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(短編集)
花まんま
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花まんまの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 1~20 1/5ページ
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花まんま、沢山いろんな人の本読みましたが最高に良いです。 | ||||
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良品の評価だったので購入しました。 ちょっと角が擦れた部分があるだけで 全く問題ありません。 | ||||
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内容は見てないのでわかりませんが、母が喜んでたので星4です | ||||
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六篇の短編小説集、それも色とりどりの味わいのものであれば、たいていは一篇か二篇は好みから外れるものがあるものだ。しかし本作にはそれがない。もちろん気に入り度合いに差はある。しかし六篇どれもがそれぞれの味わいを持ち、心をざわつかせる。 人の世の罪、穢さ、不条理、弱さ、哀しみを見つめつつも、どこか救いのあるストーリーが、猥雑で濃密な空気を持つ大阪の町の風景の中に展開される。大阪の町らしい温かみとユーモアも感じられた。'60年代に少年時代を過ごした私にはどこか懐かしく、過去にタイムトラベルしたような気分で読んだ。 差別される側の弱者、差別する側も弱者、それを克服し跳ね返そうとする強さと負けそうになる弱さ。差別に対する作者の視点は心の柔らかい部分に沁みる。 | ||||
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こんなジャンルの小説があったとは。 楽しめました。 | ||||
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人間のドロドロした部分が比喩や登場人物の会話の言い回しなどで表現されてて、どんどん魅きつけられました。避けることのできない、人の死、 また、普段見過ごしてしまっていたこと、読んでいて、ゾクっとするところが沢山描かれている、というより、つぎからつぎへと溢れるように描かれていました。 電車の中で、読み切ってしましました。 | ||||
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タイトルの花まんまはよかった 好きな作品とそうでない作品と差はあったが全体的に心があたたかくなる短編集 | ||||
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TVの"昨日公園"をキッカケに読んだ口です。 狂言回しの女性が出てこないところ以外、全体的な雰囲気が漫画の"アウターゾーン"によく似た印象。 作家さんの心根の優しさが感じられます。 | ||||
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物語の時代より後の世代であったこと、大阪とは無縁であることから、時代背景には共感出来るものはありませんでした。霊、転生、死などがテーマになっていていますが怖い話ではありません。読後は心温まるような哀しいような不思議な気持ちにさせられます。心がざわつく。そんな一冊です。表題の花まんまが一番のお気に入りです。初めて読む作家さんでしたが本作が良かったので、「わくらば日記」も購入しました。 | ||||
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私も昭和の時代に幼少期を過ごしたので、時代背景が懐かしい小説でした。 | ||||
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直木賞受賞作。不思議な話の詰め合わせ、という私の好きな路線なので読んでみた。確かにこれはフジテレビ系列のTV「世にも奇妙な物語」と同じ路線である。かなり良い。 六つの掌編からなる。どれもこれも甲乙つけ難い出来だが、個人的には第一話「トカビの夜」の物語設定がとても気に入っている。東宝映画「怪獣総進撃」が封切られた頃の大阪。ゴジラやラドンという怪獣たちが大きな役割を果たすのがまず良い。 そしてパルナスである。あのどこか物悲しいCMソング、小説では「既に一部の人しか」と書いてあったが、私は今でも歌える。本当に懐かしい。あの時代特有の空気感のようなものが、この小説には行間にたっぷりこめられている。 それ以外のお話もかなり良い。そして、最も出来が良いものを選べと言われれば、やはりタイトルにもなっている第四話「花まんま」であろう。話の展開や物語の設定、登場人物、エンディングなど完成度が一番高い。第六話の「凍蝶」も最後に胸がキューンとなる話でとても好きだ。この作家、ちょっと注目である。 | ||||
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市井の人々にスポットをあてた日常における不思議系の短編集。 怪異譚とまではいかない絶妙のバランスが特徴的だろうか。どの作品も昭和なノスタルジーが漂っている。泣けはしないが、ほっこりとも言うべき良いお話が多い。 死に際して苦しむ人々へ言葉によって安楽死をもたらす老婆「送りん婆」、孤独な少年が出あった女性への思慕「凍蝶」がオススメ。本作品集の中では不思議系から外れるが、「凍蝶」のせつなさ加減にややぐっとくる。 生まれ変わりもののタイトル作を読んで、花まんまの意味を理解した。【直木賞】 | ||||
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不思議な世界に吸い込まれていく感じで、よかったです。しばらく他の作品も読んでみようかと思っています。 | ||||
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遅ればせながら、かわいい題名に惹かれて購入。すぐに『花まんま』から読みましたが、なんか泣かせるほどいいじゃないですか~!最初は知らない作家さんだったので、期待していなかったけど、アマゾンレビューがいいからこれはいいかなって読みましたが、どれも楽しく読めました。最近ようやくわかったことは、えらい先生方の書評よりも、アマゾンレビューのほうが絶対だってことです。ただ読書には好みがありますから、それは仕方ないとしても、先生方は絶対に人の作品を悪く言わないので本当はどうなんだかわからない。これからもアマゾンレビューを見ながら本を選びます☆ | ||||
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さすが短編の名手。6編がすべて異なる色を出している。 「不思議」は今回もふんだんに出てくる。 「トカビの夜」のチェンホ、「妖精生物」の謎の生物、「摩訶不思議」の 葬儀での出来事、「花まんま」の輪廻転生、「凍蝶」のリュキュウアサギマダラ。 怖いモノというより、不思議は読者に哀しみや感動を与えてくれる。 怖いのは時折あらわれる人間の業だ。 「自分と異なるものをむやみに低く見て、安っぽい自尊心を満足させる精神」 だったり、「すべてを捨てて新しい世界」へ行ってしまう親であったり。 それは本来無垢である子供社会にまで、暗い影を落とす。 朱川作品のテーマでもある「死」は本作でも身近に扱われている。 だがそれによって「生」がより活き活きと浮かび上がる。 しかし、今回も細部まで緻密に描かれた背景は見事である。 「近所」がまだ機能していた時代。昭和のノスタルジーを十分に 感じさせてくれる。 | ||||
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「パルナス」という関西のお菓子メーカーをご存じだろうか。昭和40年代の初めから中頃、日曜の午前のアニメ番組にパルナスのCMが流れていた。パルナスのCMソングは何とも物悲しくて、切なく耳に強く残るのが印象的であった。何十年かぶりにパルナスの文字をこの文庫本に見つけ、懐かしさがこみ上げた。 宝物をようやく見つけた気分で一気に読み切った。昭和40年代の大阪を舞台にした子供目線の怪奇な短編小説。子供目線の小説で真っ先に思い浮かぶのは重松清さんだが、子供から見た独特の世界観と巧みな描写は、重松さんをも凌ぐ表現力を感じた。 どの作品も摩訶不思議な世界へ導いてくれる。子供に手を引かれて誘い込まれるような気分になる。ありそうでありえない話の中に、子供の頃に感じた切ない気持ちが充満しており、「こんな気持ちになったよね」と深く共感する。共感は読者の喜びに変わる。 共感の中でもっとも心に響いたのはやはりパルナスが出てくる「トカビの夜」だ。思わずCMソングを口ずさみ、さらに深く懐かしい世界に入りこめた。同年代の作者の心憎い気づかいに強く感激した。 子供の頃に味わった感覚はどれも複雑で表現しにくい。そんなに難しく生きていたわけではないのだが、恥ずかしさと情けなさと意味のわからない夢中さの持ち込み先に困っていた。このような独特な子供ワールドの描写がどれも的確で、朱川作品の世界観にどっぷりとはまってしまった。 朱川さんの作ったワナに見事にかかったけれど、何だか楽しい気分が土産になった。昔よく遊んだ従弟にこの本を紹介して、久々に語り合いたい。 | ||||
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見えなくなってしまっていたものに 気付かされたり、懐かしいものに思えたり… そんな心をいつにまにかとり戻してくれる本です。 生と死について考えさせられる話もあります。 怖さや生の重たさも…。 死の意味も最後に知ることとなるでしょう。 本の中で流れ出す昭和の時代を描かれていながらも 不思議な世界へどんどんとひっぱりこまれてしまいます。 純粋に不思議ワールドを楽しみながら 読むことができました。 | ||||
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この作者の作品は始めて読んだ。変わった感性を持っている作者だ。決して特別な世界を描こうとしている訳ではないと思うが、何と言うんだろう、世界が少し捻じれているんだよね。だから、普通なら見えないものや感じられないものが見えて来る。この日常の中に潜む小さなブラックホール。余りに小さくて、この世界には何の影響も及ぼさない特異点を感じつつ作品を読むと言う不思議な体験をすることが出来た。これからも読んで見たいな。 | ||||
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いや~、この小説、短編ながらも無駄な表現や箇所がなく 何だか、こんな体験をしていなくても『懐かしいなぁ~』って思いながら読めたし 読み終わった後、温かい気持ちになれる小説で、 絶対にオススメだと思えた! | ||||
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花まんまには参った。生まれ変わりなど、信じない僕だけど、読み進むうち、信じたい気持ちにさせられる、本当に切なくなる作品です。 | ||||
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