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芝浜謎噺: 神田紅梅亭寄席物帳
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芝浜謎噺: 神田紅梅亭寄席物帳の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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落語がキーワードのミステリー小説。 おそらく著者は落語を書くことができるに違いない。そして、ただ落語を書くだけでなく、既存の落語の展開にもいくつもの提案したいことがあるに違いない。だったら噺家になればいいのにと思うが、それは何かしらの事情があるのだろう。 それにしても、練り込まれた構成で、一般の噺家たちもこんな工夫をしているのかと思うと感心する。 芝浜に矛盾が多いのは知っていたが、それが噺家の力量を表すバネになっているとは知らなかった。 ミステリー小説を楽しめるのはもちろん、落語についての豆知識が増えるものうれしい一冊だ。 | ||||
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知っている人なら芝浜だけで落語だと判るかも知れない。本書は珍しく落語を基にした短編ミステリ(「野ざらし死体遺棄事件」「芝浜謎噺」「試酒試」)である。 ただ苦言が三つある。 1 本のデザインはあまり良くない(個人的にだが)。 2 助詞の使い方が不自然な箇所がある(個人的にだが)。 3 致命的なのは、落語を題材にしているので、作者は当然落語を勉強したはずで、少なくとも一般の人より造詣が 深くなければならないのに、笑福亭松鶴のことを、松福亭松鶴と書いているのだ。基本の基本だろう。もし、作者がうっかりしていたのなら編集者・校正者、あるいは原書房が悪い。 単純な誤植はそれ以外にもあり、出版社の歴史の浅さが何とも惜しい気がする。 にもかかわらず投稿したのは、「芝浜謎噺」も「試酒試」も面白かったからで、特に「試酒試」は人情味たっぷりの展開に心を奪われたからだ。 | ||||
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