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蛇神
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蛇神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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前編はなんだか妙にテンポが悪かったけれど後編は謎解きが始まり、急に面白くなる印象です。 ただ最後がどうにも……え、終わり?!って感じでブッツリ切られてオシマイ、という感じで残念でした。 古い祭に閉鎖的な村という舞台設定が好きな方にはオススメですが、幼い子供が叩かれたり、性的に気持ち悪い関係性が苦手な人はやめたほうが無難です。 ちなみに同様の設定である小野不由美の『黒祀の島』の方は陰湿さという点ではこの作品の数倍ひどいけれど、前述のようなものは出てこないので、好みが分かれるところだと思いました。 | ||||
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何故上下巻にしなかったのでしょうか?後半はものすごいスピードで展開する分、前半がまどろっこしい気がしました。でももっと作品出して欲しかったなぁ。 | ||||
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毎年夏になるとホラー小説を読みたくなり、今年はこの蛇神シリーズを選びました。蛇神シリーズは順に「蛇神」、「翼ある蛇」、「双頭の蛇」、「暗黒祭」の4部作から成っていて4部で一つの物語と言っていいでしょう。 感想としましては、退屈せずに一気に読めて面白かったです。文章も読みやすくかといってくどくもありません。この作家さんはストーリーテラーとしては理想的ですね。 物語は「ある村の風習」を核にして進んで行きます。そんなに登場人物は多くないですが、人物それぞれのディテールがしっかりしていて感情移入もしやすかったです。あと現代にも残っている神事の説明もあったりしてちょっと勉強になったりもします。ただ、その説明(物語内の研究者の論文)が長すぎでしんどい部分もありますね。 ラストは凄絶なクライマックスを迎えますが、そういう流れも必然だと思わせる緻密な構成は素晴らしいと思います。ただし、この長い物語、そのような緻密な構成で書かれているのですが、本当に最後の最後、数行のところでその緻密さをぶち壊しにするような内容になっていて唖然としました。そこかよ!と。星一つ減らそうかと思ったほどです。でもまあそこは自分で補完できるような内容だと思うのでいいかなと。 この物語を読み終わるとちょっとだけ蛇さんが怖くなくなると思いますw | ||||
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閉鎖された村とか、好きな設定で面白かったです。 最後がスッキリしないという点で、星一つマイナス。 | ||||
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今邑氏の非ミステリー路線の長編として代表作となっている角川ホラー文庫からの蛇神シリーズ4作品の1作目。 各タイトルは主人公などや時間系列が繋がっているが、順番に読まなければ話が分らないということでもないが、本作は後の作品の下敷きになる設定のため、できれば本作から読むのがいいだろう。 ホラー作品だが、超常現象や幽霊が普通に出てくるような世界観ではなく、日本古来の伝承と現代の事件を絡めた、従来の今邑氏のミステリーと雰囲気は近いテイストである。 二部構成で1部でいきなり中途で終わるが、2部のラストで全ての謎が分る練られたプロットで、相変わらず読みやすい文章ながら展開がうまくて引き込まれる。 | ||||
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マッタリと読もうと思っていたのに、あまりの面白さに一気に読了。 何だこの終わり方は?と思ったら、嬉しいことに更に続きがあって ワクワクしながら、続編に突入です! | ||||
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ホラーといえばホラーなんでしょうが、今邑先生の作品は やはり神秘的にも感じます。神話の話が取り入れられてるのも魅力ですし、 まず、登場人物の姿を思い浮かべるのが楽しい、きっと美しいから。 主人公の日登美も 敵か味方か分からない宮司の聖二も どちらも美男美女というふうに書かれています。 この二人の話に夢中になってたのに、事件が起こる前にうやむやのまま、話はヒロインが変わり、日美香の部に移ります。 日登美と聖二は?とがっかりしますが、ちゃんと話はつながっていました。 次々と驚愕の真実が分かり、予想できたこともありますが、日の本村の恐ろしさから目が離せません。 敵、味方を考えても、私には誰も悪者には見えませんでした | ||||
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本作は前半と後半に分かれており、主人公も二人登場します。前半は主人公がいよいよ事件に巻き込まれるな、というところで、ぷっつりと途切れます。そのまま後半の主人公へとバトンタッチされますが、後半であっさりとネタバレをして終わります。そのため起承転結の起と結を見せられたような気分になり読んでいて盛り上がりませんでした。 | ||||
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どうもタイトルがおどろおどろしくて、読むのをためらっていたのですが、 これがなんと、良くできていて最後まで一気に読みました。 最近読んだ本の中では一番良かったです。 最初の平凡な生活の様子から一変。 悲惨な殺人事件が起きます。 そして主人公が自分のルーツをたどるべく、母の故郷に行くのですが、 恐ろしい村に静かに入り込んでしまうストーリーの、何と自然なこと! 思わず引き込まれます。 特に第一部の余韻を残した終わり方と第二部のつながりが見事だと思いました。 予想を超えたラストで、次作「翼ある蛇」への期待がいっぱいで読み終えました。 | ||||
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本書は著作順に蛇神、翼ある蛇、双頭の蛇と続くシリーズ作の第1作で、いずれも日の本村を舞台にした同じ背景を持つが、それぞれの物語は独立している。本書の内容は古事に対する盲信というより妄信と呼ぶべき使命感に基づいた、村ぐるみの集団的狂気を著している。それが卓越した心理描写と驚くべき残酷さと共に描かれており、ある種の幻想的雰囲気も漂っている。 本書の中で幸福はけっして一人ではやって来ず、必ず不幸と双子でやって来る、と述べられているが、これは世間一般に当てはまる事だと思う。特に結婚に関しては、そういう側面が強いだろう。しかし、この事は本書には当てはまらない。本書では個人レベルでは、わずかな幸福ときわめて大きな不幸が双子でやって来ている。それでも何が日の本村の人々の狂気を駆り立てるのか? 本書には一刻も早く先を読みたくなる緊迫感に満ちている。 | ||||
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謎と伏線を多く散りばめて、先を読まずにはいられない話の展開が上手い! あと、誰が味方で誰が敵なのか分からない緊張感は、八つ墓村のよう。 日の本村という田舎の蛇神信仰とそれに翻弄される主人公の話だけど、日本の蛇神信仰の歴史 なんかの神話解説もこれが結構面白い。 ラストはあまり好きな終わり方じゃなかったけど、これは好みの問題かな。 | ||||
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新橋の老舗蕎麦屋で、若女将・倉橋日登美と彼女の娘・春菜以外の家族が惨殺される。それがきっかけで自分の出生の秘密を知った日登美は、母親の生まれ故郷・日の本村を初めて訪れる。そこでは千年以上前から続く秘祭が今でも行われているのだが、その秘祭とは…。「蛇神」シリーズの第一弾。読んでいるうちに日の本村が現実に存在するように思えてくる、今邑彩の筆力がすばらしい。日の本村や秘祭についての秘密が知りたくなり、読み出すと止まらなくなる。 | ||||
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