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煉獄の使徒
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煉獄の使徒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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何年か前に1度読んだ事があるんてすが、また読みたいと思って探してましてがなかなか見つからなかったので、見つけた時にすぐ購入しました。下もAmazonで購入しました! 馳星周さんの本はどれも面白くて大好きてす。 | ||||
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良かった。違う視点での掛け合いが面白かった。特に下巻はスピードが上がり、一気読みしてしまった。 | ||||
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あの事件のさなかにいた人とそうでない人では読後感か違ってくるかもしれません。私はあの宗教団体が選挙活動をしている姿を渋谷で見て、もしかしたら大学の先輩がサリンの撒かれた電車に乗っていたかもしれないという当事者感が有ります。 しかしながら、宗教団体が地下鉄でサロンを撒いて、警察庁長官を銃撃し、反対する弁護士一家を殺害するなんてどう考えても現実の事とは思えません。だからこそそれを小説化するのはどんなに難しいんだろうと思いながら読み始めましたが、流石の馳星周さん、私のそんな心配は全くの杞憂でした。 オウムと言う素材を馳星周さんが調理するとこんなにも素晴らしい料理が出来るんだなというお手本のような作品です。 どうしてあんな頭が良い人たちが、あんな俗物な教祖を信奉するのか? どうして人を殺すことも厭わないのか? どうしてあんな怪しげな宗教に入信するのか? 答えは本書の中にあります。悪人、悪人、またまた悪人。出てくるのは悪人ばかりです。そんな悪人たちが翻弄されながらも織りなす物語は正直信じがたい現実を超えています。 長い長い作品で、体力も精神力も必要になります。でもやっぱり面白い。馳作品はやはり面白い。心からそう思います。 | ||||
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現世か来世で信者を救済するための宗教、国民の財産や治安を守る警察組織、そしてそれらすべてを法の平等のもとに国民の代表として存在する政治家。そんな組織の中で構成員が自己保身のためだけに自ら考えることを放棄してしまえば想像を絶する地獄が待ち受けている、という「ホラー小説」です。 すべての組織において、組織内スキルを身に着けて序列をあげて、その報酬をうけとることが目標となる構造を巧みに描き「読まなければよかったが、読まないともっと後悔する小説」に仕上がっています。 最近の筆者のように読み手に希望と光明を与えてくれるのも小説の役割であるし、本作のように絶望と暗黒を味あわせてくれるのも小説でしょう。この書き分けができるからこそ直木賞作家なのだと思います。 個人的にはプロスポーツ八百長モノの続編が読みたいです。 | ||||
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オウム真理教モデルのフィクションであるか、ノンフイションであるか、読む人に想像させる内容、とにかく長い、退屈する人もいるのでは、物語の先行きを想像できるので、退屈して、話の中には入りこんではいるのだがうーんこれを傑作と思うか、凡作と思うかは、人によつて別れると思う。 | ||||
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クソ面白い。800ページもあるのに一気に読んだ。オウムをモデルにしてるわけだけど群像劇としてしっかり読ませてくれる。特に児玉がクソ野郎で良い。 | ||||
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馳 星周のどれかが面白かった人はたっぷり楽しめる長編。古本が安いし。 オーム事件のノンフィクションじゃないのでその方向を期待するのは的外れでしょう。 2001-2002の連載後7年もして出されている理由は不明。単に営業の理由か、それとも加筆に時間がかかったのか? 連載時に読んだのだが殆ど内容を忘れていた。加筆が多いのかもしれない。 しかしオーム関連はこの作品に使われた事件以外にも多数の事件があったので、その規模の大きさに驚かされる。 | ||||
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馳 星周のどれかが面白かった人はたっぷり楽しめる長編。古本が安いし。 オーム事件のノンフィクションじゃないのでその方向を期待するのは的外れでしょう。 2001-2002の連載後7年もして出されている理由は不明。単に営業の理由か、それとも加筆に時間がかかったのか? 連載時に読んだのだが殆ど内容を忘れていた。加筆が多いのかもしれない。 児玉警部は他の作品にも出てきているのかな? しかしオーム関連はこの作品に使われた事件以外にも多数の事件があったので、その規模の大きさに驚かされる。 | ||||
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ノンフィクション!?って思うくらいに臨場感にあふれてます。 年齢的に、オウムがらみのあらかたの事件を知っていますので、事件の真相って そういうことだったのか…って勘違いするくらいのイキオイです。 (政界とのつながりはフィクションであることを期待します。) いつもの馳さんの筆致とはちょっと違うようにも思いますが(ただ単にセックス &バイオレンスがすくないだけ?)、この作品についてはよろしいのではない でしょうか。 基本的にはオウム事件をなぞっただけ…というような感がなきにしもあらず ですが、まぁ、50点満点でいいのではないでしょうか。 | ||||
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題名にひかれて初めて読んだ馳星周作品。文体はやはりエルロイ(の翻訳)の影響を強く感じさせますね。現実の事件に材を取っているところなど、「アメリカン・タブロイド」を想起させます。 本作の背景は、まさに一連の「オウム真理教事件」そのもの。登場人物もモデルがはっきり浮かびます。実際にあれだけの事件を起こしながら、地下鉄サリン事件を引き起こすまで警察による本格的な摘発がなかったことなど、政治家や汚職警官の庇護があったと考えてもおかしくないですから。単行本化が遅れたのもわかります。 登場人物が追い込まれて際限なく堕ちていく様は、殺人のリアルな描写も相俟って、読んでて息苦しくなるほどでした。おススメですが、精神が弱っている時は避けた方がよいかも。 アメリカン・タブロイド〈上〉 (文春文庫) アメリカン・タブロイド〈下〉 (文春文庫) | ||||
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題名にひかれて初めて読んだ馳星周作品。文体はやはりエルロイ(の翻訳)の影響を強く感じさせますね。現実の事件に材を取っているところなど、「アメリカン・タブロイド」を想起させます。 本作の背景は、まさに一連の「オウム真理教事件」そのもの。登場人物もモデルがはっきり浮かびます。実際にあれだけの事件を起こしながら、地下鉄サリン事件を引き起こすまで警察による本格的な摘発がなかったことなど、政治家や汚職警官の庇護があったと考えてもおかしくないですから。単行本化が遅れたのもわかります。 登場人物が追い込まれて際限なく堕ちていく様は、殺人のリアルな描写も相俟って、読んでて息苦しくなるほどでした。おススメですが、精神が弱っている時は避けた方がよいかも。 アメリカン・タブロイド〈上〉 (文春文庫) アメリカン・タブロイド〈下〉 (文春文庫) | ||||
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出家信者、ナンバー2、公安警部。彼らの動きに眼が離せなってきてしまった上巻。 下巻では更に動きが膨らむ。 それぞれの結末を迎えるが、オウム事件をベースにして著者は本書を書き切ったようだが、実際のオウム事件では感じられない。それぞれの優しさが伝わってくる。著者のストーリーテラーとしての真骨頂を垣間見たように感じた。 ドロドロ・オウム事件を一種の冒険小説に仕上げたことに底知れない力量を感じる。 | ||||
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馳星周の作品は全部読んでます。今回もいつもと変わらない展開の早さと読みやすさです。人間が堕ちていく様を描くテクニックは凄いの一言。オウムをモデルにしたカルト教団のトチ狂い方と、警察官僚のあくなき権力掌握への執念は、教団と国家権力という立場の差はありこそすれ、本質的には同質なのだと考えさせられる。 他の方が指摘しているように、展開が読めてしまう点は否めないので星4つ。 | ||||
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ドロドロしたイメージのある馳氏の著作。なのでしばらく敬遠していた。しかしながら題材がオウム真理教をベースにしたものだろうと感じたので、勇気をもって読んでみた。 予想以上にドロドロしているが、ストーリーがおもしろいので、ドロドロ感が気にならない。実に上手くできていて、下巻ではさらにぶっ飛びそうな展開なのでワクワクしている。自分の無知を悟る。馳氏の著作をこれから読み進めていこうと感じた。本書は面白い! | ||||
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後半になると、一気にテンポが落ちる。 ラストらへんのしつこさと、テンポの悪さと、ヘビーさは正に煉獄。 読んだ後、ドッと疲れた。 お話の流れはオウム事件そのままなので、新鮮味はにやや欠けるが、オウムをリアルタイムに知らない若い世代の人ならストーリーも新鮮で楽しめるかも知れない。 | ||||
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2001〜02年の連載のとき、「事件」の記憶がまだ生々しかったので戦慄を感じました。とつぜん終了し、ずっと読みたいとおもっていたので、そく買い。前半はだいたい現実にそった展開で、実在の数人をひとりにしたような仮名キャラを使い、歴史小説で史実を登場人物の目からえがくようなやりかたで事件を再現しています。後半は事実からやや離れますが、あのメディアの前の刺殺など、このかたちでフィクションにしたのは残念、というかやはり現実の闇のほうが深いと思いました。スプラッタ描写は映画化された「漂流街」の三池崇史監督の一連の作品をむしろ想わせましたが、ダークな、もうひとつの事件の顛末はエンタメとしてさすがに一級。 | ||||
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