(短編集)
クリーピー クリミナルズ
- クリーピー (3)
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著者の傑作短編集だ。冒頭の「洋上の告白」を面白く読んだ。主人公の伯父がオーナーであるアメリカ店の寿司職人となった元大学院生と妹が好きになった短大教師、大学院時代に徹底的に主人公を嫌って論文にケチを付けた教授が登場する。主人公の教授殺しの動機が納得いかない。自分がいかに嫌われていたからといって、教授を殺害しなくてもよいだろう。伯父の性的異常の唐突だ。主人公の母と性的関係を持つのは仕方ないとしても、主人公の妹にまで性的関係を持たなくてもよいだろう。この短編には長編『ハーシュ』、『コウサツ』『真犯人の貌』に繋がるモチーフがちりばめられているが、それらがうまく噛み合っていないような気がした。今一つ物足りなく感じたのはその点である。しかし、格調高い短編集である。著者は英文学者として、相当アメリカのミステリーを研究してきたに違いない。その成果がどの作品にも表れている。お勧めの一冊だ。 | ||||
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犯罪心理学者の高倉教授が主人公の連作短編集。 毛色や内容も違う高倉教授が鋭い慧眼で事件を解決に導いていく話。 ストーカー、ピアニスト、実業家等色々なキャラクターが登場し、飽きずにサックリ読めます。 過去の本当にあった事件の解説なども面白く読めました。 | ||||
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クリーピーシリーズ3作目になりますが、正直、私の好み路線から完全に外れてしまいました。 1作目では、主人公高倉は犯罪心理学の教授という肩書ながらも、読者と共に事件に翻弄され、 積みあがる死体に恐怖し、それでも謎を解くために犯人を追う「一般人的な人間性」が感じられたのですが、 2作目以降は、有名な犯罪心理学の教授! 長身痩躯! 容姿端麗! モテる!というスーパーヒーローぶりを やたら強調し、実際、事件も特に調査する描写もなく、早期に犯人に目星をつけて全てを見通し、 終盤で完ぺきな推理を犯人に叩きつける、天才安楽椅子探偵と化していた。 そんなキャラに魅力を感じる人にはいいのでしょうが、1作目のテイストが好きだったので、本作で 「あぁ、シリーズはこの設定でやるのね・・・」と、かなりガッカリ。 初期前川作品にあったホラーやグロの毒気も抜けて、良くも悪くもサクッと読める、淡白なミステリー短編集です。 | ||||
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