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きみはポラリス
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きみはポラリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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正直あまりパッとしない作品。 別に読まなくてよかったような。 | ||||
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「裏切らないこと」で、びっくりした。読後感が「ちょっといい話」系の読後感と一緒だよ。おいおいおい…的に。こんなに短いお話なのに、禁忌をあっさり超えてしまって、いいの?自分?みたいな 「私たちがしたこと」の覚悟の決め方は壮絶だ 「森を歩く」えー?盆栽って丹精した結果である事が最優先だと思ってた。あり物持ってって、評価されると鼻高々程度の話なんだ?と目からウロコ 「優雅な生活」がとにかく楽しい。「無理せず玄米を食べる方法」が色々提案されてる時点で「いや、それは皆無理してるって事だよね?」俊明すごいよ。昨日まで飯炊き担当オンリーだったのが、いきなり大豆から厚揚げつくっちゃえるんだ 大変楽しく読みました | ||||
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恋愛短編集。三浦しをんは前に一度読んだことがあり、また読んでみたくて購入。だけど…これは私にはハマらなかった。もっと純粋な恋愛小説かと思っていたから個人的には違うと思ってしまった。短編だったので、読みやすくスラスラ読めたのは良かったと思う。 | ||||
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色々な形の恋愛を題材にしたような短編集。あえて特殊な人物像やストーリーにしたから、奇抜すぎて、興ざめな印象でした。やっぱり、普通ストーリーの小説が面白い。 | ||||
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短編集なので仕方ないことだけど、個人的には合う合わないがはっきり出る作品だと思いました。 「裏切らないこと」は面白いと思いましたが、幾つか重いと感じてしまうものもあったと感じます。 | ||||
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それぞれ異なる恋(や愛)の形が描き出された短編集。「骨片」は、純粋な愛のようでもあるし、猟奇的な香りすら漂う作品になっている。また「優雅な生活」は、真面目なのかふざけているのかわからないような二人の関係が面白い。この短編集を読んでよくわかったのは、三浦しをんという作家の幅の広さだと思う。それを一気に味わえるという点では、巻末の中村うさぎの言葉の通り本書は、三浦しおんという作家が作り出すフルコースなのだろう。ただ、全体の世界観やストーリー性、キャラという点では、「風が強く吹いている」や「神去りなあなあ日常」などには及ばないと感じた。 | ||||
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三浦しをんは、彼女がデビューしたての頃からしばらく追いかけていたのだけれど、十年くらい前に『秘密の花園』や『私が語りはじめた彼は』を読んだあたりで満足して、それっきり止めてしまった。彼女はこの二作のような「純文学」寄りの作品から、最近の「大衆小説」寄りのものまでコンスタントに書ける。それに大衆小説家としての彼女は、自分のファンのニーズを的確に読み取っている ―― 駅伝とか辞書編纂とか田舎の林業とか古書店とか文楽とか、一見して地味なテーマを、切ない中にも煌めきのある「素敵な物語」にうまく仕立てあげる。器用だ。流行作家になるわけだ。 大ハズレがないという安心。本屋で見かけて(今更ながら)ほぼ十年ぶりに手にとってしまったこの短篇集でもその安心感は同じだった。でも、それは彼女の弱点でもある。中村うさぎが本書解説のなかで三浦しをんを「シェフ」に喩えていて、もちろんこの解説に悪意はないのだろうが、「我が意を得たり」という気がする。つまり、もう彼女の「レシピ」があっさり読めてしまうのだ。だから、料理は見目麗しいが、飲み込んだあとに、いわく言いがたい妙味はほとんど残らない。 いや、BL漫画のノベライズみたいな最初と最後の二つの短編は「がっかり」以外の何ものでもない。 最後の短編のラストが、最初の「永遠に完成しない」手紙の始まりなのだと分かって、そのラストシーンも色褪せてしまった。「ボーイズラブ + 禁じられた恋」みたいな幼稚なネタで無邪気に喜んで許されるのは、せいぜい可愛い高校生くらいまででしょう。(80年代以降のゲイ文学なんか読んだこともない三浦しをんのファンは、これで満足するのかもしれないけれど、もっとまともなものが書ける作家であるはずなのにもったいないと思う。申し添えれば、BL自体を馬鹿にしているんじゃなくて、この二編が「BLというネタ」にしかなっていないということだ。) とはいえ面白かった短編もある。「夜にあふれるもの」の、信仰と恋愛というテーマの見せ方はなかなか新鮮だった。現代の進化心理学でもああいう話は出ているんだけれど、三浦しをんがその手のことを知っているとは想像できないなあ。もし知らずに書いてしまったのなら、それはそれでけっこう侮れないなと思う。もう一つ、「冬の一等星」は、ちょっとしか出てこない「彼」のたった一言が、この掌編全体をキュッと引き締めていてお見事です。三浦しをんは本のタイトルを英語でも付ける人で、本書の英題は "Something Brilliant in My Heart," つまり「私の胸のうちに宿っている強く輝くもの」。この言葉は「冬の一等星」の一節から取られていて、だから、たぶんこれが本書で一番の自信作なんだろう(それに、この言葉は本書全体を端的に表すものでもあるんだろう)。たしかにこの掌編は、他より頭ひとつ抜けている。 というわけで、今回良かったのは、この二編くらいかなぁ。彼女がまた「純文学」寄りの作品を出したら、また十年後くらいにそのときの最新作を読んでみようかという気がしないでもない。 | ||||
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三浦しをんは、彼女がデビューしたての頃からしばらく追いかけていたのだけれど、十年くらい前に『秘密の花園』や『私が語りはじめた彼は』を読んだあたりで満足して、それっきり止めてしまった。彼女はこの二作のような「純文学」寄りの作品から、最近の「大衆小説」寄りのものまでコンスタントに書ける。それに大衆小説家としての彼女は、自分のファンのニーズを的確に読み取っている ―― 駅伝とか辞書編纂とか田舎の林業とか古書店とか文楽とか、一見して地味なテーマを、切ない中にも煌めきのある「素敵な物語」にうまく仕立てあげる。器用だ。流行作家になるわけだ。 大ハズレがないという安心。本屋で見かけて(今更ながら)ほぼ十年ぶりに手にとってしまったこの短篇集でもその安心感は同じだった。でも、それは彼女の弱点でもある。中村うさぎが本書解説のなかで三浦しをんを「シェフ」に喩えていて、もちろんこの解説に悪意はないのだろうが、「我が意を得たり」という気がする。つまり、もう彼女の「レシピ」があっさり読めてしまうのだ。だから、料理は見目麗しいが、飲み込んだあとに、いわく言いがたい妙味はほとんど残らない。 いや、BL漫画のノベライズみたいな最初と最後の二つの短編は「がっかり」以外の何ものでもない。 最後の短編のラストが、最初の「永遠に完成しない」手紙の始まりなのだと分かって、そのラストシーンも色褪せてしまった。「ボーイズラブ + 禁じられた恋」みたいな幼稚なネタで無邪気に喜んで許されるのは、せいぜい可愛い高校生くらいまででしょう。(80年代以降のゲイ文学なんか読んだこともない三浦しをんのファンは、これで満足するのかもしれないけれど、もっとまともなものが書ける作家であるはずなのにもったいないと思う。申し添えれば、BL自体を馬鹿にしているんじゃなくて、この二編が「BLというネタ」にしかなっていないということだ。) とはいえ面白かった短編もある。「夜にあふれるもの」の、信仰と恋愛というテーマの見せ方はなかなか新鮮だった。現代の進化心理学でもああいう話は出ているんだけれど、三浦しをんがその手のことを知っているとは想像できないなあ。もし知らずに書いてしまったのなら、それはそれでけっこう侮れないなと思う。もう一つ、「冬の一等星」は、ちょっとしか出てこない「彼」のたった一言が、この掌編全体をキュッと引き締めていてお見事です。三浦しをんは本のタイトルを英語でも付ける人で、本書の英題は "Something Brilliant in My Heart," つまり「私の胸のうちに宿っている強く輝くもの」。この言葉は「冬の一等星」の一節から取られていて、だから、たぶんこれが本書で一番の自信作なんだろう(それに、この言葉は本書全体を端的に表すものでもあるんだろう)。たしかにこの掌編は、他より頭ひとつ抜けている。 というわけで、今回良かったのは、この二編くらいかなぁ。彼女がまた「純文学」寄りの作品を出したら、また十年後くらいにそのときの最新作を読んでみようかという気がしないでもない。 | ||||
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「(1章を除いて)秘密をキイワードにした11章からなる短編集」 著者:三浦しをん(1976年東京生まれ、早稲田大学第一文学部卒) 大体において、短編集ってそれの1章が題名になっていることが多いけれど、本書に『きみはポラリス』という短編は存在しない。 (似た話はあるけれど、三浦さんに一度その理由を聞いてみたいものだ) 話はどれもとても短く、その中にも三浦しをん的な、平凡なように見えてどこかエキサイティングで心の温まる話というのが多い。 特に最初『永遠に完成しない二通の手紙』と最後『永遠につづく手紙の最初の一文』の話は、読み進めていると全く気がつかなかったけれど、登場人物も同じで十数年後の物語を描いており、男性(男子)二人が紡ぐ話の快活さは直木賞を受賞した『まほろ駅前~』に近いものを感じた。 三浦しをんを手身近にたくさん触れられるので、お勧めかもしれません。 2014/08(04/107)★3.2 | ||||
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三浦しをんの作品を読むのはこれが初めて。 独特の言い回しが多くて私は面白かった。でも幾つかよく分からない言い回しがあった。しかも急に出てくる。 ああいう言葉は三浦しをんの頭の中からそのままの形で生み出されるのか、それともそれっぽい言葉を繋げてそれっぽい雰囲気を作ろうと意図しているのか…わからないけど、思ったことはレビュータイトルにある通り。 好きな話もあったし星3 | ||||
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どこかで似たような作品が多々見受けられた。 やや複雑な設定の劇画にもありがち。 新鮮味はあまりないがかえって安心して読めた。 高層マンションの三角関係の話は女性週刊誌の告白記事みたいで個人的にはあまり好きではない。 犬の話はよかったがこれも犬か猫の違いで大島弓子の「綿の国星」を思い出した。 BLものは同じような作品は限りなくある。これはこれでよかったけど。 もっとすごい恋愛ものが収録されているのかど思っていたので少し残念。 「私たちがしたこと」は究極の愛という意味で一番好きです。「骨片」も面白い。 | ||||
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まず初めに書いておくと、有川浩さんの作品が大好きです。 三浦しをんさんの作品を初めて読んだのですが、私のようなタイプには合わなかったです。 お…重い…。 基本的に純粋で普通っぽい大人の(なおかつベタ甘)恋愛話が好きなので、凝った設定は読んでいてツラかったです。 文章は上手だと思いますが、話が複雑だと全く共感できないし全く入り込めませんでした。 私は普通の恋愛をしてきたので、んー理解できなかったですね。 有川浩さんタイプが好きな方、ベタ甘が好きな方はオススメしません。 | ||||
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「森を歩く」が一番よかった。 捨松とうはねのほのぼのであったかい幸せが伝わってくる。 こんなふたりにあこがれる。 | ||||
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今まで書かれた短編をまとめた本でした。 三浦さんは、個人的に短編集よりも長編、一人称よりも三人称の方が好きです。 時々、はっとするような部分もありましたが、 全体的に人物のリアリティが乏しく、昼ドラの主人公を つらつらと書き連ねているような印象がありました。 人の心は千差万別とはいえ、作り物めいて少々共感しづらかったです。 | ||||
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三浦しをんにより、2002年〜2007年に描かれた恋愛テーマの短編小説をまとめた1冊。 この間に、彼女は直木賞をとり、大ベストセラー「風がつよく吹いている」を上梓。 作家としての力もついているんだな、と思う。今の三浦さんだったらもっと深く 悪いところはあざとく描くだろうな、と物足りない感のあった初期の作品もあれば あの若さで晩年の向田邦子レベルの名人になっちゃっててすごすぎる!とびっくり させられた完成度の高い作品も収録されている。2005年あたりから、すごくうまく なってるな、と最後の初出一覧(色々なアンソロジーなどに収められたものが まとまっているので、初掲載誌とか載ってました)を見てしみじみ。 とくに、秘密をはらんだ危うい男女関係の話(ある老夫婦の秘密と若いカップルの秘密を 描いた2本)は絶品。 | ||||
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