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クリーピー



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クリーピーの評価: 3.44/5点 レビュー 77件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
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No.21:
(3pt)

あの一箇所が違ったら

あるところで「いくらど素人の私でも警察の監視を頼んでおくだろう」と思いました。そこがどうも腑に落ちず、3/5になりました。すぐ読み終わったので先は気になったのでしょう。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.20:
(3pt)

題材ありき

隣人が犯罪者であり素知らぬ顔で生活しているとする題材は
特別に珍しくないとは言え面白いと思います、話の運びにも不満はありません。
ただしスゴく偏見じみたことを言わせてもらうなら
男性作家の限界と言うか、人の好意の感情、嫌悪の淵源など
心理描写が拙く特に出てくる女性の感情が画一的で陳腐。
彼女は「若いです」「清楚です」「控えめです」「地味です」
それ以外に女性がどんな人物であるかが全く分からない
いや、そもそもそれ以外の要素を女性に必要としていない。
そんな男の思想が垣間見えます。
まぁ小説、映画、漫画、全ての空想に言えることだが
悪役は作者の本音、主役は作者の理想が投影されていると僕は思っています。
そういう意味では主役のオッさんが女子大学生と恋愛ごっこしていたり
犯人は女子中学生と逃避行していたりで
作者の理想から来る妄想が頭ん中にドバドバ注ぎ込まれて不快でした。
建前ありき上辺の理想が女子大学生、だけど本音は女子中学生ってのも妙にリアル、考え過ぎか?
とにかく作中でロリコンを異常性癖とする描写があるが
いやいや男のくせに、ましてや作中でこれだけ性癖が露呈しているのに
そこでカッコつけんでくれよ、と僕は思いました。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.19:
(3pt)

原作が読みたくて

映画を見て原作を読みたくなり購入。
本と映画の内容が違く、本の内容の方が映画よりは良い。ちょっと難しく想像しにくい部分もあるが面白く読めた。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.18:
(3pt)

ツッコミ所が多い

読んでいて続きが気になり、ページをめくる手が止まらず一気に読めた。
でも、主人公が犯罪心理学の教授という点が物語のなかでどう活きるのか楽しみにしていたのに…。
なんだか、普通の人だった。
その設定いるのかな、と。
あと、行動も浅はか。
危険な人物だとわかっているのに学生連れてっちゃうって…!
ツッコミ所も多かった。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.17:
(3pt)

無関心で済む時代における「隣人を知るリスク」

中盤からの失速感や筋の弱さは他の少なからぬレビューにて語られている通りだが、「隣人を知る」リスクを活写しているという点においてこの物語は現代社会の一面をうまく映しているのではないだろうか。作者は大学で教鞭を取っているとのことだが、主人公と教え子の女子大生とのやり取りなぞは物語に絡むようで絡まず、これはともすると作者の個人的な願望なのではと少々ほほえましくもなってしまう。ミステリー文学大賞新人賞というバイアスをかけずに読まれることをお薦めする。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.16:
(3pt)

文庫版解説は、作品の弱点を好フォロー

文庫本の解説は、コラムニスト兼書評家の香山二三郎さん。
 前置きとしてバイロンのあまりにも有名な「事実は小説より奇なり」をわざわざ引いた後、2002年の北九州監禁殺人事件、2012年の尼崎事件を例として挙げ、創り過ぎの感がある本作の弱点を好フォロー。
 しかし、続く本編序盤のストーリー要約は原稿用紙(パソコン使用だろうけど)の枚数稼ぎっぽく、不要でしょう。

 さらに、谷口基の『変格探偵小説入門 奇想の遺産』(岩波書店)に言及、「変格探偵小説」は「本格探偵小説」の対義語であり、「謎解きよりも怪奇幻想性やエロ・グロ、SF的要素などに比重を置く」のだ、と。
 そして、著者こそ、「山田風太郎の正統なる後継者」と断言、うーん、そこまで言うかよ?
 時期尚早というより、お決まりの営業ではないかな。
 しかし、一読して「面白い!」と思うだろう読者も少なくはないような力作ではあるかも。

 以下、単行本のレビューと同。

 標題の意味は第二章 連鎖に書かれていて、シャロン・テート惨殺(または殺害)事件(文中ではチャールズ・マンソン事件)における、マンソン・ファミリーが獲物を探す時の言葉“creepy crawl(気味の悪い徘徊)”から。
 映画『吸血鬼』(ロマン・ポランスキー共同脚本・監督・出演)での共演を契機に結婚したポランスキーとシャロン(当時妊娠中)の家に、マンソンたちが押し入り、脚本執筆のためロンドンに滞在していたポランスキーを除き、5人を殺害。
 矢島善雄の人物設定は、他人の家に侵入するカルト集団のカリスマであったマンソンと、2002年北九州監禁殺人事件の松永太(河合園子の造形は松永と内縁関係にあった緒方純子?)がヒントになったと思われる。

 改行が少なく著者の気概は伝わってくるが、殺傷事件がてんこ盛り状態、もっと絞った方がよかったのではないか。
 これだけの犯罪を重ねた男の屈折の起因が、女にだらしない父からの遺伝子発現、妹弟と比べた容姿の差異というのはどうにも納得できない。

 “猟奇”という言葉を即イメージさせる西野昭雄からのプレゼント(西野信子)、矢島善雄の終焉は、トマス・ハリス著『羊たちの沈黙』に端を発したシリーズの映画版から悪影響を受けていると思われる。
 さらに、犯罪小説で最も考慮しなければならない死体の処理、凄まじい死臭の問題を、前者についてはこれほど簡単に放置という手段を用い、後者においてはこれほど軽々と無視するとは・・・。

 野上誠次の長い手紙は河合園子の文章と言うより著者の文体そのもので、もう少し工夫が欲しかった。
 “悪の天才”他、それに類した嵩上げ的安直な表現は控えた方がいいし、女性の容貌と服装の描写が下手過ぎなのは逆に笑いを喚起する装置として機能するが、それが狙いとも思えず著者の性的嗜好の一部が出てしまったのか?

 第六章 幻影に書いてある“タイトルも記憶していないイタリア映画”のストーリーは、パリっ子フランソワ・オゾン監督、シャーロット・ランプリング主演のフランス映画『まぼろし』(2000年)のプロットそっくり。
 『アンダルシアの犬』で画家のダリと共同監督を務めたルイス・ブニュエルの代表作『哀しみのトリスターナ』のヒロインと園子を連関させているところからも、著者は映画に興味があり、それは大学院時代に蓮見重彦の薫陶を受けたからなの?
 物語中、“長身”に拘っている点からも、公称184センチの蓮見さん(私が間近でお会いした2002年、老いて背骨が縮んだか180もなかったような印象だったが)を連想させ、もしかして矢島のモデルは蓮見さんじゃないかと莫迦なことを書いておこうっと。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.15:
(3pt)

気合いを感じさせる力作であり、それなりに吸引力はあるのだが・・・

標題の意味は第二章 連鎖に書かれていて、シャロン・テート惨殺(または殺害)事件(文中ではチャールズ・マンソン事件)における、マンソン・ファミリーが獲物を探す時の言葉“creepy crawl(気味の悪い徘徊)”から。
 映画『吸血鬼』(ロマン・ポランスキー共同脚本・監督・出演)での共演を契機に結婚したポランスキーとシャロン(当時妊娠中)の家に、マンソンたちが押し入り、脚本執筆のためロンドンに滞在していたポランスキーを除き、5人を殺害。
 矢島善雄の人物設定は、他人の家に侵入するカルト集団のカリスマであったマンソンと、2002年北九州監禁殺人事件の松永太(河合園子の造形は松永と内縁関係にあった緒方純子?)がヒントになったと思われる。

 改行が少なく著者の気概は伝わってくるが、殺傷事件がてんこ盛り状態、もっと絞った方がよかったのではないか。
 これだけの犯罪を重ねた男の屈折の起因が、女にだらしない父からの遺伝子発現、妹弟と比べた容姿の差異というのはどうにも納得できない。

 “猟奇”という言葉を即イメージさせる西野昭雄からのプレゼント(西野信子)、矢島善雄の終焉は、トマス・ハリス著『羊たちの沈黙』に端を発したシリーズの映画版から悪影響を受けていると思われる。
 さらに、犯罪小説で最も考慮しなければならない死体の処理、凄まじい死臭の問題を、前者についてはこれほど簡単に放置という手段を用い、後者においてはこれほど軽々と無視するとは・・・。

 野上誠次の長い手紙は河合園子の文章と言うより著者の文体そのもので、もう少し工夫が欲しかった。
 “悪の天才”他、それに類した嵩上げ的安直な表現は控えた方がいいし、女性の容貌と服装の描写が下手過ぎなのは逆に笑いを喚起する装置として機能するが、それが狙いとも思えず著者の性的嗜好の一部が出てしまったのか?

 第六章 幻影に書いてある“タイトルも記憶していないイタリア映画”のストーリーは、パリっ子フランソワ・オゾン監督、シャーロット・ランプリング主演のフランス映画『まぼろし』(2000年)のプロットそっくり。
 『アンダルシアの犬』で画家のダリと共同監督を務めたルイス・ブニュエルの代表作『哀しみのトリスターナ』のヒロインと園子を連関させているところからも、著者は映画に興味があり、それは大学院時代に蓮見重彦の薫陶を受けたからなの?
 物語中、“長身”に拘っている点からも、公称184センチの蓮見さん(私が間近でお会いした2002年、老いて背骨が縮んだか180もなかったような印象だったが)を連想させ、もしかして矢島のモデルは蓮見さんじゃないかと莫迦なことを書いておこうっと。
日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーAmazon書評・レビュー:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピーより
4334928080
No.14:
(3pt)

映画よりまともだった

映画を観たら支離滅裂なので(それはそれで楽しめたのだが)読んでみたら、映画のおかしなところは(刑事が一人で乗り込むとか)原作では理由があったのが分かったしおかしなマインドコントロール装置もなかった。なお大学教員が女子学生に手を出したら懲戒免職、合意があったかどうかは関係ない、とあるのには笑ってしまった。いや、合意があったからというので免職されてない人が少なくとも一人おります。なお作者は面識はないが私の大学院の先輩で、舞台となっているのは前川さんの自宅周辺であります。当人はアメリカ文学と比較文学の法政大教授。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.13:
(3pt)

ツッコミの嵐

多少内容にも触れるので読まれる方は注意をお願いします。
日常に潜む異常者の恐怖を描いた作品ですが、序盤の展開はかなり緊迫したもので、ページをめくる手が止まりませんでした。中盤以降、事件の全容が分かってからは少し間延びした印象です。
他のレビューにもある通り、ツッコミ所が多い作品です。ご都合主義なところが多々あるというか、それはないよ・・・と思わざるを得ない部分があります。(主人公の顔認識能力が低すぎる、矢島の潜伏するマンションに行く際にどうして警察を連れて行かないのか、誘拐されたはずの娘が何故か簡単に大学に入っているなど、挙がればキリがないです。すべてを総合すると星3が妥当です。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.12:
(3pt)

後半の失速が惜しいところ

本作品の存在を知ったのは、本年(2016年)6月に「クリーピー 偽りの隣人」という映画が公開されたことがきっかけでした。
第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した原作小説があるということを知り、映画で鑑賞するよりも、原作を読んだ方が良さそうな気がして、本作品を入手しました。

映画の副題に「偽りの隣人」とあるとおり、大学教授(犯罪心理学)の主人公が、「クリーピー」(「ぞっと身の毛がよだつような」「気味の悪い」という意味)な隣人に遭遇し、奇妙な事件に巻き込まれていくという物語。

ふたつのサブストーリーが展開していて、ひとつは、大学のゼミ生との間で起こる出来事、もうひとつは、ある事件の意見を求めて接近してきた、高校の同窓生である刑事の男との出来事です。
これらが、隣人との間で起きるメインのストーリーと次第に絡まってきて、このあたりの構成がなかなか巧みな作品でした。

つまり、「隣人」の恐怖がじわじわと迫ってくる展開となっており、最後まで飽きさせない作品であることは確か。

ただ、惜しむらくは、後半の盛り上がりに今ひとつ欠ける点です。
前半から中盤にかけて、得体の知れない隣人という存在で、引っ張っていきながら、結末は意外なほど穏やかです…。
やはり、ミステリーというからには、あっと驚く結末が欲しいところです。ちょっと、あっさりし過ぎてはいないでしょうか。

この結末については、もちろんここで語ることは出来ないので、実際に読んでいただくしかないのですが、前半から中盤までは秀逸であるだけに、「惜しい」という感じを抱く方は私だけではないように思います。

映画の方は未鑑賞なのですが、ミステリー小説としては、中程度のオススメ作品といったところでしょうか。
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No.11:
(3pt)

映画を観てから読んだ

後半すっ飛ばして気持ち悪い部分だけ抽出した黒沢清は正解である。
普通の監督なら中盤の最大のショックシーンをどう見せるか考えるだろう。
小説はそこをピークに手紙と告白で失速する。
アイデアは素晴らしいが説明に終止して気持ち悪さが半減してしまった。
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No.10:
(3pt)

犯人に迫って欲しかった

現実にもあるマインドコントロールや乗っ取りの事件に興味があったので、前半は期待しながら読み進めました。
しかし犯人の西田の行動がかなり略されているため、すごい!怖い!という気持ちになれず、全てを「マインドコントロール」「悪の天才」で片付けてしまうところに物足りなさを感じてしまいました。
そもそも、なぜ乗っ取りを始めたのかという動機が欠けています。
悪のカリスマだったはずが、ラストにあっさり終わってしまい、結局何が言いたい小説なのだろうと思ってしまいました。
文章やセリフも「こうだった。こうだった。」の繰り返しで、まだ小説を書き慣れていない印象を持ちました。
兄弟が実は・・・というプロットは面白かったので、もっと肉付けが具体的だと良かったです。
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No.9:
(3pt)

恐怖が嫌悪感が足りない

ホラー小説ではないので仕方がないかもしれませんが、ぞっとする事があまりありませんでした。
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No.8:
(3pt)

もっとリアリティーがあれば

映画のコマーシャルをみて,これはおもしろそうだと思いまずは原作を読んでみました.
本作は「既視感」をひとつのテーマとして独特で不気味な世界観をうまく描いていると思いました.
私は江戸川乱歩が大好きです.まさにその江戸川乱歩を連想させる不気味さです.また,貴志祐介の黒い家の感じにも近いかなと感じました.
減点の理由は,実際にはグロテスクなはずのシーンがあまりにもあっさりと描かれていて,せっかく盛り上がってきたのが醒めてしまいます.
そして,また次のシーンで盛り上がってきたなーとおもったところで,また醒めてしまう...という具合です.
それに,最後の園子との再開シーンは,わざとらしすぎましたね.
この手のミステリは大好きなので,著者の今後にとても期待しています.
また,この作品は絶対に映画にしたら面白いと思います.映画にも期待です.
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No.7:
(3pt)

話を拡げすぎ?

日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作ということで読みました。
過去から現在まで登場人物がかなり複雑に関わってきます。
それぞれ登場人物の過去の出来事やエピソードなどを通して展開していくのですが、いささか話を拡げ過ぎた感があります。
反対に云えば、かなり狭い世界での出来事で完結しているともいえます。
終盤も話にいささか無理があるのと、結末がすっきりとしません。モヤモヤとした気持ちで、どうにも納得感がなく、スッキリした気持ちにはなれません。

ちなみに公開される映画のほうもすでに拝見しましたが、ストーリーを含めてまったく違うティストになっております。
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No.6:
(3pt)

映画なら面白そう

映像に起こして良い役者さんが演じれば
充分面白いと思います。前半は何が
軸になるのかが曖昧で、それゆえに強く
引込まれる内容ですが、残念な事に後半が
思い切り失速する感じです。隣人の恐怖も
いつの間にか消え失せ、いきなりの10年後
という設定には違和感が・・・。初めて読ませて
貰った作家さんですが、他の作品も読みたいという
気にはさせてくれる作品です。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.5:
(3pt)

面白いといえば面白いです

~を調べたら~だったので~になって結果的に~だった。のように説明的な部分が多かったです。
また、主人公が犯罪心理学者であった意味はあまりなかったように感じました。
犯罪心理学者だからといって犯人を分析して追いつめる!という物を期待していたのですが、後輩刑事からの視点の方が素直に楽しめたんじゃないかと思います。
そして登場人物にあまり魅力を感じられませんでした。例えばゼミの女の子などは後の展開上もっと分かりやすく魅力的な人だと思いながら読みたかったです。

※ここからネタバレ注意ですがこの理由で星は減らしてません

個人的には主人公の存在が一番クリーピーでした。
主人公の大事な女性達、特にゼミの女の子は都合よく無傷で生還。あの状況でなんでだよと思わず突っ込みました
自宅にあった死体を見たのに犯人かもしれない人物に会いに行く時事を深刻にとらえていなかったり
野上の仇をうつんだと意気込んでいたわりに仇をうたず、それを悪いことをしていると考えてなさそうな分ある意味犯人よりもたちが悪いです。
澪以外被害者遺族などがいなければスッキリ読めたと思うのですが、何人も死んでいて遺族も沢山いるのに結局主人公だけがスッキリして終わったのが残念でした。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.4:
(3pt)

好みの問題なのですが

ちょっとオシャレな隣人、その正体は・・・!?

これに触れたらネタバレかもしれんのですが、『尼崎事件』『北九州監禁殺人事件』が
ベースかと思われます(いや、尼崎は時期的に違う?)。

あまりの強烈な事件で、報道番組や事件ルポ、再現ドラマなどは一通り目を通して、
幾度となく恐怖を追体験しました(う~む・・・自分の悪趣味さも再確認)

本書のストーリーは非常に練り込まれており、クレイジーキラーの猪突猛進型殺人と思いきや、
ラストにどんでん返しが用意してあり、序盤から完全に騙されてたのでビックリしました。

しかし、そこが天邪鬼な私にとって不満です。
上記のように、実際の事件を知っているからこそ、「野上の事件と真相」が浮いてしまっており、
読みながらビリビリ感じていた「自分の身に降りかかるかも」というリアルな恐怖が、
真相を読んだとたんに「あっ、これ小説だったんだ(テヘッ」と、我に返って消し飛んでしまいました。

どんでん返しの複線も、バッチリ筋は通っています。ただ、あまりにも完璧が故に、逆に違和感というか
「創作臭」が読後にプンプン漂って、非常に残念でした。

これは批判というより、好みの問題なんですけどね。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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No.3:
(3pt)

エンタテイメントとして読みやすい

描写も分かりやすく、テンポよく話が進むので読みやすいです。 いろいろ伏線もあり、正直ちょっとまどろっこしい部分もありますが、総じて結論に向かってつながっていくので苦になるほどではありません。 ただ、登場人物がやや多く、犯人の描写が後半かなりぼやけてしまった点が悔やまれます。
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
4334767087
No.2:
(3pt)

詰め込んだ サスペンスホラー

前前半は、どっきどっきで 読み進んで入った。 最後の どんでん返し?で結局は 身内内での ドロドロに 終止符。 宮部みゆきさんの 『 理由 』を 思い出した。  映像の方がおもしろいかも⁉
クリーピー (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:クリーピー (光文社文庫)より
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