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椅子がこわい



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椅子がこわいの評価: 4.29/5点 レビュー 68件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 61~68 4/4ページ
No.8:
(5pt)

普通の「闘病記」ぢゃ ないよ!

腰痛という題材が身近で、作者もとても辛い体験でありながら、事実を描写的に簡潔に書き、それにまつわる思いの部分はさらっと書くといった調子なので、読み手としては、共感しながらさりとて、それほど重い気持ちにもならず、夢中に読み進めていけた(これは夏樹さんの文章の力だと思います)。読みながら自分が夏樹さんになったつもりで、色んな先生に治療されている気分を味わえた、登場される治療者が超一流の先生ぞろいなだけに医療関係の仕事をしている自分としては、すごく勉強になった。特にほとんど不成功に終わったケースなのでなおさらです。読み終えて、解説で関川夏央がこれは「本質推理小説」だといっているが、僕も「闘病記」はあくまで素材であり、夏樹さんは自分のことを書いたというよりは「人間」を描いた物語を書いたつもりだと思いました。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
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No.7:
(5pt)

普通の「闘病記」ぢゃないよ!

腰痛という題材が身近で、作者もとても辛い体験でありながら、事実を描写的に簡潔に書き、それにまつわる思いの部分はさらっと書くといった調子なので、読み手としては、共感しながらさりとて、それほど重い気持ちにもならず、夢中に読み進めていけた(これは夏樹さんの文章の力だと思います)。読みながら自分が夏樹さんになったつもりで、色んな先生に治療されている気分を味わえた、登場される治療者が超一流の先生ぞろいなだけに医療関係の仕事をしている自分としては、すごく勉強になった。特にほとんど不成功に終わったケースなのでなおさらです。読み終えて、関川夏央がこれは「本質推理小説」だといっていたが、僕も「闘病記」はあくまで素材であり、夏樹さんは自分のことを書いたというよりは「人間」を描いた物語を書いたつもりだと思いました。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
4101443106
No.6:
(5pt)

普通の「闘病記」じゃないよ!

腰痛という題材が身近で、作者もとても辛い体験でありながら、事実を描写的に簡潔に書き、それにまつわる思いの部分はさらっと書くといった調子なので、読み手としては、共感しながらさりとて、それほど重い気持ちにもならず、夢中に読み進めていけた(これは夏樹さんの文章の力だと思います)。読みながら自分が夏樹さんになったつもりで、色んな先生に治療されている気分を味わえた、登場される治療者が超一流の先生ぞろいなだけに医療関係の仕事をしている自分としては、すごく勉強になった。特にほとんど不成功に終わったケースなのでなおさらです。読み終えて、関川夏央がこれは「本質推理小説」だといっているが、僕も「闘病記」はあくまで素材であり、夏樹さんは自分のことを書いたというよりは「人間」を描いた物語を書いたつもりだと思いました。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
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No.5:
(4pt)

健康な人も是非、読んでみるといいです

他人の病気の話なんて面白くないのでは??
いえいえ、そんなことありません! 読みやすく興味深く一気に読んでしまいました。この本を読んで本当に良かった!私は健康で、「他人の痛み」が今ひとつわかっていなかった。
母の「あっちが痛い、こっちが痛い、もうだめ」というのも、義母の「最近、体が重くてどうにもならない、自信がなくなってくる、不安だ」というのも、ぼんやりとしか理解できずにいた。この本を読んで、ここまで痛く辛く絶望的な気分になるものなのか、普段だったら信じないような施術にもすがる気持ちになったりするんだ、って驚きでした。人の体と心の複雑さ、繊細さ・・・健康で平凡に過ごせることに感謝しないと、という気持ちです。
また作家の先生方の日常生活も垣間見えたり(特に女性作家がどのように家事や家族との生活と両立させているのか)、
作家としてのプライドや情熱というものに触れることができました。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
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No.4:
(5pt)

腰痛も怖いが潜在意識はもっと怖い

著者は推理小説作家だが、名前は知っていたものの小説は読んだことがなかった。
 これは小説ではなく、原因不明の腰痛におそわれ、治癒するまでの闘病記である。
 発症し、手当たり次第に効果のありそうな治療法を試し、どれも功を奏せず、絶望的になっていく3年間が前半分。 経済的には恵まれているとはいえ、日常生活もままならない腰痛におそわれ、苦しみぬく記録である。
 編集者など、広い情報網を持つ知人が多く、とにかく次々に試しては失望する。 心因性のものだろうと言われるようになったところで、ついに、心身症として治療してくれる医師に出会うのだが、名医と呼ばれるひとが次々に実名で出てくる。第3章のタイトル通り「世に腰痛者と名医は多い」のである。
 何しろ、!器質的疾患ではないのだから、腰痛を治す名医では治せないのだ。 自分自身の内面にある原因と向き合い、治癒していくのだが、治療法に不信感を抱いた時のこともそのまま正直に書いてある。
 書名の「椅子がこわい」は、文字通り、椅子に腰をかけていると痛みだすということなのだが、実は、椅子に腰掛けることによって引き出される潜在意識がこわいのである。 文章は読みやすい。医学用語なのか、「増悪《ぞうあく》」という語が頻出するのが目をひいた。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
4101443106
No.3:
(4pt)

ヒトの痛み

有名作家である著者が三年間にわたって苦しんだ原因不明の腰痛体験をつづった作品。内科的にも外科的にも問題は見つからないのに、なぜか心理的な側面には目を向けなかった著者だが、実はその点が解決の糸口となったというのが興味深い。 神経でなく、脳が痛がっている。それを受け入れるのが難しいのは、実は脳が身体を護っている、ということか。人間のからだの仕組みというものに驚嘆させられる。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
4101443106
No.2:
(5pt)

この実体験を記してくれたことに感謝します。

この本を読みはじめてから、グイグイと惹き込まれ、読み進んでいきました。これは著者の実体験です。わたしの後に家族が読み、そして今また人に貸しています。それだけ読み応えのある本であり、自分自身の生活についても考えさせられます。著者が率直に腰痛が起こり、よくなっていくまでの体験を書いているところに好感が持てます。ぜひ読んでいただきたい本です。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
4101443106
No.1:
(4pt)

腰痛治療の難しさ

厚生省の統計では、日本国民が今一番訴えている病は腰痛である。そして多くの他の病気と違って、病院以外の治療施設の看板を至る所で目にする。それは患者が多いからというだけでなく、簡単に治らないからというのが理由だ。著者の夏樹静子さんも、突然腰痛に襲われてから何十という治療者の治療を3年に渡り受けた。九州から東京まで飛行機で治療にも通ったり、神がかりのようなことまでした。それでも治らなくて飛び降り自殺まで考えた著者を腰痛から救ってくれたのは心療内科の医師だった。腰痛がありふれた病気と捉えられる傾向があるが、その治療はまだまだ暗中模索だということが分かる。腰痛に悩む人だけでなく、腰痛の辛さを知らない健康な人達にも読んでもらいたい本だ。
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫)より
4101443106

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