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(短編集)
屋根裏の散歩者
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【この小説が収録されている参考書籍】
屋根裏の散歩者の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
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| 1974年に角川文庫として出たものの新装版。 「屋根裏の散歩者」「人間豹」「押絵と旅する男」「恐ろしき錯誤」の4編が収められている。解説は高木彬光。 乱歩の秀作ばかりが集められており、上質の一冊となっている。乱歩好きにはたまらないだろう。 ただ、他の本と重複している収録作も多いと思われる。このあたり、どの本を買うか迷うところだ。 本書で特徴的なのは、「人間豹」が入っていることだろう。長編といってもいいくらいの長さで、短編集に収められることは少ない。グロテスク趣味の強い冒険譚で、なかなか楽しませてくれる。 | ||||
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| 「鏡地獄」「押絵と旅する男」「火星の運河」「目羅博士の不思議な犯罪」「虫」「屋根裏の散歩者」「疑惑」の7篇が収められている。 乱歩の短編の傑作ばかりを集めた一冊。なかでも奇妙な味のするものが選ばれている。一冊を通して読むと、読者の方が奇妙な気持ちになってくるほどだ。 良作ばかりなので、ちょっと贅沢すぎる一冊のようにも思う。 一冊で手軽に乱歩を楽しみたい人には良いかも。 | ||||
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| 乱歩の作品の中でも特に評判の高い初期短編を集めた巻です。 トリックの見事さもさることながら、濃密な文体もまた魅力的。 ページ数が多く、しかも文庫版で安いのでとてもお買い得だと思います。 | ||||
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| 光文社から出ている全集の第1巻。 「全集」だけあってとても多くの作品が収められており、本当に玉石混交といった感じ。 自分のような乱歩の初心者や、面白いとされている作品だけ読みたい人には、この光文社の全集は向いていないかも・・・ ただ、全ての作品に対して、乱歩の「自作解説」がついていて、これがかなり面白い。 例えば自分で「つまらない」と言っている作品もかなりあって、そういう作品は本当につまらない(笑) 基本的には文体も内容も古臭いと感じられるものが多いが、表題作の『屋根裏の散歩者』・『心理試験』・『人間椅子』等の有名な作品は流石に今でも面白い。特に『人間椅子』は素晴らしい。 「変態」(あくまで括弧付)を表現するのが上手い作家だなあと思った。 | ||||
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| 乱歩が初期に発表した作品 人間の異常心理を刻々と描く 表題作の「屋根裏の散歩者」と「人間椅子」 明智小五郎のスマートな活躍が描かれる 「D坂の殺人事件」と「心理試験」 乱歩を代表する短編たちが1冊につまっています。 | ||||
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| 日本の近代ミステリ小説の第一人者である江戸川乱歩。 作品の発表から長い時を経た今日でも、奇想天外なトリックや鮮やかな 謎解きというミステリの醍醐味を存分に楽しめる作品ばかりです。 しかし乱歩の作品の持つ一番の魅力はその世界観。人々の情念が迸り 生まれた狂気が、徐々に現実と幻想の境界線を消してゆきます。 彼の描く濃密な暗がりを孕んだ世界は、ピアノ線の様に張り詰めた美しさ を見せる時もあれば、息苦しい程の恐怖感を読者に与える事もあります (友人で乱歩が苦手だと言う人は、それが耐え難いと言っていました) 何でもない世界が人の心を透かして見れば異世界に変貌する。「屋根裏 の散歩者」はそのテーマを率直に反映した作品の一つでしょう。 乱歩の小説の犯人たちは往々にして犯行がばれ破滅に至る場合が多いですが、 自分の思うとおりに夢想の空間を作り上げる気ままな隠遁者たち である彼らに少なからず共感や憧れを抱いてしまうのは自分だけでしょうか。 | ||||
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| 妖美な世界を描いて、評価が高い『鏡地獄』。 乱歩には珍しく、ほのぼのとした『押絵と旅する男』。 読み終わった後、吐き気と悪寒が催す『火星の運河』。 ほのぼのとしているけど、ブラック風味の『目羅博士の不思義な犯罪』『疑惑』。 古畑任三郎みたいな構成の『屋根裏の散歩者』。 『虫』は個人的にお気に入り。ストーカー殺人の話だが、柾木愛造と木下芙蓉と池内光太郎の人物造形が巧く、今でもこんな人間関係が有りそうな所が凄い。 シリーズ全体で、一番、江戸川乱歩世界を表現している表紙は一見の価値有り。 | ||||
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| 初期の代表作に必ずと言ってよいほど挙げられる「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」、いずれも初めて読んだのですが、古典の名作ではあっても、「今でも価値を失わない」とは思えませんでした。奇想天外なアイデア、子どもならずともドキドキする背徳を匂わせる展開もしばしばあるのですが、それ以上に引っかかってしまったのが、強引な理由付け(古臭い「心理学」の描写含む)、それに説明くさい描写。そしてミステリィ好きにはつまらない「夢オチ」に似た結末もいくつかあります。しかしそれは、それらの作品を読んで大人になった方々の作品をいろいろ読んでいるから、乱歩のものが古臭く思われたのかもしれません。 しかし1作品だけ、今だから面白いのではないかと思った作品がありました。「心理試験」です。心理試験とは今よく耳にするところの「心理テスト」ですね。心理テストという小道具を効果的に使った作品だと思います。もっとも心理テストという言葉からイメージされるものとは異なり、いわゆる「嘘発見器」でしたが。明智小五郎もこの本の中ではこの作品が一番生き生きとしていたような気がします。 乱歩自身が出来がよくないと書いている作品がいくつもありますし、他の方のレビューは否定しませんが(感想は人それぞれですし)、私は少なくとも大学生程度以上の人にはあまり薦められる本ではないような気がします。あえていうならば現代の作品を読む前に、幼い頃に読んでおくべき作品ではないでしょうか(文章が少し難しいでしょうけど)。 | ||||
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| 「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」「心理試験」「人間椅子」といった、タイトルを聞いただけでワクワクしてくる名作がたっぷり収録された乱歩全集の第一巻!どれも短い作品ばかりなので、通勤・通学といった短い時間でも読み終える事ができるのもありがたい。 1日1作読んでいくと約3週間も乱歩ワールドに浸れる。乱歩マニアのみならず広く読んでほしい超オススメの1冊! | ||||
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| 今回光文社から発行中の江戸川乱歩全集の第一巻がようやく発売。 初期短編が詰まってこれは他の文庫でも入手可能でしょうが、細かい 注が入ったこの決定版こそ手に入れておくべきものでありましょう。 「屋根裏の散歩者」はすでに名作として定評があるが、この発想は日本の 家屋がある限り常に斬新である。どんなに映像化が試みられても、どんなに世の中変わろうと乱歩の初期短編の価値は不変です。 | ||||
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| 易しい文章でサラリと読みやすいです。 狂った大人のダークさがスゴイですね。 乱歩らしい短編集だと思います。 | ||||
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