コード・トゥ・ゼロ
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コード・トゥ・ゼロの総合評価:
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満足しています。 ありがとうございました。 | ||||
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さすがケンフォレットは裏切らない。あっという間に読んでしまいました。美味しいものはまた食べたくなると言いますが、彼の小説はまた読みたくなる中毒症状をおこします。凍てつく世界の次のバージョンが早く出ないかと首を長くして待っています。 | ||||
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宇宙開発競争を舞台にしたスパイを題材にした小説。妨害工作を阻止するために取られた措置に対抗する学友たちの戦い。学生時代の人間関係がその後の立場の違いで敵対関係に。その話の展開は明快でテンポも速く、平易な英語を書かれている為に、いい緊張感を感じながら読むことができた。1950年代のワシントンの町の記述は、住んでいた80年代と異なっており、その点も想像しながら楽しんだ。複雑な展開はなく、軽い気持ちで読むのに適していると思います。 | ||||
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ケン・フォレットが’00年に発表した、米ソの宇宙開発競争を軸に据えた、ポリティカル・サスペンス。例によって「記録された歴史ではないけれども、そういう事実があったとしても不思議はない」現実味を帯びた物語になっている。 『ハンマー・オブ・エデン』では人工的に実際に地震を起こしてみせたフォレットだが、本書では人為的に記憶を消してしまうということを見せる。“記憶を消された男”ルークは、自分は何者であるかを探るのだが、CIAのエージェントが執拗に追いかけ、命まで狙われてしまう。ルークの“記憶を消した”者たちの目的は・・・。時は冷戦さなかの1958年。ストーリーはルークの自分探しから、ソ連に先を越されたアメリカ初の人工衛星打ち上げという国家的な話へとスケールアップしてゆく。CIAとKGB、二重スパイの暗躍、まだ米ソの宇宙への覇権争いの力が拮抗していた時代ならではのミッションがそこにあったのだ。ラストのアメリカの人工衛星<エクスプローラー>の打ち上げカウントダウンというタイムリミットまで、手に汗握る展開に読者は目が離せない。 本書は緻密な構成のスパイ・サスペンスであるが、また、物語の間に挿入される、1941年からのルークたちがノスタルジックに描かれ、青春期を共に過ごした男と男の、男と女の友情と愛情の挿話が、1958年の彼らの人間関係をより一層浮かびあがらせる。特筆すべきは精神科医のビリーであり、彼女はフォレット作品に共通する、強靭な精神力と知性、行動力を持った女性としてルークをサポートする。 本書は、まず“記憶喪失”の探求の謎があり、次にハラハラ・ドキドキのチェイスがあり、ロマンスがあり、国際的謀略があるという、いかにもフォレットらしいページ・ターナーである。 | ||||
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ケン・フォレットの作品を読むのはこれで5作目であるが、他の作品と同様に実に面白く一気に読んでしまった。 まず設定が面白い。話は主人公のLukeがある日駅の公衆トイレで目を覚まし、自分が浮浪者姿の一文無しで過去の記憶を全く失っていることに気づくところから始まる。人間の記憶とは不思議なもので、自分の個人的な記憶は完全に失っても、職業的な知識は残っており、その断片的な知識から自分が何者であるかを探すわけだが、思いもかけぬところから手がかりが見つかったり、その過程で何者から狙われたりと、文字通り息もつかせぬ勢いで話は展開する。 それだけでも十分面白のだが、記憶を失った人間が自分が何者かを追い求める過程において、ある意味客観的に自分という人間を見つめなおすことができ、過去の意固地な自分や犯した過ちに気づいたりと、微妙な心理描写も丁寧に描かれており、単なる娯楽物ではなく中々奥の深い作品でもある。 また、Lukeに関係する二人の女性も魅力的であり、エロチックな場面もしっかり挿入されており、作者は読者を楽しませるすべを実によく心得ている。 過去読んだ作品の中ではThe Pillars of the Earthが最高傑作だと思っているが、本書はそのような大作ではないものの逆に軽く読めるので、日常の忙しさから逃れて気晴らしにひと時別世界に浸ってみたい時にうってつけの作品だと思う。英語も平易で読みやすいので原書に挑戦したい人にもお勧めです。 | ||||
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