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(短編集)
江戸川乱歩傑作選
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江戸川乱歩傑作選の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 1~20 1/6ページ
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江戸川乱歩の作品はどれも面白く好きなので、楽しみにしておりました。無事に届きました、有り難うございます! | ||||
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書き出し方に特徴があります。戦後の日本の人間の生活が垣間見えて面白かったです。人間の彷徨いゆく姿が描かれています。 | ||||
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とても満足 | ||||
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「二銭銅貨」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」など、何十年も前の若い頃に読んだ懐かしい作品が収載されていたので購入しました。 各編ともストーリーをほとんど全く覚えていなかったので大いに楽しめました。 他にも「二廃人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」など、粒ぞろいの傑作が収められています。 巻頭作「二銭銅貨」はE・A・ポーの「黄金虫」ばりの暗号解読ミステリーだが「黄金虫」との違いは物語の最後に大どんでん返しがあること。大どんでん返しは以下の作品にも繰り返し現れる乱歩の十八番 (おはこ)。 「二廃人」は夢遊病者による完全犯罪的な殺人だが、これも最後の大どんでん返しが面白い。 「D坂の殺人事件」は金田一耕助とともに日本の名探偵の代名詞・明智小五郎が初登場する本邦初の密室殺人事件を扱った作品。しかし本作を傑作たらしめているのは、謎解きの妙もさることながら、犯罪に関係する2組の夫婦の谷崎潤一郎ばりのSМ的関係性だろう。 「心理試験」は「D坂の殺人事件」の続編でドストエフスキーの「罪と罰」から影響をうけた守銭奴老婆殺し。犯人の若い大学生が心理的に追い詰められていく後半が秀逸。 「赤い部屋」は怪奇趣味の好短編。女性や子供を含む99人もの人間を、単に退屈しのぎのために殺してきた男の炉辺談話。しかも何の罪にも問われずにそれを成し遂げたその手法が面白い。 「屋根裏の散歩者」完全犯罪を目指した犯人だったが、ほんのわずかな見落としから足がついてしまう。明智小五郎の推理が冴える。 「人間椅子」これはエロティック怪奇談。大どんでん返しが面白い。 「鏡地獄」世の中には金に任せてこんな酔狂をする御仁が確かにいるに違いない。だが女中あがりの可愛い奥様が可哀そう。 「芋虫」傑作の誉れの高い作品だが、意外なほどエロティックな内容であったことに驚いた。 | ||||
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江戸川乱歩の九つの短篇を収めた作品集。 「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」、この後半四篇が凄い逸品で、前にどこかで読んではいたのですが、改めてノックアウトされました。衝撃を受けました。 「人間椅子」の中に、こんな文章があります。 《悪魔の囁(ささや)きというのは、多分ああしたことを指すのではありますまいか。それは、夢のように荒唐無稽(こうとうむけい)で、無気味な事柄でした。でも、その無気味さが、言いしれぬ魅力となって、私をそそのかすのでございます。》p.262 そうした〝無気味で荒唐無稽な〟幻想が美しく結晶化した精華(せいか)が、前述した四篇ではないでしょうか。そこにはまた、「普通はこんなこと思いついても書かないだろ」とでもいう、ジョン・ディクスン・カー的な稚気(ちき)の心意気が感じられ、嬉しくなったのでしたが。 収録作品中のマイ・ベストは、トリを飾る「芋虫」でしょうか。よくぞこれだけの変態的かつ悪魔的な作品を書いたものだなあと、慄然としましたです。 作中、異形の肉ゴマ(肉独楽ってことか)が、妻を呼ぶのにトントントンと畳に頭を打ちつけるとか、よくこんな幻視ができるもんだと、ぞくり、ごくりと息をのみましたよ。 収録作品ならびに初出年は、以下のとおりです。 | ||||
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乱歩はホラーや探偵小説の枠を超えて現代日本の病理を抉っています。 | ||||
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傑作選というだけあって、大乱歩の気持ち悪さ全開である。しかしその気持ち悪さが、最高に面白いんだな。 | ||||
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江戸川乱歩といえば探偵小説、推理小説を思い浮かべますが、 本書には怪奇小説、恐怖小説のようなものも収録されています。 私ふだんは推理小説とかミステリとか全く読まないのですが、 江戸川乱歩は別格と思っております。 最後のどんでん返しとか、心理描写とか、 推理小説の枠を超えて純粋に小説として面白いです。 | ||||
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あるYouTubeを見て即買いました。 本の大きさが思ったものと違い、小さかったのは私のミス ただ、江戸川乱歩の傑作作品は面白く一気に読みました。 | ||||
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江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」を始め、9作品が詰め込まれてますが、やはり傑作選というだけあって全作品面白い。 新品を購入したのですが、表紙の上下に潰れた箇所がありました。まぁ気にならない程度なので評価は☆4。 江戸川乱歩ってどんな作品書くのだろうと気になる方はこの一冊から手にどうぞ。お勧めです。 | ||||
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普通。 | ||||
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江戸川乱歩というと怪人二十面相=お子様向け作家と思っていたが、本作を読んでみて、それがとんでもない間違いであることが分かった。短編ということで、どの作品も読みやすいが、その中でも「人間椅子」は秀逸である。短編ながらも巧みな語り口、プロットで、一気に読ませてしまう。乱歩を読んだことのない方、あるいは「乱歩はどうも・・・」という方にお勧めできる作品である。 | ||||
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ストーリー内容はさすがに江戸川乱歩氏の作品だとうならされるものがある。奇想天外な着眼に、予想外の結末で締めくくるあたりは、読者を飽きさせない作家の妙が滲み出る。また何より、文章表現がこまやかで、登場人物の心理描写ひとつとっても緻密に描かれており、読んでいて才能の違いを痛感するものがある。読後、読んでいた時の感覚がずっと活き続けるところもいい。 | ||||
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新品を注文したのにカバーに折れや多数の汚れ?があり残念です | ||||
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ADHDやサイコパス的思考がわかるかもしれない。 | ||||
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犯罪嗜好癖の遊戯と巧妙なトリック、犯罪心理の話、 覗き変態とグロテスクな趣味、異常執着の遊戯の話、血腥い話 群集の生体の無秩序と断末魔の形相の話、 ”過激な表現” として当時、伏せ字だらけの出版となった話などが本書に収録されている。 講釈師5代目伯龍をモデルとした明智小五郎の犯罪心理の推理から、 耽美主義とされるような、狂人・変態的な美の執着と探究、 ”人間のエゴ、醜さ” を表現した乱歩さんは、一部から批評を受けたが、 「夢を語る私の性格は、現実世界からどのような扱いを受けても一向に痛痒を感じないのである」と、 ある時期に述べ、淡々と執筆に励んできた。 | ||||
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何度も繰り返し読んでいます。 | ||||
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新品でこんなに表紙が汚れてたのは初めてです 腹が立ちました | ||||
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まず驚いたのが、読みやすさでした。 昔の作品なので覚悟して読み始めたのですが、 現代のSFとかのほうがよほど難解です。 大正時代とかに書かれたとは思えないのほどに、あまりにスイスイと読めるのですが、 これは編集した人たちが、 読みやすくしてくれているのかな? 現代語に訳して、ルビをふり、 字体とかも読みやすく調整してたりして。 読みやすさは面白さに直結しますので、 読み始めたらとまらなくなりました。 ぼくはふだん、 ミステリーって読まないんです。 伏線から回収までが待ち時間に感じてしまい、 またミステリーって長いのも多いので、 そのぶん待ち時間がながいわけで。 なので今までは、 そんなに読む気がしなかったんです。 苦手意識が先にたってしまいまして。 わざわざ買って読もうとは思わなかった。 だからよけいなのかな。 江戸川乱歩さんが、すごく新鮮で。 短編集なので、飽きる間もなく解決しますし、 テンポよい文体で、テンポよく終わる。 すごく気持ちいいです。 恐怖をさんざあおっておいて、 最後の1ページでクルッと逆転するのも、 おお、なんだこれ新鮮って驚きました。 悪夢の世界にジワジワと沼のように沈み、 おお、重い、暗い、苦しいと思ったところで、 急にひっくり返される。 前半は探偵ものが多いですが、 後半はダークなホラーぽい感じで、 なかには昔、発禁になったらしい作品もあり、 内容的にも、 『でしょうね』と納得でした。 でも、好みの問題なのか、 ダークなやつほど心にのこりました。 想像したよりはるかに面白かったので、 ぼくのようにふるい本は難しいだろうなと、 食わず嫌いをしていた人にオススメします。 江戸川乱歩にくわしい人たちが、 その素晴らしさをわかりやすく紹介してくれたという印象で。 読み終えて、なんか優しさを感じました。 また機会があれば、 読んでいない作品を買ってみようと思います。 この傑作選では、 『人間椅子』と『芋虫』が心にのこりました。 『赤い部屋』もいいですね。 江戸川乱歩さんの素晴らしさを教えてくれる、 こういった本を、もっと出してほしいです。 もっと色々紹介してほしい、 もっと『こんなのあるよ』って、 ぼくのような素人に教えてほしい。 そう思える一冊でした。 買ってよかったです。 | ||||
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よかったです | ||||
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