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魔性の子
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魔性の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 61~80 4/7ページ
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十二国記シリーズは以前に読んでいて、この本は前々から読まなくては・・・・と思っていたのですがなかなか手に取ることができませんでした。 戴の国の泰麒が行方不明になってからどうなったのか・・・?泰王は・・・? まだ、すべての謎が解けてはいないのですが、泰麒の帰還が描かれていて、十二国記の別の話慶国の陽子とは違う物語展開にちょっと、ワクワク・・・、久しぶりに十二国記の世界に浸れました。 | ||||
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十二国記を読み始めた。 物語の序章たる本書、暗く、救われない事態は加速度を増し、終始喪失感に満ちている主人公の少年高里と彼を救おうとする広瀬・・・。 これでもかと描かれる人の業の醜さと転がり溢れ出る死体・・・。 象徴的な言葉、「人は獣ではない。獣でないだけ不純で醜い。」 そして、最後に訪れる高里の覚醒と語られる異境の世界・・・。 正直、読んでいて辛い時があった。 私は作家を知らないので、ネガティブで残忍な表現に終始する人だったら嫌だなと思ったのだが、次の「月の影 影の海」が痛快だったので、私なりの懸念、救われない表現で放り投げていないか、が晴れて良かった。 後々読み返すと、壮大な序章として、更に面白みが増すかもしれないと思う。 楽しみだ。 | ||||
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魔性の子が十二国記の始まりだとするとなんて偉大な作品かと、思わずうなります。 ヤックデカルチャー!(わかる人だけでいいです。) 魔性→十二→魔性→十二この繰り返しのになります! 逃げられません!なぜなら魔性なので! | ||||
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現在の世界に戻った泰麒のことがずっと気になっていました。それがまさかの第一作目に書かれていたとは知らなくて・・・。確かにちょっとファンタジーというよりは怖い感じはしましたが、とってもおもしろい作品でした。私は最後に読んだ作品になりましたがそれでも充分に楽しめました。 | ||||
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十二国記シリーズの外伝的位置付けですが、最初に発刊された作品とのことです。本編第二作である『風の海 迷宮の岸』と同じ場面から始まります。舞台は十二国ではなく蓬莱国(日本)です。そのせいか、全体的に暗い印象の話です。泰麒が記憶を失って蓬莱国に戻ったいきさつも、戴国で何が起きているのかも、最後まで明かされません。そちらは本編第五作『黄昏の岸 暁の天』に書かれているようです。 | ||||
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旧作は十二国記を読む前だったので?がいっぱいのおどろおどろしい感じでしたが、今回はストーリーを知っているので切なさが募ります。怖くないから是非読んでほしいです。 | ||||
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「十二国記」は小説全巻を読破し、アニメも見ました。 それらの内容を知ったうえでこの「魔性の子」を読みました。 「十二国記」を知っている人には主人公の苦しさの意味が分かるでしょうし、 「十二国記」をまだ知らない人には、主人公はいったい何者なんだ? という疑問がわき出てくるでしょう。 ただ、本の内容としては少し重い感じがしますね。 個人的に「十二国記」は好きなのですが その「重い」感じがあるので評価は4とさせてもらいました。 | ||||
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NHKのアニメを見ていましたが、新潮文庫から十二国記が新装発売されるということで本で読んでみようと思いまずこの作品を読みました。ちなみにタイトルに「十二国記」の文字が出ていない版です。 正直この作品単体だけなら訳が分からず、かといってファンタジーホラーとしても全く怖いものではありません。「屍鬼」と同じように徐々に謎は解けていくのですが、「屍鬼」と違うのは怪異の正体が全くボヤけたままであるということです。いろんな単語が出てくるのに最終的にその全ての謎が解けるわけではありません。 ただ、これを十二国記のエピソードゼロとして読めばお馴染みの単語が徐々に出てきて「来た来た」という感じで楽しめます。私もアニメ版の知識があったので楽しめました。しかし知らない人は何これ?で終わってしまうかも知れません。例えば、主人公の高校生がなぜ同級生にひざまづけなかったかという場面なんかは十二国記の知識があればニヤリとできますが、そうじゃないとハテナのままですから。 これから読む人はあくまで十二国記の序章として本作品を読むことをおすすめします。 | ||||
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十二国記シリーズをこれから読もうという人は、この本から読んでください。 そして、その他の本を読み終えてから、もう一度読んでください。 この本についての印象がガラッと変るはずです。 十二国記の世界観を知っているのと知らないとでは、この作品の主人公や彼の周りで起こる事件のとらえ方が違ってきます。 知らないということがもたらす恐慌、知っていることでわき上がる同情や慈悲。 知識が人に与える影響の大きさについても考えさせてくれる一冊です。 | ||||
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十二国記をしらないまま読みました。 シリーズのスピンオフということでしたが、 予備知識がなくても十分に楽しめる作品です。 ただ、かなりの数の人が死ぬので、 そういうのがきらいな人には抵抗があると思います。 ラストも結果的にはスッキリとしたものではありません。 でも、私はこの作品を読んで十二国記に興味を持ったので、 これからシリーズを読み進めていきたいと思っています。 | ||||
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『十二国記』全シリーズを読んだあとで、再読しました。『黄昏の岸・暁の天』と対をなす、蓬莱がわ(現実の日本)での物語です。以前に読んだときにはあまり気づかなかった、含蓄深い点を三つあげておきます。 まず、高里に少しでも悪意や嘲弄を見せた旧友らが重傷を負ったり、怪我をしたりする。その度合いがどんどんエスカレートしてゆく。祟る少年としてマスコミでも話題になってしまい、マスコミの記者にもその災いが及ぶようになり・・・という、このホラーの増幅のしかたが実にうまく、酸鼻な描写もところどころありながら、ぐんぐんと物語の流れにひきこんでいきます。このリズムというかテンポ感は天性のものだという気がします。ホラー作家としての小野不由美の真骨頂が発揮されています。 そして二つ目は、アニメでは杉本という少女キャラクターに託されましたが、「ここは自分のいる世界ではない」という疎外感をいだく青年広瀬が、高里を理解しようとするなかで、しだいに共感から自己投影へと彼に依存してゆく心理的な動きが、興味深いです。 憎悪や怒りを全く持たないかのように恬淡とした高里は、回りの人間をいらだたせ、彼らは高里を鏡として自分の内面をさらけだしてしまいますが、広瀬もまた、高里は実は怒りを抑圧しており、それが超能力のようなものとなって「祟り」を起こしているのでは、と疑います。そしてそうでないことを知り、自分との差異に打ちのめされる・・・。しかしこの副主人公の生き方はある意味で誠実であり、理想主義的で、ひょっとしたら、将来「鈴」のように向こうへ渡ることもありうるのでは、という予感も抱かせられました。(本作だけでは彼の生き方は完了していないような気がします) それから三つ目ですが、『十二国記』読者として、再読すると、何度も出てきて気になったのは、「ここ(現実の日本)は違う世界なので、ものの姿がゆがんでしまう」「本来の姿でいられない」という十二国記がわの存在の言葉でした。景麒も陽子を捜しに渡ってきたときには、「自分がゆがんだものになってしまう。確固として在ることができない」「世界がわれわれの存在を拒む」「影のように不安定になる」と言っていました。(『黄昏の岸 暁の天』)。 この世界では、高里を守護するものたちが異様な存在になり、暴走してしまい、探しに来た廉麟も幽霊の女のように見えます。このあたりがただのホラーではなく、二つの世界のありようを暗示していて、『十二国記』の世界とははたして何だったのかを考えるヒントにもなっているようです。 ともあれラストは、本作だけでは何か完了しきっていないような、より大きな物語の前奏曲がとどろくような終わりかたです。これを読んだあとで、本編シリーズに入ると、十二国の立ち位置がさらにリアルになってくると思います。しかし、ホラーとしても秀逸作であることは疑いをいれません。 | ||||
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5時間ほどで読めた。 屍鬼とは違い硬筆なイメージが少なかったので読書に没頭できた。 一気読みさせる作品だと思います。 十二国記はなんとなく知っていたので、現実セカイで学園が舞台なのに驚きましたが、今回はプロローグみたいですね。 内容としては、神隠し、祟り、報復がキーワードで読んでいてゾワゾワさせます。 ここは小野不由美さんの得意分野でしょうから流石です。 学園が舞台だからイメージしやすく怖さも倍増です。 騎馬戦のところとか・・ 最後はファンタジーの姿をみせてきて次が楽しみです。 この夏にオススメの一冊です! | ||||
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21年ぶりにリライトされた、十二国記のエピソード0に当たる本作品。 単語の表記や古さを感じさせる台詞が現代風に変わってる箇所があり、若い人にも読みやすくなっていると思います。 特に、橋上と高里の会話が少し変わってる箇所に当時を思い出してしまい、少々しみじみしてしまいました。 それでも時代設定はあくまでも21年前なので、昔からのファンも違和感なく読めると思います。 リライト版に新しく付いた山田先生の挿し絵にも、小野先生との息の合った仕事ぶりを感じ、とても感動しました。 このペースで出版されると、十二国記の新作は大体一年後位なのでしょうか。 リライト版の「魔性の子」を読んで、ますます今から楽しみになりました。 | ||||
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この有名な作品について、内容について今更何を申し上げることはないのかもしれません。 異界から紛れ込んでいた「異分子」たる少年と、人間でありながら自らを「異分子」でありたいと心のどこかで望んでいる若い教師。 十二国記の原点とも言えるこの作品は、恐らく誰もが幼い頃に一度は思う、「自分は本当にここにいていいのか」という問い掛けを抉っています。 まあ、少年が本当に異界からの「異分子」であるため、その問い掛けに対する回答は語られず、あくまで読者がそれぞれ考えるべきものだと締めくくられているので若干消化不良な感じは残るものの、単純にホラー小説としても楽しめるものですし、一読すべき価値はある物語なのでしょう。 ……でもですね? 読者が本当に望んでいるのは、あくまでも「十二国記」の新作なのですよ! 出版社様! 十二国記という、出版すれば間違いなく売れるシリーズの版権をゲットするのにどれだけ金を遣ったかなんて存じませんが、今更シリーズを最初から全部売り出すとか、どんだけえげつない焦らしプレイをしてくれるんですか!? 新作を買おうという人間は、既にシリーズコンプリートしているのが当たり前なのですから、訳の分からない金儲けの道を突き進んでいるヒマがあったら、さっさと新作を出版して下さい。 | ||||
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十二国記のスピンオフ作品だと知って、読んでみました。 内容は他の方が書いてらっしゃる通り。 小野不由美を知らず、十二国記だけを読んだ人にはかなり衝撃的なホラー作品になっています。 人間の心理のおぞましい部分、グロテスクな死体の描写は精神的にきます・・・ ホラーが苦手な人は読まない方が賢明。 もう一度読みたいとは思えませんでした。 大体の内容が知りたければ、ウィキペディアで良いかも^_^; | ||||
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十二国記のアニメをみて夢中になりました。最初にこれを読んだほうが良いと書いてあっったため、購入。 ホラー小説なんですが、まがまがしさが夢に出てくるほど。描写もこまかく、差し迫ってくる殺意も怖かった。 読んでよかった。 | ||||
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いまや和製ファンタジー小説の大御所となった感のある小野不由美のホラー・ファンタジー学園小説(?)。 関わると「祟り」を起こすと噂される高里という少年に、教育実習生の広瀬は妙な親近感を覚える。だが、実際に高里に関する「祟り」が次々と起こるのを目の前にして……。 先輩に薦められて読みました。 元々、小野不由美さんの作品が苦手だったのですが、これは普通に読めました。でも、普通止まり。 決して悪いできでも内容でもなくむしろ面白いと思ったのですが、全然別の話とリンクしているらしく、その部分がまったくわからず個人的に納得できませんでした。 シリーズ通して読んでる人なら絶対面白いだろうという自信はあります。が、シリーズを知らない人には「なんだ、そりゃ」なんではないでしょうか。 いや、本当にそれ以外の部分は面白いんですけどね。 | ||||
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いまさらなんでしょうが、おもしろく、一気に読みました。十二国記のシリーズの前のに書かれた外伝。教育実習生として母校にきた広瀬は、高里という生徒に興味を抱く。小学生時代に神隠しにあい、彼に関わると祟られると噂される高里……。事件が起り、追い詰められていく。 この世界は自分のいるべき場所ではない。帰りたい。広瀬はそう思うが……。広瀬の孤独感が迫ってくるラストがなんとも言えない恐怖。 | ||||
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十二国記が描かれる前に発表された物語です。 内容は他のレビューに書かれている通り。 泰麒が失踪した後に、どのような暮らしを送っていたのかが分かりますが、あまりにも過酷で凄惨な日々です。。。ホラーとスプラッタが苦手な人には、あまりお勧めできません。私がその苦手なタイプだったので★2つです。 | ||||
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すべての始まり。 まさかこれが十二国記に繋がるとは…。 この人はホラーがうまい。 すべてが歪み、少しずつ追い詰められていく様は、秀逸の一言。 それにしても彼は、あっちでもこっちでも不幸が絶えない。 | ||||
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