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白ゆき姫殺人事件
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白ゆき姫殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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犯人を含め様々な人物の証言と独白で構成されていて、読み進めながら謎を解く面白さはあった。 でも最後の最後で犯人が判明し、え、それで!?となった。殺した動機や心情など、個人的に一番知りたい部分がおざなりのまま終わってしまったのが残念。すっきりしない。 | ||||
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自分の理解力が低いため最後まで読んだにもかかわらず犯人がわかりませんでした。 | ||||
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OL惨殺事件の顛末を雑誌記者がインタビュー形式で明らかにする、というもの。こういう仕立て方は、露骨にも、または、さりげなくにも人の悪意を表すのにちょうど良いんだろうね。 美人過ぎる被害者に対する同僚たちの怨念が垣間見えるわけだが、女性目線の残酷さが際立っている。SNSやメディアを効果的に使っているもおもしろい。ただ、うがった見方をすると、マンネリ感を打破するための一手ともとれなくはないか。 ◯◯殺人事件というタイトルは好きではないが、本作品の展開からいってハマっていると思う。 | ||||
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カバーの表紙側が一部折り目がついていました。 "良い"ではなくて"可"の状態でした。 | ||||
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被害者の一人称語りがないのがポイントかな。 この小説の大きな論点は、個人的には3つ。 自分が思っていた自分と他人が思っていた自分のイメージの差の怖さと、 誰が何を思っているかなんて分からないけど、自分が何かを言うときは、自分なりのバイアスが図らずも入っている、という怖さ。 この2つが組合わさると、現代ではネットの力も加わって、検証のされないまま、場合によっては間違った情報がとんでもないスピードで拡散される。で、これまたとんでもないスピードで忘れ去られるけど、巻き込まれた当人へのダメージは計り知れない、という怖さ。 推理小説ではなかったけど、ああ、話題性のある殺人事件の関係者はこんな感じになるんだろうなあと思った。 | ||||
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化粧品会社の美人OLが惨殺され、事件のショックもつかの間、同僚たちの間では誰が犯人かとの噂話で持ち切りになる。犯人は誰なのか、全編、週刊誌記者のインタビューに取材対象者が口語で答える形式で、進んでいく。同じ事実も見る人が違えば180度違う意味を持つ、ということが物語の柱にされている。全体的に、同様の形式である浅田次郎の「珍妃の井戸」が優っていると思う。 しかし、週刊誌の取材に対して嬉々として勝手な憶測を語る人々の描写は大変リアル。出来事が衝撃的であるほど、「やっぱりね」と自分の理解の範疇に収めたがる人っているよね・・とげんなりした。 犯人の動機、被害者の人柄は、あまり意外性がなく、残念だった。 | ||||
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昔流行った、懐かしのゲームブックのような体裁を少し持つ小説。 小説自体の分量が、書籍のうちの2/3ほどなので、内容的には長編より薄くなっている。 後半に掲載されている資料やSNS画面(を模したページ)などと行ったり来たりしながら読み進める、実験的な作品となっているので、それを楽しめるかどうかも大きなポイントである。 綾辻行人の「十角館の殺人」以降多用されてきた「HN」の人物と実際の人物の符合を考え合わせながら読む一面も。 映画版は小説からアレンジされている面も大きく、綾野剛の役(ジャーナリスト)がかなり立ってきていた。 2017年現在、湊かなえ唯一の電子化作品(マンガを除く)となっている点も興味深い。 | ||||
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関連資料はkindle端末では読みにくかったです。 SNSの投稿画面や新聞の切り抜きはPCで見たほうがよさそうです。 人の悪意というものが巧みに表現されている。それが作者の得意とするところ。 ていねいに読み進めても良いですが、感情移入せずたんたんと読んでいくことが、 この作者の作品を楽しむためのコツだと思っています。 (ネタバレですみません) 過去の自分に対するイメージと他人から見た自分。こうも違ってくるか。 ちょっとした嫉妬や自己顕示欲から生じる小さな悪意が人間関係を狂わしていき、 つもりつもって他人の人生を破滅に導こうとしていきます。 偶然なのか、必然なのか。きっかけは何か。 SNS投稿画面で最初に氏名を書き込む人物が登場すると 「ああ、こいつが犯人で、濡れ衣を着せようとしているんだな」とわかってしまいます。 そのあとは「人の悪意」のフルコースをこころゆくまで堪能、、、となる。 作者ご自身もそれを望まれていると思いながら読み進めたところ、 最後に主要人物の一人がささやかな抵抗を試みるところで、 少々あらっぽい着地を試みたなといった感想を持ちました。 ここは登場人物全員を徹底的にどす黒く塗りつぶす結末か、本作のように若干の救いを残すか、 作者も少なからず悩まれたのではないかと邪推を楽しみました。 取材内容が雑誌や新聞の記事になる流れはなかなか面白く、 現実世界でも普通に起こりうる悲劇だと考えてしまいました。 嫉妬も自己顕示欲も、生まれながらの悪意ですら誰しも持ち合わせているはずですから。 | ||||
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私これ好きだ、きゃっきゃして読んでしまった、とくにこの最初の子、情報通って言うのか、お気楽組って言うのか、他人事みたいにペラペラペラペラ。顔も想像できたし、テレビにでてる、誰とかちゃんみたいな、話し上手の・・・・ってか、なんか誘導してるし・・・わたしがいつも見ているワイドショーのそれまた裏幕、当事者、(内部者)だし、詳しいわけだし・・・そこそこ小器用で、職場で、飲み会で、居て楽しいような子・・・それでそのあと、なんど話を焼き直されて誰かれ話しされても、飽きなかった・・・なんて私だ。 この後まだ、どんでん返しされても、まだ着いていく・・・みたいな、これほんとなのかなって・・・・、きょうニュースでやってる事件の顛末ももっと信じらんない。どんどん信じらんない・・・・・。もの書く人ってやっぱすごい・・・。 | ||||
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湊かなえの作品をあまり読んだことがなかったので、彼女のスタイルなのかは わからないが、本作は登場人物同士の会話はほとんどなく、 インタビューや手紙などの形で、一人ずつが一人で話を進めるという、 あまり見ないような方法で話は進んでいった。 ミステリーとしての内容もさることながら、メディアの報道の歪みや不確実性、 さらにはSNSが普及した現代ならではの情報の怖さが強く感じられた。 悪気はなくとも、安易に誇張され本来の意図とは異なる捉え方をされ、 それが広がるにつれて事実との乖離がますます大きくなっていく。 そんな現代ならではの怖さをこの作品は描いている。 なにより、自分が登場人物だったらこんな行動や証言をしてしまいそうだなと、 極めて現実的で人間的なキャラクターばかりで、展開には納得させられたが、 真犯人が暴かれるまでの展開は少しあっけなく、もう少し予想を裏切られたかった感は否めない。 しかしながら、現実にも起こりうるような、極めてリアリティに満ちた作品であることは間違いなく、 最後まで一気読みしてしまったほど面白い作品なのは確かである。 | ||||
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映画は公開時にすぐ見まして、帰宅後amazonのレビューを確認。 「読むまでもないかな」とその時はスルーしたのですが、この度湊作品をいくつか読む中でやはり読んでみようかと。 まぁ思ってた通りなのですが、ツイートや雑誌記事のカットインなどは紙媒体は不利で 映像作品には敵わないな~という事。それと映画はキャスティングもまぁ良かった。 最後に真犯人が捕まる流れも、映画の方が解りやすかったですしね。 そもそもこの本は、映像化前提で世に出たのかも。 ちなみに、個人的に映画化が「良かった」と思ってる作品は、 国内だと『グラスホッパー』、『脳男』、海外だと『輪廻の蛇(→ファイナル・デスティネーション)』。 | ||||
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ネットの悪意と集団心理がテーマのミステリーということで興味をそそられたのですが、驚くような仕掛けもなく淡々と物語は進み、真犯人が明らかになってもフーンとなってしまいました。各々の登場人物が記者に話しかける体で終盤まで話が進むのですが、記者は一切喋っちゃいけない謎ルールがあるので、ベタベタなコメディや漫才の様なちょっと不自然なセリフが散見されます。わざわざ画像付きでマンマロー(ネット掲示板)でのやりとりが載ってたりもするんですがなんとも陳腐でした。 | ||||
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みんなが証言する「容疑者の女」像が、面白い。 形としては、「藪の中」スタイル。 だらだらと語られる証言は、 宮部みゆき作品のようなきっちりとした伏線でもなく、 登場人物たちの背景・心理を描写しているわけでもなく、 ただひたすら冗長。 読む側は、無意味な労力を使わされる。 それがまた、ネット世代の作品という感じもする。 というか、 ミステリー好きな人だと 真犯人は最初からわかるだろうから、 オチにハッキリ書かなくても良かったんじゃないかと思った。 登場人物たちの名前がミソになっているのが コテコテすぎとは思ったが、面白かった。 | ||||
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コンディション【非常に良い】だったんですが、冒頭~50ページまでカド折れガッツリ入ってました。読めないことは全然ないので気にしませんが、【非常に良い】を期待していた分、残念に思いました。 | ||||
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ミステリー作品としては、皆さんなかなか辛辣なレビューのようですね。。 とはいえ、やはりこの小説の醍醐味というか、 ポイントとしては、twitterのような短文投稿(劇中では、マンマローというサービス)を 物語に取り込んでいるという事、これに尽きます。 最近は、実際に起こる事件について、 マスメディアは手に入るのならば、必ずと言っていい程、 当事者のFacebook投稿や、LINEメッセージなんかを取り上げます。 ミステリーに欠かせない、登場人物の証言というのは、 “語り”によって、「」付きで記されるものですが、 やはり今起こるべき事件では、SNSも証言として登場すべきなのかもしれません。 事件目撃者・当事者の証言というのは、そもそも、 限定的な視点からの情報だったり、真犯人の意図的な情報だったりします。 そんな性質は、SNSとも類似性がありますよね。 今回は、SNS部分は物語が終わった後に、エピローグ扱いとなっていますが、 物語とリアルタイムに同期したものが良かったかな。 | ||||
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化粧品会社社員の凄惨な殺人事件。 貴社の赤星が調査を進める中、浮かび上がる容疑者は同僚だった。 著者らしく、多くの登場人物の視点から描かれる連作小説。 真犯人・その動機も意外なものではある。 このことを含め本小説を楽しめるかどうかは、 充実した後半の付録群を楽しめるか次第。 付録群への高いこだわりは理解できるが、 正直自分はそこまで楽しむことはできなかった。 この付録群を読むと、極めて映画向きの小説のように感じる。 | ||||
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即物的に頽落した社会がつくる影は、俗情と自己本位と【傍観者】意識の醜塊だ。いまや社会には、匿名多数の【傍観者】が、無数の影のバラバラな集団のように存在する。 communication tool の肥大化・遍在化が、社会に隠棲していた匿名無数の【傍観者】の存在を炙り出したのではない。 communication tool の肥大化・遍在化という新たな事態が、それに応じた新たな【傍観者】を創り出したのだ。 【傍観者】は、【当事者】として【当事者】性を引き受けることを可能な限り忌避する――自己本位の生活圏内に局限した範囲に於いてのみ否応なしに【当事者】である――。 meta level から object level を鳥瞰し、恰もテレビの視聴者のように、情報化された【当事者】の生を(他人事としてというよりも)商品として消費したがっている。物陰に潜んで、【当事者】の出現を手ぐすね引いて待っている。【傍観者】の眼差しの乱反射に晒されて、【当事者】はその存在の陰翳を失う、則ち断片化され尽し全体性は跡形もない、記号の骸となる。【当事者】は【傍観者】にしてみればただの商品である。消費され飽きられてしまえば、それで使用価値は尽き、忘却の内に捨てられるだけだ。そして【傍観者】は communication tool の背後に身を引いていく。【傍観者】にとって最も忌避される事態は、「自らが meta level 語る側 眼差される側 【傍観者】 から object level 語られる側 眼差される側 【当事者】 へと転落する」ことだ。結局は、遍在化した communication tool の下で、自己意識の闘争を反復しているだけだ。 さて、現代社会の構成員は、媒体を介した関係領域に於いては飽くまで【傍観者】の位置取りを守ろうとするとしても、直接的な関係性の内に在っては【当事者】たることを引き受ける、と云い切っていいだろうか。不可能な直接性を求める実存の重さに耐えかねて、如何なる他者に対しても【傍観者】という在り方でしか関係できないことに居直っていない、と云い切れるか。媒体が遍在化する情況にあって自我の内に於いても不可避的に【傍観者】意識が肥大化していく中で、一つの点としてでも【当事者】性を引き受ける覚悟を手放さずにおれるか。 この物語では、【当事者】の自己像すらも曖昧にさせてしまう媒体の怖さも描いている。 「みんな、一人目の証言者になるのはイヤだけど、二人目以降なら気にならないみたいね」 | ||||
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思ったより がっかりでした。 新しい試みなのか SNS 風のやりとりが あって それが なんかわざとらしい 会話なのが この話を 安っぽくさせてるような 気がしました。 湊 かなえなら 夜行観覧車の方がいいです。 | ||||
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なんていうか最後の展開にあまりついていけませんでした。 でもこういうスタイルは新鮮でした。 | ||||
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読みすすめるうちに納得はするのだが、なんの変鉄もない感じで少々残念。 ある会社の美人OLが惨殺死体で発見された。 犯人として疑われたのは、同じ部署の地味なOL。 同僚、同僚の知り合い記者、地味なOLの出身地の人間たち、旧友、それぞれが憶測と噂話で犯人として決めつけていく。 そして、親さえも。 SNSや憶測に振り回される人間たちの、奇妙で滑稽な言い草が可笑しい。 | ||||
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