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長恨歌
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長恨歌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 61~66 4/4ページ
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馳星周のデビュー作「不夜城」(角川文庫)の完結篇。前2作はスピーディなストーリーテリングでぐいぐい読ませたが、今回の話はどこか破綻が生じているような気がしてならない。東野圭吾の「白夜行」(集英社)のように敢えて真相は語らずに状況証拠みたいなものを積み重ねて、読者に何が起こっているのか、その真相を想像させる仕掛けがとられているものの、それがうまく機能していないのではないか。それはなぜかというと、とどのつまり大味な展開だからだ。もともと暗黒小説なので登場人物たちが抱える深い闇に共感するのは難しいし、幸せな結末が待っている訳ではないことは了解済みで読み始めるのだけれど、処女作、第2作にあった有無を言わせぬ物語の力を感じることができなかった。残念! | ||||
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電車中吊りでこの本を知りました。 不夜城。 圧倒的なリアリティであっという間に物語に引き込まれていった。 鎮魂歌。 不夜城よりもドス黒くエグく、読み応えのある作品であったが、最後はやはり健一と偉民が暗闇で様子をうかがっている。 なぜこいつらが!!こいつらだけが!読後のもやもやが残る。 鎮魂歌まで読んだら完結編は読むだろうな。 さてどんな話であろうか・・・健一と偉民にはドブをはいつくばってほしいのだが。期待が募る。 未読なので★ひとつ | ||||
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劉健一があまりにスーパーマンになっているのと、話全体がかなり派手で映像化を前提にしているのかしら???と勘ぐってしまうくらいリアリティーに掛けます。また小文がどうして健一にあこがれるようになったかも全然分かりません。結局人物描写が非常に薄いので、派手なアクション映画のように読み終わったあと何も感じませんでした。あえていうなら、健一が最後に小文と阿基に対してとった態度が、まだ人間味が残っていたことを示しているのか、単におちとしてこれしかなかったのかが気にかかります。いや、スーパーマン健一はこれすら策略だったと解すべきなんでしょうね。。。色んな点で本当にリアリティーがなく、僕には面白くなかったのですが、アクション小説としては標準レベルは超えているのではないでしょうか??? | ||||
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不夜城の完結編となっている本作品。 当然のことながら、一冊目の衝撃を期待して読んでみました。 評価のほどは…★印の数をを見てください。今回は、馳氏に期待する「超リアリティ」がやや弱い気がします。 もちろん、それぞれの感じ方によるのでしょうけどね。 劉健一を取り巻く人物の、精神的描写が多く 派手な「ドンパチ」を期待していた僕は、時間がかかってしまいました。 当然のことながら、馳氏特有の裏切り・欺きは健在です。 むしろ、オトナな人々にこそ楽しめる作品になっているのでしょうね。 ともあれ、一晩で読了してしまったのは事実です。 他の皆さまの意見も聞いてみたいものです。不夜城ファンならば、結末を見る(読む)べきでしょう。 | ||||
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日本のヤクザ、台湾人、出身地別の中国人で分裂し、群雄割拠の歌舞伎町、そして彼らは、歌舞伎町だけでなく、日本の都市へ広がっていく。主人公は、秘密を抱えた中国人。自分の親分がヤクザと一緒に殺される場面に出くわした主人公は、ヤクザに脅され、親分の復讐を誓い犯人を追いかける。中国人組織間の対立、日本のヤクザとの対立、そして主人公の秘密を握る麻薬取締役官。その危うい均衡の中で、主人公は犯人を探し出せるのか。そして、犯人の狙いは。それに重なる主人公の過去。主人公は、「救い」を得ることができるのか?主人公は、犯人探しの途中で、劉健一と出会います。劉健一が、こうなったのかぁ(その怪物ぶり)というのが読みどころの一つです。筆者の昔の作品に比べ、主人公等の感情が前面にでるのではなく、ストーリー性が前面に出ているような気がします。テンポもよいし、謎も、主人公の運面も気になります。そして次々と発覚する裏切り。・・・途中で読むのをやめるのが、難しい本でした。 | ||||
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圧倒的なラストだった。 劉健一が何を考え、どうしたかったのか。 それがラストのシーンで全て分かる。「不夜城」「鎮魂歌」と続いた本作は完結編。 本人は続編を書くことに乗り気ではなかったらしい。 しかし、全ては私達読者のために書かれた本作。 何よりも、プロ作家としての「馳星周」の力量、根性に圧倒され、気付いたら読み終わっていた。 あまり、癖は強くないが、完結編にふさわしいラストだった。 「今」の馳星周を堪能するにはもってこいの作品。 次回の「弥勒世」が待ちどうしくなってきた。。。 | ||||
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