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椅子がこわい
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椅子がこわいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41~59 3/3ページ
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売れっ子作家が、作家としてのスタイルを変えようと模索する時に、腰痛に苦しみ、広い交友関係を利用し、 ありとあらゆる治療を受け、最終的に心療内科で快方に向かうまでを伝えている。現役の作家自身が 思いもよらぬストレスを抱え、腰痛の治療にかけずりまわり、その地獄から生還するまでを、治る見込みのない 時から書かせた文藝春秋の商魂!も凄まじい。 西洋医学、東洋医学、霊まで出てくる。実名で著者の治療には無力だった名医たちが次々に出てくる。 作家の森村誠一さんも同時進行でおなじ治療を受け、著者とは異なり快方に向かうことも書かれている。 河合隼雄先生へも編集者を介して相談している。著者は、ネアカで、頭の回転が早く、思い込みも 激しい性質と描かれている。早口で治療者と向かい合って行くさまは、サスペンスさながらだ。 最後の最後に「心でこんなに痛くなるはずはない」と否定していた主人公が「心だから無限の痛みを 作ることができる」と、さらにネアカなはずの主人公が抱えていたストレスの存在に『気づく』。 そして、快方に向かって行く。詳細に書かれた本書で追体験することにより、多くの腰痛難民が 救われるのではないかと感じる。 | ||||
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私は民間病院に勤務する、無名の勤務医です。 多方面の検査では異常は見あたらないのに、腰痛や背部痛を訴える方に、頻回に遭遇します。 その痛みは激烈であり、時には痛みの部位が移動したりするのが特徴です。 老若男女を問わず、患者さんの数は非常に多いです。 非常に多い、という事を、特に強調したいです。 私は、本書を読んで、少々もどかしく感じました。 著者は、ご自分に合った治療法に巡り会うまで、随分遠回りをされました。 各界で名医と称される多くの医師や治療者の診療をはじめ、話が「霊」にまで到達しているのには、少々驚きました。 私なら、こういう場合は、心理的側面を重視し、懇意の臨床心理士の先生に、まず相談します。 経験から言って、時間は少しかかりますが、その方向の適した治療法の紹介で、たいていは劇的に症状が改善します。 問題は、この、心理的側面の可能性の問題を、患者さんに説明しても、なかなか信じてくれない事です。 そういう意味で、本書が世間に与えた啓蒙は大きいです。 本書では触れられていませんが、最近は、激烈な腰痛を訴えるニートの若者も激増しているとも感じます。 本書の登場以来「信じてくれる」患者さんが増えました。 信じてくれない方には、本書の一読をお勧めしているのですが、目から鱗だという反応が得られる事も多いです。 こういうケースでは、私の様な、無名の勤務医の言葉は重くはないです。 「劇場のイドラ」かも知れませんが、著者のネームバリューの持つ力は大きいです。 本書は殊の外壮絶です。 | ||||
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腰痛の原因は筋肉や骨の異常である、心身症にかかるのはネクラな人であるといった固定観念が覆されます。心の問題は恐ろしい肉体的苦痛をもたらすことがある、ネアカで悩みを自覚していない人でも心の問題を抱えている可能性があることがわかりました。 頑固者の固定観念を打ち砕く壮絶な絶食療法にも驚きました。心と身体の関係についていろいろと勉強になります。 | ||||
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自分では気がつかない、気がつきにくい心の病。 真面目で思慮深い夏樹静子さんだからこそかかった心の病気。それがまさか具体的な「激痛」に変化してはじめて気がつく。 私は同じように「ストレス」の恐さを知っているから泣いてしまった。 医者と静子さんの葛藤は凄まじい。 どうかこのレビューを読まれた皆さんにも読んで欲しい。 人の心の深さ。ありえない事が本当に起こった。これは事実です。 迷うメガネデブ | ||||
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夏樹さんの作品ですので、サブタイトルがなければミステリーだと思ってしまうけど、ある意味ミステリーかもしれません。 いくつかの病院・先生に診てもらい、一般に腰痛にいいと言われることを全部試しても改善されず、原因はご本人が最後まで信じがたかったものだったのですから。 | ||||
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さすがに夏樹さん、かなり緻密に描写してある。心因的なものでここまで腰痛が長引いたりひどかったりするとは、本人でなくとも疑ってしまうと思う。 しかし細かすぎて途中で読むのをとばしたくなってしまったのも事実である。よい医者にめぐりあえて、最後まで信じて(何度かは本当に治るのかと疑惑も生じたようだが)辛い治療の甲斐あって全快されてよかった。 でももう少し簡潔にスピーディに結末にたどり着きたかった。 | ||||
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私も腰痛で、現在も整形外科に通院する身です。 ですので、とても人ごとではなく、夢中で読みました。一つには、作家夏樹静子先生が、腰痛で休筆に至るほどひどかった ということを、本書で初めて知りました。2つには、腰痛との壮絶な戦い、人生をかけたほどの戦いの記録で、 肉体的によりも、心因的な治療が、いかに壮絶であるかを知りました。3には、人間の心と体には、まだまだ総体として、未知のことが たくさんあるということを実感しました。自分自信の腰痛体験と、本書の内容をダブらせて読まないわけには いきませんでした。驚嘆すべきは、自身の煉獄の苦しみの記録でありながら、読み物と して飽きさせない文章と、科学者のように冷静で客観的な証左の記録 も混在し、患者ながら医学的にも、同じ悩みを抱える多くの人々 に、役に立つ(腰痛への対処という面でも、患者としての症例と いう意味でも)側面の両方を兼ね備えていることです。読み始めたら一気に読んでしまいました。作家といえども、ここまで プライベートなことをあからさまに公開する、その勇気を賞賛します。 | ||||
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家内が腰痛に苦しむ中、この本を見つけた。 腰痛=骨や筋肉の異常、ととらえるのではなく、心の病気が腰痛として現れてるのではないか?考えてみるきっかけとなった。作者の主治医、平井先生の言葉の中に「痛みから逃げようとするのではなく、痛みを受け入れる、とかどこまで痛くなるか観察してやろう、というふうに考えてみる」というようなものがあった。 心身のストレスに体が悲鳴をあげてるとすればこの考え方は納得できるような気がした。病に対して視点を変えてみると、そこから治癒への道がひらけるのではないだろうか。 | ||||
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著者である夏樹静子氏は93年から凡そ3年間に渡り、原因不明の激痛で腰痛に苛まれ、その際の治療として、様々の代替療法を本書で取り上げています。そして又、本書にて励まされたのは私も決して例外ではありませんでした。本書では凡そ3年間の原因不明の苦痛の末とありますが、決して治らない病ではなく、著者の様々なチャレンジ精神の末に心療内科医師による代替医療により原因不明であった筈の腰全体が活火山の噴火の様な、又時には、何とも形容し難い気だるい筈の腰痛が解決の糸口を見出しています。又、この痛みの原因は心理的な内容のものだったのですが、心理的内容だからこそ、発生せざるを得ない激痛ではあったのですが、心身共に非常に元気極まりない筈と信じてやまない著者は、最後の最後まで実際の心療内科医師に診断されてもなお、極度の筋肉弱化と信じてやまなかった著者ではありますが、医師の勧めた代替医療により否が応でも心身相関から来ていると信じ込まざるを得ない状況となったのですが、痛みの様が、何と、私の苦痛とそっくり同じなのにはさすがの私も驚かされました。私は、元々胃腸が弱く、嫌でも心理的要因であると認めざるを得ないのですが、余りの苦痛・激痛に解決の糸口を見出せずにいた際に、この本と出会う事が出来、その結果、どう言う西洋医学よりも代替療法が有効であった事を思い知らされました。又、この本の良い点は、"決して治らない"と言う現実ではなく、"治った"と言う実際に著者の体験からの闘病を記してある点が良い点なのです。同じ様に原因不明の腰痛ならず、激痛で苦しんでいる人がいたと言う事実のみならず、実際に完治をしたと言う事実、そして、こう言う事実に励まされている人もきっと多い事でしょう。しかも、心身共に元気であると自ら思い込んでいたのであればなお更、説得力もある様に思われます。そして、著者自身の文章力。又、闘病後ではなく、闘病中に記してあるからこそなお更、痛みが切々と読者にも切ない程に伝わって来ます。だからこそなお更この本の良さが見え隠れしています。これがもし仮に"闘病後"に記していたのであれば、我々読者に伝わる痛みの程度も少し覚めている事と思われる為に、実際の痛みや苦しみよりも、もう少し和らいで読者へと伝わっていた事とは思いますが、"闘病中"に記している為に、まさしく本人が味わう如くに読者へと痛みが伝わって来る、そう言う貴重な一冊だと私は思います。これは同じ様な原因不明の激痛・痛みを味わっている方々のみならず、様々な臨床用語も多数出て来る為、医療従事者や様々な方々にお読み頂きたい一冊です。勿論の事、文字離れの進んだ方にも是非一度読んで頂きたい一冊です。それ程のお勧めの本です。著者に対しては悪いのですが、大変興味深い、非常に面白い内容の本でした。 | ||||
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著者である夏樹静子氏は93年から凡そ3年間に渡り、原因不明の激痛で腰痛に苛まれ、その際の治療として、様々の代替療法を本書で取り上げています。そして又、本書にて励まされたのは私も決して例外ではありませんでした。本書では凡そ3年間の原因不明の苦痛の末とありますが、決して治らない病ではなく、著者の様々なチャレンジ精神の末に心療内科医師による代替医療により原因不明であった筈の腰全体が活火山の噴火の様な、又時には、何とも形容し難い気だるい筈の腰痛が解決の糸口を見出しています。又、この痛みの原因は心理的な内容のものだったのですが、心理的内容だからこそ、発生せざるを得ない激痛ではあったのですが、心身共に非常に元気極まりない筈と信じてやまない著者は、最後の最後まで実際の心療内科医師に診断されてもなお、極度の筋肉弱化と信じてやまなかった著者ではありますが、医師の勧めた代替医療により否が応でも心身相関から来ていると信じ込まざるを得ない状況となったのですが、痛みの様が、何と、私の苦痛とそっくり同じなのにはさすがの私も驚かされました。私は、元々胃腸が弱く、嫌でも心理的要因であると認めざるを得ないのですが、余りの苦痛・激痛に解決の糸口を見出せずにいた際に、この本と出会う事が出来、その結果、どう言う西洋医学よりも代替療法が有効であった事を思い知らされました。又、この本の良い点は、"決して治らない"と言う現実ではなく、"治った"と言う実際に著者の体験からの闘病を記してある点が良い点なのです。同じ様に原因不明の腰痛ならず、激痛で苦しんでいる人がいたと言う事実のみならず、実際に完治をしたと言う事実、そして、こう言う事実に励まされている人もきっと多い事でしょう。しかも、心身共に元気であると自ら思い込んでいたのであればなお更、説得力もある様に思われます。そして、著者自身の文章力。又、闘病後ではなく、闘病中に記してあるからこそなお更、痛みが切々と読者にも切ない程に伝わって来ます。だからこそなお更この本の良さが見え隠れしています。これがもし仮に"闘病後"に記していたのであれば、我々読者に伝わる痛みの程度も少し覚めている事と思われる為に、実際の痛みや苦しみよりも、もう少し和らいで読者へと伝わっていた事とは思いますが、"闘病中"に記している為に、まさしく本人が味わう如くに読者へと痛みが伝わって来る、そう言う貴重な一冊だと私は思います。これは同じ様な原因不明の激痛・痛みを味わっている方々のみならず、様々な臨床用語も多数出て来る為、医療従事者や様々な方々にお読み頂きたい一冊です。勿論の事、文字離れの進んだ方にも是非一度読んで頂きたい一冊です。それ程のお勧めの本です。著者に対しては悪いのですが、大変興味深い、非常に面白い内容の本でした。 | ||||
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自分を含め、まわりに腰痛持ちのなんと多いことか! 著者は、原因不明の激しい腰痛と、それに伴う奇怪とさえ感じられるほどの異様な症状や障害に悩まされた。その挙句、「この記録はもしかしたら私の遺書となるかもしれない」とまで思いつめ、治療の一部始終を作者らしい几帳面さで記録していく。有名人だからわれわれの望む以上のあらゆる治療を試み、結果としては心身治療によって解決する。これを読めば、身体と心の関係の不思議さを改めて感じる。腰痛に悩むみなさん、一度は本書をお読みください。 | ||||
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腰痛という題材が身近で、作者もとても辛い体験でありながら、事実を描写的に簡潔に書き、それにまつわる思いの部分はさらっと書くといった調子なので、読み手としては、共感しながらさりとて、それほど重い気持ちにもならず、夢中に読み進めていけた(これは夏樹さんの文章の力だと思います)。読みながら自分が夏樹さんになったつもりで、色んな先生に治療されている気分を味わえた、登場される治療者が超一流の先生ぞろいなだけに医療関係の仕事をしている自分としては、すごく勉強になった。特にほとんど不成功に終わったケースなのでなおさらです。読み終えて、解説で関川夏央がこれは「本質推理小説」だといっているが、僕も「闘病記」はあくまで素材であり、夏樹さんは自分のことを書いたというよりは「人間」を描いた物語を書いたつもりだと思いました。 | ||||
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腰痛という題材が身近で、作者もとても辛い体験でありながら、事実を描写的に簡潔に書き、それにまつわる思いの部分はさらっと書くといった調子なので、読み手としては、共感しながらさりとて、それほど重い気持ちにもならず、夢中に読み進めていけた(これは夏樹さんの文章の力だと思います)。読みながら自分が夏樹さんになったつもりで、色んな先生に治療されている気分を味わえた、登場される治療者が超一流の先生ぞろいなだけに医療関係の仕事をしている自分としては、すごく勉強になった。特にほとんど不成功に終わったケースなのでなおさらです。読み終えて、関川夏央がこれは「本質推理小説」だといっていたが、僕も「闘病記」はあくまで素材であり、夏樹さんは自分のことを書いたというよりは「人間」を描いた物語を書いたつもりだと思いました。 | ||||
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腰痛という題材が身近で、作者もとても辛い体験でありながら、事実を描写的に簡潔に書き、それにまつわる思いの部分はさらっと書くといった調子なので、読み手としては、共感しながらさりとて、それほど重い気持ちにもならず、夢中に読み進めていけた(これは夏樹さんの文章の力だと思います)。読みながら自分が夏樹さんになったつもりで、色んな先生に治療されている気分を味わえた、登場される治療者が超一流の先生ぞろいなだけに医療関係の仕事をしている自分としては、すごく勉強になった。特にほとんど不成功に終わったケースなのでなおさらです。読み終えて、関川夏央がこれは「本質推理小説」だといっているが、僕も「闘病記」はあくまで素材であり、夏樹さんは自分のことを書いたというよりは「人間」を描いた物語を書いたつもりだと思いました。 | ||||
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他人の病気の話なんて面白くないのでは?? いえいえ、そんなことありません! 読みやすく興味深く一気に読んでしまいました。この本を読んで本当に良かった!私は健康で、「他人の痛み」が今ひとつわかっていなかった。 母の「あっちが痛い、こっちが痛い、もうだめ」というのも、義母の「最近、体が重くてどうにもならない、自信がなくなってくる、不安だ」というのも、ぼんやりとしか理解できずにいた。この本を読んで、ここまで痛く辛く絶望的な気分になるものなのか、普段だったら信じないような施術にもすがる気持ちになったりするんだ、って驚きでした。人の体と心の複雑さ、繊細さ・・・健康で平凡に過ごせることに感謝しないと、という気持ちです。 また作家の先生方の日常生活も垣間見えたり(特に女性作家がどのように家事や家族との生活と両立させているのか)、 作家としてのプライドや情熱というものに触れることができました。 | ||||
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著者は推理小説作家だが、名前は知っていたものの小説は読んだことがなかった。 これは小説ではなく、原因不明の腰痛におそわれ、治癒するまでの闘病記である。 発症し、手当たり次第に効果のありそうな治療法を試し、どれも功を奏せず、絶望的になっていく3年間が前半分。 経済的には恵まれているとはいえ、日常生活もままならない腰痛におそわれ、苦しみぬく記録である。 編集者など、広い情報網を持つ知人が多く、とにかく次々に試しては失望する。 心因性のものだろうと言われるようになったところで、ついに、心身症として治療してくれる医師に出会うのだが、名医と呼ばれるひとが次々に実名で出てくる。第3章のタイトル通り「世に腰痛者と名医は多い」のである。 何しろ、!器質的疾患ではないのだから、腰痛を治す名医では治せないのだ。 自分自身の内面にある原因と向き合い、治癒していくのだが、治療法に不信感を抱いた時のこともそのまま正直に書いてある。 書名の「椅子がこわい」は、文字通り、椅子に腰をかけていると痛みだすということなのだが、実は、椅子に腰掛けることによって引き出される潜在意識がこわいのである。 文章は読みやすい。医学用語なのか、「増悪《ぞうあく》」という語が頻出するのが目をひいた。 | ||||
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有名作家である著者が三年間にわたって苦しんだ原因不明の腰痛体験をつづった作品。内科的にも外科的にも問題は見つからないのに、なぜか心理的な側面には目を向けなかった著者だが、実はその点が解決の糸口となったというのが興味深い。 神経でなく、脳が痛がっている。それを受け入れるのが難しいのは、実は脳が身体を護っている、ということか。人間のからだの仕組みというものに驚嘆させられる。 | ||||
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この本を読みはじめてから、グイグイと惹き込まれ、読み進んでいきました。これは著者の実体験です。わたしの後に家族が読み、そして今また人に貸しています。それだけ読み応えのある本であり、自分自身の生活についても考えさせられます。著者が率直に腰痛が起こり、よくなっていくまでの体験を書いているところに好感が持てます。ぜひ読んでいただきたい本です。 | ||||
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厚生省の統計では、日本国民が今一番訴えている病は腰痛である。そして多くの他の病気と違って、病院以外の治療施設の看板を至る所で目にする。それは患者が多いからというだけでなく、簡単に治らないからというのが理由だ。著者の夏樹静子さんも、突然腰痛に襲われてから何十という治療者の治療を3年に渡り受けた。九州から東京まで飛行機で治療にも通ったり、神がかりのようなことまでした。それでも治らなくて飛び降り自殺まで考えた著者を腰痛から救ってくれたのは心療内科の医師だった。腰痛がありふれた病気と捉えられる傾向があるが、その治療はまだまだ暗中模索だということが分かる。腰痛に悩む人だけでなく、腰痛の辛さを知らない健康な人達にも読んでもらいたい本だ。 | ||||
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