豪の間に関係性を見出せなかった。むしろ真犯人の坊主は、真犯人じゃなかった方が、自分には筋が通っているように思われた。真犯人には真犯人の檻があるとは言え、それと動機を結びつけようとするとやはりこじつけのように感じる。 何というか、折角テーマが禅なのだから、動機も了解不能な、もっと言葉にすると逃げていくような動機であって欲しかった。 私の理解が表層的なのかもしれず、確かに色々と「深読み」すれば理由はつけられるものの、どうもそれができるほどの遊びもないほどに解決されてしまう話で、他の読者の感想を見ていても、やはり自分にはそこまで深い話には思えなかった。自分が理解できなかった以上のことを文章から感じないのである。成長しない少女の件も読んでいて寒気が止まらなかったが、それもやはり話のテーマからすれば蛇足にしか思えなかった。 得てして自分の職業を扱ったドラマは現実とかけ離れすぎていて見ることができないが、この小説をお坊さんが読んだならば、やはり読めないのではないかと思いながら読んだ。ただ、それでも、知的エンターテイメントとして極上であることに揺らぎはないことは断言できる。 | ||||
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前作の「狂骨の夢」から続く仏教もの。 京極堂、冴え渡っています。 これを機会に、禅宗の本も読んでみます。 ー以下 本書から抜粋 宗教には神秘体験が必要不可欠だ。 しかし神秘体験と云うのは絶対に個人的認識なのだ。 仮令どれ程凄い体験であろうとも、神秘は凡て個人の脳内で 解決できてしまうものだ。 その神秘的体験を何等かの説明体系を用いて個人から解き放ち、 普遍的なものに置き換えると宗教が生まれる。 つまり神秘を共有するために、すべての宗教は道具ー言葉を 必要とするのだ。 しかし禅は違う。 不立文字。禅は個人的神秘体験を退け、言葉を否定してしまう。 禅で云う神秘体験とは、神秘体験を凌駕した日常のことを指すのだ。 つまり数ある宗教の形中で、殆ど唯一、生き乍らにして脳の呪縛から 解き放たれようとする法が禅なのだ。 我なくして世界はあらず、同時に我なくしても世界はありーー その二つの真理を同時に識ることが「悟り」だ。 | ||||
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禅僧になりたかった作者だからこそかけたのではないかと思える作品。 シリーズの中では最高傑作だと思います。読みやすさは魍魎の方が上ですが。 真犯人の殺害動機がこの作品の総てではないかと。 他の推理小説だったら許されない理由ともいえます。なのでこれはあくまで小説であり推理小説ではないかも。 禅については仏教であることくらいしかしりませんでしたがこの作品で多くを知れました。 禅とは何か?と思ったらこの作品読んだ方が早いってくらいわかりやすいです。 | ||||
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京極氏の百鬼夜行シリーズでも屈指の名作「鉄鼠の檻」の愛蔵バージョンです。 もともと装丁やデザインへのこだわりにも定評のある京極氏ですが この本では紙質、印刷技術(小口印刷)にまでこだわり抜いており究極の愛蔵版といえる逸品となっています。 おそらく再版は不可能な本ですのでファンの方は在庫があるうちのお求め下さい。 過去に姑獲鳥、魍魎、狂骨が同じ装丁で出版されましたが いずれも今は絶版のため入手困難か、中古品も状態の良いものはプレミア価格になっています。 | ||||
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