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鬼談百景
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鬼談百景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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他の方のレビューで、残穢とリンクしているので先に読むといいを参考に読み始めた 一話2、3ページの短い話で怪談といってもまったく怖くない、ありふれた話でだから何?って感じでつまらなかった | ||||
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ようやく新作が出たー! と思ったら、百物語のように、怪異を集めた実話集。 ちょっと残念… 最初はよくある怪談話っぽくて、時間潰し程度にしか読んでなかったが、読み進めるとなんだか背後や暗闇が気になってくる。なにか居そうで。 一つ一つはそんなに怖い話じゃないのに、あまりにも身近にありそうな話が多くて、段々ぞっとしてくる。 ただ、“小野不由美”の本という感覚はなかった。 やはり小説が読みたいな。 | ||||
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ずっと読んでいくと、怖くない話や、 落としどころの不明な話、 逆にあまりにも怪談としての落としどころが見えてしまう話などが、 玉石混交で混ざっています。 だから、これは著者が想像で作った話ではなく、 聞いたり収集した話を著者なりに再構成しているのだとわかります。 怖くない、と言ってしまえば確かに怖くないのですが、 ただ、僕が気になったのは、 どうして他の著者の怪談本と小野不由美さんのこの怪談集で、 読後感が違ってくるのだろうということでした。 オカルトや怪談の本が好きなので、 この手の本はたくさん読むのですが、 大抵の著者の本はこの本よりずっと怖いです。 でもその「怖い」というのは、 この話は本当のことかもしれないと感じさせることに成功しているという意味で「怖い」のです。 要するに実際の経験という形で証明を与えることに成功してしまっているということです。 この本の怪談は、そういう意味では、 各怪談それぞれがちぐはぐで、濃淡が様々です。 これは、創作としてはいくらでも作り変えることが出来るが、 著者は怪談というものはそういうものではなく、 話としては必ずしも「怖くない」が、 素材として提供するということではないかと思いました。 読後感は、ほのかに既視感を感じるような、 ぼんやりした幻影がかすかに感じられるという風でした。 | ||||
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人から見聞きした怪談話をそのまま載せました、という形態を採っている散文集。現代版今昔物語。ありがちな設定ではありますが、やはり文章や言葉の遣い方はさすが。1篇2ページにもならない散文を(しかも内容はある意味似たり寄ったり)飽きさせずに1冊読ませるのは力量がなければ出来ません。これは序章であって本当の怖さは「残穢」だよ・・と友人にアドバイスされました。今「残穢」読んでます・・「お〜なるほど・・」という感じです。この本は話によって濃淡がありすぎ、との御意見もありましたが、それは見聞きした話をファイリングしていてそこからピックアップした、という造りなっていたからと「残穢」を読んで初めて分かります。作者も2冊セットを意識して書いているのではないでしょうか? | ||||
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私は面白かったです。ハードカバー2冊同時購入を全く後悔していません。絵もリンクしていて大好き。怖い、奇妙、説明のつかないモノの話、特に読者の実体験(それだけでは人に読ませるものにはなりにくい)を著者が匠の技で作品の形に仕上げているところが好きです。ああ、多分わかった。他の人の評価が比較的低い理由について。私の憶測に過ぎませんが、「怖い」と思うことが根本から違うのではないかな。私は何もかも忘れたいような時、強烈なものを敢えて読みます。現代の「人間が一番怖い」に通ずる感じの怪談話ですね。驚かせたり、派手なヤツ。でも、大事にとっておいて何度もじっくり味わいながら読みたいのは小野不由美さんのこういう怪談です。たぶん、昔、実際に行われた百物語で青い灯りの下に静かに語られたのはこういう話ではなかったかと思われます。後、『残穢』とのリンクも「おおっ」という感じで。リアリティを増します。私はぞおっとしました。今でもしています。「鬼談百景」は実話を元にした創作、ととらえていたので、それが『残穢』を読むことで一気に「えっ、ちょっと待って。全部本当ですか?え?ええ?」という怖さを感じました。 | ||||
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某玩具サイトで怖かったと記されていたので店頭購入購入。 前からフィクションなのは理解していましたが… 正直普通に面白くない(笑)というか興味を引かない。 何処かの実話系怪異本で読んだ話を合体させている感が大きい。 つまり”ええっー!!それってドユコト?”といった怪異が殆ど無い。 ということで実話系怪談好きには、ドッチラケーな内容。 多分、作者の丁寧すぎる描写が、ゾクリとさせる想像力を欠乏させるからリアリティを体感できない。 正直最後まで読むのが苦痛。 折角のお盆休みの積み怪談本の読破時間を無駄に使った(笑) とはいえ全部が全部ダメなわけでなく、コレは全て実話なんだと思えば 怖くて興味深い話も3話くらいあり、そこそこ普通に読めた。 ちなみに残穢は、読んでないしワザワザ買う気は起きないです。 | ||||
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一日のうち少ない読書の時間を大切にしています。この本はネットで目についたので購入してみました。 短編がたくさんで〜〜<100ですよ〜> とっても面白かったです。 | ||||
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読む順番間違えた!残穢先に読んでしまった。こっちが99話残穢が100話ってことですね。 短い話ですが怖いです。「一念」が一番怖かった。 「お気に入り」と「欄間」が残穢にリンクしてます。あっ、これかと。 | ||||
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待ちに待った新作であるが故のがっかり感。以前の作品と比べると枯渇感を感じる。 怖くないありふれている、作品間リンクもさほど必要性を感じない。 それよりは十二国記続き書いてくれないかな | ||||
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あまり他の人の評判がよくないので、心配しながら読んだのですが、いやいや、なかなか怖かったです。 三日ぐらいかけて読んだのですが、最初の晩、夜中に目をさまして、トイレにいけなかったぐらい、怖かったです。 ただ、これに不満を持つ人の気持ちもわかるような気がします。 短い話で、派手さはなく、キャラクタを楽しむというわけにもいかない。 地味で、冬の寒い夜、いつとはなしに、しんしんと骨身まで冷え切っていくような、鈍い怖さなのです。 人によって、好みの差がはっきりと現れるだろうと思います。 私個人の好みの話は、というと。 「マリオネット」「一緒に見ていた」「隠れ鬼」「白い画布」「どろぼう」「お気に入り」「追い越し」「さずかりもの」「続きをしよう」「逆らう手」「空きチャンネル」 ――といったところに、読みながら印をつけていきました。 買おうかどうか迷っている人は、書店で二、三編、立ち読みしてから買うのも、ひとつの手かもしれません。 | ||||
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残穢と同時発売でつながりがあるとのことでこちらも読みました。 怪談百物語で99話収録されています。一つの話が1ページから4ページの作品で短いです。似たような話が意外に多く、映像化したら怖いかもしれませんが、この小説は怖くありません。 小説には映像と違い音とビジュアルが無い為、余程の技術がないと映像作品のホラーには勝てません。 お金に余裕がなければ、残穢だけ読めばよいです。こちらの作品を読まなくても残穢のストーリーは十分楽しめます。 | ||||
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小野不由美が書く必要あったのか?と思うような内容。 人から聞いた話を、そのまま載せました感が否めない。 鬼談百景→残穢の順で読むのがおススメとあったのでそのように読んだが 繋がりがあるって程ではない。 あー、なるほどね。ここにつながるのね。とは思うけど それが伏線になっているわけでもないし 読む者を惹きこんで離さないような 著者の良さは出ていない。 一本一本が短すぎて、オチが弱いのかも。 そして何より、恐くはないです。 | ||||
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まず、単体としては、単なる怪談集です。 百物語の形式をとっていますが、前口上や後記といったものすら無く、 蒐集された怪談がひたすら淡々と書き連ねてあるだけですので、読み物としては少々退屈に感じるかと思います。 正直なところ、著者が小野氏であることに必然性が感じられない(小野氏でなくても書けそうな)作品です。 怪談話のネタ帳とでも思っておけばそれなりに楽しめるのではないでしょうか。 あるいは、夜通しで朗読会とかしたら面白いかも。 次に、残穢を読むつもりの方へ。 特に、著者のファンであれば、同時発売の残穢も読もうと考えていらっしゃる方は多いと思いますが、 是非ともこちらを先に読了することをお勧めします(退屈に感じても、我慢して読み終えてください)。 内容、理由についてはあえて言及を控えさせていただきますが、 本書→残穢の順に読むことを前提とすれば、本書の評価文句無くは五つ星です。 | ||||
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作者ならではのストーリーテーラーとしての手腕を期待してたので、裏切られた感じで、がっかりした。 短編小説でも、ショートショートでもなく、誰かが体験した怖い出来事を集めた形で、TVの怪談特番が好きな人は楽しめると思う。 山なし、オチなし、なのでホラー小説/映画は好きでも、お化け屋敷や本物の幽霊はウケツケナイ人間は気分が悪くなるだけなので、避けるべし。 同時購入していたので、次に残穢を読んで、だからこういう形で発売されたんだなと納得したが、ハードカバーで買うほどでもない。 私には、他の人が言うように鬼談百景→残穢に、こだわる必要は無いと感じた。 残穢は私小説の形式が、事実なのか?事実を装ったフィクションなのか?というニュアンスで、これだけで面白かった。 鬼談百景は、一部分が [残穢] のリアル感を盛り上げる道具立て、として効いている。 しかし、大型書店などで中味を確認してから、購入を考えたら良かったと後悔した。 2つの作品が関連してるのは、立ち読みですんじゃう量で、残穢のため必読の内容でもないからだ。 これって最初から文庫で出版しても、いいんじゃないの?と感じたので、内容的には2つにするところ出版社に対する不満で星1つにした。 | ||||
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怖いか怖くないかで言えば、本書単独では怖くない。怖がらせようとしていないのか、それとも収集した話をそのまま忠実に淡々と書こうとしているのか、わからない。好きな作家さんなので何があろうとも新品・ハードカバーで私は買うのですが、本書は最初から文庫にしていただけると有難かった、というのは正直な感想です。 本書単独よりも、やはり同時発売の残穢とセットで楽しむべきでしょう。文庫化される際には、残穢とセットで上下巻にしてもいいんじゃないか、と思う。残穢を読んでいるからこそ、本書のあちこちが気になる。残穢とリンクしている話はあるし、残穢で触れられた新耳袋―現代百物語〈第4夜〉 (角川文庫)掲載の“あの話”と同じような前提に立って書かれている話なのかも・・・なんて想像力を掻き立てて楽しむことができる。 ところで気になったのですが、本書の綴目に、見えないように作品タイトルと話数を印字している。これはなぜ? | ||||
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主上のファンだから買いましたけど、 実はホラー苦手なんです・・・ 怖いの、嫌いなんですよー。 (とか言って、悪霊シリーズは大好きです) 全編、稲〇順二のように盛り上げるでもなく、 淡々とした語り口調で、短ければ1ページもない話もあります。 怖い話ヤダナーと思いながらページを繰っていくと、 『怖い話』ばかりではなく、『不思議な話』もたくさんありました。 (特に「不評」なんて、そのオチ(?)には吹き出してしまいました) 夏になると、「ねえ、知ってる?」で始まるような、 ちょっとドヤ顔で話したくなるような、身近な怖い話がつまってます。 「こえー!!!」って叫んだり、 「へー、そうなんだー」と流したりするような、そんな話。 「百景」と聞いて百物語みたいで怖いなー、と思ってたけど、 全部で99なんですね。怖いから確かめてませんが。 ところで、「あれ? これ、あの話のもと?」みたいな話がいくつかありましたね♪ | ||||
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怖いい話(猫が迷い込んでくる話とか)があったので★二つにしましたが、熱帯夜向けの恐怖は味わえませんでした。これだったら、親族がこの春まで入居してたアパートでの不気味な出来事の数々の方が余程気味が悪いです。お金があればとっとと転居したかったでしょうがよく2年も持ちこたえたもんだと感心してしまいます。不条理で不思議で気味の悪い物件は案外身近に転がってる物だと実感しました。文庫本になってから買っても遅くないです。 | ||||
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この著者の本は初めて。 本屋の新刊おすすめコーナーに山積みされていて衝動買いしてしまいました。 正直、どれも怖くもなければ面白くもなかった。怖いのは表紙だけ。 宮部みゆきの「あやし」のようなものを期待していたのでガッカリしました。 まあ、確認しないで買った私が悪いのですが・・・ 3ページくらいの短編が99話載っているのでいわゆる百物語ですね。 普通の物語ではありません。 まあ、100話載せたとしても何事も起こらないレベルかと・・・ ほとんどの作品が3ページ以内なのでストーリーを追って楽しむということもできないのも残念でした。 やはり、個人的に思うに、この手の怪談・奇譚モノは現代より、昔々の舞台設定の方がしっくりくるのではないだろうか? この作者さんのものはもう買わないと思います 面白くないなーと思った人は、中国怪異物語の3部作(講談社文庫 駒田信二著)を読んでみるといいかもしれません。 中国の古典から拾ってきた短編ですが、不思議な話や恐ろしい話がいっぱいあって楽しめます。 | ||||
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例えば子供のころに、大人に話してもらったとか、学生のころに友達と持ち寄ったとか、そう言った『怖い話』の集まりです。 ほとんどが『ただの聞いた話』なのに、残された余韻が怖すぎるっ さすが小野不由美先生です。 | ||||
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新潮社が出している『残穢』と合わせて購入されることを強くお勧めします!! 久しぶりに怪談を読んだと強く思いました。(昼間ではなく、夜中に読めば良かったと後悔! 怪談はやはり夜に読むほうが雰囲気が出る!) さすがです、主上!! 内容もそうなのですが、共に装丁が素晴らしいですね。さすが司修氏です。購入の際にはカバーも外して見てください。 美しくて、怖い。司氏の装丁は他の作家さんで気に入っているものも多いのですが、この2冊も良いです。 久しぶりの長編と百物語。暑い夏にぴったりです。 | ||||
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