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白ゆき姫殺人事件
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白ゆき姫殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全183件 181~183 10/10ページ
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「贖罪」のように、一人ずつ色々な人物が事件について語っていくことでストーリーが進んでいきます。湊かなえさんお手の物ですね。 でも今回はなんといっても関連資料がおもしろい。ツイッターや週刊誌、新聞記事と本文を合わせながら読むとまた新たな発見が。 ネットで無責任な発言がとびかったり、個人情報がだだもれになったりしていくところがうまく表現されてて怖くなりました。 ミステリーとしてはイマイチですが、伏線のはりかたや、登場人物の語らせ方などは見事です。「贖罪」や「少女」などが面白いと感じた方なら間違いなく楽しんでいただけると思います。 読んでまだ一度読んだだけなので、もう一周してきます。 後味はやはり悪いですが、女性がもつ特有の心理…女性は特に共感できるんじゃないかなぁと思います。 | ||||
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実験的なミステリ長編。ある意味で湊かなえらしい作品。 本作の主題は美女OLが惨殺された周囲で、同僚の電話での会話、 週刊誌の取材などを通じて一人の容疑者に迫っていく。 基本的に「聞き手」の心理描写が表現されない、 既作「告白」などでも効果的に用いられた二人称により 構成されている。容疑者の独白もあることから「告白」に 似た雰囲気をかもし出している。 本作のミソは全体の3分の1を占める、事件関係資料。 週刊誌記者とその周辺の人々のTwitter、容疑者友人たちの Twitter、当該週刊誌、事件解決後の新聞紙など… 本編そのものがやや消化不良に終わるため、こちらで補完する ことになり、非常に実験的だと感じた。 (特に本編の週刊誌取材と、週刊誌本紙の歪曲はとても現実的だった) 表現としては面白かった。けどミステリとしてはどうなのだろう。 どう読んでも動機が弱いにも関わらず、惨殺に至る経緯の 表現があまりになさすぎるように感じた。 「世間の人たちがどれだけあの子を、おとなしいとか、マジメとか、 人殺しをするような人じゃないとか言ってても、私が話したことこそが あの子の本性なんだから、しっかり書いてくださいよ」 本文127ページより | ||||
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美人会社員が何者に殺され、その同僚に疑いの目を向けられたことから始まる、 周り(最後には本人)の証言と、Twitterらしきものと週刊誌の資料からなるミステリー。 主観だけでは「真実」は解明されない。 誰もが自己保身のために嘘をつくこともあるし、その嘘が他者の手によって、嘘が増幅することもある。 そして、一旦付いてしまったイメージは崩れることが難しい。 『真実とは何なのだろうか?』 この作品に限ったことではなく、日常生活でも考えてしまいそうだと思った。 | ||||
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