ゆるキャラの恐怖 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3
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文庫化を指折り数え待っていました 続編もお待ちします | ||||
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旺文社の資料によれば、2021年4月の学生募集を実施した日本国内の大学数は788校。 そのうち、「THE世界大学ランキング日本版2021」の対象校は、国立67校、公立44校、私立167校の計278校のみ。 東進ハイスクールの『2022年度版 新 大学受験案内』に掲載されているのは185校。 日本の大学の大半は、国際的な評価基準で「教育力」を評価するに値せず、東進ハイスクールに金を払ってまで進学するような値打ちも無いのだ。 そう思いつつ、「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」シリーズを読むと、笑えると言うより空恐ろしくなってくる。 実際、友人知人の大学教官に聞く、関西圏のFランク私大の学生の質は、惨憺たるものがある。 経営安定のため指定校推薦でかき集めた学生の質があまりに低いため、「SPIテストセンター頻出の計算問題をマスターさせ就職活動を支援する」名目で、公文式の算数から教え直しているのが実情なのだ。 近畿大学文芸学部教授でもある著者の見た大学生の姿が、この作品に反映されていると見て良いだろう。 実に恐ろしい。筒井康隆の『文学部唯野教授』およびそのサブテキスト以来の傑作である。 | ||||
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とてもいい | ||||
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セミを食って生きている最底辺大学教員クワコーが、メタメタに翻弄される貧乏自虐ミステリーが、より一層パワーアップして帰って来た感じ。着ぐるみの中の人としてクワコーが奮闘する表題作も面白いが、無料食材キノコをめぐって学内闘争に巻き込まれる「地下迷宮の幻影」がバカバカしくて最高だった。特にモンジ君の教育勅語に関するパネルディスカッションのリハーサルが白眉。 一応ミステリの形式を取っているが、実質的にはクワコーを初めとする、妙にリアルだけどぶっ飛んだキャラクター小説。くだらない細部にこそ真価が現れるコメディで、斜め上からのギャグが冴え渡る本作は最高評価としたい。 | ||||
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ぼくは、この人のこのシリーズをなぜ読み続けているのだろう・・・、と思いつつ、出れば買って読んでしまう。 困ったことだ。 この著者の幻想的かつミステリアスな作品は好きだし、もちろんすべて読んでいる。 『ウランバーナの森』のようなユーモアの入ったファンタジーも好みだ。 しかし、下流大学のダメダメ准教授を描いたこの小説のどこがいいのか、まったく言語化できないのである。 それなのに、気付いたら、読んでいるのだから、本当に困ったことなのである。 | ||||
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