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(短編集)
のぞきめ
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のぞきめの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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この著者の作品はまだ異形コレクションに収録された短編を数編を読んだだけで、長編はこれが初めてです。 この作品は4つのパートに分かれています。 序章:著者本人らしい作家の1人称で書かれています。だいぶ前に知り合いから聞いて記録だけしていた話、それは彼が学生時代に夏休みのアルバイトで貸別荘で働いていて恐ろしい目にあったという体験談でした。 そしてあるライターから託されたノート、それは老齢の民俗学者のもので、若い時にある村で経験した怪異が書かれているのですが、著者はこの2つの話が50年ほど時代差はあれど同じ場所で起きたことではないか、と気がつきます。 第一部 覗き屋敷の怪:知り合いが経験した貸別荘地の怪異。 第二部 終い屋敷の凶:昭和初期、後の民俗学者、当時はまだ大学生が、亡くなってしまった親友の実家がある山深い村を訪ねた時の怪異。 終章:これらすべての現象に対する著者自身の推理。 現代パートに比べて過去パートの方が2,5倍と長く、メインになっています。ここは昔の時代に封建的な僻地の村で起きたことなので、まるで横溝正史ミステリのように土着的な香りがします。この雰囲気が好きな人にはたまらないと思います。全体としては好みの作品でした。 ただ、あれこれひっかかった所が多く、手放しで賞賛できないのが残念です。 ・まず第二部の主人公。大学生で若く好奇心旺盛で情熱があるのはわかるのですが、短慮な上に行動が超人的すぎます。東京から日本海側らしい田舎へ、何度も交通機関を乗り換えて到着、昔のことだから交通機関もスピードが遅かったことでしょう。そして田舎の村に着きもう夜になろうとしているのにそこから山道を3つ目の村までさらに歩く。しかも道中、わけあって隠れるはめになり藪の中や山道を駆け回るはめに。 その後もほぼ眠れないまま3日ほどを真夏の暑い中、汗をだらだらかきながら峠道を登り、降り、走り、隠れ、いやこれ絶対無理でしょ、普通だったら倒れますという感じです。この動かし方はかなり無理があるのでは。 ・主人公が藪の中に隠れている間に山上で火葬が始まってしまい、死体を焼く息ができないほどの臭気と煙にいぶされます。逃げ出した後、村の僧侶に出会い共に歩くのですが、きっと体と衣服はその匂いにまみれているはず。なのに何も言われないとは。これも違和感がありました。 ・親友が自分の一族の深刻な秘密を打ち明けようとしているのに、いちいち「これはこういうことだろう?」と自分の推察力の確かさを誇るような突っ込みを入れるのがうざく、その分話がくどくなっています。ただ黙って聞いて語らせればいいのに。ここは会話体でなく、親友の語りだけでいいと思いました。 ・終章の作家の推理がただの推測ばかりでがっかりしました。たとえば”住職の姓名が「城戸」と書いてあったから、これは=「じょうど」=「浄土」の意味だったのではないか”なんて無理すぎでしょう。ここから後の推理はもう読む気がしなくなってしまいました。むしろ終章はない方がよかったのでは。 全体的にご都合主義の部分がひっかかってしまい、せっかくのおどろおどろしい雰囲気や切迫感が楽しめなかったのは残念でした。今まで読んだ短編はとてもよかったのでまた他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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なんとなくは分かったけど、難しい字や言葉が多く出てくるので、理解するのに苦労する。理解できれば面白いんだろうけど、なんかよく解らない。もう一度読んでみることにする。 | ||||
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メインである第二部が非常に読みにくい。 ことあるごとに主人公の考察やら感想の地の文が長々と書かれるので、テンポが悪い。 しかも主人公の行動に一貫性がないため、いまいち感情移入が出来ない。 駄作ではないが、何でもかんでも字に起こして説明されるのって苦痛なんだなあと感じました。 | ||||
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すべての謎をつまびらかにする終章はすっきりまとまっているけれども、 犯人が皆殺し大虐殺するほど悲惨に思えないのがなぁ(初代巡礼親子は祟っても仕方ないくらい気の毒だけども) ミステリ落ちは良いとして、 もう一段ホラー部分の落ちも欲しかった(和世や彩子が怪異化した詳細とか) せっかくの舞台設定が薄味で終わってしまってなんとも残念。 | ||||
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うーむ。 最初の章が全てかな。 最初の章は良かった。でもなあ。 あとの話は蛇足。ホラーはねなんでお化けになったかを書いたら終い。 | ||||
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