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深海のYrr
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【この小説が収録されている参考書籍】
深海のYrrの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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初めのうちメタンハイドレートのことが書かれていて、これは石油燃料に代わる新しい燃料になるのかと期待されましたが、話はどんどん変化していき、はるか遠くに連れて行かれました。 これは傑作です。 | ||||
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初めのうちメタンハイドレートのことが書かれていて、これは石油燃料に代わる新しい燃料になるのかと期待されましたが、話はどんどん変化していき、はるか遠くに連れて行かれました。 これは傑作です。 | ||||
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初めのうちメタンハイドレートのことが書かれていて、これは石油燃料に代わる新しい燃料になるのかと期待されましたが、話はどんどん変化していき、はるか遠くに連れて行かれました。 これは傑作です。 | ||||
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カナダのバンクーバー沖で起こるクジラ、オルカの人間に対する襲撃。ノルウェー、北海の海底 でメタンハイドレート層に群生する謎の環形動物ゴカイ。そのゴカイがハイドレートを喰いちぎり 浸食するためメタン濃度の急上昇。世界規模でおこる海洋の異常事態!!! その謎を解くクジラ研究者レオン・アナワクとゴカイを研究する海洋科学者シグル・ヨハンソンが 今後どのように絡んでくるかが楽しみ! でも、上巻のみでも、作品として冗長。登場人物の恋愛模様を絡める必要なし。 | ||||
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カナダのバンクーバー沖で起こるクジラ、オルカの人間に対する襲撃とその惨状。 ノルウェー、北海の海底でメタンハイドレート層に、群生する謎の環形動物ゴカイ。 そのゴカイが、ハイドレートを喰いちぎり、浸食するためにメタン濃度の急上昇。 世界規模でおこる海洋での異常事態!!! その謎を解くクジラの研究者レオン・アナワクとゴカイを研究する海洋生物学者 シグル・ヨハンソンが今後、どのように絡んでゆくのかが興味深く、楽しみ。 でも、上巻のみでも、作品として冗長。登場人物の恋愛模様を絡める必要なし。 | ||||
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想像していたより綺麗でした。 | ||||
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良い商品です | ||||
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白人様の捕鯨だ何だに関する見解はやっぱ 勝手ですね 日本の江戸時代あたりからの捕鯨は銛や剣での漁だったのを、新しか道具、確かボンブランスとかで変えたのはあなたたち白人ですよ 少しでも鯨の苦痛を和らげる方法として、また人間の安全のために開発された、と読んだ覚えが もう忘れてそうね 結局、何やっても文句しか言わなそう ヒステリックな捕鯨反対論ってカルト宗教みたいで、本編の自称グレイウォルフみたいに 、側から見れば己れの影響力に酔う方にシフトしていくように見えて不快感しか持てない | ||||
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世の中stay homeにつき、昔読んだ長編でも、と思いここをめくってみたら… 案の定の評価も多く思わず苦笑 作者の専攻はコミュニケーション学科とのことですが、そこはどういう学問なんですかね 作中の会話ももうちょいテンポよくならなかったものか 溢れる知識のお披露目がしたかったのかもしれませんが それなら他にもそれと読みやすさのバランス取りが上手い作家とかの情報も増えましたからねえ、あれから 多分昔はそういう情報量に圧倒されていたのでしょう 表紙の美しさにつられて、ついポチってしまいましたが 素晴らしいセンスです | ||||
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かの国をディスる表現があります。 だけれども、その国は今、暴走し続けています。 この本のような最悪の展開をたどらないことを ただただ願うばかりですが… 残念ながら、結末部分に関しては 恐らく読者の望む結果にはなりません。 いや、ならないです。本当に。 爽快な終わり方は存在しませんので。 嫌というほど人という生き物が 様々な他の生き物の犠牲で成り立っており、 恐ろしいほど地球のバランスを乱しているか 理解できることでしょう。 この作品はあくまでもフィクションです。 ですが、今のままを続けていれば このようなことに近い恐ろしいことが 起きてしまうように思えて怖いのです。 フィクションですが、心に刺さる作品となりました。 なるほど、これはベストセラーになるわけだ… | ||||
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文庫本3巻、全1600ページはちょっと長過ぎるような気もしますが、感動巨編であることは間違いないです。 ①まず登場人物がよく描けている。海洋生物学者のシグル・ヨハンソンとクジラ研究者のレオン・アナワクを中心に据え、物語は最初この2人による2つの別々のドラマとして展開していく。そして、それぞれの側のドラマに、個性あふれる男性キャラや女性キャラが目白押しに出てくる。さらに、後半、ヨハンソンとアナワクのドラマが合体して、より大きなドラマそして壮大なカタストロフへと収斂してゆく。 ②海洋SFとしても壮大で、基本的なトーンは海生動物パニックものなのだが、そういうジャンルに収まり切らない多面的な要素より成っている。具体的には、企業による地球環境破壊への警鐘、人間以外の知的生命体の存在、先住民族(イヌイット)の生活(※)、アメリカ合衆国を中心とした世界平和構築への懐疑、人間至上主義への懐疑と問題提起、21世紀における科学者の役割とは何か、政治権力と科学研究との軋轢などなど。おまけに、何組かの男女の恋愛ドラマの要素まで入っている。 (※)主人公のひとりレオン・アナワクはイヌイット出身である。 ③この作品を書くために4年間のリサーチを要したという著者フランク・シェッツィングの言葉を裏書きするように、この作品の中には、最先端の海洋科学技術、船舶・潜水調査船技術をはじめとして海底資源(メタンハイドレート)開発、海洋生物、海底火山、海流、太古以来の海の成り立ち、大陸移動(プレートテクトニクス)などなど、海洋科学&地球科学の百科事典と言ってもいいくらいの膨大な知見が盛り込まれている。 以上、これだけの内容を盛り込んだために、結果的に1600ページもの大作になってしまったのだと思われます。 他のレビュアーさんが書かれているとおり、いくら何でもちょっと盛り込み過ぎではないかという批判も頷けなくはない。が、前述したような様々な知識に接し、大いに最先端科学技術の視野を広げることができるという意味では、類を見ない作品ではないかと思います。 しかも下巻の130ページを過ぎたあたり (イール側から送られてきた不可解な白黒写真が載っているページのあたり) から、夢想だにしなかった意外すぎる展開に突入し、事件が次から次へと畳みかけるように発生して文字通りハラハラドキドキの連続で、残り400ページは狂ったような一気読みでした。 (このラスト400ページは目が活字を縦に追っているというより、横に追っているという感じでした! それ以前の部分のスローペースとは雲泥の差です) 海にかんするありとあらゆる知識のてんこ盛りが煩わしい読者には、ややつらい作品かも知れませんが、理科が大好き、海洋科学が大好きというというかたにとっては願ってもない海生動物パニック&海洋科学テクノロジー小説の傑作だと思います。 | ||||
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人類が如何に愚かな生物なのかをとことん思い知らされる。 地球の歴史において新参者の細い枝一本でしかないということも。 上巻のP201、ゲオマールに社会見学中の少年が発するセリフ。 「ばかみたい。よけいに問題を作るような解決策では、何にも解決できないじゃないか」 人間個々はみんなそう思っているのに、 集団となり政治・経済が絡むとマテリアルワールドの狂気よろしく都合よく忘れるしかなくなる。 悲しいことだ。イールが非実在でも現実は似たり寄ったり。 人類は地球を痛め続けてきたし、さらに痛め続けていく。 こんな種が長く生き残れるはずがなく、自滅するか淘汰されるかの二択なんだろうな。 というわけで、すごく面白かったけど読後感はやや重苦しい・・。 気になったのはハリウッド映画を引き合いに出す描写が多すぎること。 そのせいで超ド級名作をわずかに安っぽくしてしまっているかなと。 | ||||
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上中下巻の3冊もある大作だ。 冒頭では、ノルウェー海の大陸棚で発見された大発生した大量のゴカイを調査する海洋生物学者ヨハンソンと、カナダ西岸でホエールウォッチングの船に乗りクジラの群れに襲われた生物学者アナワクの二人の物語で進む。 この二人が主人公も徐々に世界の大異変に気付いて行く。海で何かが起きている。 面白いけどとにかく長過ぎ。 上巻の内容はもう少しコンパクトにしても良かったんじゃないかなと思います。 | ||||
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上巻に比べて、中巻では未曾有の大事件が起きます。 前半は衝撃がありましたが、作者の癖で中盤以降またぐずぐず感が出てきました。 地球科学、海洋生物、生態系、知的地球外生命など、様々なジャンルを、いろいろ調べてあるんだろうなというリアリティさは感じます。 世界規模の災害が起こっている中、軍事関係者が少なすぎだろとか、 いくら大統領の信任が厚くてもリー司令しか出てこないのかとかつっこみたくなりますが、これはお話を進める上で良しとしていいでしょう。 中巻を読んで、下巻への期待が高まります。 | ||||
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深海のYrrの存在がはっきりとします。 同じ地球上に存在しているのに、分からない(分かれない)存在。 Yrrの真相に迫る科学者たちの考え方もいいと思いました。 Yrrの存在のアイディアは非常に面白かったし興味深かった。 地球に対して人間がしていること、またその行いを評価すること、ともに人間の価値観でしかできていないし、できないんだろうなぁとか、地球と自然と人間に対していろいろ考えさせられました。 | ||||
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海洋資源プラントで発見されたなぞのゴカイとメタンハイドレート、ホエールウオッチング中に人を襲うクジラとオルカ、そしてロブスターやカニにまぎれこみ、人々を襲う謎のプランクトン、大量発生する猛毒クラゲ、船を沈める貝の出現という海洋生物からの攻撃に面食らう人類を襲う大陸棚地滑りと大津波。環境保護やエコには全く興味がないが、海という大きな謎を舞台に繰り広げられる壮大なストーリに引き込まれる。読みにくい、翻訳が悪いという評価もあるようだが専門用語が多いからではないだろうか?私は読んでいて違和感はなかったし、ハリウッド映画を見るように楽しめた.原発問題で資源確保が問題になるなか、海洋資源開発は重要なファクタとなってくるだろう.しかし、われわれはあまりに海を知らなすぎるし、また、危機に対する想定がコストバランスに左右され、都合の悪いことが蕊て想定外とされるようでは危うい.そもそも何十億という人がこの星で生きていること自体、環境を破壊せざるを得ないのだし、本作のようなカタストロフがいつ起きてもおかしくないのかもしれない.もちろん、謎の知的生命体Yrrは抜きにして。 | ||||
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この作品のテーマは、イールと呼ばれる人類を超える生命体と人類が共存できるか否かである。キリスト教的世界観によれば、人は生物の長であり、神から選ばれた特別な存在である。東洋的世界観によれば、他の生物と人類は対等の関係であり、イールと人との共存も全く違和感なく受け入れられる。西洋人にとっては驚きの内容も、日本人にとってはあたりまえのことだったりする。この物語のヒーローはインディアン系のカナダ人で、東洋的な感覚をもつ科学者である。この物語を西洋人が作ったことはほほえましい感じがした。自然は敵視する対象でも、過剰に保護する対象でもなく、単に身の回りの空気のようなものである。地球は狭くなり、西洋人も東洋的考え方を重視せざるを得なくなってきたのだろうか。お互いに知ることこそが世界平和にとって大切なことと、この本を読んで考えた。 | ||||
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この本を執筆するにあたり、著者のフランク・シェッツィングさんは4年間も取材をしたそうです。 そのため、ストーリーはかなりリアルで頭の中に映像が浮かんできました。 しかも、登場人物のなかには実在する人もいるらしく、そこがまたリアルです・・。 個人的にこの本は大好きで、原作を少しと、英語版を全部読んだことがあるのですが、 日本語の訳だと少し読みにくく感じてしまったので、4つ星にしました。 数年後には映画化されるそうなのでとても楽しみですね。 | ||||
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上、中と読んできて、多くの読書がそれなりに感情移入をしてきた様々個性的な登場人物が、何とも無残に、時にあっさり、時に劇的に、あるいは風景として死んでいく様は驚くほかない。 ハリウッド映画や本邦の作品では、こうもあっさりと死なせていくことは想像できないと感じた。 誰が生き残るのだ、誰が「選ばれる」のか、みな死んでしまうのか、と最後の結末の前に、まずは上中巻と時間をともにしてきた登場人物の行く末を案じてしまった。 本書、特に下巻となって一番面白く重要になったのは、言語体系はおろか、存在様式も全く違う生命体の知性を認め、これとどうコンタクトし、コミュニケートするのか、と言う点であった。 このことは、きわめて極端な例と見えながら、実は人種、宗教の違いを超えた人間同士の関係や、あるいは人間が自然界とこの地球で、どういう立ち位置なのか、と言うことを本質的な部分から考えさせられる非常に興味深い問い掛けになっている。 ありきたりな結末と言い切ってしまう人がいるようだけど、私は(一人の海洋生物学者として)そうは思えない。 科学的な事実、論理的な帰結として、荒唐無稽でもあり得ない、でもなく非常に納得のいく方向性を示されたと思っている。 これほどの内容。。。事実に立脚しつつ大きな発想の展開が随所見られ、大変貴重な作品に出会えたと感謝している。我が国ではなかなか会うことのできない、一級のエデュテインメント(エデュケーション+エンターテインメント)としても、興味深い作品として推薦できるものである。 | ||||
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登場人物の多さ、まさに地球規模の(おまけに日本人には馴染みのない地域・海域ばかりの)舞台設定、複雑に入り組む人間模様、見え隠れする政治的思惑。。。いずれも、ちょっと類を見ないスケールと設定だけに、戸惑いと取っつきにくさのあることは否めないだろう。 海洋生物学を専門にし、今も海洋にいつも接している自分がそうなんだもの! しかし、しかし、おもしろい。 いよいよ核心が見えてきた。 このおもしろさは、なかなかヘビーに腹にこたえる。 核心を話すことは出来ないが、巨大な政治、社会、自然の脅威の核心が、自然に理解できるところが面白い。それも、実に論理的、科学的に。 そう、これは、まさに良い意味で、ためになる。 一級のエンターテインメントでもあり、いよいよ発散していた人間模様も集約してきた。 へこたれそうになった読者諸氏も、いよいよですぞ! | ||||
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