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きみはポラリス
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きみはポラリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 21~40 2/4ページ
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三浦しをんさんは基本的には好きなのですが、この小説は読みにくかった。 文章、というか言葉の言い回しが力強く巧みな作家さんですがこの本に収録されてる小説は、そこにばかり目がいってしまいカタイ印象。 外枠は分かるけど中身が分からない、うまいなあと思いながら読めるけど私には共感できる文章ではなかったです。 あと、恋愛小説というか偏愛小説というほうがしっくりくるように思います。 | ||||
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表紙にひかれて買ったのですが、私にはちょっと合いませんでした。 途中で挫折してしまいました。 普通の恋愛が好きな人にはこの本は合わないかも。 | ||||
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非常~に読みやすい文章です。 はじめ、薄っぺらい内容かも?と勘違いするくらいに、とっつきやすい文章です。 分かりやすさが素晴らしいです。 内容は捻ってあって、面白かったです。 優しい語り口、女性ならではの感覚的な視点で書いてある印象です。 普通の恋愛っぽい温かみのある内容もあれば、人間の裏表まで掘り下げた内容までありました。 総合して、満足です。しをんさん、小説を書くのが上手いですしね。 普段の私は恋愛小説を、ほとんど読みません。時代小説、SF、海外小説、ファンタジーなどばかりです。 冒頭で私は「リア充小説か~どうしよう、共感できないな」と勘違いしました。 共感しなくても、面白い出来事が起きてりゃいいかも。 同性愛めいた描写もありますが、同性愛なんかは現実にも普通にありますでしょ。 街なんかの社会福祉の催しなどを考えても、今は大勢いらっしゃいますよね。 現実でも特別な悪意をもって、嫌悪する方は無理でしょう。 別にどっちでもない、という私は、これくらいソフトな書き方なら大丈夫でした。 しをんさんみたいな現代小説は、いままで食わず嫌いでした。 彼女みたいのなら、いいじゃないですか。 | ||||
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なんとなくタイトルが気に入ったので読んでみました。 なんだろう…私には合わなかったと言うことなのかな。 読み進めるとだんだん言い回しがくどく感じられるようになりました。 短編集だから読み切ることが出来ましたが、長編だとちょっと… 心理描写や主人公の状態を言葉で表現、と言うよりはっきり指定するような言い回しと言いますか… 読み手が想像を膨らませる余白が少ない感じがなんだか苦手でした。 多分東野圭吾のような多くを語らない小説が好きな方は苦手そうな感じです。 言い方は悪いかも知れませんが同人小説を読んでいるような感覚でした。 特に盆栽にする木を採りに山に登る話は先が読めるのに主人公だけ変な勘違いをしていて、最後をこう締めたいから主人公にこのアクションをさせているんだなとわかってしまう無理やり感。 残念でした… | ||||
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『まほろ駅前多田便利軒』で2006年の直木賞、『舟を編む』で2012年の本屋大賞を受賞した 作者の、ちょっと変わった恋愛短編集。 ・・・という予備知識もあまり持たず読みましたが、なかなか面白かった。 まず、現代の作家らしいテンポの良い文体、軽快な会話が読みやすく感じました。 ただそのテーマとする内容が一筋縄ではいかず、時には重い内容でありますが、変に難解と なったりはせず、最後まで楽しく読むことができました。 このあたりのさじ加減は、さすがという印象です。 ただ、読者によっては『思春期の女の子が書くような』安っぽさを感じるかな?(特に同性愛を 匂わせる部分)と思う箇所もあり、少し好みは分かれるかもしれません。 個人的には、そういう部分も含めて楽しめました。 特に、序盤〜中盤にかけての 私たちがしたこと / 夜にあふれるもの / 骨片 あたりは、独特の 雰囲気と緊張感があり、よかったと思います。 | ||||
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それぞれ異なる恋(や愛)の形が描き出された短編集。「骨片」は、純粋な愛のようでもあるし、猟奇的な香りすら漂う作品になっている。また「優雅な生活」は、真面目なのかふざけているのかわからないような二人の関係が面白い。この短編集を読んでよくわかったのは、三浦しをんという作家の幅の広さだと思う。それを一気に味わえるという点では、巻末の中村うさぎの言葉の通り本書は、三浦しおんという作家が作り出すフルコースなのだろう。ただ、全体の世界観やストーリー性、キャラという点では、「風が強く吹いている」や「神去りなあなあ日常」などには及ばないと感じた。 | ||||
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「恋愛」をテーマに描いた三浦しをんさんの短編作品集。 言葉遣いや文脈からか、どこか昭和臭さを漂わすのは、流石は三浦氏といったところでしょうか。 「恋愛」は男女の恋愛のみならず、各作品の様々な登場人物同士の様々な「恋愛」の形が描かれています。丼作品にも「秘密」という共通のキーワードがあり、思わず、笑ってしまうものから、切ないものまで多岐にわたって楽しめます。 疲れているときでもぼんやりと読めて、頭をリセットするには良い作品でした。 | ||||
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三浦しをんは、彼女がデビューしたての頃からしばらく追いかけていたのだけれど、十年くらい前に『秘密の花園』や『私が語りはじめた彼は』を読んだあたりで満足して、それっきり止めてしまった。彼女はこの二作のような「純文学」寄りの作品から、最近の「大衆小説」寄りのものまでコンスタントに書ける。それに大衆小説家としての彼女は、自分のファンのニーズを的確に読み取っている ―― 駅伝とか辞書編纂とか田舎の林業とか古書店とか文楽とか、一見して地味なテーマを、切ない中にも煌めきのある「素敵な物語」にうまく仕立てあげる。器用だ。流行作家になるわけだ。 大ハズレがないという安心。本屋で見かけて(今更ながら)ほぼ十年ぶりに手にとってしまったこの短篇集でもその安心感は同じだった。でも、それは彼女の弱点でもある。中村うさぎが本書解説のなかで三浦しをんを「シェフ」に喩えていて、もちろんこの解説に悪意はないのだろうが、「我が意を得たり」という気がする。つまり、もう彼女の「レシピ」があっさり読めてしまうのだ。だから、料理は見目麗しいが、飲み込んだあとに、いわく言いがたい妙味はほとんど残らない。 いや、BL漫画のノベライズみたいな最初と最後の二つの短編は「がっかり」以外の何ものでもない。 最後の短編のラストが、最初の「永遠に完成しない」手紙の始まりなのだと分かって、そのラストシーンも色褪せてしまった。「ボーイズラブ + 禁じられた恋」みたいな幼稚なネタで無邪気に喜んで許されるのは、せいぜい可愛い高校生くらいまででしょう。(80年代以降のゲイ文学なんか読んだこともない三浦しをんのファンは、これで満足するのかもしれないけれど、もっとまともなものが書ける作家であるはずなのにもったいないと思う。申し添えれば、BL自体を馬鹿にしているんじゃなくて、この二編が「BLというネタ」にしかなっていないということだ。) とはいえ面白かった短編もある。「夜にあふれるもの」の、信仰と恋愛というテーマの見せ方はなかなか新鮮だった。現代の進化心理学でもああいう話は出ているんだけれど、三浦しをんがその手のことを知っているとは想像できないなあ。もし知らずに書いてしまったのなら、それはそれでけっこう侮れないなと思う。もう一つ、「冬の一等星」は、ちょっとしか出てこない「彼」のたった一言が、この掌編全体をキュッと引き締めていてお見事です。三浦しをんは本のタイトルを英語でも付ける人で、本書の英題は "Something Brilliant in My Heart," つまり「私の胸のうちに宿っている強く輝くもの」。この言葉は「冬の一等星」の一節から取られていて、だから、たぶんこれが本書で一番の自信作なんだろう(それに、この言葉は本書全体を端的に表すものでもあるんだろう)。たしかにこの掌編は、他より頭ひとつ抜けている。 というわけで、今回良かったのは、この二編くらいかなぁ。彼女がまた「純文学」寄りの作品を出したら、また十年後くらいにそのときの最新作を読んでみようかという気がしないでもない。 | ||||
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三浦しをんは、彼女がデビューしたての頃からしばらく追いかけていたのだけれど、十年くらい前に『秘密の花園』や『私が語りはじめた彼は』を読んだあたりで満足して、それっきり止めてしまった。彼女はこの二作のような「純文学」寄りの作品から、最近の「大衆小説」寄りのものまでコンスタントに書ける。それに大衆小説家としての彼女は、自分のファンのニーズを的確に読み取っている ―― 駅伝とか辞書編纂とか田舎の林業とか古書店とか文楽とか、一見して地味なテーマを、切ない中にも煌めきのある「素敵な物語」にうまく仕立てあげる。器用だ。流行作家になるわけだ。 大ハズレがないという安心。本屋で見かけて(今更ながら)ほぼ十年ぶりに手にとってしまったこの短篇集でもその安心感は同じだった。でも、それは彼女の弱点でもある。中村うさぎが本書解説のなかで三浦しをんを「シェフ」に喩えていて、もちろんこの解説に悪意はないのだろうが、「我が意を得たり」という気がする。つまり、もう彼女の「レシピ」があっさり読めてしまうのだ。だから、料理は見目麗しいが、飲み込んだあとに、いわく言いがたい妙味はほとんど残らない。 いや、BL漫画のノベライズみたいな最初と最後の二つの短編は「がっかり」以外の何ものでもない。 最後の短編のラストが、最初の「永遠に完成しない」手紙の始まりなのだと分かって、そのラストシーンも色褪せてしまった。「ボーイズラブ + 禁じられた恋」みたいな幼稚なネタで無邪気に喜んで許されるのは、せいぜい可愛い高校生くらいまででしょう。(80年代以降のゲイ文学なんか読んだこともない三浦しをんのファンは、これで満足するのかもしれないけれど、もっとまともなものが書ける作家であるはずなのにもったいないと思う。申し添えれば、BL自体を馬鹿にしているんじゃなくて、この二編が「BLというネタ」にしかなっていないということだ。) とはいえ面白かった短編もある。「夜にあふれるもの」の、信仰と恋愛というテーマの見せ方はなかなか新鮮だった。現代の進化心理学でもああいう話は出ているんだけれど、三浦しをんがその手のことを知っているとは想像できないなあ。もし知らずに書いてしまったのなら、それはそれでけっこう侮れないなと思う。もう一つ、「冬の一等星」は、ちょっとしか出てこない「彼」のたった一言が、この掌編全体をキュッと引き締めていてお見事です。三浦しをんは本のタイトルを英語でも付ける人で、本書の英題は "Something Brilliant in My Heart," つまり「私の胸のうちに宿っている強く輝くもの」。この言葉は「冬の一等星」の一節から取られていて、だから、たぶんこれが本書で一番の自信作なんだろう(それに、この言葉は本書全体を端的に表すものでもあるんだろう)。たしかにこの掌編は、他より頭ひとつ抜けている。 というわけで、今回良かったのは、この二編くらいかなぁ。彼女がまた「純文学」寄りの作品を出したら、また十年後くらいにそのときの最新作を読んでみようかという気がしないでもない。 | ||||
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「(1章を除いて)秘密をキイワードにした11章からなる短編集」 著者:三浦しをん(1976年東京生まれ、早稲田大学第一文学部卒) 大体において、短編集ってそれの1章が題名になっていることが多いけれど、本書に『きみはポラリス』という短編は存在しない。 (似た話はあるけれど、三浦さんに一度その理由を聞いてみたいものだ) 話はどれもとても短く、その中にも三浦しをん的な、平凡なように見えてどこかエキサイティングで心の温まる話というのが多い。 特に最初『永遠に完成しない二通の手紙』と最後『永遠につづく手紙の最初の一文』の話は、読み進めていると全く気がつかなかったけれど、登場人物も同じで十数年後の物語を描いており、男性(男子)二人が紡ぐ話の快活さは直木賞を受賞した『まほろ駅前~』に近いものを感じた。 三浦しをんを手身近にたくさん触れられるので、お勧めかもしれません。 2014/08(04/107)★3.2 | ||||
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売れっ子作家らしいので一度読んでみようと思ったら、ハッキリ言ってありきたりだった。どっかで見たようなストーリーは簡単に先が読めてしまう予定調和ばかり。この程度で楽しめるのは中学生くらいまでがせいぜいだろう。 | ||||
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三浦しをんの作品を読むのはこれが初めて。 独特の言い回しが多くて私は面白かった。でも幾つかよく分からない言い回しがあった。しかも急に出てくる。 ああいう言葉は三浦しをんの頭の中からそのままの形で生み出されるのか、それともそれっぽい言葉を繋げてそれっぽい雰囲気を作ろうと意図しているのか…わからないけど、思ったことはレビュータイトルにある通り。 好きな話もあったし星3 | ||||
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期待以上のハマりっぷりでした。短編で読みやすく、いろんなテーマで、飽きない。 クスッと笑ってしまうこともあり、個人的にはとても気に入ってしまいました。 「優雅な生活」は好きなストーリー。これは笑ってしまいました。 ロハスをここまで展開させるなんて、面白い。 しをんさんの作品は自分の感性に合うのか、いつも楽しんでます。 | ||||
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三浦しをんの主に恋愛模様の短編集。 三浦しをんは会話がうまい。やりとりがリアルだし、個性的だけど普通にいそうな親近感のある人物を描くのがうまい。 それぞれ感動的な、あれって思うものであったり、いろいろな角度のストーリーをほぼ安定的に供給する。 驚くことにムラが全くない。 中では「優雅な生活」がとてもよかった。 日常にさらりと交わされる会話が楽しく、二人の間に漂うなんとも濃密で、不安定な幸福がよかった。 犬が主人公のやつも、よくできたはなしだった。 | ||||
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作家さんの最初の7作に宝ありと批評家のコメントを見て読み返した。ここにこの後に世に出る作品の種が多くあっておもしろかった。 | ||||
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舟を編むとは違った世界観です。素敵な出会いをありがとう。別の世界も読んでみたいです。 | ||||
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初めて読んだ三浦しをんでした。 個人的には一番笑わせてくれた「優雅な生活」というお話が大好きでした。 もう笑える名ゼリフのオンパレードです。 これを読むためだけに買ってもいいくらいです。 必ず自分に合う話があるはずなので、迷ってるならこれは『買い』です! | ||||
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全然本を読まないのですが、 所用での暇潰しが必要だったので、急きょ本屋さんに駆け込み、なんとなく手に取ったこの本。思いがけず大正解でした。集中力がない私にとって短編集(←読んでいて気づいた)は合ってるな。と思いました。読書初心者にオススメだと思います。 | ||||
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どこかで似たような作品が多々見受けられた。 やや複雑な設定の劇画にもありがち。 新鮮味はあまりないがかえって安心して読めた。 高層マンションの三角関係の話は女性週刊誌の告白記事みたいで個人的にはあまり好きではない。 犬の話はよかったがこれも犬か猫の違いで大島弓子の「綿の国星」を思い出した。 BLものは同じような作品は限りなくある。これはこれでよかったけど。 もっとすごい恋愛ものが収録されているのかど思っていたので少し残念。 「私たちがしたこと」は究極の愛という意味で一番好きです。「骨片」も面白い。 | ||||
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変わった人の恋愛が読みたいなと思っていたところ、書店員さんのポップの「こんな恋愛見たことない!」に惹かれて買いました。 正直、うーん。 むしろステレオタイプの「変わった人」のオンパレードで、がっかり。 これでもか、どうだどうだと出てくる判で押したようなキャラクターたちに辟易しました。 | ||||
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