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椅子がこわい
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椅子がこわいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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私もかれこれ3年ほど坐骨神経痛に悩まされており、様々な治療、ストレッチなど受けてきましたが、一瞬良くなりまたジワジワと痛くなる…の繰り返しで鬱々としている毎日です。 症状や夏樹さんの性格も私とそっくりで、夢中になって読みました。 実は私の腰痛も心因性ではないかと思っておりまして、やはり…と納得しました。 ただ、どのようにどこにアプローチしたらいいのか。 心療内科などでしょうか。 自分なりに調べてみようと思います。 | ||||
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筋肉の異常収縮による痛み(MPS)で私も10年以上苦労しましたし、心因性の部分も大きいというのはわかります。 私も激痛で、自〇したくなるというのもよくわかります。もう日常生活が送れないレベルに全身に重症だったのでそんな元気はありませんでした(病院もいけないが)し、第一倫理的に良くない。痛いまま自〇したら死んでもきっと痛いままだ!と思い、まあなんとかやってきました。やり切らないといけないと。 著者の場合は特に、まだり患してから年数が浅いからとか色々あるでしょうが、精神的なものが原因の殆どだったんでしょうね。 もし今同じ症状を専門家に見てもらっても「筋肉に異常が無い」と全員に言われるかというと、どうかなーと、素人ですが思います。明らかに関節が伸びないとかではなく等張収縮が起こったままなら、見た目にも筋肉が動かなくなってしまってるかそんなにわからないでしょうし。 名医にかかっているといっても、筋肉治療の専門家にかかっていない(たぶん当時はまだいなかったから。今でもすごく少ない)し、筋肉治療の類に入りそうなものは鍼しか受けていないし、 その鍼も普段家で低周波治療器使っていたら、効きにくいような気もするし、何も治療できていない。自称神様みたいな連中にもかかっていて悲しくなる。 心療内科だけの治療で治る段階で治って良かったなと思います。 この時代はそんなものだったろうなと思い、作者が金があって友達が沢山いて良かったな(詐欺にも会いやすいだろうが)と思い、やっぱり未だに治療法が広まらないのは「心因性の部分が大きい」ところにも、かなり依るのだろうなと改めて思った。 | ||||
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自分も腰痛や、手のシビレで毎日悩んで治療中の先生に薦められ購入しました!一気に読んでしまいました。少しずつ自分の考えかたも変わり、状態も改善されつつあります。心因性ってあるんですね! | ||||
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先日78歳で亡くなった作家の夏樹静子の腰痛との激闘放浪記、実際には彼女の「心」が出しているシグナルを認識できるようになるまでの苦闘の記録。 夏樹静子こと出光静子は、ワーカホリックで、恐ろしくせっかちで頑固であることがこの本を読むと容易に理解できる。 「絶えず向上しないと気が済まない」「ゆったりした時間の中にも幸せがあることがわからない」、この彼女の腰痛は器質的なものではなく、本人が自分の八割以上を占めるという、その「夏樹静子」を支えることに疲れた心身が「疾病逃避」として出てきたものだった。心身症(PSD: Psycho-Somatic Disease)であり、心因性疼痛障害(Psychogenetic Pain Disorder)である。それがまさに体を支える腰部に出現したのがシンボリックだ。 彼女はいろんな医者に恨みがましく食ってかかるが、怒りを発散した後には奇妙にも痛みが引く。エネルギーの強い人ほど痛みには敏感で、怒りと痛みには密接な関係がある。最終的に彼女を治した平木英人医師は彼女にこう説明する。 「不安は限りなく無限に大きく拡がり、ついにはこの世のもの都はおもわれぬような恐怖や苦痛を現出する。この第三者から見ればいささかオーバーと思われるような感覚、感情こそ心因性の特徴だ」 最終的には入院しての絶食療法を行うことで彼女の痛みはとうとうなくなる。 平木医師が、思い込みが激しく心身相関の認識も薄く、一般的な説明・説得をとても受けつけない人の頭を、素直で柔軟な頭に変えるためにはこの方法しかないと最初に会ったときに確信していた療法だ。 絶食すると比較的短期間に生体に急激なストレスを負荷し、病的な恒常性を揺さぶり、自己治癒力の強力な発動を得て、より健康な恒常性の再統合へと向かわせる。脳組織もまた代謝エネルギーを糖質からケトン体に転換せざるを得なくなり、脳内の代謝過程の変調が生じる。α波の増加、除波化も起こり、自律神経機能、内分泌機能にも広範な変調をきたすのである。 それにしても心因性の病気であるという様々な医師の指摘を受けつけない、この彼女の頑迷さはなんなのだろう。人間は心と体が相関なく存在しているというこの思い込みはどこから来るのだろう。 少なくとも昔の日本人はこのような考えを持っていなかったようだ。近代心理学は無意識を発見したが、それはこの国の言葉で言えば「魂はある」ということだった。西洋の二元論の世界観、つまり「ある」と「ない」、主観と客観、で構成されるこの世界観/人間観は完全に行き詰まっているのだが、現代人は代わりとなる思想、哲学を見つけられないがゆえに、未だにこの亡霊のような思想に染まっている。すくなくとも心と体はそれぞれが単独で存在しているのではない。 この本を知るきっかけになった本で、その著者松岡正剛は我々はまず仏教を勉強するべきだと述べていることが興味深い。 | ||||
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シミがついていました。読むのには支障がなかったので、返品はしませんでした。 | ||||
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夏樹静子さんの小説を数冊読んでいましたが、私が長年苦しんでいる慢性的な腰痛をお持ちであり、それも尋常ではない痛みということで、何かしら自分の腰痛対策情報を得られるかもと思って購入。 腰痛への迷い、不安、ドクターの結論には共感し、多くの腰痛に関する本を読んだなかでは一番腑に落ちました。なにより、さすがに「読み物」として面白く、腰痛ケア情報とともに、作家のエッセイとしても楽しめる本であるところがとても貴重だと思います。 | ||||
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腰痛に苦しむ方、一度は必読おすすめです。 痛みどめのきかない人是非お読み下さい。 整形外科に行っても薬ずけにされ悪くなるだけです。 | ||||
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早々にお送りいただきました。 また本の状態も綺麗でしたし、梱包も手ごろな感じでした。 | ||||
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が、経済的に豊かな著者だからこそ出来た治療法ではないか。 更に心理的側面以外の腰痛もたくさんあるので全てが心理的なものからくるものではない。 ただその可能性は絶対に探ってほしい。 なお、街の心療内科に行っても3分の診察で精神療法加算をとられ 他の医者よりもよほど高額な上その内容は投薬のみで 薬効いた→じゃあ続けましょう 薬効かない→じゃあ変えましょう 何か質問あります? で終わりなので治るとは思えない。 口コミか何かで評判の良いところに行かないと余計悪くなるだけだ。 | ||||
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難病といわれる慢性疼痛の苦しみを、心療内科の平木先生に診察を受けて、長い間苦しんだ腰痛が完治したとの内容ですが、この本を読んで同じ病気の患者さんに大きな希望を与えてくれました。 | ||||
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椅子に座れないほどの腰痛に悩まされた著者の闘病記。東西あらゆる治療を試みた著者が最後にたどり着いたのは心因性の問題だった。 現代社会では、からだを動かす機会が減っているため、著者のように運動不足や筋肉の問題だと考えがちだが、腰痛は運動不足や骨格系の問題といった器質的疾患だけで起きるものではないということが改めて分かる。 2013年の厚労省の推計でも腰痛患者は2800万人で、その8割は原因不明と言われており、ストレスなどの心理的な影響が腰痛の引き金になるとも言われている。 よく子どもがお腹が痛くて学校に行けないという話を聞くが、これも痛みがお腹に出ているだけで実際は腰痛でもおかしくないと思う。それだけ、からだと心は密接に関係してバランスをとっていると思われる。 本書を読んで腰痛治療に興味がある方には、「腰痛は脳の勘違いだった」もオススメできる。 | ||||
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著者は著名な医師何人もと親しく、自宅で診てもらう特権階級。ベッドから海が見えるお風呂付の個室に2ヶ月入院し、医師に文句ばかり言って、完治した。ある程度豊かな生活の人間でなければ、受けられない治療で、こんな本を買って損した気分 | ||||
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「起き上がれないほどの腰痛の人が、犬を飼ったら、治った。」というTVの番組を見て、意味わからん。と思ってました。 でも、この本を読んで納得です。合理的な思考の持ち主で、交友関係も広く、情報には事欠かない。そんな夏樹静子さんの腰痛が心因性だったんです。そんなことってあるんですね。複数の病院にかかり、いろんな薬も飲み、整体、祈祷まで、思いつくすべてを、予断無く試した夏樹さん。壮絶な腰痛に苦しみながらも、作家魂で、客観的に見ながら記録し、それが読み物としても面白いのだから、さすがです。 確かに私の周りにも腰痛の人が多く、また、病院では何ともないと言われた。という人も多い。何ともないと言われた人は、心療内科を受診してみる価値ありですね。 | ||||
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作家である著者が3年にも及ぶ腰痛に苦しめられ、それが完治するまでを描いたノンフィクションです。 売れっ子で多忙な日々を過ごす著者がある日突然、重だるい腰の痛みを感じます。 そして徐々に悪化してイスに座ること、起きていることすらできなくなり、鈍い痛みが全身に広がっていきました。 作家というマスコミの世界で仕事をする著者の元には様々な名医の情報が集まるので、それらを片っ端から訪ねました。 腕がいいと評判の整形外科、東西両医療に精通した代田文彦医師、M−テストという疼痛治療に特化した鍼灸を研究する向野医師、痛み治療の切り札とも言える麻酔を使ったブロック注射、手かざしで数多くの人を癒した高塚光氏、様々な整体やカイロなど。 しかしいくら検査しても異常は見つからず、通常の痛みがある時に現れる筋肉のこわばりもないので名医たちは皆一様に首をかしげ、治療を受けるものの一向に治りません。 一緒に通院を始めた編集者たちが次々と治っていく中で、著者は1人苦痛の中に残されました。 そして最後にたどりついたのが断食治療をする病院です。 12日間の絶食の最中も激しい痛みに襲われながら著者は苦しみ、そしてついに治癒を果しました。 担当した医師の説明では、著者の夏樹氏は作家という仕事を支えきれなくて潜在意識が苦悩し、人体を支える要である腰部に象徴的に症状が表れたとのことです。 この医師は断食の最中に苦しむ著者にどれほど詰られても決して揺るがず、日に何度も病室を訪ねて長時間のカウンセリングを行い、休日返上で治療に当たる姿には感動しました。 そして治療後は著者が一杯のご飯や周囲に対して素直に感謝を持ち、穏やかさと暖かさを感じさせる人柄に変化していたことは驚かされました。 難治性の心因性腰痛−ここまでこじらせる人は少数だと思いますが−、その病態や治癒の過程を詳細に描いた良書だと思います。 読み応えがありました。 | ||||
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共感した、私自身もいろいろとためした でも、ストレスをなくすことで腰痛が軽減した | ||||
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誰にでも合うと言う普遍性が無い。 読者(小生)の症状と類似性は有りますが、心因性疼痛を診断 療法の医院が当地に無く。 困惑の結果でした。 | ||||
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なぜ、これほどまで多くの腰痛患者が何年も痛みとそれに伴う心理的・経済 的苦痛と戦い続けているのか? 実は現代医療の常識は間違っており、多くの腰痛患者が正しい診断・治療を 受けていないのではないか? なぜ、かくも整形外科医は患者の痛みと不安に対して鈍感で、そして無力な のか? 私自身、(椎間板ヘルニアが原因であると診断された)突発的・慢性的な痛 みに悩まされた経験から感じた疑問である。 本書には現状の腰痛医療に対する本質的な問題が隠されている。 | ||||
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さすが物書きが語る腰痛ドキュメンタリー。 激しい腰痛に苦しむ「当事者の視点」で書かれた本として 患者の痛みの訴え、感情、言葉、態度などの変移がとても丁寧に書かれている。 腰痛や心身症に対する「現場」感がリアルに伝わってくる一冊。 同じ「痛い」という言葉でも様々なニュアンスがあり、「痛み」を物書きが表現すると 第三者や、医師でも、痛みの程度やつらさが非常によくわかる。 (診察時にも役立つと思われる表現が多く感じられた) 疼痛で苦しんでいらっしゃる方や、疼痛で苦しむ家族をお持ちの方には 日々の診察や、日々のやりとりに役立つ本にもなるのではないかと思う。 疼痛に対する考え方や、疼痛に苦しんでいる方に対する考えが少し変わったように思う。 | ||||
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迅速丁寧な対応に満足しました。折れもなくとても良い状態でした。 有難うございました | ||||
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腰痛患者は多いけれど、なかなか完治に至らない。漫然とマッサージとか指圧とか牽引などの物理的療法を行うか、症状がひどい場合は手術になる。しかし手術を受けても治らない患者も又多い。 この本の良いところは、著者の精神と、難治の腰痛がリンクしていることがわかりやすいところ。著者は腰痛のため椅子に座れないが、それは実は、仕事をしたくない、という潜在意識の表れであるということを見抜いてブレない心療内科医も素晴らしいと思う。心と体は互いに影響していると言葉ではわかっていても、目の前にひどい腰痛症状を訴える患者が来れば、つい筋肉がどうとか骨がどうとか言いたくなるのが普通の医者。心療内科医だからこそできた治療とも言える。 著者は休筆をしたがその後どうなったのか。続編を期待する。そしてそこでは、なぜこのように自分を追い込んで馬車馬のように働き続けたのか、という背景をぜひ知りたいものだ。 | ||||
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