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玩具修理者/酔歩する男
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玩具修理者/酔歩する男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 21~40 2/5ページ
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本格的なホラーを求めている人にとってはいささか不満かもしれない。 しかしながら、この本を読み終えたときには、クラッときてしまうような、そんな眩暈に襲われた小説でした。ずっと心に残ると思います。 自信を持ってオススメします。 | ||||
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ゾクゾクと感情を揺さぶられる作品です。 酔歩する男はSFものの傑作ですね。時間の捉え方が独特で、唯一無二のタイムトラベル作品となっています。 | ||||
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玩具修理者の方はグロテスクな表現をかる〜い語り口で淡々としていくミスマッチな感じが、不気味さをより高めているのかもしれませんが、現実味がなさすぎてあまり話に入り込めませんでした。でも作品としてはうまくまとまってますよね。。絵本とかで読みたい感じ。。?笑 酔歩する男は色々とツッコミどころありますが、ページをめくるのが楽しかったです。 | ||||
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先日、あまりにもお粗末な小説を読んでしまい、口直しに面白いミステリー系の小説を探していて、本作を購入しました。 表題の玩具修理者は、細かな描写がグロテスクで嫌でしたが、それゆえ推理より展開が気になってしまい、まんまとオチにはめられてしまった感じです。 壮大なドッキリだったら、いいなぁ。 酔歩する男は、ホラーというよりSF小説なのですが、展開は楽しめるものの、かなり救いの無い話で、悲しくなります。表題作と続けて読んでしまうと、中盤で結末も何となく想像できてしまうのも、残念かと。小説ではなく、物理学の仮説として考察して読み直すと面白いかもしれません。 | ||||
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評判は聞いていて気になっていたので購入致しました。 語り手が子どもの頃に出会った玩具修理者とは一体何なのか。 また現在の語り手が何故その話を相手に話をしているのか。 ストーリー中に様々な疑問が沸くなかでの最後の結末にはぞくっとしました。 また、小説には作品が二つ入っておりこの玩具修理者はみじかいお話しになっているので 読みやすく、おすすめです。 | ||||
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酔歩の男がとてもよかった。久々に読んだ後も眠れず尾をひく小説に出会いました。怖くて眠れないというのではなく、そんな風に時間の概念を捉えたことがなかったので色々時間軸とはなんだろうとか考えてしまいました。物理やSFには全く疎い私でもちゃんと理解できるように分かりやすい説明とアナロジーも豊富なので、説明文も読んでて一切苦痛はなかったです。 表題の方はというと、少し読んでいて語り手の話の折り方に登場人物同様イラっとしてしまいました。怖くはなかったけど楽しめました。 | ||||
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この本を読んで20年近く経ちますが、私の中で「酔歩する男」は未だに、タイムトラベル小説ナンバーワンです。普通タイムトラベルものというと、自分も主人公のように色々な時代へ行ってみたいとか思うものですが、「酔歩する男」はそんな夢を粉々にぶち壊してくれます。レビューを読むと何名かの方が、物理的な説明が解りにくいと書かれていますが、同じ小林先生の「海を見る人」のあとがきに書いているように、何かの呪文だと思って読み流しても、さしつかえはないように思われます。ラヴクラフトとの関わりはよくいわれることですが、日本のラヴクラフトと同時代人の夢野久作先生の影も感じます(ドグラ・マグラの巻頭歌に少しふれていますね)。表題作についてまったく書いていませんが、これも一級品です、でもやはり「酔歩する男」は何年たっても星20です。こんな小説はあとにも先にも読んだことがありません。 | ||||
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玩具修理者は,思っていた通りの内容でした。 現実離れした不気味な話。分かり易くて短編なので,一瞬で読み終わってしまいましたが,最後のシーンはゾゾーっと背筋が寒くなりました。 問題なのは,酔歩する男。 死ねない事。永遠に生き続けることって,この世で一番の拷問なのではないか・・・。 タイムマシーンで過去に戻る時,ドラえもんはのび太に「過去に影響を与えてはいけない」と諭すけど,過去を変えてはいけない事が,いかに重要で大切な事なのかが分かりました。一度決定された過去は決して動かせない。 一度読んだだけでは細部まで理解できず,二回読みました。 手児奈の発言,怖すぎます。 | ||||
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貴志祐介さんの作品からこの手のホラー小説にはまり、片っ端から有名なのを読んでいた所、友人から紹介され読みました。 1つ目のお話の玩具修理者はそこまでグッときませんでした。30分ほどで流し読みの様に読破。グロいだけのように感じられ、自分の好きなホラーではありませんでした。 2つ目のお話の酔歩する男。これがかなり面白く、お話の主要な要素になっていた主観的な記憶の概念を覆されそうになるのがまた怖くて、ラストまで目を離せませんでした。 酔歩する男、おもしろい。これだけでも読む価値ある。 | ||||
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物語を予想しながら読んでいますが、その予想の上をいく恐怖があります。声をあげそうになります(笑) すべて読み終わってはいませんがホラー好きの私にはかなり満足のいく商品です。 | ||||
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ような気がします。これは正常に戻るまで数日かかる・・・のか戻れるのか・・・明日は来るのか・・・このまま眠ってしまってもいいのか・・・起きたらまた同じ現実なのか・・・わけがわからない・・・わけなんてあるのか・・・玩具修理者なんて本は実際に存在したのか・・・読み終えたのか・・・手児奈って誰? | ||||
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手児奈伝説にまつわる本を調べててこの本にぶち当たりました。 その他の話も面白かったです。 | ||||
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2作品とも、プロットが計算し尽くされており、十分楽しめた。 「玩具修理者」、「酔歩する男」ともに、まず最後の一行が作者の頭にあり、それを遡る形で作品を作り上げたのでは?と感じた。 とくに「酔歩する男」は、夢野久作の「ドグラマグラ」へのオマージュという感じであった。 | ||||
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この本には二つの物語が納められている。 どちらもあなたの今の認識を揺さぶってくる。 あなたは書かれた物語に恐怖するのではない。物語が提示する、現実への別の解釈に恐怖するのだ。 | ||||
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玩具修理者も良かったのですが、次の酔歩する男が、個人的に好きでした。 1回読んだだけでは理解できず、何回も読み返しているうちに、だんだんとその世界が理解できてきて…。玩具修理者のようなグロさはないけれど、背中からヒタヒタと怖さが迫ってくるような話に、すっかり引き込まれました。何回読み返しても飽きません。 | ||||
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表題作は文句なしに面白かった。 読んでいて体が震えた!!!!! けど、二編目は正直お粗末。 文章も甘いし、展開もたるい。 何より、オチが一作目と同じ。 三分の一の長さでやれば、まだ読めるのにな。 ただ、表題作を読むだけでも、 値段分の価値は十分にある!!!!!! | ||||
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表題作の「玩具修理者」も面白いが 「酔歩する男」が傑作。 どちらの作品も、作品全体から異様な雰囲気が漂っている。 読んでいるうちに、まるでこの世界と似ているけども この世界とは違う、別の異世界に迷い込んでしまったような そんな感覚に襲われる。 これがデビュー作というのが凄い。 「酔歩する男」はタイムパラドックスものが好きならば是非読むべき。 | ||||
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一話目 玩具修理者について ●読むときのポイント なるべくレビューは見ない、さっと一気に読んでしまうのがいいです。すごく面白いんですが、感のいいひと、この手の小説を読みなれている人はオチに気がついてしまうかもしれないからです。 面白い、の一言に尽きます。とにかくバランスがいいです。しつこくなさ過ぎないグロ描写とラストのネタばらしにぞくぞくしました。 二話目 酔歩する男 哲学的で精神的に不安になって来るようなホラーです。ただ、タイムワープに関する説明っぽい文が長く続くので、そういったシーンは苦手な人にはちょっときついかも知れません。読み手への物語り全体の説明上しかたないとはいえ、私にはちょっと大変でした。でも内容自体はしっかり練られているので、科学が苦手な人にもなんとなく原理理解できると思います。 | ||||
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とても、ぐらぐらと目眩がするような本でした。人間の根幹にある何かをゆさぶられるような。 表題作では、生物の定義を揺るがされました。『酔歩する男』では、自分と世界の存在そのものが。 私達が過ごす日常が、本当に日常なのか。思わずにはいられない作品でした。 | ||||
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表題作は、ある種、類型的とも思える構成ホラー。しかし、その完成度の高さが素晴らしい。 淡々とした異常な女と、感情を剥く正常な男の対立。女の無感情さが恐怖に拍車をかけ、男が次第に公理を揺るがされて悶える姿が恐怖を増幅させる。 終盤。阿部公房の『人間そっくり』に見るような、公理へのディスカッションが、理不尽を納得させる裏付けとして働く。 想像は裏切らないが、期待も裏切らないオチ。最後の一文で、読後感を味わえる。 不満といえば、個人的に「おもちゃしゅうりしゃ」の方がしっくりくるなあ、と思った程度。 | ||||
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