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クリーピー



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クリーピーの評価: 3.44/5点 レビュー 77件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全77件 61~77 4/4ページ
No.17:
(4pt)

まさか小説家でいらっしゃるなんて!

前川裕さん、旺文社ラジオ講座の講師として、楽しく英語をご指導いただいたのを思い出します。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.16:
(3pt)

詰め込んだ サスペンスホラー

前前半は、どっきどっきで 読み進んで入った。 最後の どんでん返し?で結局は 身内内での ドロドロに 終止符。 宮部みゆきさんの 『 理由 』を 思い出した。  映像の方がおもしろいかも⁉
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.15:
(5pt)

面白かった

これが映像化されるのであれば犯人は北村一輝さんに演じてもらいたい
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.14:
(1pt)

全然おもしろくなかったです・・・

どこが「傑作サスペンス」なのか。

大賞受賞、ということは、まだ磨き途中であることは理解できる。であっても、なにか光るものはあるはずと信じて読み進めたが、それは見つからなかった。

猟奇的な出来事は続くが、それを起こす人間の恐ろしさも、悲しさも、私には感じられなかった。ディティールにイライラしっぱなし。

良い作品には、人間洞察が欠かせないのだとあらためて感じさせられた作品だった。
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
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No.13:
(3pt)

「怪しい隣人」の恐怖を描いたサイコサスペンス

※※※  真相に触れているレビューです ※※※

「怪しい隣人」の恐怖を描いた作品はいくつもありますが、この作品も謎解きに重きを置くミステリーと言うよりは、異常な隣人に付け狙われる恐怖を描くことがメインのサイコサスペンスかな、と。

一家失踪事件を捜査していた知り合いの刑事が行方不明になったり、隣家で殺人事件が起こったり、隣人の中学生の娘が「あの人は本当のお父さんじゃない」と言ったりと、不気味な事件が主人公の周りで頻発するようになる。その序盤の展開や提示されるいくつもの謎には興味をそそられるものの、中盤以降の展開はかなりストレートと言うか、結局、基本的にすべての事件は「怪しい隣人」が起こしていたというオチで、意外性が無い。一応、終盤近くでどんでん返しはあるけど、どんでん返しのためのオチという印象で、個人的には蛇足に感じた。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.12:
(4pt)

デビュー作としては力作

設定だけ見ると貴志氏の黒い家みたいな感じかなと思うが、謎の隣人への懐疑から来る恐怖感は序盤だけで、中盤であっさりこの隣人の正体が判明し、逃走してしまうのがこの種の隣人サスペンスでは異色といえる展開だろう。
なので、恐怖感は前半だけで、後半になるととたんに狭い人間関係での愛憎劇になってしまうのだが、以外な展開ではあるのだが、隣人サスペンスとしては評価の分かれる展開かもしれない。
サスペンスながら、終盤にはどんでん返しもあり、デビュー作としてはかなり面白いと言える。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.11:
(4pt)

汝、隣人を疑え

紳士然とした人柄の良さそうな隣人。なかなか化けの皮を剥がさない緻密な計画という設定はよくありがちな設定ではある。ありがちでもその狂気の精神、性癖、正体を明かした悪魔のような姿には分かっていても身震いしてしまう。
様々な伏線が張り巡られ、交わっていくラストまでの疾走。
ラストは予想もしなかった顛末。ミステリー小説として存分にその推理を楽しめるだろう。
主人公は犯罪心理学を大学で教えている教授だけに、もう少し心理的推察や描写が欲しいと個人的には思った。多すぎる謎やキーは楽しめるが、それ故に時間を置いて読まずに、一気読みするくらいの心構えが必要である。
汝、隣人を愛せよとはよく言ったものだが、この殺伐とした世の中、まずは隣人を疑うことが先決である。
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No.10:
(4pt)

中盤以降は隣人への恐怖やの描写が物足りなくて少し失速

奇妙な隣人への恐怖や不安がうまく描かれていておもしろかった。様々な事件が交錯しどんな展開になっていくのかという楽しみもあった。ただ、中盤以降は隣人への恐怖やの描写が物足りなくて、少し失速してしまったのが残念だった。

また、大和田問題についても、今までに刑事に疑惑を伝えるタイミングが遅くなったと後悔していたわりに、あまりにも軽率だったし、そこから時間の経過が飛んでしまうのも個人的には納得できなかった。

ちなみに、クリーピーは虫が這いずり回るようなという意味が転じて、気味が悪いというような意味を表すらしい。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.9:
(5pt)

ページをめくる手が止まりません

すごくおもしろいです。
続きがどんどん気になって寝不足になりました。
前川裕さんの作品を読むのは初めてでしたが、他の作品も読んでみようと思います。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
4334767087
No.8:
(4pt)

『黒い家』を彷彿させるホラー・サスペンス

第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。貴志祐介の傑作ホラー『黒い家』を彷彿させるような雰囲気のホラー・サスペンスである。

犯罪心理学の教授・高倉は、自宅近隣で相次いで発生した奇妙な事件を契機にとんでもない恐怖にひきづり込まれていく…

タイトルの『クリーピー』とは、ぞっと身の毛がよだつような、気味の悪い、という意味であり、物語に漂うテイストは、まさに『クリーピー』なのだ。

第二章までは、ゆっくりと物語が進み、第三章から俄然、面白くなる。エンディングにいまひとつの捻りがあれば、良かったと思うのだが…

解説は香山二三郎。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.7:
(5pt)

一気に引き込まれました

「レビュー評価が高い」「ミステリー」で検索して暇つぶしになればと何となくダウンロードしたのですが・・・
一気にその世界に引き込まれました。
事件の真相に早く迫りたい,でも恐い。
恐怖の隣人を早く掴まえてほしい,でも逃げたい。
読了するまでの間,普段の生活でもこの本で頭がいっぱいになりました。
迷わず★5つけます。

(個人的にはストーリーはhorribleで主人公の女子大生への目線がcreepyでした)
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
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No.6:
(5pt)

気味悪い世界を堪能

こんなにゾクゾクざわざわする小説は久しぶりだ。

「あの人はお父さんじゃない」と訴える娘。いつの頃からか見かけなくなった奥さん。隣家で何かが起こっている。隣のご主人は何かがおかしい...
何が起きているのか分からないが、とにかく気味が悪くて怖い。いや、何が起きているか分からないからこそ、想像がふくらみ怖いのか。
もしも我が家の隣の家で何か不気味なことが起きているとしたら、と考えると怖くて怖くてたまらなかった。

現代を扱った小説ながら、なんとなくおどろおどろしい雰囲気は、まるで昭和時代の話のようだ。作者にとってデビュー作であるが、60歳オーバーという年齢もあるのか、とにかく雰囲気が今風でないのが秀逸。

ツッコミどころは山とあるだろうが、そんな細かいことには気にせずに、この気味悪い世界を堪能したい。
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
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No.5:
(4pt)

とても興味深く読める!

新人賞受賞作というと、なんとなく未熟だったり期待先行だったりするけど
レビューの評判も良くて買ってみました!!

近所で起こる不可解な事件!え、なんで三人なの??
と、どんどん引き込まれます。
だんだんと真相が見えてきて、
あ、なるほど、と後半でどんどん繋がっていきます!
とても巧で周到です!!
ネタバレになりますが

野上の手紙は、上手いと感心しますし、
本当の真相が見えてきて、
最後の最後まで「共犯のような心理関係」の疑いもまたなるほどと唸りました。

でもやっぱりいくつか疑問点は残りました。
少女の戸籍の問題
メールになぜ大和田の名前を入れたのか(本人に直接聞いちゃったら、すぐに送った相手がバレる気が)
などの点はあったけど

『「隣人」という言葉が、本来「助け合い」を暗示する言葉が、(省略)「危険」の代名詞として使われるように』
「汝の隣人を疑え」云々など、読んでいて妙に納得してしましました。

とても面白い作品でした!是非おすすめです!!
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
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No.4:
(5pt)

creepy=身の毛のよだつような;気味の悪い

creepyの言葉の意味は知りませんでしたが、帯の綾辻行人さんのコメントを見て何となく手に取りました。読み終えて言葉の意味がよくわかりました。愛想のいい隣人・犯罪心理学者・同級生・・・見事です。私は田舎に住んでいる為周りは親戚も多く付き合いがあり、他で暮らしたときも隣人を知らないことは殆どありませんでした。でも、現代社会では隣人が誰なのか知らないのが当たり前なのでしょうね。説明にも書いてありますが、前川裕さんはこの作品が作家デビュー作とのこと。驚きです。ミステリーやホラーが好きで今まで沢山の作家さんの作品を読ませていただいてきましたが、日本の作家さんが書いたとは思えない作品。久しぶりに身震いする作品に出会えました。文章力に欠ける私には説明しづらい作品ですが、人間の心理描写が上手く引き込まれます。終盤は良い意味で裏切られました。この作品を皆さんにオススメしたいのですが、読んだ後、隣人を見る目が変わらないようご注意を。あなたが、怪しい隣人に・・・。
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
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No.3:
(5pt)

久々に止まらない

読み始めたら読み終わるまで続けて読んでしまう面白さです。巧妙な構成で奇想天外の展開でワクワクしながら読み耽ってしまいます。ミステリーとしてだけでなく、登場人物の心の動きも良く書けていて文学作品としても心にも響くものがあります。
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
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No.2:
(5pt)

あなたの隣人は本物ですか?    

「クリーピー」というタイトルに惹かれて読んだ。主人公である大学教授の近隣で起きた事件が、過去に起きた事件と相似形であったことが、事の始まり。温厚そう見えた隣人が、狂気の刃を向ける…、予測のできない展開に息もつけなかった。それにしてもなんとおぞましい。本当にクリーピーだった。次に何が待っているのか、一気に読んでしまいたい誘惑と、あまりの気味の悪さに読むことをためらう気持ちがせめぎ合った。
事件から何年も経つのに、杳として行方の知れない容疑者はどこへ行ったのか。主人公と同じように私もまた容疑者の行方を追っていた。最後に何か企んでいるのではないか。しかし、予想は見事に裏切られた。身の毛がよだった後には救いがあった。これぞミステリーの醍醐味かもしれない。
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
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No.1:
(5pt)

隣の家からはじまる恐怖

第15回日本ミステリー文学新人賞受賞作品ということで読んでみました。

主人公は犯罪心理学が専門の大学教授、著者自身がモデルなんでしょう。朝一時限目の授業を持ちたがらない先生たち、卒論指導のあとの学生とのコンパ、犯罪心理学の授業の様子と、なにしろ現役の大学教授が書いているのですからリアルでのぞき見的なおもしろさがあります。しかしストーリーは恐ろしい。日常のふとした違和感から始まり、高校時代の同級生の刑事が持ち込んだ未解決の一家失踪事件について専門家としての意見を求められたことから不気味な事件に巻き込まれてゆきます。

私たちは隣家の住人のことをどれほど知っているだろうか。仕事をしているようだが家にいることが多いようだ。名詞をもらったことがあるが、聞いたことがない組織名だった、でも確かめもしなかった。学校に出かける娘を見送る父親の様子がなんか変だ・・・そんな日常のちょっとしたことがとんでもない大きな犯罪の一断面だとしたら。日常と恐ろしい犯罪がじつは隣り合わせになっていた、これこそがこの小説の題名クリーピー(気味が悪い)な部分です。

本の帯に「展開を予測できない実に気味の悪い物語」とありますが、その通り。ミステリーですから内容は書けませんが、作品の中で教授がゼミ生に講義するアメリカの女優シャロンテートが殺害される「チャールズ・マンソン事件」の不気味さと同様な恐ろしい殺人事件が起きます。また、著者はカポーティが大好きなようです。このこともこの小説のテイストのヒントになるでしょう。とにかく今まで読んだ警察小説などとは異質のミステリーです。このあたりがミステリー新人賞を受賞した理由なんでしょね。
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
4334928080

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