黒のトイフェル
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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文庫上中下巻という大巻でありながら、世の好評を得た『深海のYrr』。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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アマゾンのお勧めで買って読みましたが前回買った西ドイツの女性探偵の話のほうがよっぽど面白かった、時代が前杉戸、やはり中世ヨーロッパの話は日本人読者としてはなじみの薄い題材かもしれません。 | ||||
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中世のドイツのケルンが舞台の歴史冒険小説です。 中世の中でもちょうどケルン大聖堂の建設がおこなわれていた時代の話で、 当時の町並みや人々がものすごくわかりやすく書かれていて面白いです。 特に、登場人物は様々な身分の人が出てくるので時代背景を掴みやすいと思います。 もちろんストーリーも面白いので5つ星にしました。 強いて言うならば、登場人物名を短くしてほしかったです。 | ||||
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ドイツの歴史サスペンス小説。前作『深海のyrr』が面白かったので、これも読んでみたが、こちらは、前作と打って変わって13世紀のドイツのケルンを舞台にした歴史もの。十字軍やキリスト教の話、ケルンという町の歴史がふんだんに散りばめられていて、なかなか面白い。『薔薇の名前』とかが好きな人ならピッタリ(自分も好きだけど...) ただ、やはりヨーロッパ中世、キリスト教の歴史の知識が前提として書かれているようなところもあって、その辺の知識に疎い自分にはちょっと読むのが大変だ。でも、そのヨーロッパ中世の重々しい暗い雰囲気がこの作品の良さでもある。 トイフェルって何かと思ったらドイツ語で悪魔という意味。高校、大学とドイツ語を勉強してきたのが全く役に立っていないな。しかし、ドイツ語そのままとは題名につけるとは... 下巻も楽しみ。 | ||||
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上巻に続いて下巻も一気に読んでしまった。ドイツのサスペンス小説も面白いのがあるもんだ。前作の『深海のyrr』よりも、自分にはこっちの方が向いている。 詳しいストーリーは書かないけど、中世ドイツのケルンの町の貴族と大司教の権力争いを軸に、十字軍という宗教的正義の名のもとに行われた野蛮は、現代の戦争の悲惨さにも通じ、筆者の思いが伝わる。第二次大戦の敗戦国ならではかもしれないが、単純な善悪を超えて、人間の持つ野蛮さに対する痛烈な批判精神を感じる。 「戦争を厳しく非難する言葉を、支配者たちは軽蔑して無視し、知識人は目新しくもないと申して切り捨てる。なれど、わしらが戦争を続けるかぎり、その言葉は通用する。」 という登場人物ヤスパーの言葉は、現代にも通ずる。 と、小難しいことを考えてしまったが、単純にサスペンス小説としてもよく出来ていて、楽しめる。 | ||||
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中世ドイツの都市、ケルンの大聖堂の建築現場で、有名建築家の死を目撃してしまった「こそ泥のヤコプ」が、殺し屋に命を狙われる……というのが上巻のあらすじです。 殺し屋のバックには貴族たちがいて、ケルンの町を揺るがす陰謀を企んでいます。貴族たちの企みは何なのか、なぜ建築家は死ななければならなかったのか、多くの謎を残したまま、上巻は終わります。 建築家の死を巡るスリリングな物語も面白いのですが、中世ドイツの情景を描いた部分も読みどころのひとつです。商業で発展した都市ケルンの活気ある市場の様子や、貴族や商人たちの生活、教会や修道士の活動などが生き生きと、また非常に詳しく描き出されています。中世ヨーロッパの世界を体感できる、上質の歴史サスペンスです。 | ||||
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