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鬼談百景
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鬼談百景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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怖かった。 ゾワッと鳥肌の立つような、短編がぎっしり。 昔のゴーストハント時代を思い出すような、学校の怪談みたいのも沢山あって、面白かった。 そして、もう学生じゃなくて良かったと、正直思った。 だって、これを読んでから学校のトイレ行くのホントに怖いと思うから…。 空き教室とか、夜の学校とか…。 怖がりだけど、読み始めたらやめられないです。 | ||||
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怖がりの私には、さすがに一人では夜読めませんでした。この猛暑に怪談話でも、と思って購入したのですが(笑) 作者の本は何冊か読んでいますが、ホラー好きにはお勧めの一冊です。 | ||||
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ざんえの話も少し含まれる、怖い話の寄せ集め。 ざんえもこの本も、映像化されてるから、興味があれば観るとよい。 鬼談百景の映像化作品から、この本に興味をもった人もいることだろう。 読んでみて損はないと思います。 | ||||
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小野不由美の作品にはおどろおどろしい物語の半面に何か失われたものを見出す可能性のような展開がある。 百物語の設定を借りたこの作品にもそれがあるらしい。 さて、それはなんなのだろうか。 物語の語り手としての作者は読者に何を期待するのか。 エチュードとして語られたこの物語が「残穢」に続くのはどうやら作者の意図ではあるらしいが。 | ||||
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2~3ページで怖い話が延々、百近く綴られる小説。 短いけどちゃんと怖いし、ここまで数があると読むのもエネルギー使います。 怪談好きのひとにはおすすめ。 | ||||
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各話1ぺーじから3ページくらいのショートショートです。 少しずつ、読むような方には向いていると思います。 また、その後どうなったのかがなくて、終わってしまっているものもあり、 表題の通りです。 | ||||
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久々に小野不由美ワールドに浸れました。 小野不由美にハズレはないですね。 | ||||
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特に盛り上がるわけではないのですが、淡々と小さな話を積み重ねられると、なんとも言えない気持ちになります。 でも、十二国期を書いてほしい。 | ||||
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amazonで買おうかと思ったが、辻堂駅北口にあるテラスモールに行った時に4Fの有隣堂で見つけたので、そこで購入した。 タイトルにあるように、読んでいてふっとドアを見ると出るのが怖くなる。部屋の外の廊下に“何か”がいるのではなかろうか? そんな気がして。 雑誌『幽 vol.14』を持っているので、最終回の『鬼談草子」に掲載されたモノは知っている。見覚えのあるタイトルが幾つかあり、背筋がゾクゾクし懐かしいやら怖いやらだ。「ぬいぐるみ」「逆らう手」「開かずの放送室」「末期の水」「もう一組」「給水塔」「無言の妹」だった。 「増える階段」 → Kさんの中学校の「七不思議」の一つである「増える階段」は数えながら昇るか降りるかすると本来の段数に反して多いというヤツで、旧校舎の生物教室の脇の階段が件(くだん)の「増える階段」だった。どんな内容の怪談にしろ必ず肝試しをするタワケが出る。入学したての2人の男子中学生もそうしたタワケだった。昇るのと降りるのとどちらでそうなるのか試そうと考えた少年は友人のN君を誘い、夜の学校に忍び込むのが簡単な頃でもあった母校に忍び込み、問題の刻限である深夜2時に行動を開始した。誘った少年は二階から一階に降り、N君は一階から二階に昇る。きっと本心では「増える階段」なんてガセだと思っていたに違いない。しかし、予想に反して噂は事実だった。 本来ならばN君は二階の廊下に出るだけだった。しかし、段数を数える声は最後の十三段目を過ぎても続いた。旧校舎は二階建てなのに! どうやらN君は無限ループに入り込んでしまったらしい。階下の少年が戻って来いよと呼んでも返事は無くて心細げな声が“二十二段”と数えたのを最後に、その声も声の主の当人も消えてしまった。後に残されたのはN君を肝試しに誘い、自身は無事に一階に降り立った少年だけだ。 「どろぼう」 → Tさんという女性が寄せた体験談は本人は怖がっていたが、私は不思議だな〜と感じた。胎児の記憶を残すとしか思えない“マーちゃん”という幼稚園児が登場する。泥棒が溝の蓋を開けて真っ暗な激しい水流の中に放り込まれた自身は死んでしまったと生きているマーちゃんはTさんと弟に語ったが、生きているじゃないかと言われても死んでしまったと譲らない。どうして悲鳴を上げなかったと尚もTさんの弟に言われたら“おぎゃー!”と泣いたけど死んだと答えた。思わず目が点になるTさんと弟。それって、もしかしなくても昏い水の流れに投げ込まれたのって赤ちゃんで、マーちゃんが産まれる時の記憶ではないの? つまり真っ暗な激流の溝とは“産道”ということだろう。赤ちゃんにとっては現世に生を受ける誕生の瞬間は、胎児にとっての死という凶事なのかもしれない。 「お気に入り」 → 『残穢』にリンクするお話だ。Yさん(『残穢』では屋嶋さん)は夫の急な転勤に際して6件の候補の中から最も優良物件とも言えるマンションに入居することになったが、何故か他の部屋にしたいという思いが心に燻るも時間が無かったので何も疑問を感じない夫に賛成した。しかし、小さな後悔がつきまとった。その内、2歳の娘(『残穢』では美都ちゃん)が変な仕草をするようになる。何も無い宙を見つめ“ぶらんこ”と呟くも遊具のブランコではないらしく、或る日、娘がヌイグルミの“みふぃ”の首に紐をかけて振り回して遊んでいるのを見てYさんは仰天し厳しく叱責した。そんな娘も次第に怯えるようになった。何かを掃くようなのと部屋の中を這い回る音と赤ちゃんの泣き声が聞こえ、夫も不気味に感じて礼金のことが未練だったが、その年の10月に別の部屋に引っ越した。マンションを出る前の7月頃に自身がファンである女性小説家(『残穢』の主人公“私”)に手紙を出したのだった。 * 現在(『残穢』)→ 宅配便経由で“私”が捜していることを知り、屋嶋さんは久しぶりに連絡した。新居で3年を経て“私”と共に調査を行うライターの久保さんに当時の話をするが、5歳になった愛娘の美都ちゃんはすっかり以前のことを忘れていた。 | ||||
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私は、「小説家・小野不由美」先生の名前は知ってますが、著書を読んだことがない人間です。 そんな私が初めて手に取ったのが、この本です。 「実話系怪談」の本だと思い、読みました。 ホラーも書かれる小説家さんの本なので、本当に実話なのか、実話の形に整えた「小説」なのか全く分かりませんでした。 これ、全部「小説」(といっても短編ですけど)だったら、「さすが、小説家は違う!」と感動するところです。 何冊か実話系怪談を読んだ、そっち方面のファンの目で感想を書くなら。 面白かったです。 明らかな「怖い!」という話もありますが、大体「奇妙な話」でオチがなかったりするのです。 異界とこちら側の境目が曖昧な部分が、実話系怪談として納得しました。 でも小説家・小野不由美先生のファンには、物足りないかもしれません。 | ||||
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ずっと読んでいくと、怖くない話や、 落としどころの不明な話、 逆にあまりにも怪談としての落としどころが見えてしまう話などが、 玉石混交で混ざっています。 だから、これは著者が想像で作った話ではなく、 聞いたり収集した話を著者なりに再構成しているのだとわかります。 怖くない、と言ってしまえば確かに怖くないのですが、 ただ、僕が気になったのは、 どうして他の著者の怪談本と小野不由美さんのこの怪談集で、 読後感が違ってくるのだろうということでした。 オカルトや怪談の本が好きなので、 この手の本はたくさん読むのですが、 大抵の著者の本はこの本よりずっと怖いです。 でもその「怖い」というのは、 この話は本当のことかもしれないと感じさせることに成功しているという意味で「怖い」のです。 要するに実際の経験という形で証明を与えることに成功してしまっているということです。 この本の怪談は、そういう意味では、 各怪談それぞれがちぐはぐで、濃淡が様々です。 これは、創作としてはいくらでも作り変えることが出来るが、 著者は怪談というものはそういうものではなく、 話としては必ずしも「怖くない」が、 素材として提供するということではないかと思いました。 読後感は、ほのかに既視感を感じるような、 ぼんやりした幻影がかすかに感じられるという風でした。 | ||||
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人から見聞きした怪談話をそのまま載せました、という形態を採っている散文集。現代版今昔物語。ありがちな設定ではありますが、やはり文章や言葉の遣い方はさすが。1篇2ページにもならない散文を(しかも内容はある意味似たり寄ったり)飽きさせずに1冊読ませるのは力量がなければ出来ません。これは序章であって本当の怖さは「残穢」だよ・・と友人にアドバイスされました。今「残穢」読んでます・・「お〜なるほど・・」という感じです。この本は話によって濃淡がありすぎ、との御意見もありましたが、それは見聞きした話をファイリングしていてそこからピックアップした、という造りなっていたからと「残穢」を読んで初めて分かります。作者も2冊セットを意識して書いているのではないでしょうか? | ||||
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私は面白かったです。ハードカバー2冊同時購入を全く後悔していません。絵もリンクしていて大好き。怖い、奇妙、説明のつかないモノの話、特に読者の実体験(それだけでは人に読ませるものにはなりにくい)を著者が匠の技で作品の形に仕上げているところが好きです。ああ、多分わかった。他の人の評価が比較的低い理由について。私の憶測に過ぎませんが、「怖い」と思うことが根本から違うのではないかな。私は何もかも忘れたいような時、強烈なものを敢えて読みます。現代の「人間が一番怖い」に通ずる感じの怪談話ですね。驚かせたり、派手なヤツ。でも、大事にとっておいて何度もじっくり味わいながら読みたいのは小野不由美さんのこういう怪談です。たぶん、昔、実際に行われた百物語で青い灯りの下に静かに語られたのはこういう話ではなかったかと思われます。後、『残穢』とのリンクも「おおっ」という感じで。リアリティを増します。私はぞおっとしました。今でもしています。「鬼談百景」は実話を元にした創作、ととらえていたので、それが『残穢』を読むことで一気に「えっ、ちょっと待って。全部本当ですか?え?ええ?」という怖さを感じました。 | ||||
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一日のうち少ない読書の時間を大切にしています。この本はネットで目についたので購入してみました。 短編がたくさんで〜〜<100ですよ〜> とっても面白かったです。 | ||||
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読む順番間違えた!残穢先に読んでしまった。こっちが99話残穢が100話ってことですね。 短い話ですが怖いです。「一念」が一番怖かった。 「お気に入り」と「欄間」が残穢にリンクしてます。あっ、これかと。 | ||||
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あまり他の人の評判がよくないので、心配しながら読んだのですが、いやいや、なかなか怖かったです。 三日ぐらいかけて読んだのですが、最初の晩、夜中に目をさまして、トイレにいけなかったぐらい、怖かったです。 ただ、これに不満を持つ人の気持ちもわかるような気がします。 短い話で、派手さはなく、キャラクタを楽しむというわけにもいかない。 地味で、冬の寒い夜、いつとはなしに、しんしんと骨身まで冷え切っていくような、鈍い怖さなのです。 人によって、好みの差がはっきりと現れるだろうと思います。 私個人の好みの話は、というと。 「マリオネット」「一緒に見ていた」「隠れ鬼」「白い画布」「どろぼう」「お気に入り」「追い越し」「さずかりもの」「続きをしよう」「逆らう手」「空きチャンネル」 ――といったところに、読みながら印をつけていきました。 買おうかどうか迷っている人は、書店で二、三編、立ち読みしてから買うのも、ひとつの手かもしれません。 | ||||
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主上のファンだから買いましたけど、 実はホラー苦手なんです・・・ 怖いの、嫌いなんですよー。 (とか言って、悪霊シリーズは大好きです) 全編、稲〇順二のように盛り上げるでもなく、 淡々とした語り口調で、短ければ1ページもない話もあります。 怖い話ヤダナーと思いながらページを繰っていくと、 『怖い話』ばかりではなく、『不思議な話』もたくさんありました。 (特に「不評」なんて、そのオチ(?)には吹き出してしまいました) 夏になると、「ねえ、知ってる?」で始まるような、 ちょっとドヤ顔で話したくなるような、身近な怖い話がつまってます。 「こえー!!!」って叫んだり、 「へー、そうなんだー」と流したりするような、そんな話。 「百景」と聞いて百物語みたいで怖いなー、と思ってたけど、 全部で99なんですね。怖いから確かめてませんが。 ところで、「あれ? これ、あの話のもと?」みたいな話がいくつかありましたね♪ | ||||
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例えば子供のころに、大人に話してもらったとか、学生のころに友達と持ち寄ったとか、そう言った『怖い話』の集まりです。 ほとんどが『ただの聞いた話』なのに、残された余韻が怖すぎるっ さすが小野不由美先生です。 | ||||
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新潮社が出している『残穢』と合わせて購入されることを強くお勧めします!! 久しぶりに怪談を読んだと強く思いました。(昼間ではなく、夜中に読めば良かったと後悔! 怪談はやはり夜に読むほうが雰囲気が出る!) さすがです、主上!! 内容もそうなのですが、共に装丁が素晴らしいですね。さすが司修氏です。購入の際にはカバーも外して見てください。 美しくて、怖い。司氏の装丁は他の作家さんで気に入っているものも多いのですが、この2冊も良いです。 久しぶりの長編と百物語。暑い夏にぴったりです。 | ||||
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