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白ゆき姫殺人事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
白ゆき姫殺人事件
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)

白ゆき姫殺人事件の評価: 2.98/5点 レビュー 183件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全183件 81~100 5/10ページ
No.103:
(2pt)

不快だった

猟奇的な殺人事件発生
会社の同僚がフリーライターに世間話のように話したことからライターは興味を持ち
事件を追うことになる

しかしこれが給湯室のOLの井戸端会議をひたすら喋っているだけの様な内容なのだ
被害者や容疑者が女性だった為か、女性へのインタビューが多い
その為女性特有のおしゃべりが非常にウザったい
容疑者の女性が犯人であると確定した上で喋っているのがほとんどである
イライラしながら読み進めると容疑者を擁護する人がいるなーと思っていたら
殺したのには訳がある、彼女を殺人者に駆り立てた原因の一端は自分にもあるというような
自分を悲劇の主人公のように演出した人物まで現れた

そして、極めつけはフリーライターの薄っぺらい人物像である
インタビューした人間の盛った話をさらに曲解させ、全く事実無根とは言わないものの
悪意ある記事を作り出した
さらに自分のSNSで自己顕示欲を満たすためにつぶやきまくる
だが、容疑者擁護派やインタビューを曲解して書かれた当事者たちに責め立てられると
さっさと逃げてしまう救いのない人間
かなり不快な内容だった

だが、それだけに事件の真相が気になり結局最後まで読んでしまうのはさすがと言える

マスコミの思い込みや手柄早い者勝ちの思想の裏で風評被害を受けている人たちがたくさん存在する
思いつくのがまだ私の幼い頃に起きたオウム真理教の事件
松本サリン事件です
マスコミの先行と思い込みが現れた代表的な事件と思っています
これ以降私はマスコミが大嫌いです
「~か?」と?をつければ憶測を掻き立てても許されると思っているのか?
湊さんもマスコミ嫌いなのかな?
他の作品でもそんなことを感じる描写があった

そんなわけで不快ではあったけれど、マスコミの悪い部分を浮き彫りにしたこの作品は興味深いものだった
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)Amazon書評・レビュー:白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
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No.102:
(5pt)

レビューで 低評価をつけて 作家批判をしている人は…

作中で「ネット上で匿名で無責任に事件を語っている人達」と同類だってことに気が付いてないんでしょうね…
そういうコトを取り上げた作品なのに…まんまと 湊さんの作戦にはまってしまってて、可笑しい!
…と、思う私のような人もいることも 湊さんの想定内なんでしょうけれど。。。
そういう意味でも 面白い作品でした。
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No.101:
(3pt)

ページ折れてました。

コンディション【非常に良い】だったんですが、冒頭~50ページまでカド折れガッツリ入ってました。読めないことは全然ないので気にしませんが、【非常に良い】を期待していた分、残念に思いました。
白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)Amazon書評・レビュー:白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫 み 50-1)より
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No.100:
(4pt)

未自覚の悪意から絞り出される恐怖

人が人を語る時に点々と含まれるもの、悪意、偽計、そして未自覚的な悪意。人の噂って恐ろしいねの一言で片付けることはできない。一つ一つの連鎖と微妙な違いを織り成しながら、筆者は彼女独特のミステリーを紡いでいく。

それにしても、人はこれだけの未自覚の悪意に囲まれて生きているのだろうか。

湊かなえの本はまだ二冊目だけど、人と人の間に楽観的な善意を仮定しないところに、この作者の良さと受け入れ難さがあるのかもしれないと思った。
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No.99:
(3pt)

SNSを取り込むのは自然の流れか

ミステリー作品としては、皆さんなかなか辛辣なレビューのようですね。。

とはいえ、やはりこの小説の醍醐味というか、
ポイントとしては、twitterのような短文投稿(劇中では、マンマローというサービス)を
物語に取り込んでいるという事、これに尽きます。

最近は、実際に起こる事件について、
マスメディアは手に入るのならば、必ずと言っていい程、
当事者のFacebook投稿や、LINEメッセージなんかを取り上げます。

ミステリーに欠かせない、登場人物の証言というのは、
“語り”によって、「」付きで記されるものですが、
やはり今起こるべき事件では、SNSも証言として登場すべきなのかもしれません。
事件目撃者・当事者の証言というのは、そもそも、
限定的な視点からの情報だったり、真犯人の意図的な情報だったりします。
そんな性質は、SNSとも類似性がありますよね。

今回は、SNS部分は物語が終わった後に、エピローグ扱いとなっていますが、
物語とリアルタイムに同期したものが良かったかな。
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No.98:
(4pt)

女性の業をうまく書いている

ツィッターをそのままページに採用しているのが面白い。
もちろん、それ以外にも女性同士の業などはよく書けている。

マスコミの嫌らしさは、ちょっとありがちかなと思ったが、
それでも感情をゆさぶられた。

文章も読みやすいし、場面をつくるのも上手だと思う。
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No.97:
(5pt)

メディアに翻弄される・・・結果どうなるのか!

会社の同僚が殺される!それも、メッタ刺しに丸焦げ・・・
いったい誰が殺したの?
ネタバレになって楽しみが半減するのであまり詳しくかけないのが残念だ。

この作品の100ページはこの殺人事件が解決するまでの、参考資料と題して、
インターネットのコミュニティサイト、週刊誌の記事、新聞記事が載っている。
この、資料と並行して読むとこの作品はとっても楽しい。

最後は、事件は解決するがそのあとに残されたものたちはそうしたらいいのか考えさせられる。
友人を救うために応じた週刊誌への取材や、投書、コミュニティサイトの立ち上げも、
本人からしたら至って迷惑でしかないこと。
・・・考えさせられた一冊です。

湊さんにはもっといろいろ挑戦してもらいたいです。
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No.96:
(2pt)

う〜ん・・・

期待外れでした。湊さんの作品としては、最後のオチがちょっと頂けない作品と思いました。
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No.95:
(1pt)

Twitterや雑誌をうまく料理できていない

よくまあ、こんなくだらない本が出せるなという感想。浅い人物描写。ありきたりなネット批判。とってつけたような犯人の動機。告白はまだ読めたけど、この人、もう何も書けないんじゃないかしら。読んでて怒りを通り越してあきれた。こんな本が流行るなら日本は終わってるわ。
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No.94:
(2pt)

起承転結の「結」がない

スピード感のあるストーリーでテーマもおもしろく、私は最初~中盤は楽しく読めました。おそらくすっきりした(勧善懲悪的な)結末が待っているのだろうなとワクワク。けれどいよいよ当事者が登場というところで、まさかの完結! 起承転結の「結」がないのです。

ネットや噂話により人格を歪められた主人公が、どうあがいてどう生きていくかメインテーマだと思ったので消化不良でした。ここまで振っておいてもったいない。序章のまま終わってしまった、未完の話題作といった感じです。せんせ、続編をば!
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No.93:
(1pt)

図書館でかりたほうが良いです

巻末の新聞記事やTwitterっぽい資料がリアル感があったので「面白い試みだな〜」と期待して読み始めたが内容、話の展開の薄さにびっくりというかがっかり・・・
睡眠不足でもないのに読み始めると睡魔に襲われ何度か寝てしまった。
この物語はドラマや映画の原案としては良いとは思うけど、本としては評価し難いというのが率直な感想かな。
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No.92:
(1pt)

なんだこりゃ・・・?

いろいろな試みはさておき小説として全く面白みがありませんでした。
途中証言者から語られる様々なエピソードがなにか伏線に繋がっているのかとか、きっと意味があるに違いないと注意しながら読みましたがそんな深読みは無駄でした。まるで意味をなしていない与太話の羅列に過ぎなかったんだとは。
小説のあと、関連資料とかって長々あったけど基の小説がつまらないのにとても読む気になれませんでした。いっそ資料が先にあった方がまだ楽しめたかも。でもやっぱりつまらないものはつまらない。
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No.91:
(3pt)

本小説を楽しめるかどうかは付録群を楽しめるか次第

化粧品会社社員の凄惨な殺人事件。
貴社の赤星が調査を進める中、浮かび上がる容疑者は同僚だった。

著者らしく、多くの登場人物の視点から描かれる連作小説。
真犯人・その動機も意外なものではある。
このことを含め本小説を楽しめるかどうかは、
充実した後半の付録群を楽しめるか次第。

付録群への高いこだわりは理解できるが、
正直自分はそこまで楽しむことはできなかった。
この付録群を読むと、極めて映画向きの小説のように感じる。
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No.90:
(1pt)

早晩消えていく作家さんだろうな

ストーリー、登場人物、文体すべてがペラッペラ。
推敲もなにもなく、おもいついたことをそのままスラスラ書いていったかのよう。
と、いうかきっとそれに近いんだろう。

喋り言葉も登場人物たちの行動もリアリティの欠片もなく。
恐らく描きたがったであろう情報がひとり歩きするメディア社会の恐怖も、まったく恐ろしく感じられない。
とにかく描き切れていない。大体そのテーマも手垢がつきまくっているというか古臭いし。

湊さんはモノローグ形式で物語を進めていく術しか持ち合わせていないのか、それにしても
セリフのひとつひとつがヘタクソすぎ。そんな喋り方する人間いないでしょう。
田舎の老人たちが喋るステレオタイプの訛りも失笑もの…。

似たような構成で描かれた宮部みゆきさんの「理由」なんかは惹きこまれるものがあったけど。

ペラッペラで単純な内容が2時間程度の尺にハマりやすいためか、映像化が多い売れっ子作家さんだけど、
どこかで覚醒されないと、早い段階で誰にも支持されない作家さんになってしまうのでは。
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No.89:
(1pt)

推理小説だと思わない方がいいです

事件に関わる人達の証言をインタビュー形式で浮き上がらせる、
それは手法として普通にあると思います。

でもほとんどが登場人物の関係と環境についての説明に終始して
おり、それに対して殺人事件についての解決部分は、一般の人が
ニュースを通して知る情報程度しか書かれていないので、
ある意味ビックリしました。
タイトルから推理ものだと思っていましたので。
そうじゃないんだと最後まで読んで、どうにか納得。

会社内のOLの軋轢の話なので、共感する方もいらっしゃる
かもしれませんね。
にしても浅いので、映画や2時間ドラマになったのを観た方が
面白いかも。
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No.88:
(1pt)

陳腐で薄っぺらい

井上真央が主演で話題になった映画だけど
原作のあまりの酷さにビックリ。
本書の8割が、容疑者と思われる人物について語る、
同僚や幼馴染など周囲の証言で成り立っているのだが
これが全部口語で書かれている。

例えるなら
「マジですか?でも、それって確かにそうだったかも」
といった陳腐な独白ばかりがだらだら続くのである。

口語であっても、それがリアルな話し言葉であれば
きっと共感できたかもしれない。
作者としては、すべてを口語スタイルにすることによって
読者により深い共感とリアリティを与える狙いだったと思うが、
10代の子供ならいざ知らず、大人にこれは通用しないだろう。

というのも、口語の作者のセンスが致命的。

「イマドキの20代がそんなセリフ吐くだろうか?」
「こんな証言の仕方ってあるんだろうか?」
と、とにかくもう嘘くさく芝居がかっているため白ける。
「いかにも」な感じが濃厚すぎて、これは大失敗だと思う。

あまりにも芝居がかった証言のため、
この周囲の人物像にまったく共感ができず、リアリティが薄い。
あくまで一人でベラベラしゃべっている言葉のみで
この独白している状況も解り辛い。

ここで、証言者について外見だったり多少の内面だったり
様子や表情なども織り交ぜて書かれていれば
より情景が浮かんだだろうに、手抜きとしか言いようがない。

そんな風な稚拙な独白シーンばかりで無駄にページが進み
途中まではそれでも、「どこかで物語が盛り上がるはず」
「これはあくまで前フリかもしれない」と、なんとか読めたが、
「いつになったらアッと驚く展開になるのか」と、思っているうちに
あっけない幕引きで終了。
これには悪い意味でアッと驚かされた。

こんなバカバカしい理由が動機になるとでも?
この人物を犯人に設定するのは無茶すぎる

というラスト。
とってつけたような動機や
とってつけたような殺人の説明で
これはもう今まで読んだ殺人モノのミステリーの中でも
文句なしのワースト1。

サスペンスですらないし、ミステリーとしてもダメだし、
もう本当にすべてがグダグダでダメダメな内容。

アイディアとしては、ツイッター等や掲示板ツールで
事件を面白おかしく騒ぎたてるイマドキの世情を書き上げ、
画期的で話題作になることを狙ったのかもしれないけれど
全てが中途半端な上に、言葉のセンスが絶望的で
物語の組み立て方も酷過ぎる。

これって、そこそこ文を書くのが得意な人なら
別に作家じゃなくても書けるよね?
と、感じた低レベルな一冊。
俗なケータイ小説と何ら変わりない内容。
湊氏にはガッカリさせられた。
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4087451585
No.87:
(4pt)

新たな試み

完全に映画化されるのを前提として書かれているように感じます。
そう読めば納得できるかと思います。
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No.86:
(2pt)

微妙

さくさく読めました
が、面白いかと言われると微妙
ツイッターのやりとりはいらなかったと思います
湊かなえの作品は登場人物が好きになれないのが多く、この話の城野も好きになれません
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4087451585
No.85:
(5pt)

低評価が多くて意外【若干ネタバレあり】

この話はミステリーではありません。
また、SNSが出てきますが、ネットの無責任な大衆の暴走、という話でもありません。
むしろ身近な人・コミュニティに焦点があてられています。

話は全編を通してインタビューのセリフと記事、SNSのみで構成されています。
殺された被害者の同僚・城野がアヤシイ、
という噂を週刊誌のフリーライターが追いかけていくだけです。

このフリーライターは自己中の無責任野郎で、噂の内容の真偽を確かめもせず、
センセーショナルな方向に編集して発信していきます。
これだけだと"週刊誌なんてそんなものよね"で終わってしまいます。

問題は、インタビューを受けているのが城野の確かな知り合いである、というところです。
会社の同僚・大学時代の友人・実家のご近所…

彼らの証言は、"城野が犯人"という思い込みを前提としているため、
「あの子ならやりかねないかも。だって昔、~ということがあったから」
という、後付けの塊です。話を盛って話す、こういった部分はとてもリアルです。

歪んだ見方・盛った話は後付けなのですが、過去の出来事自体は確かにあった事を述べています。
"何割かは事実である"ということが、歪んだ発言を無視できないものにしています。

また、述べているのは一部事実であるため、同じ事実を知っている同じコミュニティの人間には、
たとえ証言者匿名の記事であれ、「これはあの人がしゃべったんだな」とわかります。

この話ではタイトルも含め、あだ名やハンドルネームなど"名前"が取り上げられており、
匿名であるようで実は匿名になりきれていない状況が出てきます。

とくに言われている側の城野にとっては、すべての証言が誰のものかわかるでしょう。
そしてどの証言も、確かに"事実"を述べており、その上で城野がいかに犯人らしいかを述べています。
(ホントは味方する証言もあるのですが、ライターが編集して歪めてしまいます。)

自分の過去から現在までのつながりある人々が、皆"あいつは犯罪者"と述べる。
自分は今までそんな風に見られていたのか、自分はいったいどんな人間なんだ、と、自分が崩壊してしまいそうです。

証言から人物像や事件の真相を形作っていくミステリーやサスペンスに対して、
この話は、証言によって、城野という人物を壊していくお話なのです。

証言を慎重に読んでも事件の真相には近づけません。
話の最初以外警察の存在が出てこない、というところがミソです。
ライターが真相に迫っているのなら、どこかで捜査中の警察と同じ場所に行きつくはずです。それがない。
つまりこのインタビューは、事件と無関係なところで無関係な人たちが無関係なことをしゃべっているのです。
匿名・ゴシップ・インタビューという非日常で、簡単に無責任な無意識な悪意をばらまいてしまう人間こそが中心にあります。
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4087451585
No.84:
(1pt)

新しいとかではない、放置

謎が謎のまま、読者に想像の余地を残して終わる…

とかでなく、まとめきれず放置した感がすごい、ひどい。

動機も「そんなことで!?」と意外に感じるよりも意味がわからないだけ。

アーティストの事故?も結局何だったの?

意外過ぎるショボい動機での殺人だったというオチより、まさかのすごい恨みあったというほうが圧倒的におもしろくなったんじゃ…

読み終わった感がなく、放り投げられて呆然、みたいに終わりました。
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4087451585

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