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パレード
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パレードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全185件 1~20 1/10ページ
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面白いのでお勧めです。 | ||||
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コレは結構好き嫌いが分かれるのは世代が関係するかもしれません。 私自身2000年代前半に東京でシェアハウスで生活していたので、この小説の様なリアルとモラトリアムの間の様な空気感を懐かしく感じて読めますが、古臭いと感じる人の気持ちもわかります。2024年に久しぶりに読んだら少し恥ずかしいセリフや言い回しがノイズになりました。 また、ラストは初めて読んだ当初はもう少し鮮やかな印象があったのですが、今回再読するとあのラストを活かすには余りにも伏線が弱いと感じざるを得ません、あの頃はそれほど伏線を仕込む小説も今ほどはなかったのでしょうか?今ならもう少し上手く仕上がってたように思います。 とは言え、確かにあの頃の空気感をよく表現できており、いまとは違いエモに走らない群像劇はある世代にとっては確かにリアルであったとは言えます。 | ||||
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なかなか本題に入らずだらだらと過ごす登場人物たちがつらい。 出てくる単語や俳優名も古いので、今読むと痛く感じてさらにつらい。 | ||||
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職場の先輩に無理やり読めと言われて読みましたが、後悔と怒りしかありません。もう誰も同じ気持ちになりませんように。。 | ||||
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山本周五郎賞、衝撃の結末というアオリで買って読み始めて数ページ。買って後悔だし読んだ時間も返して欲しい。 これ2002年の小説なんですね。 とにかく中身が昭和かよってくらい古すぎて、2002年の時自分は中学生だったけど内容がわからないくらい古臭い。リアリティーショーだからこそ年代って大事だわ。この本わたしはもう若くないけど若い子は読んじゃダメです…。なにひとつ感情移入できないと思う笑 日常シーンからの結末は確かにああびっくりしたけどアオリもあったから想像ついちゃったし、、、何より結末に行き着くまでの日常シーンの描写が苦痛すぎて面白くなかった。面白いシーンなにもなかった。読んだ時間返して欲しい。 | ||||
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登場人物たちのキャラた生活の仕方を通して、吉田修一が抱く東京生活というものを表現している。どのキャラも典型的なタイプで、しかも普通の人よりはとんがっている。登場人物全員が、作者の東京というイメージに合致するよう作られており、ちょっと前の都会のイメージを描き出そうとしているのがわかる。ただ、ほんとうは、都会も田舎も、人間の欲望や営みに根本的な違いはないのでは。相変わらず小説作りがうまくて五つ星。 | ||||
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〇 この作者のパークライフが良いと思ったので手に取った。 〇 凝った造りの小説だなというのが最初の印象。こんな話はあり得ないだろうというのがその次に来た感じ。いや待てよ、若い人たちの陰の部分を描くことで時代を描いているのかもしれないな、というのが最後の結論である。 〇 同じアパートの5人の住人ひとりひとりが他の住人について語るという形式をとることによって、現代の若者の群像が浮かび上がる。彼らは多彩な背景を持ち性格も様々だが、同居人の凶行を何となく知りながら見て見ぬふりをするそんな希薄な人間関係を結ぶ人たちである。現代の若者はそんなものなのだと作者は言いたいようでもあり、最後に凶行を止めに入ることで、根底には深い思いやりがあり相互につながっているのだと言いたいようでもある。どちらなのだろう? 〇 小説制作技術として見るとおもしろい。第一に、アパートの住人の人間関係について、5人の住人それぞれの口で語らせていることだが、これはひとりの人物が平面的になるのを回避して深みと奥行きを生んでいる。第二に、住人によって紹介される多くのエピソードがそれぞれが孤立しているように見えて、ちょっとしたイメージ(例えば、甲州街道、ザッピング、120分テープなど)によって、お互いに喚起しあうように仕組まれている。第三に、最後に通り魔事件犯人の種明かしがされることによって、それまでは孤立したエピソードの緊張に欠ける羅列のように見えていた物語が急にかっちりとした構成を持つ全体像をみせるという仕組みになっている。 〇 楽しめた。 | ||||
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全体的に何かがある訳でもなく、最後のどんでン返しも唐突な感じで、ストーリーとしてみると、微妙だと感じました。ただ、現代の若者(と言ってもちょっとヤバめの人たち)の互いの距離感から来る雰囲気というか空気感から、何か訴えかけてくるものがあるようにも感じる。なんかそういう風な小説です。 | ||||
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あまりの酷さに、初めてレビューを書こうという気になりました。命をばかにしているとしか思えない。読後感は、怒りしかありません。床にたたきつけて踏みつけたいほど(もちろんしませんが。)。誰にもおすすめしたくない、世の中から消えてほしい小説です。文章の上手さとか、構成の巧みさとかを論じる以前の問題。作家の人格を疑いたくなる。「悪人」も嫌いだったが、やはり好きになれないことを確認する結果となった。 | ||||
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山本周五郎賞って、各紙から絶賛って何なの?と思った。 気軽には読める、それなりに面白い。 登場人物がそれぞれ、倫理観に欠けるところが多く、先のこと、周囲のことを全く考えていない。 そのような人々の気まぐれや、先のことを考えていない行動を読んでも、身につまされることはない。 尊敬すべき先輩の女に手を出した。それはあるかもしれない。でも先輩とのことをこれからどうしていくのか、そこに互いの葛藤や苦悩があるだろう。それを表現するのが小説というものだと思う。 最後の結末にしても、何故そのような行為に及ぶようになったのか、それに薄々気づいていた周囲はどのように思い、行動したのか、それを描ききるのが小説である。そして、そこに驚き、怒り、共感などを覚え、身につまされるのでなければ、駄作といわれても仕方なかろう。 山本周五郎賞の審査員、そして絶賛した各紙の力量を疑う。 | ||||
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この小説を初めて読んだのは文庫化される前でした。 それからかれこれ20年近くが経過しましたが、今でも時々読み返しています。 物語の最後にはヘヴィな結末が用意されています。多くの読者がそのことを指摘しますが、私はそのことよりも5人の若者たちそれぞれの視点から語られる東京での日常生活、これこそがこの作品の醍醐味ではないかと思っています。細部まで凝っていて面白いです。 東京で生活した経験がある人(特に地方出身者)は楽しめると思います。 | ||||
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この作家、多彩。デジタルな関係の社会と人間関係の危うさを見事に描く。吉田の視点の奥にある余裕がまた怖い。文章が上手いだけに。 | ||||
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「パレード」という題名に、色々な人と生活があるという意味をこめているのでしょうか?それを現代に暮らす様々な若い人の言動に象徴させているのでしょうか?ただ、個人的な感想では、登場人物の5人がそれぞれ性格も行動様式も違う様でいて、なんだか皆が同じ様な言葉遣いと心理を吐露している様に思えて仕方が無いのは自分だけでしょうか?特に全員が饒舌であるという点で・・・・。即ち個性の違いが響いてこないのです。「横道世之介」であんなに個性的な登場人物を創造した著者なのに。 従って、最後の妙な展開が妙に無理な、ある意味での「こじつけ」、即ち下手な荒業と使ったとしか思えません。小説としてダラダラと来て、最後におちをつけたの感です。デイズニーランドのある意味饒舌な、騒々しいパレードの最後に、お化け屋敷を出したという印象でしょうか? | ||||
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様々な内面を持ちながら普通に生きる若者たちを描く筆力は筆者ならではですが、問題の大きさに対して中途半端な小説に終わった感があります。 | ||||
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どんでん返しのある小説として紹介されてて確かにオチが読めなかったのでそこは良かったです。 しかしながら釈然としない。もうちょっと釈然としたかった。 「見て見ぬふりするのは優しさじゃなくて自己防衛かな」とわからないなりに思いました。 | ||||
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この小説は凄くて怖い。怖いのはラストのせいではなく、一体誰がこれを書いているか分からなくなるからだ。作家の筆の痕跡を全く感じさせず、それでいてノンフィクションを模倣した感じでもない、まるで自然に浮き彫りになってくるかのような登場人物の像が、不気味に迫ってきて、物凄い力で彼らの世界に取り込まれる。まるでキューブリックみたいに最高に面白く、怖い。 | ||||
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人間模様がさまざまにあり 最後の展開はビックリした ❗ | ||||
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good | ||||
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軽く読みすごすと見落とす奇作だと思う 純文学好きならかなり薦める、しかし実力派なのか自然体なのか作品の深部が分からない 内容は軽いような強烈に重いような、とにかく吉田修一作品の全般に見える読後、読中感の不気味さ 読みやすく一気読み出来ます 土曜の夕方に薦めます、読後暫く虚脱し考え込むので日曜は読まない方が良い | ||||
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友人に面白いよと言われて読んだのですが、面白かったです。 確かに、最後の展開は唐突ですし、ビックリですが、直輝が主人格で、あとの4人は交代人格だと考えると結構しっくりするんですが・・。 パレード(parade)の語源も、次から次へと人が現れる状態のことを言うようですし。 「もうみんな知ってんじゃないの」ってサトルの言葉も。 | ||||
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