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クリーピー
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クリーピーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 21~40 2/4ページ
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標題の意味は第二章 連鎖に書かれていて、シャロン・テート惨殺(または殺害)事件(文中ではチャールズ・マンソン事件)における、マンソン・ファミリーが獲物を探す時の言葉“creepy crawl(気味の悪い徘徊)”から。 映画『吸血鬼』(ロマン・ポランスキー共同脚本・監督・出演)での共演を契機に結婚したポランスキーとシャロン(当時妊娠中)の家に、マンソンたちが押し入り、脚本執筆のためロンドンに滞在していたポランスキーを除き、5人を殺害。 矢島善雄の人物設定は、他人の家に侵入するカルト集団のカリスマであったマンソンと、2002年北九州監禁殺人事件の松永太(河合園子の造形は松永と内縁関係にあった緒方純子?)がヒントになったと思われる。 改行が少なく著者の気概は伝わってくるが、殺傷事件がてんこ盛り状態、もっと絞った方がよかったのではないか。 これだけの犯罪を重ねた男の屈折の起因が、女にだらしない父からの遺伝子発現、妹弟と比べた容姿の差異というのはどうにも納得できない。 “猟奇”という言葉を即イメージさせる西野昭雄からのプレゼント(西野信子)、矢島善雄の終焉は、トマス・ハリス著『羊たちの沈黙』に端を発したシリーズの映画版から悪影響を受けていると思われる。 さらに、犯罪小説で最も考慮しなければならない死体の処理、凄まじい死臭の問題を、前者についてはこれほど簡単に放置という手段を用い、後者においてはこれほど軽々と無視するとは・・・。 野上誠次の長い手紙は河合園子の文章と言うより著者の文体そのもので、もう少し工夫が欲しかった。 “悪の天才”他、それに類した嵩上げ的安直な表現は控えた方がいいし、女性の容貌と服装の描写が下手過ぎなのは逆に笑いを喚起する装置として機能するが、それが狙いとも思えず著者の性的嗜好の一部が出てしまったのか? 第六章 幻影に書いてある“タイトルも記憶していないイタリア映画”のストーリーは、パリっ子フランソワ・オゾン監督、シャーロット・ランプリング主演のフランス映画『まぼろし』(2000年)のプロットそっくり。 『アンダルシアの犬』で画家のダリと共同監督を務めたルイス・ブニュエルの代表作『哀しみのトリスターナ』のヒロインと園子を連関させているところからも、著者は映画に興味があり、それは大学院時代に蓮見重彦の薫陶を受けたからなの? 物語中、“長身”に拘っている点からも、公称184センチの蓮見さん(私が間近でお会いした2002年、老いて背骨が縮んだか180もなかったような印象だったが)を連想させ、もしかして矢島のモデルは蓮見さんじゃないかと莫迦なことを書いておこうっと。 | ||||
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映画を観たら支離滅裂なので(それはそれで楽しめたのだが)読んでみたら、映画のおかしなところは(刑事が一人で乗り込むとか)原作では理由があったのが分かったしおかしなマインドコントロール装置もなかった。なお大学教員が女子学生に手を出したら懲戒免職、合意があったかどうかは関係ない、とあるのには笑ってしまった。いや、合意があったからというので免職されてない人が少なくとも一人おります。なお作者は面識はないが私の大学院の先輩で、舞台となっているのは前川さんの自宅周辺であります。当人はアメリカ文学と比較文学の法政大教授。 | ||||
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多少内容にも触れるので読まれる方は注意をお願いします。 日常に潜む異常者の恐怖を描いた作品ですが、序盤の展開はかなり緊迫したもので、ページをめくる手が止まりませんでした。中盤以降、事件の全容が分かってからは少し間延びした印象です。 他のレビューにもある通り、ツッコミ所が多い作品です。ご都合主義なところが多々あるというか、それはないよ・・・と思わざるを得ない部分があります。(主人公の顔認識能力が低すぎる、矢島の潜伏するマンションに行く際にどうして警察を連れて行かないのか、誘拐されたはずの娘が何故か簡単に大学に入っているなど、挙がればキリがないです。すべてを総合すると星3が妥当です。 | ||||
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映画を観た後に小説を購入し、読みましたが‥‥ところどころ文章がおかしいし(特にピアニストの女性の話し方とかが不自然でした)物語の展開もツッコミどころが満載でした。 正直、主人公が頭悪すぎでイライラしました。 今まで読んだ小説の中で1番、残念な小説だと思いました。 | ||||
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最後のどんでん返しにも驚きましたが、何よりも描写が怖すぎる。 一番怖いのは幽霊ではなく、やはり人間なのですね。 | ||||
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映画化されたこともあり、興味をもって読んでみました。 kindle版です。 天才的な悪というものが存在するとするならば、それも才能ということなのだろうか。 かつて、他人の家庭に入り込み、やがてはその家庭を乗っ取り財産を喰い荒らすというような事件があったか。 そういうものを想起させた。 世間ではそんなことがありうるのか、といった疑問ばかりが先行することだろう。 私自身もそうだった。 本作は、そういった疑問を抱きつつも、次々に展開される状況に夢中にさせてくれた。 | ||||
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ハラハラ、ドキドキしながら、一気に読みました。でもラストが期待はずれ! | ||||
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主人公の大学教授に嫌悪感しか抱けませんでした。 ある程度の人生経験を経てきたであろうに 悲しいほどに浅い、薄い。ただの女好きのおバカさん。 妻が怪我をして入院しているというのに 下心見え見えで女子学生とホテルのカフェで食事。 その女子学生の服装といえば、 ジーンズのショートパンツに黒のタイツ、 それに深いVネックセーター……。 大学教授は胸の谷間に釘付け。 そんな部分ばかりがいちいち気になって、 ストーリーに入っていけません。 「ロクヨン」を読んだ直後に手を出したのもまずかった。 いつもなら瑣末な部分に引っかかることなく 楽しめたかもしれません。 | ||||
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映画にもなったので 西島秀俊 竹内結子 東出昌大 そして 香川照之 そうそうたるメンバーでの映画化 原作本 遅ればせながら期待して読みました。 以下若干ネタバレありますm(__)m うん、確かに面白かったけど… こうゆうジャンルの本を書く作家さんは ほんとに大変だと思いました。 Amazonのレビューに書かれてる厳しいレビュー 納得。 以下は私の個人的感想です。 最初から雰囲気はすごく面白い。 設定はワクワクして読んじゃう。 けど 主人公が 全然魅力的でない。 なんじゃこのいい加減なおっさんって感じ だめだめキャラにしたいなら 徹底的にダメにしてほしい 主人公以外でもほとんど 出てくる登場人物がすべて 中途半端で魅力なし おっ!いいやつなのかと思った 野上もなんだ~ってかんじ とにかく 誰もかれもが 半端 そんで犯人 矢島 とても残酷なことして インフルエンザにかかって 弱ったところを毒殺されるって んなぁ~~~~!!! すごく面白い感じもしたけど すごく駄作な感じもした まあ読んでみれば! | ||||
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なんか被害者遺族の事考えると、あの結末は個人的には納得いかない 犯人が逮捕されずに、彼らがいつまでも無念の気持ちを抱えて生きていくと思うと、あの主人公の行動は支持できない | ||||
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主人公が、いい歳のオッサンで地位もあり、それなりに頭もまわるはずなのに、クソヤバイと分かっている殺人犯のところに教え子(しかもひとりはおなご)と丸腰で乗り込んでいくところと、いきなり『あれから10年後たった...』っていうダメな展開の典型みたいなのを後半にぶっこんでくるところが大きなずっこけどころです。 サスペンス?ホラー?の枠ならその辺の描写をもう少しねちっこく書けばいいのになと思いました。 自宅に放り込まれてた西野の嫁さんの描写があっさりしてたのでもう少し想像させてほしかった。 娘が主人公宅に逃げ込んでくるところの隣人はゾッとする怖さがあり、夢にでてきそうでした。 | ||||
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スリリングな展開があり、引き込まれます。とても楽しめました。 | ||||
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途中までは面白かったのに、話を広げすぎた感がある。隣人の「得体のしれなさ」をテーマとするならば、もう少しそこを描ききって欲しかった。 | ||||
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本作品の存在を知ったのは、本年(2016年)6月に「クリーピー 偽りの隣人」という映画が公開されたことがきっかけでした。 第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した原作小説があるということを知り、映画で鑑賞するよりも、原作を読んだ方が良さそうな気がして、本作品を入手しました。 映画の副題に「偽りの隣人」とあるとおり、大学教授(犯罪心理学)の主人公が、「クリーピー」(「ぞっと身の毛がよだつような」「気味の悪い」という意味)な隣人に遭遇し、奇妙な事件に巻き込まれていくという物語。 ふたつのサブストーリーが展開していて、ひとつは、大学のゼミ生との間で起こる出来事、もうひとつは、ある事件の意見を求めて接近してきた、高校の同窓生である刑事の男との出来事です。 これらが、隣人との間で起きるメインのストーリーと次第に絡まってきて、このあたりの構成がなかなか巧みな作品でした。 つまり、「隣人」の恐怖がじわじわと迫ってくる展開となっており、最後まで飽きさせない作品であることは確か。 ただ、惜しむらくは、後半の盛り上がりに今ひとつ欠ける点です。 前半から中盤にかけて、得体の知れない隣人という存在で、引っ張っていきながら、結末は意外なほど穏やかです…。 やはり、ミステリーというからには、あっと驚く結末が欲しいところです。ちょっと、あっさりし過ぎてはいないでしょうか。 この結末については、もちろんここで語ることは出来ないので、実際に読んでいただくしかないのですが、前半から中盤までは秀逸であるだけに、「惜しい」という感じを抱く方は私だけではないように思います。 映画の方は未鑑賞なのですが、ミステリー小説としては、中程度のオススメ作品といったところでしょうか。 | ||||
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ハラハラドキドキでした。面白く結局寝不足なりながら読んでしまいました。 | ||||
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出だしこそよかったものの読み進める内に主人公を中心に登場人物が全員バカなんじゃないかと思えるようなある種の滑稽さを感じる それくらい特に後半にかけての主人公のバカさ加減に唖然とするし結局隣人の犯罪における人心掌握的及び具体的な実行内容に関しては全く説明と言えるものが無く「悪の天才」などどいう簡単な言葉で済ませられるなど噴飯ものである 部分的に光るものがないことはないがこの程度で新人賞が取れてしまうというのであればその程度の文学賞なのだろうという気持ちになってしまった | ||||
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後半すっ飛ばして気持ち悪い部分だけ抽出した黒沢清は正解である。 普通の監督なら中盤の最大のショックシーンをどう見せるか考えるだろう。 小説はそこをピークに手紙と告白で失速する。 アイデアは素晴らしいが説明に終止して気持ち悪さが半減してしまった。 | ||||
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現実にもあるマインドコントロールや乗っ取りの事件に興味があったので、前半は期待しながら読み進めました。 しかし犯人の西田の行動がかなり略されているため、すごい!怖い!という気持ちになれず、全てを「マインドコントロール」「悪の天才」で片付けてしまうところに物足りなさを感じてしまいました。 そもそも、なぜ乗っ取りを始めたのかという動機が欠けています。 悪のカリスマだったはずが、ラストにあっさり終わってしまい、結局何が言いたい小説なのだろうと思ってしまいました。 文章やセリフも「こうだった。こうだった。」の繰り返しで、まだ小説を書き慣れていない印象を持ちました。 兄弟が実は・・・というプロットは面白かったので、もっと肉付けが具体的だと良かったです。 | ||||
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映画の原作本と言うことで読んでみました。 アイデアはいいけど、文章能力がどうなの?というのを感じます。 話が進展する直前に読み手に謎が分かる文章になっており、後から答え合わせ状態で話がすすむ。 成人女性ピアニストがしゃべる時、普通なら「けれど」や「ところが」と言うのが通常であろう場所で「だが」と喋る。(男でもそんなこと言わない。) 朝、目が覚めることをわざわざ「覚醒」と言う。 告白文の手紙が妙に小難しい言葉や漢字が並んでいて、一瞥して明らかに不自然。 などなど。 知識や知性をちりばめた感じが鼻についてしまいいます。 残念。 | ||||
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レビュー欄で結構な酷評が目立っていたのでその点気になりながらも注意しながら読んでいましたが、 気になるところは違っていてもやはりあまり良くないという感想は同じでした。 文体は良いのですがツッコミ所が多いです…(笑) おいおい何でだよ!?とか違うだろ!とか特に主人公にツッコミながら見てました(苦笑) 別にやましくないよ?!と言いながらゼミ生の子を見る目が下心がチラチラしてて をいおま… ってなりました。 そして今までの展開から相手がやばいってわかってるのに何故にゼミ生連れていく? と思い馬鹿だろっ!って感じでしたね…(苦笑) あと、途中無駄に痛い描写出てくるのでそこはなしだなと個人的に思います。 というか必要?と聞きたいです。 映画よりはましでしたが思っていたより良くなかったです。 | ||||
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