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薬指の標本



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【この小説が収録されている参考書籍】
薬指の標本
薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本の評価: 4.31/5点 レビュー 85件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 81~85 5/5ページ
No.5:
(3pt)

薬指の標本

不思議な感じで話に引きずり込まれ、最後まで苦にならずに読み終えましたが、どうも村上春樹女バージョンって感じが拭い切れませんでした。
村上さんの本は、生々しさ、というのを読んでいていつも感じる感覚なのですが、「薬指の標本」もそんな感じでした。
読んでいて不快ではない、その生々しさが次へ次へと読み進める動力にもなるのですが。一緒に収録されている「六角形の小部屋」と、ともに不思議な感覚がいつまでも残るような、そんな作品でした。
薬指の標本 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.4:
(2pt)

寂しい恋愛

収められている2作品とも寂しい恋愛
非生産的で
非日常空間
心の揺れ動く心理を
病む心を持った人を
ただ描いている
失った薬指
失った男性への愛情
失うことから始まる物語
更に失うか、再生するか
あなたならどうしますか?
薬指の標本Amazon書評・レビュー:薬指の標本より
4104013013
No.3:
(3pt)

同じ著者の「妊娠カレンダー」に比べると、かなり現実からちょっとふみだした別の世界の出来事のような、不思議な雰囲気が漂っています。
そんな、現実味の薄い設定の中で、女の子の感情は、たぶん多くの人が理解できるような気がします。個人的には「妊娠カレンダー」の、現実がちょっとずつずれて、きしんでいくような話が好きなのですが、この本も、もっと若い時に読んでいれば、ずっと共感できたような気がします。
薬指の標本Amazon書評・レビュー:薬指の標本より
4104013013
No.2:
(3pt)

距離感のある生々しさ

小川さんの作品には、いつも冷めた生々しさを感じる。
苦手な時もあれば、平気な時もあり、自分の女性である部分のバイオリズムで読んでいる気がする。
しっとりした皮の服を素肌に着ているような、魂にペッタリ貼り付いていつの間にか癒着している…という感触。表題作「薬指の標本」はそんな生々しさが出がちな作品だったような気がするが、「六角形の小部屋」は冬の夜のように静かに、凍みるように感じた。
薬指の標本 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.1:
(5pt)

無題

表題作の「薬指の標本」とともに「六角形の小部屋」を所収。
「六角形の小部屋」は、お客に六角形の小さな箱のような閉じられた空間に
一人で入ってもらい、自分の思うところを語らせる、という商売をしている
ミドリさんとその息子との主人公の関わりを描く。
どちらも読後に不思議な感覚の残る作品で、この著者の他の作品も読んでみたいと思わせる魅力を持っている。
薬指の標本 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219

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