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プラスマイナスゼロ
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プラスマイナスゼロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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何処かで拾ってきたようなネタを20頁程に纏めた小話し集。登場人物は各話同じなのですが、話の関連性が薄い。何故か?話し手が異なる章が一話だけある。解説にミステリーとあるが、これはファンタジー、ホラー。各章に伏線が撒かれているわけでもなく、何処かの章で回収するような話も無い。纏めるとつまらないです。ごめんなさい、星一つです。 | ||||
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先にポプラ文庫ピュアフル版を購入。カバーが違うものがあることに気付いてはいたけれど、旧版かと思っていたのだが、なんとピュアフル版に新たな書き下ろしを加え新装版として昨年刊行されたのがこちら。 カバー絵は毎度お馴染みの杉田さん。ピュアフル版はプラマイゼロのトリオwithヘビの若干寄り気味の画。新装版は同じくトリオとヘビで、ピュア版と髪型・服装も変わらず、ポーズが少々違う。背景が葉崎の海で若干引き気味の写真風の絵。 本文では蹴られ、食べられ(ソーセージのようだが)災難続きのヘビは、「長いものに巻かれない」という三人のポリシーの象徴だと思うが、わざわざ表紙絵に入っているのは、杉田さんの優しさかと思う。杉田さん動物《爬虫類も含め》好きなのではないか。 また、今回帯の「葉村晶より不運で、頑丈で、影の薄い三人組」というキャッチフレーズに笑った。また帯の反対側には表紙絵からの抜粋だが、それぞれの顔のアップとともに人物紹介が載っていてなかなか親切。今まで邪魔な存在だった帯だが、これには感心。 さて、プラスされた書き下ろし「潮風にさよなら」は「新装版のあとがきにかえて」と銘打っていて、また“掌編”というだけあり、5頁の短いエピソード。三人の近況報告だが、作者のサービスだろう、捻りも効いている(個人的にはそんな捻らなくてもという気はしたが)。その後の三人のことがわかってファンとしては満足。 タイトルの「プラスマイナスゼロ」の意味合いは、物語中にも出てくるが、プラスの数とマイナスの数とゼロを足すと数によってはプラスにもマイナスにもなる。掛け合わせるとゼロ。個人的には、プラマイゼロ+-0という解釈。すなわち、この女子高生三人は飾らず素のまま。ありのままの〜姿見せるのよ〜という感じ。 同じく学園ものの傑作「スクランブル」の女子高生達は純粋だけどドロッとした部分もあり、隠したり、悩んだりしているので対照的。 ともあれ、今でもこの愛すべき三人娘は本質的な部分が変わっていないようで嬉しかった。 | ||||
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ドラマ「ハムラアキラ」からの若竹ファン。葉村シリーズのみならず手に入るものを読んでいる。これは葉崎シリーズだが、いつもの若竹ミステリ(作者に敬意を表し、以後“ミステリー”ではなく“ミステリ”とする)とタイプが違う。コージーミステリともいえなくもないが、ジャンル的には青春もの。 恋愛要素は殆どない女子高生三人の友情物語の短編集。主人公はごく標準的な女の子ミサキで、ほぼ彼女の一人称で語られていくが、一番目立つのは、赤い悪魔たる不良少女ユーリではなく、眉目秀麗なお嬢様テンコ。彼女は葉村さんや御子柴くんに次いで不運に見舞われるという作者の寵愛(偏愛?)を受けている。 根底に流れるのは、若さの特権である“長いものに巻かれてなるものか”というピュアでかつ反抗的な正義感。作中しばしば登場し、踏まれたり蹴られたり食べられたり(フェイクだが)する蛇の受難はその象徴かと思われる。 巻頭作「そして、彼女は言った」は初めホラーかと思ったが、最後は落語の人情もので終わった。若竹さんらしいブラックユーモアの効いオチがいい。巻末作の「卒業旅行」でソフトランディング。 私が若竹作品に期待するミステリ要素は薄いが、爽やかさゆえ、甘めに星4つ。 | ||||
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本来は作品レビューではないので、ここに書くべきではないのでしょうが…… 品切れ重版未定で古書価格が2,000円以上になってますが、2019年7月5日にポプラ文庫より691円で新装版が発売されます。 | ||||
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女子高生トリオの短編集。 いろいろな事件が起こります。 プラスマイナスゼロと言われる三人のキャラがおもしろいですね。 特にお嬢様の不運さがすごいな(笑)。 | ||||
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若竹さんのお話はちょっとブラックで、くすっと笑ってしまいます。ありえないねーといいつつ、ミステリ仕立てなのを充分堪能してしまうのです。 | ||||
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若竹作品は好きなんですが、なんかここ最近 「可愛いイラストと楽しい惹句、ハートウォーミングミステリと思って読んだら結構思いの外ハード」って作品に何作か当たってしまい。 ちょっと敬遠してました。 が、この作品は。 キャラクターが可愛いし 文章も楽しい。 一話一話楽しく読めました。 「クールキャンデー」の文章が嫌だったので、またあのノリかなあと思ってたらそんな事もなく。 最後の「卒業旅行」はじーんときた… いいなあこういうの… 本当にそうだよね… 続編ないのかなあ… | ||||
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若竹七海の葉崎シリーズ初の短編集です。葉崎山高校に通う女子生徒3人組の学園ミステリーで、葉崎山高校を舞台に、殺人事件やいろいろなトラブルを個性豊かな主人公たちが解決し成長していく物語になっています。短編集で、個々のストーリーもまとまっており、大変読みやすく、期待した通りの満足度です。短編集内の「悪い予感はよくあたる」は、最後「えっ!?」って思い、読み直してしまいました。バスの中で読破してしまいました。個人的な満足度は100点満点中81点です。(^-^) | ||||
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成績優秀、品行方正黙っていれば天使のごとく しかしありえないほど運の悪いテンコ 成績最低品行下劣、前時代的ヤンキーだが 情に厚いユーリ そして成績、容姿、身長、体重 どれをとっても全国標準歩く平均値こと美咲 の「プラスマイナスゼロ」な三人組が起こす ドタバタ学園ミステリ。 若竹七海=後味が悪いという印象があったので (そこを含めて好きなのですが) 爽やかな設定と展開に驚きました。 ですが「悪い予感はよくあたる」あたりは 読ませ方の上手さがさすがだな〜という感じ。 明るくてサクっと読めるので軽く読むのにオススメです。 | ||||
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バベル島以来の作品、待ってました!面白いです。買って良かったと思いました。しかしいつもの若竹七海さんらしい読後感ではなく、若干さわやかです。だから星4つ。若竹さんを好きな方は買って損はしないと思います。葉崎シリーズもいいけど葉村晶シリーズの新刊が読みたいです!! | ||||
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