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薬指の標本
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薬指の標本の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 81~85 5/5ページ
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不思議な感じで話に引きずり込まれ、最後まで苦にならずに読み終えましたが、どうも村上春樹女バージョンって感じが拭い切れませんでした。 村上さんの本は、生々しさ、というのを読んでいていつも感じる感覚なのですが、「薬指の標本」もそんな感じでした。 読んでいて不快ではない、その生々しさが次へ次へと読み進める動力にもなるのですが。一緒に収録されている「六角形の小部屋」と、ともに不思議な感覚がいつまでも残るような、そんな作品でした。 | ||||
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収められている2作品とも寂しい恋愛 非生産的で 非日常空間 心の揺れ動く心理を 病む心を持った人を ただ描いている 失った薬指 失った男性への愛情 失うことから始まる物語 更に失うか、再生するか あなたならどうしますか? | ||||
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同じ著者の「妊娠カレンダー」に比べると、かなり現実からちょっとふみだした別の世界の出来事のような、不思議な雰囲気が漂っています。 そんな、現実味の薄い設定の中で、女の子の感情は、たぶん多くの人が理解できるような気がします。個人的には「妊娠カレンダー」の、現実がちょっとずつずれて、きしんでいくような話が好きなのですが、この本も、もっと若い時に読んでいれば、ずっと共感できたような気がします。 | ||||
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小川さんの作品には、いつも冷めた生々しさを感じる。 苦手な時もあれば、平気な時もあり、自分の女性である部分のバイオリズムで読んでいる気がする。 しっとりした皮の服を素肌に着ているような、魂にペッタリ貼り付いていつの間にか癒着している…という感触。表題作「薬指の標本」はそんな生々しさが出がちな作品だったような気がするが、「六角形の小部屋」は冬の夜のように静かに、凍みるように感じた。 | ||||
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表題作の「薬指の標本」とともに「六角形の小部屋」を所収。 「六角形の小部屋」は、お客に六角形の小さな箱のような閉じられた空間に 一人で入ってもらい、自分の思うところを語らせる、という商売をしている ミドリさんとその息子との主人公の関わりを描く。 どちらも読後に不思議な感覚の残る作品で、この著者の他の作品も読んでみたいと思わせる魅力を持っている。 | ||||
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