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大聖堂
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【この小説が収録されている参考書籍】
大聖堂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 21~40 2/4ページ
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上中下3巻でかなりのボリュームでしたが、とても面白くて一気に読めました!中世イギリスのキリスト教社会と、映画の中でしかイメージしずらい舞台。しかし、悪役たちがこれでもかと次々に嫌がらせをしてきても、主人公たちがそれに奮闘し、成長していく姿に、共感し、勇気づけられて、どんどん物語に入り込んでいきます。おすすめ度大です。 | ||||
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中世の教会の重要性が重厚に描かれており、最後まで飽きさせない内容はさすがだと思いました。 | ||||
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修道士カドフェルシリーズが好きで、同時代の、それも修道院を主な舞台にした小説だったので期待して読みました。 が、あまりにカドフェルシリーズを念頭に置いてしまったため、波乱万丈なストーリーやややどぎつい場面には引き込まれませんでした。 良く言えば「息つく暇もない衝撃の展開」続きなのですが、悪く言えば「暴力、セックス、陰謀」がただただテンポよく続くだけ。私は「しつこいなぁ、いつ終わるのかなぁ」と下巻は惰性で読んでいました。 そう言った理由から、ストーリーに救いがないとは言えないまでも、読後感はあまり良くありませんでした。 最も、「あれが中世という時代なんだ」と言われればそうなのかも、と言えますが。 私としては客寄せパンダのような暴力やセックスばかりの展開に、軽い嫌悪感すら覚えてしまいました。 以下、一番引っかかった部分です。(ネタバレあり) 後半の主人公、ジャックが元からあった大聖堂を燃やした件をごく軽く触れられるだけに終わったのが残念でした。 小説の主軸が大聖堂である以上、ジャックの悔悟の念がもっと強くても良かったのでは、と思わずにいられません。せめてフィリップ院長なりジョナサンなりに告解するべきだと思うのですが……。 トムの後を継いで大聖堂を建てたジャックの心境に、自分の罪滅ぼしのために建てる、という気持ちが全く無かったとは言えませんが、小説の描写を見るに、彼自身が己の技術や熱意のために大聖堂を建てることに意欲的だった印象が強いです。 必ずしもストーリーは勧善懲悪である必要はないものの、視点人物であり、読んでいく内に思い入れも強くなるジャックだからこそ、彼のそうした心情をもっと深く掘り下げて欲しかったです。 | ||||
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丁寧な描写といえばそうかもしれないが、ちょっと緊張感なく話が続いていくので最後までたどり着くのは一苦労かと思う。 | ||||
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昔、NHK読書番組で司会の児玉清氏がこの本の面白さを 熱く語っていたことがあった。 各巻600ページはある上中下3冊の文庫を読みだしたら、 やはり止まらず。 途中で自分自身に2つの異変が起こっていた。 1) 中巻辺りから、気分が塞ぎ神経質になっていた。 (明らかに物語の展開に飲まれていたせい) 2) 左手親指が腱鞘炎になっていた。 (寝転がって読む癖で文庫にしては重い本のせい) 最後にフォレット自身による数ページのあとがきがある。 書くきっかけ、準備、物語の時代背景などが解説されるが、 やはり、作者の文章が一番分かりやすいかもしれない。 聖職者と貴族の関係から、時代は異なるがスタンダールの 『赤と黒』を読んでみることにした。 こういう風に、読者の体の中に染みこむように色々な影響 を残す本の様である。笑 ☆−1は、後半5部6部で物語にパターンを感じた分。 | ||||
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基本的には勧善懲悪の物語ですが、登場人物の描き方から、ストーリーテリングの巧みさで上中下各 600 ページを一気に読ませてしまいます。 巻末の養老孟司さんの後書きが単なる後書きにとどまらず、物語、報道論になっており白眉です。 | ||||
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読んでると、大河ドラマの「脚本」と、演出家への「指示書」を同時に読まされているような気分にさせられるのは私だけでしょうか。 「ダーク・エイジ・ロマン」という謳い文句に惹かれて手にとったのですが、蓋をあけるとラブロマンス成分が七割程度で、個人的に期待していたダークエイジ成分はロマンスを燃え上がらせるための燃料、前戯に過ぎませんでした。物語との完成度は非常に高いです。史実との整合性、絡みあう人間関係、秀逸な時代考証、、入念な前フリとそれによって得られるカタルシス。しかし、いくら物語のレトリックに優れていても、大聖堂というテーマを扱っておきながら神学的や形而上学的なテーマへの言及を避けているため、どうしても内容に深みがありません。序盤の掴みこそ良好でしたが、某人物が退場するあたりから悪い意味で想定内の展開が続くので、読み応えがなくなってしまいました。 この作品の好みが分かれると思うポイントは、中世のダメな部分を露骨な悪者に押し付け過ぎているきらいがあり、その反動のせいで、ヒーローサイドの登場人物たちの行動が非常に現代人チックになってしまっている点です。そのうえ、トムビルダーを除く、主人公たちは、立場の違いから利害において対立することはありますが、最終的には「話せば分かってくれる」ぐらいの人の良さと、相手の価値観を尊重する物分りの良さを両立し、加えて、崇高な願望の成就の妨げになっている環境(中世)を改変してやりたいという欲求と、それを実行するだけの能力を等しく与えられているがために、どうにも金太郎飴のように画一的で、少々、胸焼けがいたします。また、彼らには心の成長とか、本当に心を締め付けられるような苦しみ・葛藤とかありません、この作品のテーマの一つは、自分らしく生きること、自己実現の絶対肯定です。そして、自己実現を阻害するものは、自分の中にあるものではなく、専ら、外からもたらされます。登場人物たちの多くは、多くの大衆には与えられていない選択の自由を与えられているにもかかわらず、中世の悪しき因習や環境のせいで、自己実現とは程遠い、誤った選択を繰り返し、慟哭したり、嘆き続けます。その無常を悟って、早々に中世社会に見切りをつけたのが魔女のエリンです。彼女は旦那の経済力に依存してませんし、肉体的・精神的結合を重視するロマンティック・ラブ至上の、まさに、現代の女性の理想像なのだろうなと思います。 確かに、現代社会においては一時的欲求より高次の欲求である二次的欲求が満たされないことを悲劇とすることが本流なのですが、中世においてこの種の悩みは、ダモクレスの剣のように、一部の恵まれた人間にしかありません。マーサなどは、なんとか自由恋愛ぐらいは出来るかもしれませんが、手に職もなく文盲の自分を恥じず、主人公格たちほど個を自覚することすらなく、お茶くみとしての人生の中に小さなやすらぎを見つけたりするのでしょう。それが不幸だとは私は思いませんが、情景描写に優れた群像劇でありながら、そういった中世の庶民の内情を示す描写に乏しく、その価値観を擁護する多角的な視点に欠けるのも、筆者が暗に否定しているように思えてならないのです。そして、主人公たちの二次欲求が満たされない原因は、複雑に絡みあう人間関係だとか、曲げられない性格の不一致だとか、自分の力ではどうにもならない社会制度とか、筆舌に尽くしがたい境遇のせいではなく、頑張れば打ち勝てるような悪役の暴力、誰の目にも可笑しい権力者の嫌がらせ、あるいは本当に腹を割って話せば納得してくれるだろう人間との不和によるものなのですから、なんとも底の浅さを感じずにはおれません。安直なサクセス・ストーリーです。オウム返しのように繰り返される悲劇には、単調さを感じずにはいられません。 結局、主人公達の中で、酸いも甘いも噛み分ける中庸な人物は、家父長的な理想像を貫く石工親方のトム・ビルダーの他になく、正邪は明確に二項対立的に論じられます。その正邪を隔てるもののは、理性と野生、知性と暴力、合理と非合理。当時の生活全般を規定していたはずのキリスト教道徳はどこまでも軽んじられて、中世の蒙昧さはどこまでも否定されます。そのやり方は徹底しており、主人公たちの価値観にそぐわない者(=典型的なダメ中世人)は主人公たちが引導をわたすまでもなく自滅するのが基本で、上中下巻の長きにわたって株を落とし続けていた某人物すらも、その例に漏れなかったのには驚かされました。そういうところだけ妙に一神教然としており、灰色の決着を許さない、厳格で潔癖なストーリーだなと思います。聖職者にだけ、贖罪のチャンスが回ってくるというのも中々皮肉な話ですね。 ここまで現代的な個人主義、理性主義への礼賛に終始する姿勢は、娯楽に徹しているという肯定評価も出来ますが、昨今の大河ドラマのような居心地の悪さを感じずにはおれません。同時代の聖堂参事会員のアベラールとエロイーズの悲劇的な恋愛の行方とか、修道女を誑かしたフィリッポ・リッピの命がけの駆け落ちの例を考えても、作中の宮廷愛とハリウッドのハイブリットのような甘々な恋愛模様にも首を傾げたくなります。まあ、これに関しては、完全に好みの問題になるので深くは追求しませんが… 長くなりましたが、この本は、娯楽本だと割りきって肩肘をはらずに読むべき本なのだと思います。翻訳も良好ですし、なんだかんだノンストップで読める吸引力は持ってると思います。 | ||||
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本の片付けをしていたらこの小説の上、中が出てきました。久しぶりに読んだら止まらなくなり注文しました。出版社が変わっていましたが、記憶の中にある翻訳と違いは感じませんでした。中身は大まかな歴史の流れ、時代の背景も分かる大変良い物です。ケン・フォレットの素晴らしいストーリーテリングを感じ取れる良い作品だと思います。イギリスの歴史の流れは日本人には分かりづらいことがあるのですが、この小説で大まかな歴史の流れが分かる大変良い物です。他の作品とは毛色が違うのですが、どれもストーリー性がよく、実際の歴史の事件、事実と微妙に重なるので、実際はどうだったのだろうか?実話なのか?等と想像がふくらみ楽しいひとときが過ごせると思います。 | ||||
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アメリカ映画のように、絶えず悪者が現れ、美女が現れ、どんでん返しがあり、見るものを引っ張っていく面白さがある。 でも、アメリカ映画のように見終えたら何も思い出せない。 心に引っかかるものがないのかな。 素晴らしい文章が見当たらない。 まあ、これが私の年代の作家の限界かもしれない。 | ||||
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安い値段に惹かれて選びましたが、説明を信じてよかったです、経年劣化はみられますがそれ以外は全く気になりません。購入してよかったです。 | ||||
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説明通りだったのが実物を見てわかりました。とても正直な説明でした。商品自体も丁寧に扱われていたと思います。 | ||||
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何度でも読みたい。娘婿へクリスマス・プレゼントに贈りました。 | ||||
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何度読んでも飽きない波乱万丈の物語。娘婿へクリスマス・プレゼントに贈りました。 | ||||
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長編にも拘わらず5回も読んだ。また読みたいと思う傑作。娘婿へクリスマス・プレゼントに贈りました。 | ||||
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あちこち書店を探し回るより やっぱりamazonが早くて確実と再確認できました。 書籍の購入はこれからもネットを利用し続けることでしょう。 | ||||
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確かに面白い。時間を忘れて没頭できる本です。 読後感もよい。 なのになぜか物足りなく思ってしまう感覚。 おそらく少し期待が高すぎたこともあるでしょうが、 どうもストーリーがシンプルというか先が読めるところがあります。 また教会が舞台となっている割に、哲学的、宗教的なものへの掘り下げた見解などはあまり見られません。 その辺りが拍子抜け。 ただ純粋なエンタテイメントと考えれば、そんな考察はなくてもいいのでしょう。 軽い気持ちでの読み物としては秀逸です。 | ||||
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BOXセットと表記されていて購入したが、実際にはBOXに入っていなくてとてもがっかりしました。 | ||||
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ただ感動しました。凄いスケールの物語、パールバックの「大地」以来の感動です。 | ||||
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問題なし。全く問題ない。全然問題ない。とても気に入った。ううう | ||||
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現代の名作で、将来は古典的名著の一つになるでしょう。長編にもかかわらず息継ぐ暇なく読み手を没入させる筆致はさすがに素晴らしいです。 | ||||
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