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(短編集)

黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2



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黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2の評価: 4.07/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(4pt)

ゆるミステリ、でも、ゆるくない文章

「今どき」にしても、大学というには情けないような環境にいる
クワコー先生。先生自身は覚悟の上かもしれないけれど、読む方が
不条理を感じることも。でも、文芸部のメンバーは皆、
先生がついていけないことがしょっちゅうにしても、優しい。
逆に、他の先生達のおちょくられ方は、結構壮絶で、皮肉たっぷり。
そういう、バラバラになっても仕方のなさそうな諸相?が
ちゃんとまとまるのは、著者の文章の力でしょうが、地名や人名の
もじり方が安易な感じなのだけ、気になります。
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No.13:
(5pt)

とにかく笑える本!

笑いのセンスがとてもよい。ブラックユーモアもきいていて,声を出して笑ってしまうこともしばしば。登場人物のキャラクターもとてもいいです。
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No.12:
(4pt)

貧乏自虐ミステリだが、爽やかなラストに救われる。

あまりにも小市民的で、トホホな謎にクワコーが翻弄される、貧乏自虐ミステリ。まるでテレビ番組の企画みたいなクワコーの貧乏を極めた食生活も面白いが、情けなくて失笑必至な脇役男キャラにも注目したい。表題作のソクシン教授、ボーコー大の男達とモンジ君、悪人じゃないがとことんバカで、クワコーを食ってしまう勢いだった。
 悪事を企むのは男だが、情けない小悪党ばかりで、ホームレス女子大生を初めとする、逞しく強い女性たちにやりこめられる。現代日本社会の縮図を見た気になったのは、私だけではあるまい。が、爽やかなラストが好印象で、ダメな奴ばかりだけど頑張って生きていこうと言う元気を貰えたと思う。「男は辛いよ」を想起した。
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No.11:
(4pt)

ザリガニって本当にウマイのか?

相変わらずのダメ振りで笑えるが、クワコーも3作目となるといささかインパクトが薄れてくる。前2作を読んだ方以外のニーズがあるかな?
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No.10:
(5pt)

ピンクの次はペールグリーンだ!

ダメダメ大学人クワコ―准教授シリーズ、待望の第2弾!

スーパーの特売をピンポイントで狙い、
ゴミ捨て場の雑誌を読みあさり、
はてはザリガニ料理に舌鼓を打つ。
クワコーの底辺ライフは今回も絶好調。
文芸部員とボーコー大の面々のおバカなやりとりも楽しい。
こんなサークルがあったらぜひ入部したい。

表題作の「黄色い水着の謎」は、千葉の海を舞台にした
アウトドア・ミステリとでも言うべき一編で、
アワビやら魚やらを採りながらわいわいと楽しい合宿風景を
描きつつ、細かな伏線が張り巡らされていてあなどれない。
ホームレス女子大生ことクールなジンジンが最後に見せる
無邪気な女の子の顔にキュンときた。
第3弾もぜひ!
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No.9:
(4pt)

パワーダウンなのか,慣れたのか?

前著「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」が
あまりにも衝撃的で面白く,これが出てからすぐに買って読みました。
あの腹筋崩壊レベルの爆笑が懐かしくて・・・

で,読んだ感想ですが,もちろん十分面白かったのですが,
前著のあの腹筋が痛い!!,という感じではなく,
なんというか,少しパワーダウンした感じかと思いました。

自虐節が弱まったのか,
ザリガニにはさすがに現実感が希薄だったからのなか,
「タツー男」の表記に『「タトゥ」だろ!昭和かよ!』
と突っ込みながら読む自分が悪かったのか,
それとも単に慣れただけなのか。
理由は分かりませんが,ちと残念かな,と。
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No.8:
(5pt)

クワコー大好き

間宅の新品を、随分お安くして頂き、
また迅速・丁寧な対応で感謝しています。

内容は最高ですよ。
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No.7:
(4pt)

クワコー最新刊

奥泉光のこれまでの作品とはかなり作風が異なるこのクワコーシリーズ。
肩の力が抜けて大変楽しめるものになっている。

クワコーのだらしなさ、Fラン短大のどうしようもなさにミステリー風味を加えた中編集。
気軽に読める一冊。
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No.6:
(4pt)

黄色い水着の謎を読んで

学生の言葉なのであろうか。作者が大学教授でもあるところに通じているのだろうか。おふざけでない面白さを感じる。む
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No.5:
(5pt)

おもしろいです

ストーリーや謎にこだわらず、一文一文を楽しみながら読むのがよいと思います。

どこから読み始めてもおもしろい、めずらしい本です。
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No.4:
(3pt)

なぜか、どちらも紛失事件。

桑潟幸一は日本文化論の準教授。
 今年、千葉にある最低偏差値大学のたらちね国際大学に移って
きた。
 文芸部の顧問をしており、学生からはクワコーと呼ばれている。
 クワコーの教室では、学生は携帯をいじったり、化粧をしたり、
おしゃべりをしたりというラウンジ的空間にいるだけだ。
 必修だし、出席だけは大学の方針でうるさいし…。

 給料も安いが、その分やる気も存在感もないクワコーだが、
食生活では手間ひまを惜しまない。
 昼は弁当持参、先日は近所の子どもたちにバカにされながらも
ザリガニを取り、美味さのあまり感涙にむせんだ。
 生活逼迫の折、止むを得ないのだ。

 さて、本書はミステリー。
 クワコーが文芸部の女子学生と挑む、試験答案紛失の謎、そして
夏合宿での水着紛失の謎、の2編。
 しかしクワコーは狂言回しの役割で、推理は文芸部の学生たちがする。
「下流大学」のわりには学生たちはなかなか積極的で行動も素早く、
好感が持てる。
 たらちね国際、実はなかなかの大学と見た。
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No.3:
(5pt)

今日もクワコー快調

クワコーの底辺ぶり快調です。読んでて思わず声に出して吹いたこと二度。人のいるとこで読まないほうが無難かも。
今回は、クワコーと文芸部員たちとの間にある種の安定感(?)がありました。かなりあきらめたクワコーと、人として最低限のリスペクトを憐憫に混ぜてクワコーに向けているように見えなくもない、文芸部員。
そして、坊屋準教授と唯一男子部員モンジの出番が増えました。クワコーに迫る残念ぶりを見せてくれました。
新キャラ、漁労部員オロンのバーベキュー・タイムも良かったな・・・

それにしても、文章力すごい。
ふつうのエンタメ系小説では1〜2センテンスごと位に改行して見た目でリズム感を出しているが、奥泉さんは十数行を改行無しで読ませて、リズム感がある。読みやすい。
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No.2:
(2pt)

若者言葉がうざい

話しの本筋はさておいて、おバカな若者のだじゃれのような『若者言葉』ばかりが目立ってしまい、ややもすれば、それが、うるさく感じられる。
作者の意図が、最底辺大学における、最底辺若者の生態を描く事にあって、ストーリーはそれを際立たせるためにお飾りであるのなら、それでいいのだが、それなら、それで、今度はもう少し若者言葉に精通すべきだ。
この作品の中に飛び交う若者言葉は、優秀なおじさんが刻苦奮励のはて、学習して得た、いわば、机上の若者言葉であって本物の若者言葉ではない。
やはり、若者言葉を書かせたら、当代随一はクドカンでだろう。
奥泉先生も、自作を上梓なさるおりはぜひクドカンの作品を通読して、もっと、リアルな若者を描いてほしい。
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No.1:
(3pt)

アイラブクワコー。

前巻ほどクワコーが悲惨な状況に陥らないので、ちょっと残念です。ホームレス女子大生探偵ジンジンも、登場が遅いです。ジンジンは頭が良すぎるので、話の最初から登場してしまうと、あっという間に事件を解決してしまうからでしょう。これも残念。御手洗潔長編現象です。御手洗が賢すぎるので、事件が起こってから御手洗が乗り出す。名探偵だから被害をひろげない。だから後半からの登場となる。そんな感じです。

しかしまさかクワコーが『ジョジョの奇妙な冒険』の愛読者とは…!一家言があるとは…!聞いてみたいです。「なんだかんだいって最強なのはヘブンズドアーでしょ。知ってる?4部でジョセフが拾った透明の赤ちゃんの名前、静(しずか)・ジョースターなんだよ。音読みすればジョ・ジョだ。第9部の主人公は彼女かな」とかかな。

3巻目も期待してます!ぜひ出してください!
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